2026年5月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が公表している通期予想(未修正)との齟齬はなし。市場予想との比較は情報無し(判断不可)。第1四半期は会社予想どおりの進捗としており、予想は据え置き。
- 業績の方向性:増収減益ではなく「減収減益」(売上高303百万円、前年同期比▲14.8%、営業利益80百万円、前年同期比▲33.3%)。
- 注目すべき変化:前年同期に計上された大型のSI初期開発売上の反動でフロー型収益が減少。一方でクラウド利用料(ストック型収益)は増加(クラウド利用料 218,359千円、前年同期比+8.0%)。
- 今後の見通し:通期予想(売上高1,700百万円、営業利益610百万円、当期純利益435百万円)は修正なし。第3~第4四半期に売上が偏重する季節性があるため、上期の進捗は想定内。
- 投資家への示唆(助言ではない):収益の短期変動は大型SI案件の有無に左右されやすい一方、クラウド等ストック型収益が拡大している点と、自己資本比率・現金保有の高さで財務は極めて安定している(成長の安定化と大型案件の回復が今後の注目点)。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ドーン
- 主要事業分野:情報サービス(公共システム、消防防災・防犯系ソリューション、クラウドサービス等)
- 代表者名:代表取締役社長 宮崎正伸
- 備考:第2次中期経営計画で「Gov-tech市場の深耕」「AIを活用したクラウドサービス」「M&A・事業提携」を重視。株式会社tiwakiと資本業務提携。
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月9日
- 対象会計期間:2026年5月期 第1四半期累計(2025年6月1日~2025年8月31日)/日本基準(非連結)
- セグメント:
- 単一セグメント(情報サービス事業)。セグメント別開示は省略。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):3,300,000株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:264,206株
- 四半期平均株式数(累計):3,035,794株
- 時価総額:–(未記載)
- 今後の予定:
- 決算説明会:今回「無」
- 株主総会/IRイベント等:–(未記載)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想に対する進捗)
- 売上高:303,493千円 → 通期1,700,000千円に対する進捗率 17.9%(303/1,700)
- 営業利益:80,035千円 → 通期610,000千円に対する進捗率 13.1%
- 純利益:59,182千円 → 通期435,000千円に対する進捗率 13.6%
- サプライズの要因:
- 減収の主因は前年同四半期に計上された大型SI初期開発売上の反動(フロー型収益の落ち込み)。
- 増加要因はクラウド利用料(ストック型)が順調に拡大している点。
- 販管費(人件費等)や一部経費の増加が営業利益を圧迫。
- 通期への影響:
- 会社は「想定どおりに進捗しており、業績予想の修正は不要」としている。季節性(第3~第4四半期偏重)を考慮すると現時点で予想達成の示唆は中立。
財務指標
- 貸借対照表(主要数値)
- 総資産:2,968,287千円(前期末 3,074,425千円、▲106,138千円)
- 純資産:2,736,556千円(前期末 2,750,449千円、▲13,893千円)
- 自己資本比率:92.2%(安定水準)
- 現金及び預金:1,640,891千円(前期末 1,728,578千円、▲87,687千円)
- 売掛金:164,742千円(前期末 313,876千円、▲149,134千円)
- 投資有価証券:714,957千円(前期末 645,138千円、+69,819千円)
- 負債合計:231,731千円(前期末 323,976千円、▲92,245千円)
- 損益計算書(主要数値・収益性)
- 売上高:303,493千円(前年同期 356,363千円、▲14.8%)
- 売上総利益:210,377千円(前年同期 238,357千円、▲11.7%)
- 販管費:130,341千円(前年同期 118,337千円、+10.2%)
- 営業利益:80,035千円(前年同期 120,020千円、▲33.3%)
- 営業利益率:26.4%(前年同期 33.7%)→ 利益率低下(悪化)
- 経常利益:84,085千円(前年同期 121,842千円、▲31.0%)
- 四半期純利益:59,182千円(前年同期 86,128千円、▲31.3%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):19.49円(前年同期 28.05円、▲30.5%)
