2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社計画に対して上振れ(会社は当中間期の営業利益等が計画を上回ったと説明)。市場予想は提供情報に無し(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高51,412百万円、前中間期比+5.7%、営業利益6,016百万円、同+14.2%)。
- 注目すべき変化:ラボ・インダストリー部門が堅調(部門計432,33百万円、同+8.0%)で成長を牽引。メディカル部門は需要抑制で前年同期比5.2%減。
- 今後の見通し:通期業績予想(修正後)売上108,900百万円(前回予想↓)、営業利益12,510百万円(前回予想↑)。中間期の進捗率は売上47.2%、営業利益48.1%、純利益48.4%と概ね半期比率で順調。ただし輸出関連・医療分野の下振れリスクを警戒。
- 投資家への示唆:売上はやや保守的に修正されたが、粗利率改善と費用効率化で利益は上振れ。ラボ・インダストリー(特にeコマース・Web単独品・オリジナル品)が業績を支えており、メディカル分野の弱含みと外部リスク(米国通商政策等)を注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:アズワン株式会社
- 主要事業分野:研究機関・産業向けの科学機器・備品・消耗品等の卸売(ラボラトリー、インダストリー、メディカル・介護分野)、WEB購買代行等
- 代表者名:代表取締役社長 CEO 井内 卓嗣
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月31日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日〜2025年9月30日)
- 決算説明資料作成:有、決算説明会(機関投資家・アナリスト向け):有
- セグメント:
- 報告セグメントは一つ(事業の性質が類似のため)。補助情報として以下の部門別実績あり:ラボ・インダストリー部門(ラボラトリー分野、インダストリー分野)、メディカル部門、その他
- 発行済株式:
- 期中平均株式数(中間期):71,657,334株
- 期末発行済株式数(自己株式含む):75,352,540株(2026年3月期中間期)
- 期末自己株式数:3,701,629株(2026年3月期中間期)
- 時価総額:–(情報提供なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月11日
- 配当支払開始予定日:2025年12月2日
- その他IRイベント:決算説明会あり(機関投資家・アナリスト向け)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(通期予想に対する中間進捗=達成率)
- 売上高:51,412百万円/通期予想108,900百万円=47.2%(達成率)
- 営業利益:6,016百万円/通期予想12,510百万円=48.1%
- 親会社株主に帰属する中間純利益:4,326百万円/通期予想8,940百万円=48.4%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:ロングテール商品や輸入品の粗利率改善、eコマース拡大、在庫連携強化、物流拠点(九州DC)拡張等の効率化により粗利率改善と販管費率低下(販管費率18.9%、前中間期比0.5pt低下)。
- 下振れリスク:メディカル部門での購買抑制(診療材料費上昇・人件費増)および輸出関連の景況リスク。
- 通期への影響:
- 既に通期業績予想を修正(売上予想を下方修正、利益は上方修正)。中間の進捗は通期計画に対して概ね想定どおり(約47–48%)で、会社は下期のリスクを認識しつつも利益目標は維持・上方修正。
財務指標
- 財務諸表の要点(主要数値:単位 百万円)
- 売上高(中間):51,412(前中間期48,626、+5.7% / +2,786)
- 売上総利益:15,728(+1,011、売上総利益率:30.6%→前中間期14,717→30.3%と約+0.3pt改善)
- 営業利益:6,016(前中間期5,268、+14.2%)
- 経常利益:6,253(前中間期5,579、+12.1%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:4,326(前中間期3,822、+13.2%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):60.38円(前中間期53.37円、+13.1%)
- 財政状態(2025年9月30日)
- 総資産:99,500百万円(前期末100,140百万円、微減)
- 純資産:70,060百万円(前期末66,709百万円、増加)
- 自己資本比率:70.3%(安定水準、前期末66.5%)
- 有利子負債:短期借入金2,435百万円+長期借入金3,535百万円=計約5,970百万円(相対的に低水準)
- 現金及び現金同等物:18,748百万円(期首比 -282百万円)
- キャッシュフロー(中間累計)
- 営業活動CF:+4,326百万円(前中間期+5,196百万円)
- 投資活動CF:-840百万円
- 財務活動CF:-3,658百万円(長期借入金返済、配当・自己株式取得等)
- 安全性指標
- 自己資本比率70.3%(安定水準)
- 流動資産合計:67,951百万円、流動負債合計:22,908百万円 → 流動比率 ≒ 296%(高水準、流動性良好)
- 効率性
- 売上高営業利益率(中間):6,016/51,412 ≒ 11.7%(前年中間は約10.8%)。利益率改善が確認できる。
- セグメント別(補足情報)
- ラボ・インダストリー部門:43,233百万円(同+8.0%)内訳 ラボラトリー31,822百円(+7.6%)、インダストリー11,410百円(+9.3%)
- メディカル部門:7,901百万円(同-5.2%)
- その他:277百万円(ほぼ横ばい)
配当
- 中間配当:31円(前中間28円、増配)
- 期末配当予想:32円(変更なし)
- 年間配当予想:63円(前期合計62円→1円増)
- 配当利回り:–(株価情報未提供)
- 配当性向(予想ベース):63円/予想EPS124.77円 ≒ 50.5%(高めの還元水準)
- 自社株買い等:自己株式の消却(2025年5月30日)4,400,000株を消却済。中間期における自己株式数大幅減少。
セグメント別情報
- ラボ・インダストリー部門:主力部門で成長の牽引役。集中購買・ネット通販・海外事業・高額装置受注が寄与。売上構成比84.1%。
- メディカル部門:病院の購買抑制やコスト圧力で弱含み。新規開業支援やCPC施工等で挽回を図るが中期的な回復は不透明。
- その他:ウェブ購買代行等(トライアンフ・ニジュウイチ)が若干の減少。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画「FY2025–27」で掲げる重点施策(商品データベース拡充、在庫連携、EC強化、物流拠点拡張等)は進捗良好(取扱商品増加、在庫表示拡大、EC接続先増加、九州DC移設稼働)。
- KPI的にはeコマース・Web単独品・オリジナル品・海外事業が中期ターゲットに向け順調に積み上がりつつある。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは提供されていない(–)。ただし卸売業としてのハブ機能強化・Eコマース拡大により競争優位性を強化している旨の記載あり。
- 市場動向:国内では医療分野の購買抑制・コスト圧力、海外では米国通商政策等の不確実性がリスク要因。
今後の見通し
- 業績予想(修正後、通期:2025年4月1日〜2026年3月31日、連結)
- 売上高:108,900百万円(前回予想112,290→△3,390)
- 営業利益:12,510百万円(前回12,290→+220)
- 経常利益:12,950百万円(前回12,690→+260)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:8,940百万円(前回8,750→+190)
- 1株当たり当期純利益(予想):124.77円
- 予想の信頼性:中間進捗は概ね通期比で標準的(約47–48%)。会社は下期に輸出関連と医療部門の下振れリスクを明示しており、売上面は保守的に見直した一方で粗利改善で利益面を確保する見込み。
- リスク要因:為替や米国通商政策、医療業界の経営悪化・購買抑制、原材料・物流コスト変動等。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし。会計上の見積りの変更あり(資産除去債務の見直し)。貸借対照表上の資産除去債務が1,332百万円→1,789百万円(増加約457百万円)。この見積り変更により当中間期の営業利益等が各々7百万円減少。
- 第2四半期決算短信は監査(レビュー)対象外。
- 不明な項目は — と記載。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7476 |
| 企業名 | アズワン |
| URL | http://www.as-1.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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