メイコー(6787)企業分析レポート

個人投資家の皆様へ

1. 企業情報

  • 事業内容などのわかりやすい説明
    メイコーは、プリント基板(PCB)の設計、製造、販売を主力とする大手企業です。自動車、スマートフォン、通信、産業・医療機器、アミューズメント、家電など幅広い分野に製品を提供しています。日本、中国、ベトナムを中心にグローバルに事業を展開し、特にベトナムに量産工場を持つことが特徴です。
  • 主力製品・サービスの特徴
    主力製品は、マザーボードや電子部品を装着するための「プリント配線板」です。両面・多層基板、HDI(高密度接続)基板、フレキシブル基板、リジッドフレキシブル基板など多様な製品ラインナップを持ちます。特に、高付加価値の「ビルドアップ基板」を強みとしており、最新の電子機器に不可欠な精密基板を提供しています。また、PCBテスター、半田マスク、画像処理装置・システム、回路設計、電子機器製造受託サービスも手掛けています。

2. 業界のポジションと市場シェア

  • 業界内での競争優位性や課題について
    メイコーはプリント配線板製造で国内上位に位置しており、特に車載向けやスマートフォン向けに強みを持っています。競争優位性としては、高付加価値製品であるビルドアップ基板の供給能力の高さ、中国・ベトナムといった海外に多数の生産拠点を持ち、稼働率の向上とコスト競争力を維持している点が挙げられます。課題としては、電子部品業界全体の市況変動や、原材料価格の変動などが収益に影響を与える可能性があります。
  • 市場動向と企業の対応状況
    決算短信によると、AIサーバー需要の拡大や新型ゲーム機の好調などにより、電子部品市況は緩やかな回復基調にあります。また、円安の進行も同社の海外売上比率の高さから増収効果に寄与しています。同社は、このような市場の変化に対し、高付加価値品の供給力強化と海外生産拠点での生産性向上を通じて対応しています。

3. 経営戦略と重点分野

  • 経営陣が掲げるビジョンや戦略
    決算短信からは具体的な中長期ビジョンや戦略は明示されていませんが、今回の好調な業績要因として「高収益のビルドアップ基板の販売増」「ベトナムを中心とした稼働率向上」「生産性改善、コスト削減」が挙げられており、これらが足元の重点施策と考えられます。高付加価値品の提供と効率的なグローバル生産体制の確立が事業戦略の中核にあると推測されます。
  • 中期経営計画の具体的な施策や重点分野
    決算短信には具体的な中期経営計画の数値目標の記載はありません。ただし、積極的な設備投資(有形固定資産取得が中間期で約254億円)を進めており、今後の成長に向けた生産能力の拡充が重点分野であることが示唆されます。特に高付加価値のビルドアップ基板分野への投資が中心と見られます。
  • 新製品・新サービスの展開状況(決算短信参照)
    決算短信では具体的な新製品や新サービスの情報は開示されていませんが、AIサーバーや新型ゲーム機といった先端市場向けの高付加価値基板(ビルドアップ基板)の販売が好調であることから、これらの分野での技術開発や製品投入が進んでいると考えられます。

4. 事業モデルの持続可能性

  • 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
    電子回路基板の提供というビジネスモデルは、デジタル化が進む現代において非常に安定した需要基盤を持っています。自動車のCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)化、5G/6Gといった次世代通信、AIサーバー、高性能ゲーム機など、成長市場向けの対応を強化しており、市場ニーズの変化への適応力は高いと評価できます。特に高付加価値のビルドアップ基板への注力は、価格競争に巻き込まれにくい収益構造を構築する上で重要です。
  • 売上計上時期の偏りとその影響
    2026年3月期第2四半期(中間期)の売上高進捗率は50.0%、営業利益進捗率は48.6%、純利益進捗率は52.2%であり、通期予想に対して概ね計画通りの進捗を示しています。これは、特定の時期に収益が集中するよりも、年間を通して安定的に計上される傾向にあることを示唆しており、持続性が期待されます。