- 進捗率分析(通期比)
- 売上高進捗率:17.9%(通期想定の約18%)→ 季節性を踏まえ想定内
- 営業利益進捗率:13.1%
- 純利益進捗率:13.6%
- コメント:第3/第4四半期偏重の事業構造のため上期の進捗は低めに出るのが通常。会社は想定どおりと説明。
- 財務安全性
- 自己資本比率 92.2%(安定水準)
- 流動資産 1,913,629千円 / 流動負債 164,031千円 → 流動比率 約1,167%(非常に高く流動性良好)
- 有利子負債は特記なし(事実上低い/ほぼ無借金と推定)
- 効率性
- 売上高営業利益率の低下(33.7% → 26.4%)が顕著。大型案件の減少と販管費増が影響。
- セグメント別
- 単一セグメントのため省略。品目別ではクラウド利用料が増加、フロー型(初期開発等)が変動。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年5月期(実績):年間24.00円(中間0.00円、期末24.00円)
- 2026年5月期(予想):年間26.00円(中間0.00円、期末26.00円)
- 直近期の配当予想変更なし
- 配当性向:通期予想当期純利益(435百万円)に対する配当性向(概算)= 総配当(26円×発行済株式数ベース)/純利益 → 詳細は発行済株式の基準により算出必要(ここでは算出不能のため –)。
- 特別配当:無
- 株主還元方針:自己株式は保有(264,206株)だが、直近での自社株買い等の開示は無し。
セグメント別情報
- 概況:情報サービス単一セグメント。クラウド利用料(ストック型)が継続的に伸長。SI初期等のフロー型は案件により変動が大きく、前年同期の大型案件の反動で減少。
- 前年同期比較:クラウド利用料+8.0%、その他初期(ライセンス、商品)+153.5%、SI初期は前年の大型案件反動で減少(SI初期が当期は0計上)。
- 戦略:Gov-tech領域深耕、AIクラウドサービスの展開、M&A・提携によるシナジー創出(tiwakiとの提携等)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:第2次中期経営計画の重点(Gov-tech深耕、AIクラウド、M&A)を継続。今回の第1四半期はクラウドのストック収益が伸びており、長期目標との整合性は概ね良好。
- KPI達成状況:公開KPIの詳細は添付資料参照(本短信では一部説明のみ)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:公共・官公庁向けのDX投資、AI・クラウド・セキュリティ需要は拡大。公共分野(防災・防犯)に特化したサービス提供は追い風。
- 競合比較:同業他社との定量比較データは本資料に無し(–)。ただし顧客基盤の性格上、案件は大型かつ長期化する傾向。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年5月期)予想:売上高1,700百万円(前期比+3.3%)、営業利益610百万円(+6.3%)、当期純利益435百万円(+4.1%)。会社は想定どおりに進捗しており修正なし。
- 次期予想:–(未記載)
- 前提条件:業績予想の前提は添付資料参照(為替等の明示は無し)。
- 予想の信頼性:会社は四半期ごとの変動を踏まえ年次管理を行っており、過去の同社開示に基づくと季節性(下期偏重)がある。現時点での予想据え置きは一貫性あり。
- リスク要因:
- 大型SI案件の獲得状況と受注タイミングに業績が左右される点(フロー収益依存の変動リスク)。
- 官公庁案件の特性上、受注から収益計上まで時間を要する点。
- マクロ要因(物価上昇の長期化、地政学的リスク等)や人件費上昇。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理:有(税金費用の計算に関する見積りの適用等。詳細は添付資料参照)
- 監査レビュー:第1四半期に対する公認会計士・監査法人のレビューは無し
- キャッシュ・フロー計算書:第1四半期の四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない(但し減価償却費は1,278千円を計上)
(注)数値は会社提出の決算短信に基づく。市場予想や株価関連の数値は資料に記載が無いため「–」で記載。投資助言・勧誘は行っておりません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2303 |
| 企業名 | ドーン |
| URL | http://www.dawn-corp.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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