2024年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想・市場予想との比較データが開示資料にないため市場予想との照合は不可(–)。ただし、営業利益は大幅改善、親会社株主に帰属する当期純利益は特別損失計上で大幅減(下振れ要因は一時的な減損)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高は増加、営業利益・経常利益は増加、当期純利益は減少〔特殊要因〕)。
  • 注目すべき変化:営業利益は2,127百万円(前期比+25.5%、営業利益率7.5%=改善)と収益性が向上。一方でライフ&サポート事業に係る減損損失831百万円を特別損失に計上し、当期純利益は713百万円(前期比△38.9%)に減少。
  • 今後の見通し:2025年3月期会社予想は売上265億円(△6.9%)、営業利益1000百万円(△53.0%)と保守的。通期予想達成は環境要因(原材料・エネルギー価格、需要動向)次第。
  • 投資家への示唆:営業キャッシュ・フローや自己資本比率は改善しており財務基盤は安定。ただし当期の純利益は一時要因で大幅減。会社は次期に収益回復よりもリスク管理・成長基盤再整備を重視している点を確認。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: エムケー精工株式会社
    • 主要事業分野: モビリティ&サービス(門型洗車機、オイル機器、LED表示機等)、ライフ&サポート(低温貯蔵庫、家庭用電機、食品加工機等)、住設機器(断熱建具、消音装置、防火扉等)、その他(保険代理、不動産、ホテル等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 丸山 将一
  • 報告概要:
    • 提出日: 2024年4月26日
    • 対象会計期間: 2024年3月期(2023年3月21日~2024年3月20日、連結・通期)
  • セグメント:
    • モビリティ&サービス事業: 門型洗車機、オイル機器、情報表示機器などの製造販売
    • ライフ&サポート事業: 低温貯蔵庫、家庭用電気機器、食品加工機等の製造販売
    • 住設機器事業: 木・アルミ複合断熱建具、消音装置、鋼製建具等の製造販売
    • その他の事業: 保険代理、不動産管理・賃貸、ホテル運営、IoT関連等
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数(期末): 15,595,050株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数: 920,272株
    • 期中平均株式数: 14,660,393株
    • 時価総額: –(開示なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会: 2024年6月18日
    • 配当支払開始予定日: 2024年6月19日
    • 有価証券報告書提出予定日: 2024年6月18日
    • 決算説明会等: 開示欄に記載なし(作成/開催の有無 –)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 市場予想との比較: –(市場コンセンサスデータは資料に含まれず)
  • サプライズの要因:
    • 営業利益上振れ(前期比+25.5%)は主にモビリティ&サービス事業の売上・利益拡大が寄与。
    • 当期純利益が大幅下振れ(△38.9%)した主因はライフ&サポート事業での固定資産の減損損失831,415千円の計上(特別損失)。
  • 通期への影響:
    • 減損は一時的要因のため、営業ベースの収益力は維持。だが会社は次期業績予想で利益を大幅に下方(営業利益1000百万円見込み)としており、通期見通しは保守的。予想修正は今のところなし(次期予想は開示済)。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 売上高: 28,474百万円(前年 27,327百万円、前期比+4.2%)
    • 営業利益: 2,127百万円(前年 1,694百万円、前期比+25.5%)
    • 経常利益: 2,253百万円(前年 1,816百万円、前期比+24.0%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 713百万円(前年 1,167百万円、前期比△38.9%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS): 48.67円(前年 79.91円)
    • 自己資本: 15,031百万円、総資産 26,777百万円
  • 収益性
    • 売上高増減: +4.2%(+1,146百万円)
    • 営業利益増減: +25.5%(+432.7百万円)、営業利益率 7.5%(前年 6.2%)←改善(良い)
    • 経常利益増減: +24.0%(+436.6百万円)
    • 当期純利益増減: △38.9%(△454.2百万円)←減少(悪い、ただし一時要因)
    • EPS: 48.67円(前年 79.91円)←低下(悪い)
  • 進捗率分析(四半期決算ではないため、四半期進捗率は該当外)
    • 通期予想(2025年3月期)に対する参考:今期実績はすでに終了値のため「進捗率」は適用外。ただし会社の次期見通しは売上265億、営業利益1000百万円と大幅な保守化。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率: 56.1%(安定水準。前期 52.1% → 改善)