5. 技術革新と主力製品

  • 技術開発の動向や独自性
    具体的な技術開発のR&D支出に関する詳細は記載されていませんが、高密度接続技術を要するHDI基板や、高収益を牽引するビルドアップ基板の提供から、高い技術力と開発力を有していることが伺えます。次世代技術に対応するための設備投資も積極的です。
  • 収益を牽引している製品やサービス
    現在の収益を最も牽引しているのは、高付加価値の「ビルドアップ基板」です。AIサーバーや新型ゲーム機の需要拡大が追い風となり、売上高・利益ともに大きく貢献しています。

6. 株価の評価

  • EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
    現在の株価は11,400.0円です。
    • EPS(会社予想、連): 701.46円
    • PER(会社予想、連): 11,400円 / 701.46円 = 16.25倍
    • BPS(実績、連): 4,529.82円
    • PBR(実績、連): 11,400円 / 4,529.82円 = 2.52倍
    • 現在の株価11,400円は、EPSに基づくPERが16.25倍、BPSに基づくPBRが2.52倍です。
  • 業界平均PER/PBRとの比較
    • 業界平均PER: 24.2倍
    • 業界平均PBR: 1.6倍
    • メイコーのPER 16.25倍は業界平均24.2倍と比較して割安です。
    • メイコーのPBR 2.52倍は業界平均1.6倍と比較して割高です。

7. テクニカル分析

  • 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
    直近の株価は11,400円で、年初来高値11,960円、年初来安値4,545円と比較すると、現在の株価は年初来高値に迫る高値圏に位置しています。52週高値も11,960円であり、非常に高い水準で推移していることが分かります。
  • 年初来高値・安値との位置関係
    現在の株価(11,400円)は、年初来高値(11,960円)の約95.3%の水準であり、年初来安値(4,545円)からは大きく上昇しています。市場は同社の成長性や収益改善を強く評価していると考えられます。
  • 出来高・売買代金から見る市場関心度
    本日の出来高は69,700株、売買代金は811,018千円でした。3ヶ月平均出来高179.17k株、10日平均出来高146.9k株と比較すると、本日の出来高は平均を下回っており、やや市場の関心度が低下している可能性がありますが、株価推移は堅調です。

8. 財務諸表分析

  • 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価
    • 売上高: 過去12か月で220,142百万円を計上。2022年3月期から継続的に成長しており、2025年3月期予想も増収見込みです。四半期売上成長率(前年比)は14.20%と堅調です。
    • 粗利益: 過去12か月で43,873百万円。利益率は改善傾向にあります。
    • 営業利益: 過去12か月で21,213百万円。2024年3月期の11,661百万円から大きく回復・成長しています。
    • 純利益: 過去12か月で17,986百万円。2024年3月期の11,310百万円から大幅に増加しており、四半期純利益成長率(前年比)は71.40%と非常に高い伸びを示しています。
    • ROE(実績): (連)14.46%。過去12か月で15.94%と非常に高い水準を維持しており、株主資本を効率的に活用して収益を上げていることを示します。
    • ROA(実績): (連)4.88%。過去12か月で4.88%であり、総資産に対する収益性も良好です。
  • 過去数年分の傾向を比較
    過去数年間の損益計算書を見ると、Total Revenue、Gross Profit、Operating Income、Net Income Common Stockholdersは2023年3月期を底に、2024年3月期から明確な回復・成長トレンドを示しており、特に2025年3月期以降の予想は大幅な増収増益を見込んでいます。
  • 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較)
    2026年3月期第2四半期(中間期)の実績は、売上高が通期予想の50.0%、営業利益が48.6%、親会社株主に帰属する中間純利益が52.2%の進捗率です。中間期として概ね通期見通しに沿った順調な進捗であり、会社予想の達成可能性は高いと評価できます。

