2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の期中提示による2025年通期予想との直接比較データは開示なし(会社予想達成率:–、市場予想:–)。ただし前年の大幅な特別益(2024年:投資有価証券売却益421,417千円)を外すと通常業績は改善傾向。
- 業績の方向性:増収増益(売上高1,149,075千円で前期比+4.6%、営業利益35,121千円で前期の営業損失から黒字転換)。
- 注目すべき変化:前年の特別利益剥落により当期純利益は42,811千円(△81.3%)と大幅減。ただし営業面では営業損失→営業黒字へ転換し、情報セキュリティ事業のセグメント利益が大幅改善(+88.2%)した点が重要。
- 今後の見通し:2026年3月期予想は売上高1,320百万円(+14.9%)、営業利益109百万円。現状の進捗(売上進捗約87%)や自己資本比率の高さ等から「達成可能性は中立〜前向き」だが、人員投資・開発投資を織り込んだ慎重な見積りであるため外部環境で変動し得る。
- 投資家への示唆:前年の一過性利益の反動で当期純利益は減少しているが、コア事業(情報セキュリティ)の収益力は改善。今期は投資フェーズ(人員・サポートセンター等)からの収益化が鍵。配当は継続(2025年実績 年間2.00円、2026年予想 5.00円)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社セキュアヴェイル
- 主要事業分野:情報セキュリティ事業(マネージド・セキュリティ、ログ解析等)および人材サービス事業(IT関連等)
- 代表者名:代表取締役社長 米今 政臣
- URL:https://www.secuavail.com
- 報告概要:
- 提出日:2025年5月14日
- 対象会計期間:連結 2024年4月1日~2025年3月31日(通期)
- セグメント:
- 情報セキュリティ事業:純国産のログ解析等を基盤としたマネージドセキュリティ、病院・公共機関向けサービス等
- 人材サービス事業:人材派遣・紹介等(IT関連中心)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):7,690,000株(2025/3期)
- 期中平均株式数:7,689,552株
- 時価総額:–(未提示)
- 今後の予定:
- 定時株主総会開催予定日:2025年6月26日
- 配当支払開始予定日:2025年6月27日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年6月27日
- 決算説明会:無
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高:1,149,075千円(前期比+4.6%)/会社予想との比較:–(未提示)
- 営業利益:35,121千円(前期:△32,857千円→黒字転換)/会社予想との比較:–(未提示)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:42,811千円(前期比△81.3%)/会社予想との比較:–(未提示)
- サプライズの要因:
- 営業面はストック型サービスの継続や新規パートナー提携で増収、情報セキュリティ事業のセグメント利益が大幅改善。
- 当期純利益が大幅減となったのは、前期に計上された投資有価証券売却益421,417千円という一過性項目の反動によるもの。
- 投資(投資有価証券取得59,434千円、有形固定資産取得等)や人員増加・サポートセンター増床による投資負担も影響(営業CFは△20,058千円)。
- 通期への影響:
- 2026年通期予想(売上1,320百万円、営業利益109百万円)に対する進捗は売上で約87.1%、営業利益で約32.2%(今期の投資が先行しているため営業利益進捗は低め)。上振れ/下振れの判断は外部環境次第だが、コア事業の収益改善が継続すれば達成可能性あり。
財務指標
- 財務諸表の要点(連結、千円)
- 売上高:1,149,075
- 営業利益:35,121
- 経常利益:37,330
- 親会社株主に帰属する当期純利益:42,811
- 総資産:1,552,268
- 純資産:1,186,082
- 現金及び現金同等物(期末):1,112,261
- 収益性(前年同期比)
- 売上高:1,149,075千円(+4.6% / +50,117千円)
- 営業利益:35,121千円(前期△32,857千円 → 黒字転換、営業利益率3.1% — 改善)
- 経常利益:37,330千円(前期△38,642千円 → 黒字転換)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:42,811千円(△81.3% / △186,147千円)※前期の特別益反動
- 1株当たり当期純利益(EPS):5.57円(前期29.78円)
- 進捗率分析(2026年予想に対する)
- 通期売上予想:1,320,000千円 → 売上進捗率 1,149,075/1,320,000 = 87.1%
- 通期営業利益予想:109,000千円 → 営業利益進捗率 35,121/109,000 = 32.2%