    • 流動比率: 流動資産17,443百万円/流動負債9,901百万円 ≒ 176%(良好)
    • 有利子負債(短期1,600百万円+長期1,033百万円)= 約2,633百万円、現金同等物 2,418百万円→ネット有利子負債は小幅(約215百万円)と健全
    • キャッシュ・フロー対有利子負債比率: 1.9年(改善)
    • インタレスト・カバレッジ・レシオ: 74.2倍(良好)
  • 効率性
    • 総資産経常利益率 8.5%(前期 7.0%)→ 向上(良い)
  • セグメント別(主要数値)
    • モビリティ&サービス: 売上 19,556.8百万円(前期比+5.4%)、セグメント利益 3,095.0百万円(前年 2,866.3)
    • ライフ&サポート: 売上 6,179.3百万円(前期比+6.5%)、セグメント利益 246.7百万円(前年 137.9)
    • 住設機器: 売上 2,491.3百万円(前期比△8.6%)、セグメント利益 88.7百万円(前年 58.9)
    • その他: 売上 246.9百万円(前期比+2.4%)、セグメント利益 75.8百万円(前年 86.8)
  • 財務の解説
    • 営業利益率の改善は主にモビリティ&サービスの需給好転と製品ミックス改善による。純利益の低下はライフ&サポートの固定資産減損(831百万円)の影響が大きく、一時的要因と整理可能。財務体質は流動性・自己資本比率共に良好で、借入金返済も進んでいる。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年3月期(実績): 中間配当 8円、期末配当 8円(合計16円)、配当金総額 117百万円、連結配当性向 16.4%、(配当率--)
    • 2025年3月期(予想): 期末配当 8円予定、(注:開示表に通期「18.0円」との表記ありため一貫性に注意)
  • 特別配当の有無: なし
  • 株主還元方針: 財務体質強化を図りつつ業績を勘案した利益還元を継続(自社株買いの開示はなし)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(要点)
    • モビリティ&サービス: 売上・利益ともに最大セグメントで成長。門型洗車機(SS向け・カーディーラー向け)、ローリーが堅調。大型LED等の受注増も寄与。
    • ライフ&サポート: 売上は増加したが、原材料・エネルギー高騰や販売数量減少で収益性低下。固定資産減損の計上が純利益に大きく影響。
    • 住設機器: 建材需要(脱炭素関連)や消音製品で一部好調だが、大型案件の減少で売上は減少。
    • その他: ホテル等はコロナ前の回復傾向だが競争激化。
  • 前年同期比較: 上記に示した比率(モビリティ+5.4%、ライフ+6.5%、住設△8.6%)
  • セグメント戦略: 各セグメントで差別化製品・省力化提案や政府補助金関連の取り込み、DX・付加価値商品開発を推進。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 開示資料では中期計画の詳細は限定的だが、事業領域拡大、IT基盤強化、DX推進、ストックビジネス化を掲げている。今回の財務結果(営業利益率改善、自己資本比率改善)は基盤強化の進捗を示唆。
  • KPI達成状況: 明確なKPI一覧は開示なし(進捗はセグメント収益性の改善等で一部確認可)。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 同業他社データは資料に無し(–)。ただし自動車向け・表示機器等は設備投資需要が高水準で追い風、家庭用生活機器は個人消費の弱さで厳しい。
  • 市場動向: 原材料・エネルギー価格や物流コストの上昇、為替変動がリスク。政府助成事業の動向が一部製品(洗車機、表示機等)に影響。

今後の見通し

  • 業績予想(2025年3月期)
    • 通期予想: 売上高 26,500百万円(前期比△6.9%)、営業利益 1,000百万円(△53.0%)、経常利益 1,000百万円(△55.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益 650百万円(△8.9%)、EPS予想 44.34円
    • 会社予想の前提: 原材料・エネルギー価格、補助金政策、需要動向等の外部環境を考慮し保守的に設定(詳細は添付資料参照)
  • 予想の信頼性: 当期は一時的減損で純利益を圧迫。会社は慎重な見通しを示しており「保守的」と評価できる(過去の予想達成傾向のデータは開示なし)。
  • リスク要因: 原材料・エネルギー高、為替、政府補助金の変更、顧客業界(SS、カーディーラー、建設等)の設備投資動向、競争激化。

重要な注記

  • 会計方針: 「時価の算定に関する会計基準の適用指針」を期首から適用(連結財務諸表への影響はなし)。過年度からの収益認識基準適用に伴う数値は既に調整済み。
  • 特記事項: 当期にライフ&サポート事業で固定資産の減損831,415千円を計上。決算短信は監査未着手(監査対象外)と明記。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5906
企業名 エムケー精工
URL http://www.mkseiko.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – 金属製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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