2025年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社側の通期予想に対する修正は無し。第3四半期累計の進捗は売上が通期予想に対してやや上振れ(進捗約80%)・営業利益はやや未達寄り(進捗約69%)。市場予想は提示なしのため、会社予想との乖離を中心に記載。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高7,055百万円:前年同期比+18.1%、営業利益311.8百万円:同+36.1%、親会社株主帰属四半期純利益207.9百万円:同+105.9%)。
  • 注目すべき変化:証券会社向け(IFA関連等)が前年同期比+121.8%と大幅伸長。生命保険会社向け・銀行向け受託開発も堅調で、第3四半期累計として過去最大の売上高を計上。
  • 今後の見通し:通期見通し(売上8,780百万円、営業利益450百万円、当期純利益285百万円)に変更なし。売上は進捗良好だが、営業利益・純利益の進捗はやや弱めのため第4四半期での利益確保が必要。
  • 投資家への示唆:受託開発需要の拡大と新設合弁(Trust Engine)によるIFAプラットフォーム展開が中期成長のポイント。利益面は人件費・外注費増でコントロールが課題。財務は現金増加・自己資本比率高水準で安全性は高い。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社キャピタル・アセット・プランニング
    • 主要事業分野:システム開発事業(金融機関向けのデジタルソリューション・受託開発、IFA向けプラットフォーム等)
    • 代表者名:代表取締役社長 北山 雅一
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月8日
    • 対象会計期間:2025年9月期 第3四半期累計(連結、2024年10月1日~2025年6月30日)
    • 決算説明資料作成:有、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • 単一セグメント(システム開発事業)のみ
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):5,747,616株(第3四半期)
    • 期中平均株式数(四半期累計):5,741,394株
    • 時価総額:–(株価情報は本文に無し)
  • 今後の予定:
    • 通常の決算発表・IR説明会は実施済・開催予定あり(詳細日程は添付資料参照)
    • 株主総会:–(本短信に記載無し)
    • IRイベント:決算説明会あり(機関投資家・アナリスト向け)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社公表の通期予想との比較、単位:百万円)
    • 売上高:第3四半期累計 7,055/通期見通し 8,780 → 達成率 80.3%(目安:四半期累計(9か月)としてはやや上振れ、良好)
    • 営業利益:第3四半期累計 311/通期見通し 450 → 達成率 69.3%(目安:やや未達ぎみ)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:第3四半期累計 207/通期見通し 285 → 達成率 72.9%(やや未達寄り)
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:生命保険会社向けの顧客管理・申込書系などの受託開発、証券会社向け(IFA関連)の大幅伸長(+121.8%)が売上を押し上げた。
    • 下振れ・抑制要因:売上原価(労務費・外注費)が増加し、地代家賃増等で営業原価が増えたが、販管費の増加は売上増に比べて抑制。営業利益進捗が売上に比べて劣るのは、期末に向けた人員確保や外注投入等の費用先行が主因。
    • 特別損益:当期は前年同期に計上された固定資産除却損・減損損失(71,134千円)が無く、当期は新株予約権戻入益(8,905千円)等が計上されている点が比較を有利にしている。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正していない。売上は進捗80%と順調で通期達成の可能性は高いが、営業利益・当期利益は進捗がやや低いため第4四半期での採算改善(利益率維持)が必要。追加の大型受注やコスト抑制が無ければ利益面での達成はリスクとなり得る。