- 通期当期純利益予想:75,000千円 → 純利益進捗率 42,811/75,000 = 57.1%
- コメント:売上は順調に進捗。ただし営業利益は投資先行により低進捗。
- 財務の安全性
- 自己資本比率:76.4%(安定水準、前年77.2%)
- 流動比率:流動資産1,428,274 / 流動負債353,359 = 約404%(非常に高い流動性)
- 負債合計:366,186(負債/純資産比 ≒ 30.9%:低リスク)
- 効率性
- 売上高営業利益率:3.1%(前期 △3.0% → 改善)
- 総資産回転率:売上1,149,075 / 総資産1,552,268 ≒ 0.74回
- セグメント別(連結、千円・前年同期比)
- 情報セキュリティ事業:売上939,801(+1.2%)、セグメント利益148,236(+88.2%)
- 人材サービス事業:売上209,274(+23.0%)、セグメント利益10,203(△43.7%)
- セグメント合計利益158,440、全社調整(未配分の全社費用等)△123,318 → 連結営業利益35,121
- 財務の解説:
- 期中に投資有価証券取得(59,434千円)等により投資CFはマイナス。現金残高は1,112,261千円で依然厚いが、営業CFは△20,058千円とマイナス(法人税等支払や売上債権増加が要因)。バランスシートは健全。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:中間0.00円、期末2.00円、年間2.00円、配当金総額15百万円、配当性向(連結)35.9%、純資産配当率1.3%
- 2026年3月期(予想):中間0.00円、期末5.00円、年間5.00円、配当性向(予想)50.8%
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:配当は継続。自己株式の状況:保有数448株(ほぼ無視できる規模)。自社株買いの開示なし。
セグメント別情報
- 情報セキュリティ事業(主力)
- 売上939,801千円(+1.2%)、セグメント利益148,236千円(+88.2%)
- 取り組み:病院・クリニック向けセキュリティサービス開始、大手ディストリビュータ等との提携・協業開始、沖縄カスタマーサポート増床、運用基盤の研究開発投資
- 今後:クラウド化/運用基盤強化、パートナー連携によるアップセルに注力
- 人材サービス事業
- 売上209,274千円(+23.0%)、セグメント利益10,203千円(△43.7%)
- コメント:売上増だが人件費上昇等で利益率悪化。契約金額の交渉や新規案件獲得で対応
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:特段の数値目標(中期数値)はこの短信に詳細記載なし。テーマとして「Growth」を掲げ、創業25周年に向け利益体質強化を明記。
- KPI達成状況:明示されたKPIはなし。だが情報セキュリティ事業のセグメント利益改善は収益体質強化の進捗と評価できる。
競合状況や市場動向
- 市場動向:サイバー攻撃の増加(不正アクセスの増加)および医療情報システムのガイドライン強化により需要は拡大期待。ただし日本国内の政策整備は欧米に比べ遅れがあり不確実性あり。
- 競合比較:本資料に同業他社比較はなし。相対的には安定したストック収益基盤を持つ中堅セキュリティ事業者の立ち位置。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2026年3月期予想(連結):売上1,320,000千円(+14.9%)、営業利益109,000千円(+210.8%)、経常利益109,000千円、当期純利益75,000千円(+76.9%)、EPS 9.85円
- 前提:パートナー連携強化、新規顧客獲得、セキュリティ運用基盤の機能強化・クラウド化等の施策実行を前提
- 予想の信頼性:会社は合理的な前提に基づくと注記。過去の予想達成傾向は本短信からは不明(過去の大口特別益があるため一時的な変動は生じ得る)。
- リスク要因:世界的景気減速、ウクライナ/中東情勢、物価上昇、米国の追加関税、国内政策の遅れ、競争環境の激化、人件費上昇など。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 連結範囲の変更:なし
- 監査:決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外
- その他重要事項:前期に投資有価証券売却益(421,417千円)計上の反動が当期純利益に影響している点に注意
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3042 |
| 企業名 | セキュアヴェイル |
| URL | http://www.secuavail.com/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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