2025年12月期第3四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 2Qから推進している「子会社売却・不採算事業整理」によるサービス・ポートフォリオ最適化を継続。短期的に売上は減るものの、内製化や販管費抑制で構造改革を進める方針。
- 業績ハイライト: 2025年1Q-3Q累計売上高842百万円(前年同期比△23.1%:悪い)、営業損失234百万円(1Q-3Q累計、前年同期比 赤字幅拡大約12.6%:悪い)が続く一方、四半期純損失は△176百万円(前年同期△399百万円)と赤字幅は縮小(約55.9%改善:良い)。
- 戦略の方向性: XR CLOUDのOEM提供によるライセンス・運営等のリカーリング収益化、内製化による原価改善、DNPとの提携による販売・開発連携で事業拡大を図る。
- 注目材料: DNP(大日本印刷)との資本業務提携(約10億円の資本増強を含む)は中長期での販売力強化・共同開発の追い風。スマートグラス実証やJAXA連携などの実証案件多数。
- 一言評価: 構造改革過渡期にあり売上は減少するが、内製化・提携による収益基盤の立て直しを図っている段階。
基本情報
- 企業概要: monoAI technology株式会社(証券コード:5240)
主要事業分野: XR事業(メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」OEM提供、XRイベント企画・運営、XR周辺サービス等)
代表者: 代表取締役会長 本城 嘉太郎、代表取締役社長 山下 真輝 - 説明会情報: 開催日 2025年11月14日、資料は「2025年12月期 第3四半期決算説明資料」形式(説明会の開催形式・参加対象は明記なし → –)
- 報告期間: 対象会計期間 2025年12月期 第3四半期(1Q-3Q:2025年1月~9月)
- セグメント:
- メタバースサービス: XR CLOUDをOEM提供しクライアント専用メタバースを短納期・低コストで構築(収益はライセンス+運営等のリカーリングを想定)
- XRイベントサービス: XR CLOUD上でイベントの企画・制作・運営をワンストップ提供(パッケージ化で原価圧縮)
- XR周辺サービス: 他プラットフォーム制作、QA/品質保証、ミドルウェア提供、VR/AR開発、ドローン/ロボ事業など
業績サマリー
- 主要指標(単位:百万円)
- 売上高: Q3単体 202(前年Q3 340、前年同期比 △40.4%:悪い) / 1Q-3Q累計 842(前年1Q-3Q 1,095、前年同期比 △23.1%:悪い)
- 売上原価: Q3単体 146(前年Q3 233、前年同期比 △37.2%:良い) / 1Q-3Q累計 543(前年733、△25.9%:良い)
- 売上総利益: Q3単体 55(前年106、△47.5%:悪い) / 1Q-3Q累計 299(前年362、△17.5%:悪い)
- 販管費: Q3単体 180(前年191、△5.8%:良い) / 1Q-3Q累計 532(前年569、△6.5%:良い)
- 営業利益(営業損失): Q3単体 △124(前年△85、赤字幅拡大:悪い) / 1Q-3Q累計 △233(前年△207、赤字幅拡大約12.6%:悪い)
- 経常利益: 1Q-3Q △226(前年△212、赤字幅拡大:悪い)
- 税前利益: 1Q-3Q △172(前年△388、赤字幅縮小:約55.6%改善:良い)
- 四半期純利益: Q3単体 △129(前年Q3 △85、悪化) / 1Q-3Q累計 △176(前年△399、赤字幅縮小約55.9%:良い)
(注)損益項目はマイナス(赤字)表示。数値の良/悪は短期的目安。
- 予想との比較:
- 進捗状況:
- 過去同時期との進捗率比較: 売上・粗利はいずれも前年同期比で減少(短期的に悪化)
- セグメント別状況(2025年1Q-3Q累計比率、資料記載)
- メタバースサービス: 売上構成比 60.6%(主力、OEM/ライセンス・運営収益が想定される)
- XR周辺サービス: 売上構成比 24.7%
- XRイベントサービス: 売上構成比 14.8%
※1Q-3Q累計売上842百万円を構成比で概算配分すると(概算)メタバース約510百万円、XR周辺約208百万円、XRイベント約125百万円。数字は概算。
業績の背景分析
- 業績概要: 2Qからの子会社売却・不採算事業整理(ポートフォリオ最適化)で売上が大幅減。コスト削減・内製化で原価率改善が進行する一方、先行投資(研究開発費増)も実施。
- 増減要因:
- 増収/減収の主要因: サービスの切り離し・売却等による売上の取り崩し(主因)。イベント案件や既存案件の変動も影響。
- 増益/減益の主要因: 業務委託費削減(Q3対売上比 27.9%へ改善、前年同期30.4%)、労務費は対売上比で上昇(Q3で57.1%:売上急減の影響で比率悪化)。R&D投資増(Q3 32百万円、前年9百万円)で販管費内構成は変化。
