2024年9月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期・半期)からの修正は無し。第1四半期の実績は「季節性を踏まえると上振れ寄り(過去最大の第1Q売上)」だが、会社は通期計画を据え置き。
  • 業績の方向性:増収(売上高 +18.5%)だが四半期ベースはわずかな四半期純損失(△0.3百万円)で「増収・ほぼ損益均衡」。営業利益は黒字化(営業利益 10.9百万円)し改善。
  • 注目すべき変化:第1四半期として過去最大の売上高(1,946百万円、前年同期比 +18.5%)、7期ぶりに第1四半期で営業黒字化(前年同期は営業損失103.7百万円)。
  • 今後の見通し:通期予想の修正は無し。第1四半期の進捗は通期の約22.4%(売上ベース)で、同社の季節性(Q2・Q4に売上偏重)を踏まえると通期達成は可能性ありだが、キャッシュ減少や債務返済スケジュールに留意が必要。
  • 投資家への示唆:金融機関の新NISA対応や生成AI等の追い風で受託開発・使用料が拡大、収益性が改善している点が最重要。短期的には売掛金・仕掛品増加と現金減少が負債・流動性に与える影響を注視する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社キャピタル・アセット・プランニング(証券コード 3965)
    • 主要事業分野:金融向けシステム受託開発(生命保険・銀行・証券向けの設計書・申込書作成システム、確定拠出年金アプリ、ウェルスマネジメント等)。生成AIを活用した提案アプリ(W2C)等の製品化・提供も推進。
    • 代表者名:代表取締役社長 北山 雅一
    • 問合せ:取締役 財務経理部 部長 青木 浩一(TEL 06-4796-5666)
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年2月9日
    • 対象会計期間:2024年9月期 第1四半期(2023年10月1日~2023年12月31日)
    • 四半期決算補足説明資料・決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント:
    • 単一セグメント:システム開発事業(受託開発、使用許諾・保守運用等)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:5,727,007株(自己株式含む)
    • 期中平均株式数(第1Q):5,725,457株
    • 時価総額:–(資料未記載)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表等:通期・四半期のスケジュールは資料参照(具体日程は –)
    • 株主総会・IRイベント:–(資料未記載)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想との比較・達成率)
    • 売上高:第1Q実績 1,946.1百万円。通期予想 8,700百万円に対する進捗率 22.4%(第2四半期累計/H1目標 3,980百万円に対する進捗率 48.9%)。
    • 営業利益:第1Q実績 10.9百万円。通期予想 350百万円に対する進捗率 3.1%(H1目標 180百万円に対する進捗率 6.1%)。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:第1Q実績 △0.3百万円。通期予想 230百万円に対する進捗率はほぼゼロ(実績は僅かな赤字)。
  • サプライズの要因:
    • プラス要因:生命保険・銀行向け受託開発案件や使用料課金の伸長、新NISA関連需要と生成AIを活用した提案アプリW2C等の商談進展で売上が想定以上に好調(第1Qとして過去最大)。
    • マイナス/注意点:人的投資や開発投資により売上原価・販管費が増加。現金預金が大幅に減少(約508百万円減)し、売掛金・契約資産・仕掛品が増加している点は回収・キャッシュ運転に注意が必要。
  • 通期への影響:
    • 会社は業績予想を据え置き。第1Qの好調は通期達成の追い風だが、同社は売上がQ2・Q4に偏重する季節性を有するため、引き続き案件の進捗とキャッシュ回収を確認する必要あり。