財務指標

  • 財務諸表の要点(第3四半期末:2025/6/30)
    • 総資産:6,193,585千円(前期末比 +533,020千円)
    • 純資産:3,527,615千円(前期末比 +231,432千円)
    • 自己資本比率:55.8%(安定水準、目安:40%以上で安定)
    • 現金及び預金:2,130,713千円(前期末比 +720,562千円)→流動性は向上
    • 長期借入金:311,240千円(前期末比減少)→長期負債削減傾向
  • 収益性(第3四半期累計:2024/10/1–2025/6/30)
    • 売上高:7,055,323千円(前年同期比 +18.1%、増加額約1,078,777千円)【良好】
    • 売上総利益:1,516,802千円(前年同期比 +17.2%)
    • 販管費:1,205,047千円(前年同期比 +13.2%)
    • 営業利益:311,754千円(前年同期比 +36.1%)、営業利益率=311,754/7,055,323 ≈ 4.42%(前年:約3.83%→改善)
    • 経常利益:312,092千円(前年同期比 +35.1%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:207,954千円(前年同期比 +105.9%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):36.22円(前年同期 17.62円、+105.6%)
  • 進捗率分析(第3四半期累計に対する通期予想比)
    • 売上高進捗率:80.3%(通常ペース=75%に対してやや上振れ)
    • 営業利益進捗率:69.3%(通常ペース=75%に対してやや遅れ)
    • 純利益進捗率:72.9%(やや遅れ)
    • 過去同期間との比較:売上・利益とも前年同期を上回る増益トレンド
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:55.8%(安定水準)
    • 流動負債合計:2,104,410千円、流動資産合計:4,304,418千円 → 流動比率 ≈ 204.7%(高く流動性良好)
    • 負債合計:2,665,969千円(前期末比 +301,587千円)、長期借入金は減少傾向
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は前年同期から改善(約3.8%→約4.4%)と採算性向上の兆候
    • 総資産回転率等の詳細指標は–(計算に必要な年間数値の補完が必要)
  • セグメント別:単一セグメントのため細分情報は省略(ただしクライアント別では生命保険・銀行・証券(IFA)に分布)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年9月期:年間16.00円(第2四半期8.50円、期末7.50円)
    • 2025年9月期(予想):年間17.00円(第2四半期8.50円、期末予想8.50円)→ 前回予想から修正無し
  • 配当利回り:–(株価情報が無いため算出不可)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:配当維持・若干増額の方針(17円予想)を継続、自己株式は少数保有(自己株式数 1,550株)

セグメント別情報

  • セグメントは単一(システム開発事業)。主要顧客領域別の動きは以下:
    • 生命保険会社向け:顧客管理システム再構築、法人向けペーパーレス申込、変額個人年金向け設計書・申込書システム等が好調(売上高は前年同期比+18.9%)。
    • 銀行向け:富裕層向け資産管理プラットフォームや信託銀行のUI/UX改善、確定拠出年金アプリ等で受注。
    • 証券(IFA)向け:IFA向け投資商品発注サポート等で大幅伸長(前年同期比+121.8%)。
  • セグメント戦略:受託開発拡大と使用料課金型(ライセンス/SaaS)ビジネスへの移行、合弁会社設立による海外・IFAプラットフォーム展開

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(2025–2027期間の重点):
    • ① 金融DXの事業デザインから受託開発の拡大
    • ② 使用料課金(ライセンス)ビジネスの展開
    • ③ 欧米向けIFAプラットフォームを合弁で開発(Trust Engine設立、51%出資)
    • ④ AI&APIを活用したマルチクライアントのファミリーオフィスサービス提供
  • 進捗状況:第3四半期の受注・売上増(特にIFA領域)および合弁設立(2025/7/1)が中期計画の初期施策に沿っていると判断可能

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 生成AI導入や金融機関のデジタル投資拡大(銀行のソフト投資増加など)により金融IT需要は拡大。
    • 生命保険の資産形成商品拡充や海外展開加速により、保険向け受託開発は追い風。
  • 競合状況:
    • 同社は金融向けシステム開発・IFA向けプラットフォームで差別化を図るが、競合(大手SIerや海外ベンダー、AIスタートアップ)との競争は存在。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(修正なし):売上高8,780百万円(+7.4%)、営業利益450百万円(+51.3%)、当期純利益285百万円(+81.8%)、1株当たり当期純利益49.72円
    • 次期予想(来期):–(未公表)
  • 予想の信頼性:
    • 通期売上は進捗良好で達成可能性は高い一方、営業利益と純利益は第4四半期での採算性確保が前提。過去の予想達成傾向についての記載は無し → 中立的評価
  • リスク要因:
    • 主要顧客依存リスク(生命保険会社等への依存度)、プロジェクトの遅延や受注取り消し、労務費・外注費増による採算悪化、技術競争(AI導入・プラットフォーム競合)、経済環境悪化による投資抑制等。

重要な注記

  • 会計方針:法人税等に関する会計基準の改正を適用(期首から適用)だが、四半期財務諸表への影響は無しと記載。
  • 四半期レビュー:独立監査法人による期中レビューあり(仰星監査法人、大阪事務所)。レビュー結論で重要な点は示されず。
  • その他:第3四半期に連結範囲の重要な変更は無し。キャッシュ・フロー計算書は四半期累計分を作成していない旨の注記あり。

(注)

  • 不明項目は「–」で記載しています。
  • 財務指標に関する「良い/悪いの目安」を併記しています。
  • 本要約は提供資料に基づく事実整理であり、投資助言や売買推奨は含みません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3965
企業名 キャピタル・アセット・プランニング
URL https://www.cap-net.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。