- 競争環境: メタバース/XR市場は大手・専門企業との競合、プラットフォーム競争が激しい。XR CLOUDの技術優位(内製通信ミドルウェア「モノビットエンジン」で多人数同時接続)を強みとするが、顧客獲得と収益化の速度が重要。
- リスク要因: 事業再編による短期売上減、受注環境の変化、資金繰りリスク、プラットフォーム依存、技術投資回収の不確実性。為替・規制は特記事項なし。
戦略と施策
- 現在の戦略: XR CLOUDを軸にOEM提供で初期構築収益+ライセンス/運営によるリカーリング収益化。内製化推進で原価低減、DNPとの提携で販路・開発力強化。
- 進行中の施策:
- 内製化による原価率改善(業務委託費削減を実行)
- 販管費抑制(人件費・採用費削減)と並行して研究開発投資拡大(AIエージェント、屋内ナビ、コモングラウンド等)
- スマートグラス(字幕表示・同時翻訳)の実証複数施設で実施(東京都支援事業の一環)
- セグメント別施策:
- メタバースサービス: OEMの拡張性・アバター販売・有料チケット機能など機能追加で収益化
- XRイベント: パッケージ化による原価圧縮、Webブラウザ対応で参加ハードル低減
- XR周辺: QA自動化、他プラットフォーム制作、ミドルウェア提供(モノビットエンジン)
- 新たな取り組み: DNPとの共同開発(教育、行政、不動産向けソリューション等)、JAXA連携の宇宙教育ワークショップ、スマートグラス実証の拡大
将来予測と見通し
- 業績予想: 資料に次期(通期)具体的数値の開示はなし → 売上高・営業利益等の数値は記載なし(–)
- 経営陣の自信度: 明示なし
- 予想修正:
- 中長期計画:
- 中期方針はXR CLOUDを軸としたリカーリング収益化、DNPとの協業推進。中期経営計画の数値目標・進捗は資料で明示されていない → 進捗評価は現時点で不明(–)。
- マクロ経済の影響: 国内外の経済動向や業界需給がリスク因子として注記(定型の開示あり)。
配当と株主還元
- その他株主還元: 2024年5月にDNPとの資本提携で約10億円の資本増強を実施(資本参加は株主構成に影響)。
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- XR CLOUD(自社メタバースプラットフォーム、OEM提供)— 多人数同時接続(1エリア1,000人)・インストール不要の高画質体験が特徴
- XRイベントパッケージ(講演会、展示会、バーチャルツアー、ファンミーティング等)
- XR周辺サービス(monoVR/monoAR、monoQA、モノビットエンジン、他プラットフォーム制作)
- スマートグラスを活用した字幕表示/同時翻訳ソリューション(実証段階)
- 協業・提携: DNP(資本業務提携)、JAXA(宇宙教育連携)、阪急阪神、ピクシブ、マイナビ等多数の案件実績
- 成長ドライバー: XR CLOUDのライセンス化・運営化、DNPを通じた販路拡大、スマートグラス等の新商材導入、公共/教育分野の導入拡大
Q&Aハイライト
- 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点): 構造改革に踏み込み短期のダウンサイズを容認しつつ、中長期の事業基盤強化(内製化、提携、R&D)に注力する姿勢。
- ポジティブ要因:
- XR CLOUDという自社技術(モノビットエンジン)を軸にOEM/ライセンスでリカーリング収益化が可能
- DNPとの資本業務提携(販売力・開発リソースの強化)
- 内製化により業務委託費削減が進んでいる(Q3で業務委託費比率30.4%→27.9%)
- 教育/行政/観光等で実証案件を複数持ち、社会実装の可能性あり
- ネガティブ要因:
- ポートフォリオ最適化による短期売上の大幅減(1Q-3Q △23.1%)と営業赤字の継続
- キャッシュ流出(事業活動に伴うキャッシュアウト)および短期的な財務指標の変動リスク
- 収益化(ライセンス/運営収益)の立ち上がりが不透明
- 不確実性:
- DNPとの協業成果がどの程度早期に収益に結びつくか
- スマートグラスやAIエージェント等新規サービスの商用化スピード
- 市場需給・競合動向による受注環境の変化
- 注目すべきカタリスト:
- 主要顧客獲得・大口ライセンス契約の締結
- DNP連携プロダクトの発表/受注
- 子会社売却や事業整理の完了とその売却益/影響の開示
- 通期業績見通しの公表・修正
重要な注記
- リスク要因: 資料末尾に将来見通しに関する一般的な留保(経済状況・業界動向等)を明記
- その他: 一部案件はクライアント希望により非公表。決算説明資料は構造改革の過渡期にある旨を明記。
(注)不明な項目は「–」としました。資料の数値は小数点以下切捨て表示の百万円単位に基づき記載。数字については短期的な良/悪の目安を併記しました。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5240 |
| 企業名 | monoAI technology |
| URL | https://monoai.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。