2025年12月期第2四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 2025年8月14日開催資料では「メッセージングチャネル拡充とプラットフォーム化による持続的成長」を掲げ、Cuenoteプラットフォーム開発・チャネル拡充・人的資本拡充やM&A/提携を通じた成長投資を進める点を強調。
- 業績ハイライト: 売上高1,472百万円(前年同期比 +12.6%:良い目安)、営業利益283百万円(前年同期比 △6.9%:悪い目安、営業利益率19.3%で △4.1pts低下)。ストック型売上が伸長している一方で、連結化や人件費等の増加で減益。
- 戦略の方向性: メッセージングプラットフォーム化(INPUT→DATA→MANAGE→OUTPUT)、チャネル拡充(Mail/SMS/Webプッシュ等)、Cuenoteプラットフォーム開発、LGWAN対応拡充、技術中心の増員(2025年:連結+22名、2026年計画:連結+15名)、業務資本提携・子会社化によるシナジー創出。
- 注目材料: MailのMRR・ストック売上の継続拡大(期末MRR198百万円、Mail売上1,175百万円)と、ROC子会社化に伴う連結化影響(費用増)。通期進捗:売上46.7%、営業利益進捗40.5%。配当方針は配当性向15%を基本とし2025年予想普通配当19円。
- 一言評価: ストック型収益基盤の成長が継続するが、連結化・成長投資で当面の利益面に負担が出ている。
基本情報
- 企業概要: ユミルリンク株式会社(証券コード:4372)
主要事業分野:メッセージングソリューション事業(Cuenoteシリーズ:メール配信、メール送信API、SMS配信、認証サービス、Webプッシュ、アンケート・フォーム、安否確認等)
代表者名:代表取締役社長 清水 亘 - 説明者: 発表者(役職)とその発言概要:資料中に個別の発表者明記なし(–)。
- 報告期間: 対象会計期間:2025年12月期 第2四半期(連結)。報告書提出予定日:–。配当支払開始予定日:–(資料では配当実績・予想のみ記載)。
- セグメント: 事業は単一の「メッセージングソリューション事業」。主要サービス(セグメント内製品)概要:
- Mail系:Cuenote FC(メール配信)、SR-S(メール送信API/リレー)等
- SMS系:Cuenote SMS(キャリア直収型・LGWAN対応含む)
- 認証:Cuenote Auth(SMS/IVR利用の多段階認証)
- Webプッシュ:Cuenote Push(アプリ不要でWebプッシュ)
- Webアンケート/フォーム:Cuenote Survey
- 安否確認サービス 等
業績サマリー
- 主要指標(2025年 第2四半期 連結):
- 売上高:1,472百万円、前年同期比 +12.6%(良い目安)
- 営業利益:283百万円、前年同期比 △6.9%(悪い目安)、営業利益率 19.3%(前年同期 23.3%、△4.1pts)
- 経常利益:283百万円、前年同期比 △6.8%
- 純利益(当期純利益):187百万円、前年同期比 △10.9%
- 1株当たり利益(EPS):–(資料未記載)
- 部門・サービス別売上(第2四半期実績・前年同期比):
- Mail:1,175百万円、前年同期比 +5.9%(良い目安)/期末MRR 198百万円(前年同月比 +8.2%)
- SMS・Auth:192百万円、前年同期比 +15.1%(良い目安)/期末MRR 34百万円(前年同期比 +15.1%)
- Survey・その他:32百万円、前年同期比 +8.7%(良い目安)/期末MRR 4百万円
- 予想との比較:
- 会社通期予想に対する進捗(2025年通期予想:売上3,156百万円、営業利益700百万円、当期純利益480百万円)
- 売上:進捗率 46.7%(1,472 / 3,156)
- 営業利益:進捗率 40.5%(283 / 700)
- 当期純利益:進捗率 39.0%(187 / 480)
- 会社予想に対する達成率・サプライズ:第2四半期は売上・ストック収益の伸長で過去最高の2Q売上を計上。ただし営業費用増で営業利益は計画進捗をやや下回る。資料上の「サプライズ」は特段明記なし。
- 進捗状況(中期・過去対比):
