2024年9月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想に対して上振れ感。第2四半期累計で営業利益は通期予想の約98.3%を達成、経常利益は通期予想を既に上回る(約102.3%)。市場予想との比較は不明のため記載不能(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高4,274百万円、前年同期比+7.7%;営業利益344百万円、前年同期比+91.6%)。
  • 注目すべき変化:営業利益率が前年第2四半期の約4.5%→当第2四半期累計で約8.1%に改善(製造原価管理による粗利改善と販管費の抑制が寄与)。経常利益・純利益も大幅増。
  • 今後の見通し:通期業績予想は修正なし(売上8700百万円、営業利益350百万円、当期純利益230百万円)。ただし通期に対する進捗は高水準(売上進捗約49.1%、営業利益約98.3%、経常利益約102.3%、純利益約80.7%)で、第2四半期時点では達成可能性は高い一方、売上の季節偏重(3月・9月)や下期の案件進捗に留意が必要。
  • 投資家への示唆:事業は生命保険等向けレガシーシステムのDXや銀行・証券向け案件で受注拡大し業績回復。収益性は回復基調だが、売上債権の増加で営業CFがマイナス化している点(資金回収・案件進捗管理が鍵)に注意。配当は上方修正(通期16.00円)され、配当性向は約39.8%(目安)となる見込み。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社キャピタル・アセット・プランニング
    • 主要事業分野:システム受託開発事業(主に生命保険会社、銀行、証券会社向けの業務システム開発・DX)
    • 代表者名:代表取締役社長 北山 雅一
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年5月13日
    • 対象会計期間:2024年9月期 第2四半期累計(2023年10月1日~2024年3月31日)
    • 四半期決算補足説明資料作成:有
    • 四半期決算説明会:有(アナリスト向け)
  • セグメント:
    • 単一セグメント:システム受託開発事業(注:セグメント別開示なし)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株含む):5,735,937株(2024年3月31日)
    • 期中平均株式数(四半期累計):5,729,284株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 四半期報告書提出予定日:2024年5月14日
    • 配当支払開始予定日:2024年6月4日
    • その他IRイベント:四半期決算説明会(既実施・アナリスト向け)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社通期予想に対する進捗/達成率)
    • 売上高:4,274百万円、通期予想8,700百万円に対する進捗49.1%(通期のほぼ半期ペース;通常は約50%が目安)
    • 営業利益:344百万円、通期予想350百万円に対する進捗98.3%(非常に高い進捗)
    • 経常利益:348百万円、通期予想340百万円に対する進捗102.3%(通期予想を既に上回る)
    • 純利益:186百万円、通期予想230百万円に対する進捗80.7%(高進捗)
  • サプライズの要因:
    • 生命保険会社向けレガシーシステムのクラウド化・オープン言語化等の大型案件継続受注
    • 銀行・証券向けの確定拠出年金プラットフォームやポートフォリオ分析、オンライ ンファンドラップ等の新規・大型受注
    • 製造原価の管理徹底により売上総利益が大幅改善、販管費は抑制
  • 通期への影響:
    • 現時点で会社は通期予想を据え置き。上半期の進捗から見ると営業・経常利益は通期目標達成(または上回る可能性)が高いが、売上の季節偏重と下期の案件進捗次第で変動あり。営業CFのマイナス化(売上債権の増加)を踏まえ、キャッシュ回収動向を注視。

