2026年3月期 第1四半期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 家賃債務保証の堅調な拡大を土台に、医療・介護費用保証を第2の成長柱に育成し、売上120億円・営業利益26億円の達成(プライム市場への再上場に向け順調に進捗)を目指す。
  • 業績ハイライト: 2026年3月期 第1四半期(2025年6月期)売上高2,882百万円(前年同期比+115.9%)、営業利益660百万円(同+122.0%)、純利益386百万円(同+137.4%)。売上・利益とも大幅増。
  • 戦略の方向性: 家賃保証の拡販(居住用・事業用)で基盤を強化し、医療(スマホス)・介護(傷害保険付)・養育費保証等の新分野を積極投資で拡大。DX・基幹システム強化、人員拡充、M&A(PMI含む)を推進。
  • 注目材料: PRL社・RR社の子会社化による保有件数増加と収益寄与、医療機関(スマホス)導入加速(222 医療機関、50,836 病床)、配当の増配計画(期末含め35円予定)。
  • 一言評価: 保証事業のスケール拡大が収益を牽引し、成長フェーズに入っているが、保証関連コスト増・PMI投資・法規リスクに留意。

基本情報

  • 企業概要: 企業名 株式会社イントラスト(Entrust Inc., 証券コード:7191)
    主要事業分野 保証事業(家賃債務保証、医療費用保証、介護費用保証、養育費保証等)およびソリューション事業(C&O、保険デスク、Doc-on等)
    代表者名 桑原 豊
  • 説明者: 発表者(役職)と発言概要 –(資料・スライドの記載を基にまとめ)
  • 報告期間: 対象会計期間 2026年3月期 第1四半期(2025年4–6月)
  • セグメント:
    • 保証事業:家賃債務保証、医療費用保証、介護費用保証、養育費保証等(BtoB・BtoC) — 債権滞納リスクの引受と関連サービス提供
    • ソリューション事業:C&Oサービス、保険デスク、Doc-on 等(BtoB) — 不動産管理会社等向け業務支援

業績サマリー

  • 主要指標(第1四半期・百万円)
    • 営業収益(売上高): 2,882 百万円、前年同期比 +115.9%(+395 百万円) (増収=良)
    • 営業利益: 660 百万円、前年同期比 +122.0%(+119 百万円) 営業利益率 22.9%(良)
    • 経常利益: 662 百万円、前年同期比 +121.6%(増=良)
    • 純利益: 386 百万円、前年同期比 +137.4%(増=良)
    • 1株当たり利益(EPS): –(未記載)
  • 予想との比較
    • 会社予想に対する達成率(通期計画に対する進捗): 売上高進捗 24.0%、営業利益進捗 25.4%、純利益進捗 25.0%(第1四半期として順調)
    • サプライズの有無: 特段の開示はなし。売上・利益が計画に対して順調に進捗している点がポジティブ。
  • 進捗状況
    • 通期予想(2026/3 計画): 売上 12,000 百万円、営業利益 2,600 百万円、純利益 1,550 百万円。第1四半期の達成率は上記参照。上期(半期)比では売上の上期目標進捗49.0%と高め。
    • 中期経営計画に対する達成率: 第3次中計初年度として増収増益のスタート概念(目標:2027/3 売上15,000百万円、営業利益3,000百万円)。現状は順調スタートだが中期目標到達可能性は継続観察が必要。
    • 過去同時期との進捗比較: 前年同期比で売上・利益とも大幅増(売上+15.9%、営業利益+22.0%)。
  • セグメント別状況(第1四半期)
    • 保証事業: 売上 2,658 百万円、前年同期比 +120.0%(+442 百万円)。構成比 約92.2%(2,658/2,882)※概算。医療 +136.8%(+29 百万円)、介護 +157.4%(+15 百万円)。
    • ソリューション事業: 売上 223 百万円、前年同期比 82.9%(-6 百万円)。構成比 約7.8%。
    • 備考: 保有契約数は約481,599件(うち保証373,422件、ソリューション108,177件)で、保証保有件数は前年同期比 +62,095 件(増=良)。PRL社・RR社の寄与あり。

業績の背景分析

  • 業績概要: 家賃債務保証の新規契約および更新保証料増加が売上を牽引。医療(スマホス)・介護分野も導入拡大で成長段階へ。PRL社・RR社の連結寄与(保有件数増)も増収に寄与。
  • 増減要因:
    • 増収要因: 家賃保証の新規契約継続・更新保証料増、医療機関導入(スマホス)増加、介護の傷害保険付き商品の拡販、PRL/RRの子会社化による保有件数増。
    • 増益要因: 貸倒費用の縮小(PRLの改善等)で純利益改善、保証売上増により売上増益を実現。
    • 費用増要因: 保証関連の業務委託手数料・決済手数料の増加、債権回収費用増(保有件数増に伴う強制執行増)、人件費増、RR社の引継ぎ費用、オフィス増床、インフレ手当等。
  • 競争環境: 保証ビジネスは専門性・回収力・審査の蓄積が優位性。医療保証は大手損保との協業で導入が加速する可能性。競合他社との数値比較は資料になし(–)。
  • リスク要因: 民法改正等の法制度変更、滞納率変動、回収不能リスク、為替は影響小(事業内記載なし)、M&AのPMIによる一時的な利益率低下、基幹システム投資費用増。滞納回収率は過去12か月移動平均で98.0%、滞納発生率約7.5%(良い回収実績だが変動リスクあり)。