9. 財務健全性分析

  • 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価
    • 自己資本比率(実績): (連)42.2%。中間期末時点では38.3%にやや低下しています。一般的な目安とされる40%を下回っており、安定性はやや懸念されます。
    • 流動比率(直近四半期): 1.18倍。短期的な支払い能力を示す指標で、一般的には1.0〜2.0倍であれば安全圏とされますが、余裕は大きくありません。
    • 負債比率(直近四半期、Total Debt/Equity): 96.65%。負債が株主資本に占める割合を示し、高い水準です。
  • 財務安全性と資金繰りの状況
    自己資本比率の低下と負債比率の高さは、設備投資に伴う借入金増加が主因であり、財務の安全性には注意が必要です。しかし、営業キャッシュフローは過去12か月で27,690百万円と潤沢であり、本業での稼ぐ力は健在です。総現金は38,710百万円と多いですが、借入金が119,550百万円に増加しており、フリーキャッシュフローは-18,250百万円とマイナスになっています。これは活発な設備投資によるものです。
  • 借入金の動向と金利負担
    直近四半期の負債合計は179,601百万円と、前期末から38,841百万円増加しており、特に長期借入金が大幅に増加(+20,613百万円)しています。これは成長のための設備投資を積極的に行っている証拠ですが、金利負担の増加リスクも考慮する必要があります。

10. 収益性分析

  • ROE、ROA、各種利益率の評価
    • ROE(過去12か月): 15.94%。非常に高く、株主資本を効率的に活用し高いリターンを生み出しています。
    • ROA(過去12か月): 4.88%。一般的な目安である5%に近い水準であり、総資産に対する収益性も良好です。
    • 粗利率(過去12か月): 約19.9% (43,873百万円 / 220,142百万円)。
    • 営業利益率(過去12か月): 9.98%。良好な水準であり、中間期では10.24%とさらに改善しています。
    • 純利益率(過去12か月): 8.17%。高い収益性を示しています。
  • 一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%等)との比較
    ROEはベンチマーク10%を大きく上回り「優良」、ROAはベンチマーク5%に近く「普通」と評価できます。営業利益率も10%超と、高い収益性を確保しています。
  • 収益性の推移と改善余地
    過去数年間の推移を見ると、特に2024年以降、高付加価値製品へのシフトと効率的な生産体制の構築により収益性が大幅に改善しています。AIサーバーなどの需要拡大は今後も収益性向上に寄与する可能性がありますが、将来的な競争激化や原材料費の変動が改善余地の限界となる可能性もあります。

11. 市場リスク評価

  • ベータ値による市場感応度の評価
    ベータ値は1.48(5年月次)です。これは市場全体が1%変動した際に、メイコーの株価は平均して1.48%変動する傾向があることを示しており、市場感応度が高い(市場全体の動きに比較的連動しやすいながらも、変動が大きめ)銘柄と言えます。
  • 52週高値・安値のレンジと現在位置
    52週高値は11,960.00円、52週安値は4,545.00円です。現在の株価11,400円は、52週高値に近い水準で推移しており、株価の高いレンジに位置しています。
  • 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等)
    決算短信には以下のリスク要因が挙げられています。
    • 需要下振れ: AI/通信/家電分野などの需給変動。
    • 為替変動: 円安の反転は収益に影響を与える可能性があります。
    • 原材料価格の変動: 原材料の価格高騰はコスト増に繋がります。
    • 設備投資に伴う借入負担増: 長期借入金の大幅増加による金利負担増や償却負担。
    • 生産拠点リスク: 海外(特にベトナムや中国)の生産拠点における地政学リスクや現地状況の変化。

