決算短信：エヌ・ピー・シー（6255）

2025年8月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社側の業績予想（通期・中間）に対する修正は無し。四半期単独での市場予想との比較データは開示無しのため「予想比：修正なし／市場差異：–」とする。進捗面では売上進捗率14.5%、営業利益進捗率18.0%と通期計画に対して順調。
• 業績の方向性：増収増益（売上高1,588百万円、前年同期比+145.8%；営業利益373百万円、前年同期比+797.1%）。
• 注目すべき変化：装置関連事業と環境関連事業を2024/9/1付で統合し単一セグメント化。受注残高が7,026,782千円（前年同期比+45.4%）と大幅に拡大している点が重要。
• 今後の見通し：通期予想（売上10,925百万円、営業利益2,069百万円）に対し第1四半期の進捗は概ね順調。第4四半期に米国主要顧客向け大型案件の売上計上を見込むため、通期計画は現時点で維持。
• 投資家への示唆：高い利益率（営業利益率約23.5%）と受注残の積み上がりが確認できる一方、大型案件の計上タイミングや顧客集中リスク（米国主要顧客）に留意。配当方針は据え置き（通期10円）。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：株式会社エヌ・ピー・シー
  • 主要事業分野：装置関連事業（太陽電池製造装置、FA装置、太陽光パネル解体装置、部品）および環境関連サービス（2024/9/1に環境関連事業を装置関連事業に統合）
  • 代表者名：代表取締役社長 伊藤 雅文
  • 上場コード：6255（東証）
  • URL：https://www.npcgroup.net/
• 報告概要:
  • 提出日：2025年1月10日
  • 対象会計期間：2025年8月期 第1四半期（2024年9月1日～2024年11月30日、連結、 日本基準）
  • 決算説明会・補足資料：なし
• セグメント:
  • 装置関連事業（単一セグメントに統合）
  • 太陽電池製造装置、FA装置、太陽光パネル解体装置、部品、環境関連サービス（統合後）
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（自己株式含む）：22,052,426株
  • 期末自己株式数：472,843株
  • 期中平均株式数（四半期累計）：21,562,317株
  • 時価総額：–（開示なし）
• 今後の予定:
  • 次回決算発表：通期予想は既に公表（変更なし）／株主総会・IRイベント：特記事項なし

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（会社公表の通期予想との比較・達成度）
  • 売上高：当第1四半期 1,588百万円。通期予想 10,925百万円に対する進捗率 14.5%（達成度：順調）
  • 営業利益：当第1四半期 373百万円。通期予想 2,069百万円に対する進捗率 18.0%（達成度：良好）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：当第1四半期 254百万円。通期予想 1,549百万円に対する進捗率 16.4%
• サプライズの要因：
  • 上振れ要因：部品販売の好調、購買努力（材料費低減）、現地作業の効率化による工数・経費削減で利益率が想定より向上。
  • 為替差損は発生（為替差損 17,321千円）しているが、営業面でカバー。
• 通期への影響：
  • 業績予想の修正は無し。第4四半期に大型案件の売上計上を予定しており、計上タイミングが通期達成の鍵。