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • 家賃債務保証の拡販(居住用・事業用)で収益基盤強化
    • 医療・介護費用保証の積極育成(営業体制強化、保険会社等との協業)
    • 第3次中期計画(2025–2027)で売上15,000百万円、営業利益3,000百万円を目標。営業利益率は成長投資を考慮し20%目標。
    • 株主還元をステージアップ(配当性向40–60%目標、最終年度に60%目指す)
  • 進行中の施策:
    • スマホス(医療費用保証)の営業強化・保険会社との提携による導入加速
    • 介護分野で傷害保険付商品の拡販と営業体制強化
    • 基幹システム強化、Windowsアップデート、社員教育研修等の投資
    • PRL・RRの統合・PMI実行
  • セグメント別施策:
    • 保証事業: 保有件数増加・更新保証料の底上げ、利用率向上施策(介護の保証付保率向上)
    • ソリューション事業: Doc-on・保険デスク等の拡販(C&Oから保証へのシフト継続)
  • 新たな取り組み: 養育費保証の全国自治体での事業化推進、M&Aによる事業拡大基盤づくり

将来予測と見通し

  • 業績予想(2026年3月期・計画、百万円)
    • 売上高: 12,000
    • 営業利益: 2,600(営業利益率 21.7% 計画)
    • 経常利益: 2,600
    • 純利益: 1,550(純利益率 12.9% 計画)
  • 予想の前提条件: 為替等の明示的前提はなし。保証事業の成長(家賃・医療・介護)・PRL/RRの統合効果を織込む想定。
  • 予想の根拠と経営陣の自信度: 第1四半期の高進捗(売上進捗24.0%、営業利益25.4%)を示し、期初計画達成に対する自信を示唆。ただし中期では投資・M&Aを織り込み営業利益率を一定抑制する方針。
  • 予想修正: 本四半期での通期予想修正なし(資料上修正記載なし)。
  • 中長期計画:
    • 第3次中期経営計画(2025–2027)目標: 売上 15,000 百万円、営業利益 3,000 百万円、配当性向最終年度 60%、ROE 20%以上。
    • 進捗: 初年度は順調な立ち上がりを示すが、M&AのPMIや先行投資で短期的な変動あり。
  • 予想の信頼性: 第1四半期の進捗は良好だが、保証事業特有の回収リスクや新分野の採用進捗が不確実性を伴うため継続モニタが必要。
  • マクロ経済の影響: 民法改正等の制度変化は事業ニーズを拡大させる一方、経済悪化が滞納率に影響するリスクあり。

配当と株主還元

  • 配当方針: 中期で配当性向 40〜60% を目標。最終年度(中計最終)に60%を目指す。
  • 配当実績(計画含む):
    • 今期(2026/3)計画: 配当 35 円(前期比 +10 円、配当性向 50.5% 計画)→ 増配(増=株主還元強化のサイン)
    • 前期配当(想定): 25 円(計算上の前期値、資料は「前期より10円増」表記による推定)
  • 特別配当: なし(記載なし)
  • その他株主還元: 自社株買い等の記載なし(–)

製品やサービス

  • 主要製品/サービス:
    • 家賃債務保証(入居者向け・オーナー向けサービス、保有契約数増で売上増)
    • 医療費用保証(スマホス:連帯保証人代行制度および入院セット等) — 導入医療機関222、病床50,836(前年同期比増)
    • 介護費用保証(傷害保険付き商品が好調) — 介護事業者数・契約件数増
    • Doc-on、保険デスク等のソリューションサービス(不動産管理会社向け)
  • 協業・提携: 大手損保会社との提携で医療機関導入を加速(資料記載)
  • 成長ドライバー: 家賃保証の拡販・更新料増、医療・介護領域の拡大、自治体向け養育費保証の展開、M&Aによる保有案件増

Q&Aハイライト

  • 経営陣の姿勢: 成長投資と株主還元の両立を明確に掲げ、プライム再上場に向けた進捗を強調(資料からの示唆)
  • 未回答事項: 詳細なQ&A記載なし → 収益感度、M&Aの具体額・スケジュール、EPS等は開示を待つ必要あり(–)
  • ポジティブ要因:
    • 高い売上・利益成長(Q1で前年同期比大幅増)
    • 保証事業のスケール効果(保有件数増・更新料増)
    • 医療・介護分野の導入加速(スマホス・傷害保険付介護)
    • 高い滞納回収率(約98.0%)と専門回収ノウハウ
    • 配当増配と高配当性向方針(40–60%目標)
  • ネガティブ要因:
    • 保証関連の業務委託手数料・決済手数料・債権回収費用の増加
    • M&A(PRL/RR)のPMI費用や一時費用、統合リスク
    • 法制度や景気変動による滞納リスクの上昇
  • 不確実性: 新分野(医療・介護)の採用速度、回収率変動、M&Aの成果(統合後シナジー実現度)
  • 注目すべきカタリスト:
    • 四半期ごとの新規契約・保有件数の推移
    • 医療機関(スマホス)導入数の進捗、大手損保との追加提携
    • PRL/RRの統合進捗・回収率改善指標
    • 中計目標(売上15,000百万円/営業利益3,000百万円)に関する中間公表

重要な注記

  • 会計方針: 特段の変更記載なし(–)
  • リスク要因: 資料末尾に業績見通しの注意喚起(事業環境、経済情勢、法令・規制、訴訟等の影響により業績が変動する可能性)
  • その他: IR問合せ窓口 ent-ir@entrust-inc.jp

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7191
企業名 イントラスト
URL http://www.entrust-inc.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 金融(除く銀行) – その他金融業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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