- 通期に対する進捗は売上で約47%と順調だが、営業利益・純利益は進捗が約40%前後(利益面は下振れ要因あり)。
- 四半期推移で売上は過去最高圏だが、連結化に伴う費用増で利益率は低下。過去同時期(前年同期)と比較して売上は増加、営業利益は減少。
- セグメント別状況(売上構成比:2024年実績ベース):
- Mail系:売上構成比 約64.8%(主要ストック型)
- メール送信API(SR-S):売上構成比 約19.8%
- SMS系:売上構成比 約12.8%
- その他(WebPush、Survey、安否等):残存
業績の背景分析
- 業績概要: ストック型のMRR成長(MailのMRR 198百万円、SMSのMRR伸長)が売上増に寄与。特にSMS契約増・認証サービスの導入増が貢献。代わりに連結化(ROCの子会社化)や採用・設備投資(サーバ等)に伴う費用増で販管費が大幅増。
- 増減要因:
- 増収要因:Mailの価格改定と契約増によるMRR伸長、SMS/Authの契約増(15.1%増)、SNS事業(ROC)寄与。
- 減益要因:連結化に伴う人件費・子会社営業費・サーバ・DC関連費・減価償却・手数料増(販管費 +21.1%)、価格改定に伴うMailの解約増(解約率悪化)。
- 競争環境: メール/SMS送信市場には複数の競合サービスが存在。ユミルリンクは大規模高速配信エンジンと豊富なマーケティング機能で差別化を図る一方、価格競争と顧客の平均利用額変動(SMS平均利用額の低下)に注意。
- リスク要因:
- 為替の影響:資料に為替前提は明記なし(影響小)。
- 規制・LGWAN対応など行政需給の変化。
- サプライチェーン/DC運用費の上昇。
- 価格改定に伴うチャーン増(Mail月次解約率はH1平均0.73%に悪化)。
- 連結化・M&Aによる一時的費用増と統合リスク。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- メッセージングチャネルの拡充とプラットフォーム化(Cuenoteプラットフォーム開発)。
- 選択と集中でカバー領域を拡大(INPUT→DATA→MANAGE→OUTPUT)。
- 人的資本拡充(技術中心に増員)、マーケティング強化、業務資本提携(子会社化・提携)によるシナジー。
- 進行中の施策:
- 2025年上期リリース:Cuenote Mail for kintone、Cuenote SRS エントリープラン、Cuenote SR-S エントリープラン、WebPush(Cuenote Push)等。
- サーバ等機材取得による基盤強化、LGWAN向けサービス拡充。
- セグメント別施策:
- Mail:kintone連携、エントリープランでMid–Smallユーザーを取り込む、エンタープライズ導入事例の拡大。
- SMS/Auth:LGWAN対応強化、kintone/Salesforce連携、行政・自治体や認証用途の拡大。
- SNS(ROC):SNSマーケティングサービスを連結で提供。
- 新たな取り組み: 事業推進本部によるアライアンス推進、子会社化(ROCはすでに子会社化済)、今後もテクノロジー・サービス企業の子会社化・提携を検討。
将来予測と見通し
- 業績予想(会社公表、2025年通期 連結予想):
- 売上高:3,156百万円
- ストック売上:2,887百万円
- SNS・スポット売上:269百万円
- 営業利益:700百万円(営業利益率 22.2%)
- 経常利益:701百万円
- 当期純利益:480百万円(当期純利益率 15.2%)
- 予想の前提条件:Mail/SMSの需要伸長、価格改定効果等(為替等の具体前提は資料非記載)
- 経営陣の自信度:資料上は成長計画と指標目標を示しているが、利益面は投資と連結費用の影響を織り込む姿勢。
- 予想修正:
- 通期予想の修正有無:2025年通期予想は資料で示されているが、第2四半期時点での修正は特に言及なし。
- 修正理由と影響:–(該当資料なし)
- 中長期計画:
- 中期経営計画:メッセージングプラットフォーム構築、人的資本増強、Cuenote基盤開発、LGWAN拡充、M&A/提携を通じた成長(目標の数値的到達可能性は、進捗・外部環境に依存)。
- 予想の信頼性: 過去の通期達成傾向等の明確データは資料に限定的(ただし四半期推移からは売上成長は継続的)。保守的/楽観的傾向の明示なし。