12. バリュエーション分析

  • 業種平均PER/PBRとの比較
    • メイコーのPER(会社予想)16.25倍に対し、業種平均PERは24.2倍であり、PER基準では割安です。
    • メイコーのPBR(実績)2.52倍に対し、業種平均PBRは1.6倍であり、PBR基準では割高です。
  • 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用)
    • 業種平均PER基準目標株価: 701.46円(EPS) × 24.2倍(業界平均PER) = 16,975円
    • 業種平均PBR基準目標株価: 4,529.82円(BPS) × 1.6倍(業界平均PBR) = 7,247円
  • 割安・割高の総合判断
    PERは業界平均より割安、PBRは業界平均より割高という相反する結果が出ています。しかし、成長ストーリーや高付加価値品へのシフトによる収益性改善が強く評価されていることを考慮すると、PBRの高さはある程度の成長期待を織り込んでいると解釈できます。現在の株価はPER基準では割安感がありますが、PBR基準では割高であり、総合的には中立的な評価が妥当です。

13. 市場センチメント分析

  • 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス)
    信用買残は155,100株、信用売残は45,000株です。信用倍率は3.45倍であり、買い残が優勢な状況です。前週比では信用買残が-6,800株、信用売残が-13,700株と、売り残が大きく減少しているものの、買い残も減少しており、全体的な需給はやや改善方向にあると言えます。
  • 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況)
    筆頭株主は名屋佑一郎氏で17.55%、次いで日本マスタートラスト信託銀行(信託口)15.20%、日本カストディ銀行(信託口)12.88%となっています。経営陣(名屋氏)の持株比率が高く、加えて信託銀行が主要株主であることから、比較的安定した株主構成と言えます。機関投資家による保有比率は41.03%と高く、市場からの信頼も厚いと考えられます。
  • 大株主の動向
    — データなし(直近の具体的な売買動向については情報がありません)

14. 株主還元と配当方針

  • 配当利回りや配当性向の分析
    配当利回り(会社予想)は0.79%です。1株配当(会社予想)は90.00円であり、前期実績88円からの増配を見込んでいます。配当性向は13.27%と低水準であり、成長投資に資金を優先的に配分していると考えられます。
  • 自社株買いなどの株主還元策
    決算短信には自社株買いに関する記載はありません。現時点では配当が主な株主還元策と見られます。
  • 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策
    — データなし(決算短信には詳細な記載がありません)

15. 最近のトピックスと材料

  • 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等)
    2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信によると、「過去最高の中間実績」を達成しました。
    • 売上高: 111,493百万円(前年同期比+13.6%)
    • 営業利益: 11,418百万円(前年同期比+22.9%)
    • 親会社株主中間純利益: 9,395百万円(前年同期比+48.3%)
      好業績の要因は、高付加価値のビルドアップ基板の販売増、ベトナムを中心とした工場稼働率向上、生産性改善、コスト削減効果に加え、補助金988百万円の計上が寄与したとされています。
      AIサーバー需要拡大や新型ゲーム機の好調も、電子部品市況の回復を後押ししています。
      成長投資として、有形固定資産取得に約254億円を投じており、積極的な設備拡充を進めています。
  • これらが業績に与える影響の評価
    最近の決算発表は、同社の業績が力強い回復・成長局面にあることを明確に示しています。高付加価値製品へのシフトと効率的な生産体制は、今後の収益性向上に寄与すると考えられます。AIサーバーや新型ゲーム機といった成長市場からの需要拡大は、同社の事業にとって大きな追い風となるでしょう。一方で、大型設備投資に伴う借入金の増加は財務健全性に影響を与える可能性があり、今後の推移を注視する必要があります。

16. 総評

メイコーは、国内上位のプリント配線板メーカーとして、高付加価値のビルドアップ基板を主力製品とし、車載やスマートフォン、AIサーバー、新型ゲーム機といった成長市場の需要を取り込むことに成功しています。海外生産拠点、特にベトナムでの効率的な生産体制が競争優位性を高めています。
直近の業績は過去最高の中間実績を記録し、売上高・利益ともに力強い成長を遂げています。収益性もROE15.94%と非常に高く、株主資本を効率的に活用しています。積極的な設備投資により将来の成長基盤を強化していますが、これに伴う借入金の増加と自己資本比率の低下は財務健全性への一考を要する点です。
株価は年初来高値圏で推移しており、市場からの成長期待は織り込まれています。バリュエーションはPER基準では割安感があるものの、PBR基準では割高水準にあります。ベータ値も高く、市場全体の変動に感応しやすい銘柄と言えます。

