2024年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社(通期)予想との修正は無し。第3四半期累計の実績は売上高が予想想定どおり上振れ(前年同期比で増収)だが、営業利益・経常利益・当期純利益は前年同期比で減益(予想修正は無し)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高 +7.4%、営業利益 △4.5%、経常利益 △5.3%、親会社株主に帰属する四半期純利益 △7.8%)。
  • 注目すべき変化:土木資材事業が好調で売上高が前年同期比 +22.7%と大幅増。対照的に建設事業の売上は前年同期比 △4.6%と減少。販売費及び一般管理費の増加や減損損失(10,699千円)の計上が利益圧迫要因。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上高 25,000 百万円、営業利益 1,350 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 950 百万円)に変更なし。第3四半期時点の進捗は売上で約72.5%、営業利益で約61.9%、純利益で約64.2%。通期達成の可否は販売費増加の抑制や下期の受注・施工進捗次第。
  • 投資家への示唆:売上は堅調だが利益率が低下傾向。販管費や一時的な減損・受取配当の減少など収益構造の改善余地を注視する必要あり。自己資本比率は高水準(68.7%)で財務余力はある。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社ケー・エフ・シー(コード番号 3420)
    • 主要事業分野:ファスナー事業(建設資材販売、あと施工アンカー等)、土木資材事業(ロックボルト等土木資材)、建設事業(工事請負)
    • 代表者名:代表取締役社長 高田俊太
    • URL:https://www.kfc-net.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年2月5日
    • 対象会計期間:2024年3月期 第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)
    • 四半期決算補足説明資料作成:無
    • 四半期決算説明会:無
  • セグメント:
    • ファスナー事業:建設資材販売(あと施工アンカー等)
    • 土木資材事業:ロックボルト、トンネル掘削補助工法関連資材等
    • 建設事業:工事請負(建築・土木の工事)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):7,378,050株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数:18,512株
    • 期中平均株式数(四半期累計):7,359,538株
    • 時価総額:–(本資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 四半期報告書提出予定日:2024年2月14日
    • 株主総会・IRイベント等:–(本資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社が通期予想の修正を行っていないため「会社予想」との比較は通期の進捗として記載)
    • 売上高:18,132 百万円(前年同期比 +7.4%)/通期予想 25,000 百万円に対する進捗率 約72.5%(通常ペースかやや進捗良好)
    • 営業利益:835 百万円(前年同期比 △4.5%)/通期予想 1,350 百万円に対する進捗率 約61.9%(進捗やや遅め)
    • 純利益:610 百万円(前年同期比 △7.8%)/通期予想 950 百万円に対する進捗率 約64.2%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:土木資材事業が東日本を中心にロックボルト等の販売好調で売上増。
    • 下振れ要因:販売費及び一般管理費の増加、受取配当金の減少(62,126千円→52,333千円)、および当第3四半期に減損損失 10,699千円計上が利益を圧迫。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想の修正を行っていない。第3四半期時点の進捗は売上は良好だが営業利益の進捗はやや遅く、下期で販管費抑制または利益率改善が必要。

財務指標

(単位:百万円。%は前年同期比)