財務指標

  • 損益要点(第1四半期累計、千円単位表記を百万円で概約)
    • 売上高:1,946.09百万円(前年同期 1,641.75百万円、増加 +18.5%/増加額 +304.34百万円)
    • 売上原価:1,559.24百万円(前年同期 1,410.83百万円、+10.5%)
    • 売上総利益:386.85百万円(前年同期 230.92百万円、+67.5%)
    • 販管費:375.94百万円(前年同期 334.64百万円、+12.3%)
    • 営業利益:10.91百万円(前年同期は営業損失103.72百万円 → 大幅改善、営業利益率 約0.56%(やや低いが黒字化))
    • 経常利益:7.57百万円(前年同期 経常損失106.96百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:△0.31百万円(前年同期 △70.58百万円、大幅改善)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△0.05円(前年同期 △12.34円)
  • 進捗率分析(第1Q→通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:22.4%(通期8,700百万円に対して)— 通常ペースかやや季節性を考慮すると順調。
    • 営業利益進捗率:3.1%(通期350百万円に対して)— 低い(季節偏重のため第2四半期に利益が出やすい)。
    • 純利益進捗率:ほぼゼロ(通期230百万円)。
    • 過去同期間との比較:売上・利益とも前年同期から大幅改善(特に営業利益の黒字化が顕著)。
  • 財政状態(貸借対照表要点、千円)
    • 総資産:5,250,450千円(前期末 5,545,948千円、△295,498千円)
    • 純資産:3,090,926千円(前期末 3,149,290千円、△58,364千円)
    • 自己資本比率:57.4%(安定水準:40%以上が目安)(良い)
    • 流動資産:3,371,859千円、流動負債:1,659,167千円 → 流動比率 ≒ 203%(流動性は良好)
    • 有利子負債(参考・合計推定):短期借入金 550,000千円 + 1年内返済予定の長期借入金 463,940千円 + 長期借入金 329,327千円 = 1,343,267千円(注:全て貸借対照表項目より算出)
    • 現金及び預金:1,379,383千円(前期末 1,887,504千円、△508,121千円:キャッシュ減は注意)
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率:約0.56%(第1Q)。改善したが低水準。
    • 総資産回転率等:–(詳細非提示のため省略)
  • セグメント別:単一セグメントのためセグメント別内訳は開示無し
  • 財務の解説:第1Qは売掛金・契約資産と仕掛品が増加し(売上拡大に伴う)、現金が大幅に減少。純資産は配当(期末配当に伴う剰余金の減少等)と含み損益の変動で小幅減。

配当

  • 配当実績・予想:
    • 2023年9月期(実績):年間 13.00円(中間 5.50円、期末 7.50円)
    • 2024年9月期(予想):年間 15.00円(中間 7.50円、期末 7.50円)— 直近配当予想からの修正無し
  • 配当利回り(株価ベース):–(株価情報が資料に無しのため未算出)
  • 配当性向(通期予想ベース):年間配当総額(15円 × 5,727,007株 ≒ 85.9百万円) ÷ 通期純利益予想 230百万円 ≒ 37.3%(目安:中程度の配当性向)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:配当継続方針(詳細は会社方針参照)。自社株買い等:無し(資料記載なし)

セグメント別情報

  • セグメント:単一(システム受託開発)
    • 売上構成・状況:生命保険向け受託開発(設計書・申込書作成システム、ゴールベースプラン再構築等)および銀行・信託向け(確定拠出年金運用アプリ、ウェルスマネジメントプラットフォーム)で売上拡大。使用許諾・保守運用売上も増加。
    • 前年同期比較:受託開発売上が前年比約+19.4%、使用許諾・保守+8.2%寄与により全体で+18.5%。
    • 戦略:新NISA対応や生成AI(W2C)を中心に金融機関向けソリューションを強化、海外(東南アジア)の市場調査・アライアンス検討も開始。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:本会計年度(2024年9月期)は中期計画の最終年度に位置付け。金融DX・ゴールベースプランニングのDX化に注力しているとの位置付け。
  • KPI達成状況:明確なKPI数値は資料に限定的。売上増・営業黒字化は計画の進捗を示唆するが、キャッシュ面や利益率は引き続き確認が必要。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:新NISA制度拡充に伴う金融機関のシステム投資需要増、生成AI活用の広がりが追い風。証券会社等のNISA口座数増加は市場拡大を後押し。
  • 競合他社比較:–(同業他社の具体数値や比較は資料外のため省略)

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 会社予想(通期 2024年9月期):売上高 8,700百万円(+8.1%)、営業利益 350百万円(+7.8%)、経常利益 340百万円(+2.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益 230百万円(+3.8%)。業績予想の前提は添付資料P.4参照(為替等の特段の前提は明示なし)。
    • 予想修正:無し(直近公表の業績予想からの修正は無し)。
  • 予想の信頼性:同社は季節性(Q2・Q4偏重)とプロジェクト受注型ビジネスのため、四半期の変動が大きい。過去のQ1赤字傾向からの脱却はプラスだが、通期達成にはQ2以降のプロジェクト進捗と収益確保、売掛金回収が必要。
  • リスク要因:主要顧客(生命保険、銀行、証券)向け新商品の時期偏重、プロジェクト遅延・仕様変更、キャッシュフロー(現金減少)、有利子負債の返済負担、競合環境の変化、制度変更(NISA等)の実施内容。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 重要事項:四半期決算短信は公認会計士・監査法人の四半期レビューの対象外。重要な子会社の異動等:無し。
  • その他:当第1四半期におけるその他有価証券評価差額金の減少(△15,094千円)が包括利益に影響。

(注記)

  • 数値は会社開示資料に基づく。未記載項目は — と表記。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3965
企業名 キャピタル・アセット・プランニング
URL https://www.cap-net.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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