2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が四半期ごとの目標値を明示していないため市場予想との比較は不明。ただし通期予想(売上高1,320百万円、営業利益109百万円)に対する第1四半期の進捗は売上高進捗率23.9%、営業利益進捗率36.4%、親会社株主に帰属する当期純利益進捗率38.2%であり、利益面は通期想定を上回るペース。会社予想に対する修正は無し。
- 業績の方向性:増収増益(売上高315百万円、前年同期比+37.8%/営業利益39.7百万円、前年同期は営業損失のため大幅改善)。
- 注目すべき変化:前年同期は営業・経常・当期純損失だったが、本四半期はすべて黒字化。とくに情報セキュリティ事業における自社開発運用基盤の販売や契約更新で利益率が大幅改善(セグメント利益74.952百万円、前年同期比+431.8%)。
- 今後の見通し:通期予想の据え置き。第1四半期の利益進捗は良好だが、売上は四半期の通年比ではやや季節性の影響等で25%を下回る(23.9%)。進捗・契約更新・新規受注の継続が重要。
- 投資家への示唆:利益率改善の主因はストック型サービスの拡大と自社運用基盤販売。注視ポイントは(1)契約更新・新規受注の継続性、(2)マージン維持の可否、(3)売掛金の動き(前期末から減少)およびキャッシュ創出状況。会社はAIを活用した次世代SOC基盤を展開しパートナー(東芝ITサービス)への提供実績あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社セキュアヴェイル(コード 3042)
- 主要事業分野:ITセキュリティ専業(24時間365日のSOCサービス、独自開発のセキュリティ監視運用基盤、SIEM提供、人材派遣等)
- 代表者名:代表取締役社長 米今 政臣
- URL:https://www.secuavail.com
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月14日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期累計(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算補足説明資料:無
- 決算説明会:無
- セグメント:
- 情報セキュリティ事業:SOC運用、SIEM、運用基盤の販売・導入、ストック型サービス
- 人材サービス事業:IT人材派遣等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):7,690,000株(第1Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):7,689,552株
- 時価総額:–(株価情報が未提供のため算出不可)
- 今後の予定:
- 次回決算発表(通期業績予想は既に公表、修正無し)/株主総会・IRイベント等:–(具体日程の記載無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ開示/単位:百万円)
- 売上高:第1Q 315(百万円)。通期予想1,320に対する達成率23.9%(四半期換算の標準目安25%に近い水準、やや下回る)。
- 営業利益:第1Q 39(百万円)。通期予想109に対する達成率36.4%(通期想定を上回る進捗)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:第1Q 28(百万円)。通期予想75に対する達成率38.2%(通期想定を上回る進捗)。
- サプライズの要因:
- 主因は情報セキュリティ事業での契約更新・新規獲得および自社開発の運用基盤販売(高利益率)による売上増・利益率改善。人材サービスも受注増で利益貢献。
- 販売費及び一般管理費は増加したが、売上総利益の増加で吸収。
- 通期への影響:
- 会社は業績予想を修正していない。第1Qの利益進捗は良好であるものの、通期達成には後続四半期での契約・受注の継続とマージン維持が必要。
- リスクとしては契約更新のタイミング変動や大口案件の有無、競争激化等。
財務指標
- 財務諸表の要点(第1Q末、単位:千円)
- 総資産:1,510,473千円(前期末1,552,268千円、△41,795千円)
- 純資産:1,200,731千円(前期末1,186,082千円、+14,649千円)
- 自己資本比率:79.5%(前期末76.4%、安定水準)
- 流動資産合計:1,389,176千円(主に現金及び預金1,141,549千円)
- 流動負債合計:297,920千円(前期末353,359千円、△55,438千円)
- 収益性(第1Q/前年同期比)
- 売上高:315,755千円(+37.8%、前年同期229,146千円)
- 営業利益:39,734千円(前年同期は△31,659千円の営業損失 → 大幅改善)
- 営業利益率:39,734 / 315,755 = 約12.6%(改善。前年同期は赤字)
- 経常利益:39,842千円(前年同期は△31,669千円の経常損失)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:28,624千円(前年同期は△32,975千円の損失)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):3.72円(前年同期 △4.29円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期の進捗)
- 売上高進捗率:23.9%(一般的な均等進捗25%にやや未達)
- 営業利益進捗率:36.4%(通期想定に対し先行)
- 純利益進捗率:38.2%(先行)
- 過去同期間との比較:前年同期は損失であるため単純比較は困難だが、収益・利益ともに大幅改善であることは明確。
- 財務安全性