財務指標（要点）

• 財務諸表（主要数値、単位：百万円）
  • 売上高（第1Q累計）：1,588（前年同期 646、+145.8%）
  • 売上総利益：632（前年同期 257）
  • 営業利益：373（前年同期 42、+797.1%）
  • 経常利益：356（前年同期 41、+777.1%）
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：254（前年同期 31、+727.7%）
  • 総資産：14,093（前期末 15,436、減少）
  • 純資産：9,740（前期末 9,684、増加）
• 収益性
  • 売上高：1,588百万円（前年同期比 +145.8%、増収：良）
  • 営業利益：373百万円（前年同期比 +797.1%、営業利益率 ≒ 23.5%（高い））
  • 経常利益：355百万円（前年同期比 +777.1%）
  • 四半期純利益：254百万円（前年同期比 +727.7%）
  • 1株当たり四半期純利益（EPS）：11.78円（前年同期 1.43円）
• 進捗率分析（通期予想に対する第1四半期の進捗）
  • 売上高進捗率：14.5%（通期想定ペースの概ね妥当な開始）
  • 営業利益進捗率：18.0%（通期比でやや良好）
  • 純利益進捗率：16.4%
  • 過去同期間（前年第1Q）との比較：大幅な上振れ（高い伸び率）で好調
• 財務の安全性
  • 自己資本比率：69.1%（安定水準）
  • 流動比率（流動資産／流動負債）：10,681 / 4,264 ≒ 250%（良好）
  • 負債合計／純資産（負債比率）：4,352 / 9,740 ≒ 44.7%（許容範囲）
• 効率性
  • 総資産回転・その他指標：総資産14,093百万円に対し売上1,588百万円。四半期単位での回転は季節要因や大型案件タイミングで変動。
• セグメント別
  • 単一セグメント（装置関連事業）
  • 製品別売上（第1Q）
  • 太陽電池製造装置：751.5百万円
  • FA装置：491.2百万円
  • 太陽光パネル解体装置：38.2百万円
  • 部品：276.9百万円
  • 環境関連サービス：30.5百万円
  • 受注高：535.9百万円（前年同期比 +9.1%）
  • 受注残高：7,026.8百万円（前年同期比 +45.4%）→ 通期の売上見通しに対する支援材料
• 財務の解説：
  • 現金預金は増加（＋764百万円）し流動性は良好。一方で受取手形・売掛金・契約資産が減少しており、売上計上のタイミングと入金の動きが改善。剰余金から配当支払い（215百万円）あり。

配当

• 配当実績・予想：
  • 2025年8月期（予想）年間配当：10.00円（中間 0.00、期末 10.00）※修正無し
• 配当利回り：–（株価情報の開示なしにつき算出不可）
• 配当性向（予想）：年間配当10円 ÷ 通期EPS 71.88円 ≒ 13.9%（低め／積極的な内部留保を継続）
• 特別配当：無
• 自社株買い等：報告無し

セグメント別情報

• セグメント構成：装置関連事業（環境関連を統合）
• 第1四半期売上（合計）：1,588,368千円（前年同期比 +245.8%：注記はセグメント再編のため比較は合計ベース）
• 製品カテゴリ別売上：上記参照（太陽電池製造装置が最大寄与）
• 受注／受注残：受注高 535,932千円（+9.1%）、受注残 7,026,782千円（+45.4%）→ 将来売上の下支え
• セグメント戦略：太陽電池市場（米国、日本）での改造案件・部品販売、ペロブスカイト向け開発装置販売、パネルリサイクル関連での受注拡大

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：開示資料の中期計画の記載は今回資料では言及なし（進捗評価は –）

競合状況や市場動向

• 市場動向：米国の政策支援や自治体の後押しで太陽電池需要は堅調。日本でもペロブスカイト量産に向けた動きと、太陽光パネルのリサイクル義務化検討など追い風。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期予想の修正：無し（2024/10/15公表の予想を維持）
  • 次期予想：未記載（–）
  • 会社予想の前提：第4四半期に米国向け大型案件等の計上を予定。為替や大型案件の計上時期が前提要因。
• 予想の信頼性：受注残が厚く通期達成可能性は高いが、大型案件の計上タイミングや為替影響、主要顧客への依存度が不確定要素。
• 主なリスク要因：為替変動、顧客集中と大型案件のタイミング（第4Q依存）、原材料価格の変動、政策・規制の変更

重要な注記

• 会計方針変更：無
• 四半期連結財務諸表に対する監査レビュー：無
• セグメント変更：2024/9/1付で環境関連事業を装置関連事業に統合（以降単一セグメント）
• その他：当第1四半期連結累計期間の四半期キャッシュ・フロー計算書は作成していない旨の注記あり

（注記）

• 不明な項目は「–」で示しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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