  • 高付加価値製品(ビルドアップ基板)へのシフトによる収益性向上は継続する可能性が高い。
  • AIサーバー、新型ゲーム機などの成長市場からの恩恵が期待できる。
  • 積極的な設備投資は将来の成長ドライバーとなる一方で、財務負担増加のリスクも伴う。
  • 足元の業績は好調であり、通期予想の達成も現実的と見られる。

強み・弱み・機会・脅威(SWOT分析):

  • 強み (Strengths)
    • 国内上位のプリント配線板メーカーとしての技術力と市場地位。
    • 高付加価値なビルドアップ基板の供給能力。
    • ベトナムなど海外生産拠点によるコスト競争力と稼働率の高さ。
    • 収益性(ROE、営業利益率)の改善傾向。
  • 弱み (Weaknesses)
    • 積極的な設備投資に伴う長期借入金の増加と自己資本比率の低下。
    • フリーキャッシュフローがマイナスである点。
    • PBRが業界平均と比較して割高である点。
  • 機会 (Opportunities)
    • AIサーバー、新型ゲーム機需要の拡大による高付加価値基板市場の成長。
    • 自動車のCASE化など、新たな技術トレンドによる長期的な需要拡大。
    • 円安進行による輸出競争力の向上と収益増。
  • 脅威 (Threats)
    • 電子部品市況の急激な変動や景気後退。
    • 原材料価格の高騰や供給網の不安定化。
    • 金融市場の金利上昇による借入コストの増加。
    • 地政学リスクやパンデミックなどによる海外生産拠点の操業リスク。

17. 企業スコア

  • 成長性: A
    過去数年の売上高成長に加え、四半期売上成長率14.20%、四半期利益成長率71.40%と非常に高い伸びを示しています。高付加価値品へのシフトやAIサーバー、新型ゲーム機需要の取り込みによる増収増益基調が明確であり、今後も堅調な成長が期待されます。
  • 収益性: A
    ROE15.94%は一般的なベンチマーク(10%)を大きく上回り、ROA4.88%も良好な水準です。営業利益率も10%超に改善しており、高付加価値品への注力と生産性向上により、非常に高い収益性を実現しています。
  • 財務健全性: B
    自己資本比率は42.2%ですが、中間期末では38.3%に低下しており、一般的な目安とされる40%を下回っています。流動比率1.18倍は安全圏内ですが余裕は大きくなく、Total Debt/Equityは96.65%と高い水準です。借入金が大幅に増加している点は注意が必要ですが、潤沢な営業キャッシュフローにより資金繰りは維持されています。
  • 株価バリュエーション: B
    PER(会社予想)16.25倍は業界平均24.2倍と比較して割安である一方、PBR(実績)2.52倍は業界平均1.6倍と比較して割高です。成長期待を背景としたPBRの高さは理解できるものの、割安・割高の判断が分かれるため、総合的には中立と評価します。

企業情報

銘柄コード 6787
企業名 メイコー
URL http://www.meiko-elec.com/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 11,400円
EPS(1株利益) 701.46円
年間配当 0.79円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 18.4% 20.0倍 32,667円 23.4%
標準 14.1% 17.4倍 23,669円 15.7%
悲観 8.5% 14.8倍 15,604円 6.5%

標準シナリオでの目標年率別理論株価(参考値)

標準シナリオに基づき、目標年率リターンを達成するための理論株価と安全域価格です。

目標年率 理論株価 安全域価格 現在株価との比較
15% 11,770円 5,885円 ○ 算出価格を下回る
10% 14,700円 7,350円 ○ 算出価格を下回る
5% 18,550円 9,275円 ○ 算出価格を下回る

関連情報

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.5)」によって自動生成されました。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

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