2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期予想に変更はなし(修正無し)。四半期累計の実績は会社予想と整合的だが、市場予想は不明のため比較不可。
  • 業績の方向性:売上は前年同期比で減収(△23.1%)、営業は赤字継続(増損)。ただし四半期純損失は前年同期比で縮小(赤字縮小)。
  • 注目すべき変化:特別損失(減損損失)が前年同期175,043千円→当第3四半期28,999千円と大幅減少。一方、関係会社株式売却益83,474千円を計上し純損失縮小に寄与。売掛金及び契約資産が大幅減(442,451千円→120,752千円)。資本金・資本準備金の減少(内部振替)を実施。
  • 今後の見通し:通期予想(売上1,062百万円、営業損失△352百万円等)に対する進捗は売上約79.4%、営業損失の累計は年間想定損失の約66.3%に到達。会社はサービスポートフォリオ最適化とコスト改革で黒字化を目指すと説明。通期予想の修正は無し。
  • 投資家への示唆:キャッシュは潤沢(現金預金1,362百万円)で短期の資金不安は低いが、事業収益化(特に産業領域での成長軸確立)と減損抑制が業績回復の鍵。会計上の内部振替等、純資産構成の変化を把握する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:monoAI technology株式会社
    • 主要事業分野:XR事業(メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」のOEM提供、XRイベント企画制作運営、XR周辺サービス)※単一セグメント
    • 代表者名:代表取締役社長 山下 真輝
    • 上場取引所:東証
    • 証券コード:5240
    • URL:https://monoai.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月14日
    • 対象会計期間:2025年12月期 第3四半期累計(2025年1月1日〜2025年9月30日)
    • 決算説明資料:作成あり、決算説明会:開催なし
  • セグメント:
    • XR事業:メタバースプラットフォーム提供、XRイベントサービス、周辺サービス(単一セグメントのため詳細開示省略)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):12,264,800株(2025年12月期3Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):12,261,889株(2025年12月期3Q)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本資料(第3四半期)公表済
    • 株主総会:既に実施(2025年3月28日)
    • IRイベント:当期は決算説明会無し(決算補足資料はあり)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期のみ・直近修正無し)
    • 売上高:第3四半期累計 842百万円(前年1,095百万円、前年同期比△23.1%)。通期予想1,062百万円に対する進捗率 約79.4%(やや前倒しの進捗)。
    • 営業利益:第3四半期累計 営業損失233百万円(前年は△207百万円)。通期予想営業損失352百万円に対する累計進捗(損失の占有率) 約66.3%(損失は通年見込みに対して約2/3計上)。
    • 純利益:親会社株主に帰属する四半期純損失176百万円(前年は△399百万円)。通期予想親会社株主帰属当期純損失304百万円に対する進捗率 約57.9%。
  • サプライズの要因:
    • ポジティブ材料:関係会社株式売却益83,474千円計上、減損損失が大幅に低下(前年175,043千円→当期28,999千円)。これらが純損失縮小に寄与。
    • ネガティブ材料:売上減(△23.1%)、販売費及び一般管理費は大幅削減されているものの(569→532百万円)、営業損失は拡大。売掛金の大幅減少は回収進捗を示すが、売上回復が必要。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想の修正を行っておらず、現時点で達成可能性は「見込みあり」としているが、営業黒字化にはサービス構成の転換とコスト改革の実行が前提。短期的な資金繰り懸念は現預金等で低いと判断。

財務指標

(単位は百万円、前年比は会社資料記載値)