- マクロ経済の影響: 消費動向、広告投下、IT投資動向、自然災害によるSMS需要変動、通信キャリア政策等が影響要因。
配当と株主還元
- 配当方針: 配当性向15%を目安に、成長投資と内部留保の確保を両立しつつ安定的・継続的な利益還元を実施。
- 配当実績:
- 2024年12月期:普通配当 18円00銭、記念配当 37円00銭(合計55円)
- 2025年12月期(予想):普通配当 19円00銭、記念配当 無し
- 配当性向:目安15%(資料上)
- 配当利回り:–(株価情報非提示のため算出不可)
- 特別配当: 2024年に記念配当37円を実施。2025年は特別配当の予定なし。
- その他株主還元: 自社株買い・分割の言及なし(資料上は記載なし)。
製品やサービス
- 主要製品:
- Cuenote FC:大規模・高速メール配信システム(到達率向上等に注力)
- Cuenote SR-S:メール送信API/リレー(エラー解析機能付)
- Cuenote SMS:国内キャリア直収型SMS(LGWAN対応含む)
- Cuenote Auth:SMS/IVRを利用した認証サービス
- Cuenote Push:Webプッシュ通知(アプリ不要)
- Cuenote Survey:Webアンケート・フォーム
- 安否確認サービス:気象情報連携の安否確認
- サービスの販売状況: Mail・SMSが主力でストック売上比率高く、MailのMRR・ストック売上は前年から増加。
- 協業・提携: kintone連携(Mail for kintone)、Salesforce連携、ROC(SNS支援)を子会社化、行政向けLGWAN連携等。
- 成長ドライバー: ストック型MRR成長、チャネル拡充(Webプッシュ等)、企業のDX・CX投資増、大規模配信ニーズ(会員基盤を持つ事業者)および行政・自治体案件。
Q&Aハイライト
- 説明会でのQ&A:資料にQ&A記載なし → 重要なやり取りは提供資料に未記載のため省略。
- 経営陣の姿勢:資料全体からは成長投資・プラットフォーム化へ積極投資する姿勢が読み取れる。
- 未回答事項:EPS、提出日、詳細な前提(為替等)、個別案件のROIなどは明示されていない(–)。
- ポジティブ要因:
- ストック型収益(MRR)拡大が継続(Mail MR R増、SMS契約増)。
- 製品群の幅広さ(Mail/SMS/Auth/WebPush/Survey/安否)によりクロスセルの機会。
- LGWAN等行政案件対応やkintone/Salesforce連携による顧客層拡大。
- ROC子会社化でSNS領域を補完。
- ネガティブ要因:
- 連結化・成長投資に伴う販管費増(人件費、DC関連費、減価償却)が短期の利益を圧迫。
- 価格改定の一時的な解約増(Mailの月次解約率が上昇、H1平均0.73%)。
- SMS平均利用額低下(小口顧客増加で平均利用額 △20.6%)。
- 不確実性:
- 連結化後の統合作業とシナジー実現時期の不確実性。
- 市場競争や価格競争の行方、顧客の広告・マーケティング予算動向。
- 自然災害等によるSMS需要の変動は短期的に影響。
- 注目すべきカタリスト:
- Cuenoteプラットフォームの開発進捗とリリース・採用状況。
- LGWAN対応案件の拡大や大型官公庁導入事例。
- 2025通期・四半期ごとの営業利益改善状況(連結費用増の吸収)。
- 今後のM&A/子会社化・提携の発表。
重要な注記
- 会計方針: 2024年12月期第4四半期より連結決算に移行している点に留意(比較数値は単体→連結の差異など影響あり)。
- その他: 四半期ごとのサーバ・DC投資、人件費増等が業績に影響。配当は配当性向15%を目安だが、特別配当は毎年あるとは限らない。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4372 |
| 企業名 | ユミルリンク |
| URL | https://www.ymir.co.jp |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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