- 自己資本比率:79.5%(安定水準;目安40%超で安定)
- 負債合計:309,741千円(総資産に対する比率低位、財務リスクは低め)
- 流動比率:流動資産1,389,176 / 流動負債297,920 ≒ 466%(高い流動性、良好)
- 効率性
- 売上高営業利益率は約12.6%に改善(前年同期は赤字)。
- セグメント別(第1Q)
- 情報セキュリティ事業:売上高256,109千円(+40.6%)、セグメント利益74,952千円(+431.8%)
- 人材サービス事業:売上高59,645千円(+26.9%)、セグメント利益8,802千円(+663.8%)
- セグメント合計利益は83,754千円、全社調整(配賦されない全社費用等)△44,020千円を差し引き営業利益39,734千円に。
- 財務の解説:
- 売掛金が84,558千円減少し現金が増加(+29,287千円)している点はキャッシュ回収の改善を示唆。ただし四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されておらず詳細は不明(四半期のキャッシュフロー明細は–)。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績):年間2.00円(期末2.00円)
- 2026年3月期(会社予想):年間5.00円(中間0.00円、期末5.00円)
- 配当利回り:–(株価情報が未提示のため算出不可)
- 配当性向:
- 会社予想ベースの概算配当性向:年間配当総額 ≒ 5円 × 7,690,000株 = 38.45百万円。予想当期純利益75百万円に対する配当性向 ≒ 51.3%(やや高め/現状では株主還元を重視する姿勢)。
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自社株買い等の記載無し(–)
セグメント別情報
- 各セグメントの状況(第1Q)
- 情報セキュリティ事業
- 売上高:256,109千円(前年同期比+40.6%)
- セグメント利益:74,952千円(前年同期比+431.8%)
- 戦略・動向:ストック型サービスの契約更新・新規獲得に注力。AIセキュリティ運用基盤を「Interop Tokyo 2025」で公開・提供開始。東芝ITサービスへ次世代SIEM提供。
- 人材サービス事業
- 売上高:59,645千円(前年同期比+26.9%)
- セグメント利益:8,802千円(前年同期比+663.8%)
- 戦略・動向:派遣先からの案件受注順調、採用教育費削減で効率化。
- セグメント戦略の評価:情報セキュリティのストック化と自社ソリューション販売が高利益率化を牽引。パートナー展開(東芝ITサービス)により市場拡大の機会あり。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内に具体的な中期数値目標の記載は無く、進捗評価は限定的。第1Qの利益改善は中長期での収益安定化に合致する可能性があるが、継続的な契約獲得が前提。
- KPI達成状況:明示されたKPIは無し(契約更新率、ARR等の数値は開示無し → –)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:ランサムウェアやDDoS、AI悪用などセキュリティ脅威の高度化・増加を背景に需要は拡大。ただし競合他社も同市場を重視しており競争は激化。
- 競合比較:同業他社との定量比較データは開示無し(売上規模・成長率・利益率で相対評価するには追加情報が必要 → –)。
- 競争優位性:独自開発の運用基盤と24/365のSOC運用実績、パートナー提供実績(東芝ITサービス)を強みとする。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無:無(会社は5月14日公表の予想を据え置き)
- 次期予想:–(未公表)
- 会社予想の前提条件:添付資料の「連結業績予想などの将来予測情報」に記載あり(詳細は添付資料参照)。為替等の明示的前提は資料内に記載無し(–)。
- 予想の信頼性:第1Qの利益進捗は良好。ただし過去の予想達成傾向までは四半期情報のみでは判断不能(–)。
- リスク要因:
- 契約更新や新規受注の変動
- 競合による価格競争・サービス差別化
- 技術革新(AI悪用など脅威の変化)への対応コスト
- 顧客集約度(大口顧客依存)があれば影響度が大きい可能性(顧客構成は開示無し → –)
重要な注記
- 会計方針の変更:無
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:無
- 添付書類に監査レビュー:無(四半期の監査レビューは受けていない)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第1四半期は作成していない(CF明細は未提示)
- その他重要事項:売掛金の大幅減少(△84,558千円)と現金の増加は短期的なキャッシュ改善を示唆。ただし詳細なCF分析は未提供。
- 情報セキュリティ事業でのストック収益(契約更新率・ARR相当)の推移
- 自社運用基盤の販売が継続して高利益率に寄与するか
- 大口契約の受注/喪失の有無(売上の集中度)
- 売掛金/現金・キャッシュフローの動向(Q2以降のCF開示)
- 配当維持(年間5円予定)と配当性向の推移(約51%:高め)
(不明な項目・資料で確認できない項目は “–” と表記しています。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3042 |
| 企業名 | セキュアヴェイル |
| URL | http://www.secuavail.com/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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