  • 概要(第3四半期累計)
    • 売上高:842百万円(前年1,095百万円、△23.1%/金額差△253百万円)
    • 売上原価:543百万円(前年733百万円)
    • 売上総利益:299百万円(前年362百万円)
    • 販売費及び一般管理費:533百万円(前年569百万円)
    • 営業損失:△233百万円(前年△207百万円、損失拡大△26.4百万円)
    • 経常損失:△227百万円(前年△213百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純損失:△176百万円(前年△400百万円、損失縮小223.6百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△14.36円(前年△36.17円)
  • 財政状態(2025/9/30)
    • 総資産:1,584百万円(前期末1,875百万円、△291百万円、△15.5%)
    • 流動資産:1,516百万円(前期末1,799百万円、△283百万円)
    • 現金及び預金:1,362百万円(前期末1,302百万円、+60.5百万円、+4.7%)※十分な現預金水準
    • 売掛金及び契約資産:121百万円(前期末442百万円、△322百万円、△72.8%)
    • 負債合計:200百万円(前期末315百万円、△115百万円、△36.6%)
    • 純資産合計:1,384百万円(前期末1,560百万円、△176百万円、△11.3%)
    • 自己資本比率:87.4%(安定水準:目安40%以上)
    • 流動比率:940.0%(非常に高い。短期支払余裕あり)
    • ネットキャッシュ概算(現金−負債合計):約1,162百万円(大幅な純現金状態)
  • 進捗率分析(通期予想に対する累計進捗)
    • 売上高進捗率:約79.4%(やや前倒し)
    • 営業利益進捗率(損失ベース、絶対値の進捗):約66.3%
    • 純利益進捗率(損失ベース):約57.9%
    • 過去同期間との比較:売上進捗は前年より低く、ただし特別損益の有無で純損失は改善
  • 効率性:
    • 減価償却費が前年33,113千円→当期1,584千円へ大幅減(資産構成や減損・除却の影響の可能性)。総資産回転率等の詳細は開示なし。
  • セグメント別:単一セグメント(XR事業)のため、セグメント別内訳は省略
  • 財務の解説:
    • 売掛金減少は回収進捗を示すが、売上の戻りが限定的。資産除去債務の計上や長期借入金の減少などで負債圧縮が進む。資本金・準備金の内部振替に伴う純資産内訳の変更あり。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 中間配当:0.00円(2025年12月期も0.00円予定)
    • 期末配当:0.00円(予想)
    • 年間配当予想:0.00円(変更無し)
    • 配当利回り:0.00%(株価に依存)
    • 配当性向:–(赤字のため算定意味薄い)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の開示無し

セグメント別情報

  • セグメント:XR事業(単一)
    • 売上・収益構成:全社売上含む(詳細内訳は非開示)
    • 前年同期比較:売上は△23.1%減、収益性は悪化(営業損失拡大)
    • セグメント戦略:産業分野へのソリューション提供へ注力し、サービスポートフォリオを最適化。内製化推進で原価率改善、販管費効率化を図ると説明。

中長期計画との整合性

  • KPI達成状況:開示なし(–)

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社データは開示されておらず比較不可(–)
  • 市場動向:インバウンド回復・国内需要回復が進む一方で地政学リスクや生活防衛意識による出費抑制が継続。XR需要拡大は期待されるが、商用化・収益化が課題。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(2025年12月期):売上1,062百万円(△25.7% vs 前期)、営業損失△352百万円、経常損失△344百万円、親会社株主に帰属する当期純損失△304百万円、1株当たり当期純利益△24.79円(会社は8月14日発表の予想から修正無し)
    • 次期予想:開示なし(–)
    • 会社予想の前提:特記事項なし(具体的為替等前提は開示なし)
  • 予想の信頼性:
    • 過去2期連続で営業・経常・当期純損失を計上しており、達成可能性はサービスポートフォリオ転換とコスト改革の実効性に依存する。会社は現金余力と金融機関との良好関係を根拠に継続企業の前提に重要な不確実性はないと判断。
  • リスク要因:
    • XRビジネスの商用化の遅れ、顧客開拓の不振、追加の減損リスク、外部環境(景気・インバウンド・地政学リスク)、主要取引先の動向、技術競争(競合各社の動き)等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の重要な変更:有(除外 1社:モリカトロン株式会社)
  • 株主資本の変動:2025/6/1効力で資本金及び資本準備金の額の減少・その他資本剰余金への振替等を実施(資本金は1,057,835千円→50,011千円へ変動)。利益剰余金の振替も実施(その他資本剰余金→繰越利益剰余金)。
  • 継続企業の前提:2024年〜2025年第3四半期にかけての継続企業に関する重要事象は説明のとおり存在したが、現預金水準と資金繰り見通しから「重要な不確実性はない」と会社判断。
  • 公認会計士のレビュー:四半期レビューは実施無し(添付財務諸表に対するレビュー:無)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5240
企業名 monoAI technology
URL https://monoai.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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