財務指標

  • 財務諸表の要点(単位:百万円)
    • 売上高(第2四半期累計):4,274(前年同期3,971、+7.7%)
    • 営業利益:344(前年同期180、+91.6%)
    • 経常利益:348(前年同期189、+84.4%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:186(前年同期120、+54.2%)
    • 総資産:5,753(前期末5,546、+3.7%)
    • 純資産:3,352(前期末3,149、+6.4%)
    • 現金及び現金同等物:1,572(前期末1,866、-294)
  • 収益性
    • 売上高:4,274百万円(前年同期比+7.7%、増収は良)
    • 営業利益:344百万円(前年同期比+91.6%、営業利益率 約8.05% → 前年約4.53%(改善))
    • 経常利益:347.8百万円(前年同期比+84.4%)
    • 純利益:185.7百万円(前年同期比+54.2%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):32.42円(前年同期21.04円、+54.1%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する)
    • 売上高進捗率:約49.1%(通常ペース)
    • 営業利益進捗率:約98.3%(非常に良好)
    • 純利益進捗率:約80.7%(良好)
    • 過去同期間との比較:前年同期に比べて利益率・利益額が顕著に改善
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:56.9%(安定水準;40%以上は安定)
    • 負債比率(負債/純資産):約71.7%(過度ではない水準)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):約208.6%(良好;100%以上が望ましい)
    • 借入金明細:短期借入金500百万円、1年内返済予定長期借入金480.58百万円、長期借入金372.39百万円、借入金合計約1,353百万円(資金構成に留意)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は前年から大幅改善(約4.5%→約8.1%)
    • 総資産回転率等の詳細KPIは資料記載なし(–)
  • セグメント別
    • 単一セグメント(システム開発)のためセグメント別内訳はなし
  • 財務の解説
    • 売上債権の増加(+596.8百万円)が営業CFのマイナス化主因。利益は増加したがキャッシュ回収のタイミングが要注視。
    • 固定資産では無形資産(ソフト)等の減少、投資有価証券増加が見られる。

配当

  • 配当実績と予想
    • 中間配当(第2四半期末):8.50円(前期5.50円、増配)
    • 期末配当(予想):7.50円
    • 年間配当予想:16.00円(前期13.00円→修正有)
    • 配当性向(予想):約39.8%(16.00円/EPS40.17円、目安としてやや高めの還元)
    • 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:配当増額(年間16.00円)および配当方針の明確化傾向が見られる。自社株買いに関する記載:無し

セグメント別情報

  • セグメント別状況:単一セグメント(システム受託開発)のみ。主要顧客は生命保険会社、銀行、証券会社。
  • 前年同期比較:全体で増収増益。特に保険向け大規模DX案件や銀行・証券向け新規プラットフォームが貢献。
  • セグメント戦略:生命保険のレガシー刷新(クラウド化・オープン化)、個人向けゴールベースの資産管理アプリ(W2C等)、確定拠出年金・ポートフォリオ分析の提供で事業ポートフォリオを分散化。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料上に明確な数値目標の開示は無しだが、金融庁の「資産運用立国」等国家戦略との整合を強調し、当社の事業領域(インベストメントチェーン)との一致をアピール。
  • KPI達成状況:明示されたKPIは無し(売上・利益は改善基調で中期目標に沿うとの言及あり)。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:資料に同業他社比較は無し(–)。ただし金融分野のDX需要増加は業界共通の追い風。
  • 市場動向:金融庁の政策(資産運用立国、資産所得倍増プラン、AI活用戦略)が追い風。生命保険の商品変化・銀行の制度対応(新NISA等)がシステム投資を喚起。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正有無:無し(会社発表)
    • 次期予想:記載無し(–)
    • 会社予想の前提条件:添付資料参照(為替等の記載は特になし)
  • 予想の信頼性:上半期の進捗が良好で通期見通しは現時点で達成可能に見えるが、同社事業は受注・納品の季節偏重(3月・9月)やプロジェクトごとの進捗に依存するため下期の進捗確認が重要。
  • リスク要因:
    • 主要顧客(生保)への依存度、受注の季節偏重による収益変動
    • 大口プロジェクトの遅延や人員確保の難航(開発リソースリスク)
    • 売上債権増加に伴う資金繰りリスク
    • マクロ(景気、金融政策)、法規制、競合による価格競争等

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期レビュー:四半期決算短信は公認会計士・監査法人の四半期レビューの対象外(留意点)
  • その他:当期に減損損失41,772千円、固定資産除却損29,362千円等の特別損失計上(これらを踏まえても利益は前年を上回る)

(注記)

  • 「–」は資料上不明または記載無しの項目です。
  • 数値は原資料の百万円表記に準拠。自己資本比率56.9%(安定水準)等、判断に関する簡単な目安を併記しました。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3965
企業名 キャピタル・アセット・プランニング
URL https://www.cap-net.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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