2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想からの修正は無し(発表時点で上振れ/下振れの修正なし)。市場予想は不明のため記載不可(–)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高+6.4%、営業利益△4.7%、経常利益△14.4%、親会社株主に帰属する四半期純利益△18.6%)。
- 注目すべき変化:営業外収益(補助金収入)が前年63,808千円→当期3,172千円に大幅減少。福祉用具事業は売上増も自社レンタル品仕入増でセグメント利益が20.6%減少。一方、介護事業は増収増益(売上+6.8%、セグメント利益+13.0%)。
- 今後の見通し:通期業績予想の進捗は良好(売上進捗74.4%、営業利益進捗90.0%、経常利益進捗94.3%、純利益進捗92.0%)で、会社は通期予想の据え置きを維持。達成可能性は高いが補助金減少や物価上昇の影響は注意。
- 投資家への示唆:補助金収入剥落と福祉用具の仕入増が利益率低下の主因。通期予想は現時点で据え置きだが、外部環境(物価、人手不足、補助金)により利益面の変動余地あり。配当方針は据え置き(年間33円、配当性向=約24.5%(予想ベース))。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:エフビー介護サービス株式会社
- 主要事業分野:福祉用具事業(レンタル・販売)および介護事業(グループホーム等の運営)
- 代表者名:代表取締役社長 柳澤 美穂
- URL:https://fb-kaigo.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年2月14日
- 対象会計期間:2025年3月期 第3四半期累計(2024年4月1日~2024年12月31日)、四半期決算短信(日本基準、連結)
- セグメント:
- 福祉用具事業:自社レンタル商品の販売・レンタル等(地域密着営業)
- 介護事業:グループホーム等の介護施設運営
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株式含む):2,676,000株(2025年3月期3Q)
- 時価総額:–(情報なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無し(決算説明会開催の有無:無)
- 株主総会:–(情報なし)
- IRイベント:–(情報なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表ベース、通期予想との進捗)
- 売上高:8,247.59百万円(累計)/通期予想11,092百万円 → 達成率 74.4%
- 営業利益:523.82百万円(累計)/通期予想582百万円 → 達成率 90.0%
- 経常利益:536.28百万円(累計)/通期予想569百万円 → 達成率 94.3%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:331.09百万円(累計)/通期予想360百万円 → 達成率 92.0%
- サプライズの要因:
- 主因:前年同期に計上されていた「特定施設転換に係る補助金」等が当期に殆ど計上されず、営業外収益が大幅に縮小(補助金収入63,808千円→3,172千円)。これが経常・当期純利益を押し下げた。
- セグメント別では福祉用具事業が自社レンタル商品の仕入増で原価が膨らみ、利益率低下。
- 介護事業は新規開設施設の損益改善や入居確保で増収増益。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正していない。第3四半期時点の進捗は良好で目標達成可能性は高いが、補助金・物価・人件費の動向次第で変動リスクあり。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:9,228,994千円(前期末比△270,987千円)
- 純資産:3,721,117千円(前期末比+242,556千円)
- 負債合計:5,507,876千円(前期末比△513,543千円)
- 流動資産:4,173,242千円(現金及び預金の減少等)
- 固定資産:5,054,907千円(減価償却等で減少)
- 収益性(第3四半期累計:2024/4/1–12/31)
- 売上高:8,247,590千円(前年同期比+6.4%)
- 売上総利益:1,226,875千円(前年同期比△3.0%)(売上総利益率 14.9% → 前年16.3%)(利益率低下は原価増等の影響)
- 営業利益:523,817千円(前年同期比△4.7%)/営業利益率 6.4%(前年 7.1%)
- 経常利益:536,281千円(前年同期比△14.4%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:331,091千円(前年同期比△18.6%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):123.73円(前年同期 152.07円)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:74.4%(通常ペース:第3Q時点で約75%は順調)
