決算短信：シリウスビジョン（6276）

2025年12月期 第２四半期（中間期）決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ： 通期業績予想の下方修正および期中に445百万円の減損損失計上を発表（下振れ・修正有）。市場予想との比較は不明だが、会社の従来見通しからの悪化を反映。
• 業績の方向性： 増収・増益ではなく、減収・減益→減収かつ大幅な赤字（中間：売上高972百万円、親会社株主に帰属する中間純損失566.9百万円）。
• 注目すべき変化： 445百万円の減損計上が最大の要因で、これにより中間純損失が大幅な赤字に転落（前年同期：親会社株主に帰属16百万円の利益）。
• 今後の見通し： 通期予想は修正済み（通期売上2,180百万円、通期親会社株主帰属当期純損失530百万円）。ただし中間累計で既に通期見通しの純損失を上回る水準にあり（進捗率107％：悪化）。
• 投資家への示唆： 主要市場（ラベル印刷分野）の設備投資先送りで主力製品の販売が低迷、海外（中国・ASEAN）も不振。今後は営業体制再構築、固定費圧縮、事業撤退も選択肢。短期的には業績回復より構造改善と資金確保の進捗を注視すべき。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：シリウスビジョン株式会社（SiriusVision Inc.）
  • 主要事業分野：画像検査関連事業（ラベル・容器等の目視検査自動化システム、ソフトウェア、クラウドサービス等）
  • 代表者名：代表取締役 辻谷 潤一
  • URL：https://siriusvision.co.jp/
• 報告概要:
  • 提出日：2025年8月14日
  • 対象会計期間：2025年1月1日〜2025年6月30日（2025年12月期 第2四半期・中間期、連結）
  • 決算説明資料作成：無／決算説明会：無
• セグメント:
  • 画像検査関連事業（単一セグメント）
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（自己株式を含む）：5,722,500株
  • 期中平均株式数（中間期）：4,642,739株
  • 自己株式数（期末）：1,077,712株
  • 時価総額：–（資料に記載なし）
• 今後の予定:
  • 半期報告書提出予定日：2025年8月14日（提出済）
  • その他（株主総会、IRイベント等）：–（資料に記載なし）

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（会社の最新通期予想に対する達成率＝中間実績／通期予想）
  • 売上高：972百万円 ／ 通期予想2,180百万円 → 進捗率 44.6%（やや遅い）
  • 営業利益：△77百万円 ／ 通期予想△80百万円 → 進捗率 96.6%（通期のほとんどの赤字が既に計上）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：△567百万円 ／ 通期予想△530百万円 → 進捗率 107.0%（通期見通しを既に上回る（悪化））
• サプライズの要因：
  • 主因：有形・無形固定資産等の回収可能性低下による減損損失445百万円の計上（特別損失）。
  • その他：ラベル印刷分野での設備投資先送りによる主力製品販売の低迷、為替差損（6,885千円）、国内外での受注遅延。
• 通期への影響：
  • 8月14日付で通期業績予想および配当予想を下方修正済み。中間時点で既に通期純損失見通しを超過しているため、通期見通しの達成は楽観できない（追加の修正リスクあり）。

