2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:市場予想との比較資料は提示されていないため明確なサプライズ判定資料なし。会社側の中期計画初年度(2025年6月期)は「概ね順調」との記載(ほぼ想定内の着地)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高90,712百万円、+6.2%/営業利益20,794百万円、+5.7%/親会社株主に帰属する当期純利益15,061百万円、+5.2%)。
  • 注目すべき変化:受注高は82,182百万円で前期比△18.9%と大幅減(高速道路会社の発注減が主因)──受注残高も81,698百万円(△9.5%)と低下。
  • 今後の見通し:2026年6月期予想は売上95,000百万円(+4.7%)、営業利益21,500百万円(+3.4%)、当期純利益15,300百万円(+1.6%)。国のインフラ関連予算拡大を想定し堅調な受注環境が続く見込み。会社は配当・自社株取得で株主還元強化を表明(総還元性向90%目標)。
  • 投資家への示唆(情報提供のみ、投資助言は行わない):収益性・財務基盤は強く配当方針も積極化。ただし受注減は中長期の売上原資に影響するため、今後の受注動向(特に高速道路向け発注)と受注残高の回復が鍵。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ショーボンドホールディングス株式会社
    • 主要事業分野:国内建設(公共構造物の補修補強工事および製品販売)、その他(海外建設・製品製造販売等)
    • 代表者名:代表取締役社長 岸本 達也
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月12日
    • 対象会計期間:2024年7月1日~2025年6月30日(通期)
    • 決算説明会資料:作成・開催あり(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • 国内建設:公共構造物の補修補強工事・製品販売(主要セグメント)
    • その他:海外建設、製品製造販売業、国内外製品販売業 等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):54,745,180株(2025年6月期)
    • 期末自己株式数:3,676,482株(2025年6月期)
    • 期中平均株式数:51,572,980株(2025年6月期)
    • 時価総額:–(資料内記載なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会予定日:2025年9月26日
    • 有価証券報告書提出予定日:2025年9月25日
    • 配当支払開始予定日:2025年9月29日
    • 自己株式取得(決議):2025年8月12日決議、取得期間2025/8/13~2026/6/30、上限50億円・1,100,000株

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社予想との比較:当期(2025年6月期)に対する期初予想の修正・会社予想との直接比較資料は提示なし。したがって「会社予想からの大幅な乖離」は示されていない。
    • 市場予想との比較:市場予想は資料に記載なし(判断不可)。
  • サプライズの要因:該当なし。ただし当期は売上総利益率が29.2%と高水準を維持し、これが営業利益増加の主因。
  • 通期への影響:受注高・受注残高の減少(受注高82,182百万円、△18.9%)は注意点。だが会社は国によるインフラ投資拡大を踏まえ来期予想は増収増益を見込む。現時点で予想修正はなし。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産:129,155百万円(前期130,141百万円、△985百万円)
    • 純資産(連結):106,392百万円(前期104,425百万円、+1,966百万円)
    • 負債合計:22,763百万円(前期25,715百万円、△2,952百万円)
    • 現金及び現金同等物期末:32,523百万円(前期35,304百万円、△2,780百万円)
  • 収益性(2025年6月期、対前年同期)
    • 売上高:90,712百万円(+6.2%、+5,292百万円)
    • 売上総利益:26,503百万円(売上総利益率29.2%(高水準))
    • 営業利益:20,794百万円(+5.7%、+1,127百万円)、営業利益率22.9%(高水準)
    • 経常利益:21,139百万円(+3.4%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:15,061百万円(+5.2%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):292.03円(前期273.73円)
    • ROE(自己資本当期純利益率):14.5%(良好)
  • 進捗率分析(四半期決算該当外):
    • 本決算は通期決算のため「四半期進捗」は該当しない。ただし参考として来期(2026年6月期)予想に対する今期実績の比率(参考値)=売上高:90,712/95,000=95.5%、営業利益:20,794/21,500=96.7%、当期純利益:15,061/15,300=98.5%(参考に留意)。
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率:81.4%(安定水準、40%以上は一般に安定)
    • 流動資産:100,241百万円/流動負債:20,538百万円 → 流動比率(参考)約488%(十分な流動性)
    • 有利子負債:明示なし(資料上、目立った借入は記載されていない)
  • 効率性:
    • 総資産回転率(売上/総資産)=90,712/129,155 ≒ 0.70回(参考)
    • 売上高営業利益率は22.9%(高水準)
  • セグメント別:
    • 国内建設 売上高:86,776百万円(+6.7%)/セグメント利益:19,827百万円
    • その他 売上高:3,935百万円(△3.5%)/セグメント利益:920百万円
    • 国内建設が収益の中核
  • 財務の解説:高い粗利率(29.2%)と高い営業利益率により高収益を確保。受注環境は一時的に軟化しているが、期首受注残がある案件の売上計上で増収となった。現金余裕・低負債で自己株取得(積極的な株主還元)にも対応可能。