- 営業利益進捗率:90.0%(良好)
- 経常利益進捗率:94.3%(良好)
- 純利益進捗率:92.0%(良好)
- 過去同期間に比べて営業外収益依存が低下しており、利益の安定性は改善余地あり
- 財務の安全性
- 自己資本比率:40.3%(前期36.6% → 安定水準)
- 流動比率(流動資産/流動負債):4,173,242 / 2,636,227 = 158.3%(良好、短期支払能力は確保)
- 負債比率(負債/自己資本):5,507,876 / 3,721,117 = 148.1%(やや高めだが過剰ではない)
- 効率性
- 総資産回転率:売上高 / 総資産 = 8,247,590 / 9,228,994 ≒ 0.89回(改善余地あり)
- 売上高営業利益率は前年から低下(7.1%→6.4%)しており、収益性の回復が課題
- セグメント別(第3Q累計)
- 福祉用具事業:売上高 3,453,657千円(+5.7%)、セグメント利益 230,120千円(△20.6%)
- 介護事業:売上高 4,793,933千円(+6.8%)、セグメント利益 293,696千円(+13.0%)
- 解説:福祉用具は売上は堅調も自社レンタル関連の仕入増で利益圧迫。介護事業は入居確保と既存施設の損益改善で収益性向上。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当:13.00円(据え置き)
- 期末配当(予想):20.00円
- 年間配当予想:33.00円(前期合計33.00円と同額、修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 配当性向(予想):33円 / 134.88円(予想EPS) ≒ 24.5%(適度な配当性向)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載無し
セグメント別情報
- 福祉用具事業:
- 売上高:3,453,657千円(前年同期比+5.7%)
- セグメント利益:230,120千円(前年同期比△20.6%)
- 要因:地域密着の新規顧客開拓は成功。自社レンタル商品の仕入増が売上寄与も原価を押し上げ減益。
- 見通し:レンタル戦略の採算改善が重要。
- 介護事業:
- 売上高:4,793,933千円(前年同期比+6.8%)
- セグメント利益:293,696千円(前年同期比+13.0%)
- 要因:新規開設施設の損益改善、既存施設の入居確保と業務見直しにより増益。
- 見通し:入居率維持・人員確保とコスト管理が鍵。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:–(決算短信に中期計画の具体記載なし)
- KPI達成状況:–(公開KPI無し)
(注)新規施設開設や労働条件の見直し(変形労働時間制移行)等、施策は実施中。
競合状況や市場動向
- 市場動向:高齢化に伴う介護需要は増加している一方、2024年度介護報酬改定や物価上昇は事業者のコスト負担を増し、業界全体で厳しい環境が続く。人材不足・物価高が主なマクロ要因。
- 競合比較:同業他社比較データは提示無し(–)。ただし、補助金依存度の低下は収益の安定化という観点では好ましいが、短期的には利益水準に影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高 11,092百万円(+7.1%)、営業利益 582百万円(+10.5%)、経常利益 569百万円(△29.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益 360百万円(△31.0%)、1株当たり当期純利益 134.88円
- 前提条件:特段の修正記載無し。為替・原油・大幅な制度変更等は想定外要因として留意。
- 予想の信頼性:第3四半期累計の進捗は良好で達成可能性は高いが、補助金の変動・物価(食材等)・人件費の今後の動向がリスク。
- リスク要因:
- 補助金・公的支援の変動
- 人材確保難(賃金上昇圧力)
- 食材等の物価上昇による原価悪化
- 介護報酬改定等の制度リスク
重要な注記
- 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等に関する基準)を第1四半期から適用。変更による財務諸表への影響は無し。
- 四半期レビュー:添付の四半期連結財務諸表に対する公認会計士又は監査法人によるレビューは無し。
- その他:当第3四半期累計期間から介護事業の労働時間制度を一部変形労働時間制へ変更。技能実習生・特定技能者等の採用継続。
(注記)
- 数値は決算短信記載の千円単位を百万円等に整えて表示。小数点以下は四捨五入を含む。
- 不明な項目は「–」で示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9220 |
| 企業名 | エフビー介護サービス |
| URL | https://fb-kaigo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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