財務指標

• 要点（単位：千円）
  • 売上高（中間）：972,698（前年同期1,278,885、△23.9%）
  • 営業損失：△77,248（前年同期△11,722）
  • 経常損失：△80,394（前年同期8,329の利益）
  • 親会社株主に帰属する中間純損失：△566,955（前年同期16,983の利益）
  • 包括利益：△558,460（前年同期14,612）
  • 1株当たり中間純利益（EPS）：△122.12円（前年同期3.68円）
• 損益（前年同期比）
  • 売上高：972,698千円（△23.9%、△306,187千円）（悪化）
  • 営業利益：△77,248千円（前期は△11,722千円）→ 営業損失拡大（悪化）
  • 経常利益：△80,394千円（前年同期 +8,329千円）→ 赤字転落（悪化）
  • 親会社株主に帰属する中間純利益：△566,955千円（前年同期 +16,983千円）→ 大幅赤字（悪化）
• 財政状態（連結、千円）
  • 総資産：2,685,614（前期末3,193,608、△507,994千円）
  • 純資産：1,942,412（前期末2,548,014、△605,602千円）
  • 自己資本比率：69.0%（前期 77.4% → 8.4ポイント低下）（依然として安定水準：良）
• キャッシュ・フロー（中間累計、千円）
  • 営業活動CF：△207,009（前年同期△21,909）→ 大幅なキャッシュ消費（悪）
  • 投資活動CF：△150,165（前年同期△178,792）→ 設備・ソフト取得継続（悪化寄与）
  • 財務活動CF：+142,705（前年同期+51,899）→ 短期借入200,000千円等で資金調達（中立〜注意）
  • 現金及び現金同等物期末残高：788,383千円（前年同期末1,015,272千円、△226,889千円）
• 財務安全性（計算）
  • 流動比率（流動資産2,088,343 / 流動負債585,245）＝約356.8%（非常に良好）
  • 負債比率（負債合計743,202 / 純資産1,942,412）＝約38.3%（低〜中程度、良）
  • 自己資本比率69.0%（安定水準）
• 効率性：売上高営業利益率はマイナス（営業損失）で低下。総資産回転率も低下傾向（売上の減少に伴う）。
• セグメント別：単一セグメント（画像検査関連）のみで記載。

配当

• 中間配当：0.00円（実績）
• 期末配当（予想）：0.00円（今回修正で無配）
• 年間配当予想：0.00円（修正後）
• 配当利回り：–（株価不明のため算出不可）
• 配当性向：–（赤字のため算出不能）
• 特別配当：無し
• 株主還元方針：業績・財務状況を踏まえ安定継続を目指すが、2期連続赤字のため当期は無配。自社株買い等は現状発表なし。

セグメント別情報

• セグメント：画像検査関連事業（単一）
  • 売上・収益構成：全社売上に相当（詳細内訳は非開示）
  • 主要動向：ラベル印刷向け「AsmilVision」搭載機や主要製品「GRACE」の販売低迷が主因。スマートシリーズは受注増加で将来的に寄与見込。
  • 地域別：日本市場のラベル分野低迷、中国は設備投資抑制で不調、ASEANは固定費削減の効果が一部ありつつ業績貢献は限定的。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：資料内で「中期計画達成のため事業戦略を遂行中」とあるが、主要製品の販売遅延・減損計上により進捗は遅延。
• KPI達成状況：売上・利益面で悪化。R&Dや海外展開の見直しを行う旨で、中期目標達成には再検討が必要。

競合状況や市場動向

• 市場動向：ラベル印刷分野で設備投資先送りが続き、主要市場の需要鈍化。中国経済の停滞が海外販売に影響。
• 競合比較：同業他社との比較データは資料に記載なし。業界全体で検査・自動化需要はあるが、同社は特定分野の投資サイクルに影響を受けやすい。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期（修正後）連結予想：売上高2,180百万円（△5.8%）、営業損失△80百万円、経常損失△80百万円、親会社株主に帰属する当期純損失△530百万円、EPS△114.50円（通期）。
  • 次期予想：–（資料に記載なし）
  • 会社予想の前提条件：市場需要、為替等についての前提は添付資料に記載（資料P.3参照）。特段の為替前提の明示はここに記載なし。
• 予想の信頼性：中間で減損等を計上し、既に通期見通しを上回る赤字計上となっているため、通期見通しは実現に不確実性あり。追加の修正リスク存在。
• リスク要因：
  • ラベル印刷分野の設備投資動向（先送りリスク）
  • 中国/ASEAN市場の需要低迷
  • 為替変動（為替差損の発生）
  • 追加減損リスク、資金繰りリスク（ただし直近は有価証券売却・借入等により当面の資金は確保見込みと開示）

重要な注記

• 会計方針：2022年改正会計基準（法人税等）を期首から適用。中間連結財務諸表に与える影響はないと明記。
• 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり（詳細は添付資料参照）。
• 継続企業の前提：重要な疑義を生じさせる事象は認識しているが、保有有価証券売却・固定費削減・金融機関からの運転資金調達等により当面の資金は確保見込みのため、中間連結財務諸表に継続企業注記は付していない。

（注）不明な項目は「–」で表示しています。本まとめは開示資料に基づく事実整理であり、投資助言ではありません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。