配当

  • 当期(2025年6月期)実績:
    • 中間配当:64.00円
    • 期末配当:111.50円
    • 年間配当:175.50円(合計:9,000百万円)
    • 配当性向(連結):60.1%
    • 純資産配当率(DPS/純資産):8.7%
  • 次期(2026年6月期)予想:
    • 中間82.00円、期末100.00円、年間182.00円(会社想定業績を前提)
  • 特別配当の有無:当期は特別配当なし。だが中期経営計画で総還元性向を90%に引上げ(配当性向60%、3年累計自己株取得150億円)を表明。
  • 株主還元方針:配当+自社株買い併用で還元強化。今回の取締役会で自己株式取得(50億円上限、1.1百万株上限)を決議。

セグメント別情報

  • 売上高(連結):
    • 国内建設:86,776百万円(+6.7%)
    • その他:3,935百万円(△3.5%)
    • 合計:90,712百万円(+6.2%)
  • 利益構成:
    • 国内建設セグメント利益:19,827百万円(セグメント主力)
    • その他セグメント利益:920百万円
  • 前年同期比較:国内建設が牽引して増収増益。その他は微減。
  • セグメント戦略:国内インフラメンテナンス市場を主軸に、国の長寿命化・強靭化施策に対応。詳細は中期計画資料参照(決算補足説明資料あり)。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画2027:2025年6月期は初年度で「概ね順調」とのコメント。
  • KPI達成状況:売上・利益ともに増加傾向で初年度は良好。ただし受注高の大幅減(△18.9%)は注意事項。株主還元目標(総還元性向90%)と自己資本の高さは整合的。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:資料上の比較データなし(–)。
  • 市場動向:国内インフラメンテナンス市場は国の政策(インフラ長寿命化基本計画・国土強靭化実施中期計画)により今後も堅調と想定。第1次国土強靭化実施中期計画では2026年度から5年間で約20兆円強の事業規模が想定されている点を会社は強調。

今後の見通し

  • 業績予想(2026年6月期、会社予想)
    • 売上高:95,000百万円(+4.7%)
    • 営業利益:21,500百万円(+3.4%)
    • 経常利益:22,000百万円(+4.1%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:15,300百万円(+1.6%)
    • 1株当たり当期純利益(予想):302.69円
  • 予想の信頼性:会社は中期計画の枠組みで説明。過去11期連続で増収増益を達成している点を挙げ、達成に向けて慎重な前提を置いている旨。
  • リスク要因:
    • 高速道路会社等主要発注者の発注量変動(受注高が年度を通じて低調となった実績あり)
    • 受注残高減少が今後の売上基盤に与える影響
    • 建設業固有の工程リスク、原材料価格・労務費動向等(資料内一般的言及)

重要な注記

  • 会計方針:重要な変更なし(会計基準等の改正に伴う変更、その他の会計方針変更、会計上の見積りの変更、修正再表示いずれも無)。
  • 監査:決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外(注記あり)。
  • 減損等:子会社に係るのれんの減損損失131百万円計上(キーナテック株式会社関連)。
  • 自己株式の取得・消却:期中に自己株取得および消却の実施。2025年8月12日付けで追加の自己株取得(上限50億円)を取締役会決議。

(注)提示数値は決算短信記載の連結数値を基に記載。記載の表現は情報提供を目的とし、投資助言・勧誘を目的とするものではありません。不明項目は–と記載しました。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 1414
企業名 ショーボンドホールディングス
URL http://www.sho-bondhd.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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