  • 貸借対照表(要点)
    • 総資産:28,912(前期末 26,191、+10.4%)
    • 純資産:19,866(前期末 19,556、+1.6%)
    • 自己資本比率:68.7%(前期 74.7% → 減少6.0ポイント。68.7%(安定水準))
    • 流動資産合計:18,955(主な増減:現金及び預金増加、完成工事未収入金増加、有価証券減少)
    • 流動負債合計:8,675(前期 6,382、+36.0%)
    • 有利子負債(概算):短期借入金 200、1年内返済長期 350、長期借入金 150 → 計 700(百万円)
    • 流動比率(概算):18,955 / 8,675 ≒ 218.5%(良好。流動比率200%超は余裕あり)
    • 負債合計 / 総資産:9,046 / 28,912 ≒ 31.3%
  • 損益計算書(第3四半期累計)
    • 売上高:18,132(+7.4% / +1,254 百万円)
    • 売上総利益:4,725(+5.2%)
    • 販売費及び一般管理費:3,890(+7.6%)→ 増加が利益圧迫要因
    • 営業利益:835(△4.5%)
    • 経常利益:908(△5.3%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:610(△7.8%)
    • 1株当たり四半期純利益(累計):82.90円(前年同期 89.88円、△7.8%)
    • 営業利益率(第3Q累計):835 / 18,132 ≒ 4.61%(前年同期は約5.18% → 利益率低下)
  • キャッシュフロー:詳細のキャッシュフロー計数は本短信抜粋に明記なし(注記:現金及び預金は増加)。
  • 効率性:
    • 総資産回転率(単純):売上高 18,132 / 総資産 28,912 ≒ 0.63回/年
    • 売上高営業利益率は低下(約4.6%)
  • セグメント別(売上高、前年同期比)
    • ファスナー事業:5,556 百万円(+7.2%)
    • 土木資材事業:6,269 百万円(+22.7%) ← 牽引役
    • 建設事業:7,015 百万円(△4.6%)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当:0.00 円(2024年3月期)
    • 期末配当(予想):50.00 円
    • 年間配当予想(会社予想):50.00 円(通期)※直近の配当予想修正なし
    • 配当利回り:–(株価データが必要)
    • 配当性向:通期予想ベースで 950 百万円の純利益に対して年間配当総額(7,359,538株×50円 ≒ 368 百万円)→ 配当性向 約38.7%(目安。計算は概算)
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:自社株買いの記載なし

セグメント別情報

  • 各セグメントの状況(第3四半期累計)
    • ファスナー事業:売上 5,556 百万円(+7.2%)。あと施工アンカー等は横ばいだが耐震関連工事が増加。
    • 土木資材事業:売上 6,269 百万円(+22.7%)。東日本でロックボルトやトンネル掘削補助工法関連が好調。
    • 建設事業:売上 7,015 百万円(△4.6%)。受注高・進捗は順調だが新規受注の効果は限定的で売上は減少。
  • 貢献度:土木資材事業が売上増で最も寄与。建設事業の減少が全体の利益押上げを限定。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:本短信には中期計画の詳細・KPIの進捗に関する記載は無し(→ –)。
  • KPI達成状況:–(KPI非公開のため省略)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内建設関連では公共投資は底堅いが、慢性的な技術者・技能労働者の不足、建設資材価格高騰などがリスク。海外景気の下振れリスク(中国経済等)も示唆。
  • 競合状況:同業他社比較データは本資料に記載なし(→ –)。

今後の見通し

  • 業績予想(会社公表、修正無し)
    • 通期(2024年3月期)予想:売上高 25,000 百万円(+10.5%)、営業利益 1,350 百万円(+5.7%)、経常利益 1,450 百万円(+3.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益 950 百万円(△9.7%)、1株当たり当期純利益 129.08 円
    • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料P.2参照(本短信抜粋には主要前提の具体数値記載なし)→ 前提:受注残・施工進捗等を想定
  • 予想の信頼性:会社は通期予想を維持。第3四半期までの進捗は売上中心に良好だが利益進捗はやや遅れ。過去の達成傾向は本資料に記載なし(→ –)。
  • リスク要因:
    • 建設資材価格の変動、労務供給の逼迫、受注環境の変化、
    • 金利・為替(影響は限定的と想定されるが会社想定条件参照)、
    • 減損や受取配当の変動による一時的利益のブレ。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期レビュー:本四半期決算短信は公認会計士/監査法人の四半期レビュー対象外
  • 連結子会社の異動:無し
  • その他:将来見通し記載は合理的な前提に基づくが保証ではない旨の注意書きあり

(注記)

  • 数値は原資料(第3四半期決算短信)を基に記載。単位は特記無き限り百万円。未記載項目や資料に記載のない事項は「–」としてあります。
  • 財務指標の良否目安は、自己資本比率68.7%(安定水準)、流動比率約218.5%(良好)、営業利益率約4.6%(建設・資材業としてはやや低下傾向)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3420
企業名 ケー・エフ・シー
URL http://www.kfc-net.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – 金属製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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