2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期予想の修正なし(変更無し)。第1四半期の実績は会社の通期見通しと整合的で、大きなサプライズは無し(ほぼ予想どおり)。
- 業績の方向性:増収微増・減益(売上高6,910百万円(前年同期比+2.0%)、営業利益555百万円(同△1.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益341百万円(同△5.3%))。
- 注目すべき変化:包括利益が前年の541百万円から△56百万円へ大幅悪化(主因は為替換算調整の悪化)。検査機・ソリューション事業の受注・売上が減少(売上150百万円、同△16.4%)。
- 今後の見通し:通期予想(売上27,000百万円、営業利益1,700百万円)は据え置き。ただし中期経営計画の目標は下回る見込みと会社表明。為替・原材料価格や車載市場動向次第で見直しの可能性あり。
- 投資家への示唆:四半期の営業利益率は約8.0%と堅持。ただし包括利益のマイナス反転(為替影響)と検査機事業の停滞が注意点。通期進捗は売上で約25.6%、営業利益で約32.6%と概ね年度計画に対する初期の進捗は悪くない。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:シライ電子工業株式会社
- 主要事業分野:プリント配線板事業(主力:カーエレクトロニクス等)および検査機・ソリューション事業、その他(運送等)
- 代表者名:代表取締役社長 五藤 学
- 報告概要:
- 提出日:2025年7月31日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、連結)
- セグメント:
- プリント配線板事業:主力事業。カーエレクトロニクス中心だがその他分野での受注もある。
- 検査機・ソリューション事業:検査装置やソリューション提供。第1Qは受注低迷。
- その他:運送等
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株式含む):15,116,000株
- 期末自己株式数:198,713株
- 期中平均株式数(四半期累計):14,946,723株
- 時価総額:–(開示無し)
- 今後の予定:
- 決算補足説明資料:2025年8月上旬に同社ウェブサイト掲載予定
- 株主総会 / IRイベント等:–(開示無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社が公表している通期予想ベースでの進捗)
- 売上高:6,910百万円。通期予想27,000百万円に対する進捗率25.6%(達成率的評価:概ね四半期比の均衡水準)。
- 営業利益:555百万円。通期予想1,700百万円に対する進捗率32.6%(やや進捗良好)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:341百万円。通期予想1,300百万円に対する進捗率26.2%。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:プリント配線板事業での受注堅調(その他分野)と原価低減施策によりセグメント利益は増加。
- 下振れ要因:検査機・ソリューション事業の受注停滞、為替差損・為替換算差額の悪化が包括利益に大きく影響。
- 通期への影響:
- 現時点で会社は通期予想を修正していないが、中期経営計画目標は下回る見込み。為替・原材料・車載市場動向によっては見直しの可能性あり。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:19,465百万円(前期末19,454百万円、+10百万円)
- 純資産:9,451百万円(前期末10,054百万円、△602百万円)
- 負債:10,013百万円(前期末9,399百万円、+613百万円)
- 現金及び預金:1,482百万円(前期末907百万円、+574百万円)
- 短期借入金:2,023百万円(前期末987百万円、+1,036百万円)
- 収益性
- 売上高:6,910百万円(前年同期比+2.0%、+135百万円)
- 営業利益:555百万円(前年同期比△1.8%、△10百万円)
- 営業利益率:8.03%(前年同期約8.34% → やや低下)
- 経常利益:498百万円(前年同期比△12.8%、△73百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:341百万円(前年同期比△5.3%、△19百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):22.87円(前年同期23.97円、△4.6%)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:25.6%(6,910/27,000)
- 営業利益進捗率:32.6%(555/1,700)
- 純利益進捗率:26.2%(341/1,300)
- コメント:売上は通期の約4分の1で標準的、営業利益はやや高めの進捗。
- 財務安全性
- 自己資本比率:48.0%(安定水準。目安:40%以上で安定)
- 負債/総資産:51.4%
- 負債純資産比(負債÷純資産):約106%(注意点:短期借入増加で流動負債が増加)
- 流動比率(流動資産/流動負債):約127.6%(10,926/8,560、概ね健全)
- 効率性
- 総資産回転率等の詳細数値は四半期データのみで季節性の影響あり。営業利益率は前年同期からわずかに低下。
- セグメント別(第1Q)
- プリント配線板事業:売上6,774百万円(前年同期比+3.0%)、セグメント利益557百万円(同+2.4%)
- 検査機・ソリューション事業:売上150百万円(同△16.4%)、セグメント利益17百万円(同△37.8%)
- 財務の解説:
- 現金は増加した一方で短期借入が増加し流動負債が増加。純資産は為替換算調整のマイナスと利益剰余金の減少で減少。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績):年間30.00円(第2四半期末0.00円、期末30.00円)
- 2026年3月期(予想):年間32.00円(第2四半期末0.00円、期末32.00円)
- 直近の配当予想修正:無し
- 配当利回り:–(株価情報が開示されていないため算出不可)
- 配当性向(予想):配当32.00円 / 予想EPS86.96円 = 約36.8%(目安:中程度)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の開示無し
セグメント別情報
- プリント配線板事業
- 売上高:6,774百万円(前年同期比+3.0%)
- セグメント利益:557百万円(同+2.4%)
- 状況:カーエレクトロニクス市場が厳しい中でその他分野の受注が堅調。原材料・エネルギー高騰の影響を受けるが生産効率改善・コスト圧縮で利益を維持。
- 検査機・ソリューション事業
- 売上高:150百万円(前年同期比△16.4%)
- セグメント利益:17百万円(前年同期比△37.8%)
- 状況:国内外で営業投資を継続したが受注が伸び悩み。事業回復が課題。
- セグメント戦略:
- 全社でASEAN・インド等成長市場の拡大、製造効率化・省人化、新規アライアンス模索を推進。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:会社は「中期経営計画の中期経営目標を下回る見込み」と明記。現状は目標達成が困難な状況。
- KPI達成状況:具体KPIは開示資料参照の必要あり。第1Qでは売上面では堅調だが、包括利益・一部セグメントで課題。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社比較データは未提示のため記載無し(–)。
- 市場動向:世界的な為替変動、資源・原材料価格高騰、車載分野の需要変動が主要な影響要因。ASEAN・インド等で需要拡大の余地。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高27,000百万円(△8.0%)、営業利益1,700百万円(△34.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,300百万円(△37.4%)、EPS予想86.96円
- 次期予想:–(開示無し)
- 会社前提:特記事項として為替や原材料に関する具体前提の数値開示は無し
- 予想の信頼性:会社は通期予想を維持しているが「中期経営目標は下回る」としており、外部要因(為替・原燃料・車載需要)で変動しやすい
- リスク要因:
- 為替変動(為替換算差額で第1Qに大幅なマイナス)
- 原材料・エネルギー価格高騰
- 車載市場の需要悪化
- 検査機事業の受注不振
重要な注記
- 会計方針の変更・見積りの変更:無し
- 四半期レビュー:公認会計士等によるレビュー無し(注記あり)
- その他重要事項:決算補足説明資料は2025年8月上旬に掲載予定
(注記)
- 不明な項目は「–」で記載しています。
- 数値は百万円未満切捨ての会社資料に基づく。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6658 |
| 企業名 | シライ電子工業 |
| URL | http://www.shiraidenshi.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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