2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:第1四半期実績は会社予想に概ね沿った進捗(通期・第2四半期予想の修正なし)。市場予想は記載無し(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高2,929百万円:前年同期比+6.5%、営業利益676百万円:前年同期比+6.2%)。
- 注目すべき変化:経常利益は832百万円で前年同期比+29.8%、持分法投資利益の計上や受取配当金増加が寄与し、純利益は588百万円(+37.8%)と大幅増。
- 今後の見通し:会社は第1四半期の進捗を踏まえ通期見通し(売上12,800百万円、営業利益3,300百万円等)を据え置き。第1四半期の進捗は通期予想に対して概ね順調。
- 投資家への示唆:デジタルデータサービス(DDS)中心の事業転換が進展中で、サブスクリプション/レンタル比率の上昇により収益の質が改善。人件費・マーケティング投下で販管費は増加している点を注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社シーティーエス
- 主要事業分野:建設現場向けICTサービスの提供(レンタル主体のITインフラ、クラウドストレージ、クラウド映像、通信・ネットワーク、多機能ディスプレイ等)。中期でハード中心からデータ・情報関連サービス(「サイトアシストパッケージ」)へ転換中。
- 代表者名:代表取締役 社長執行役員 横島 泰蔵
- 報告概要:
- 提出日:2025年7月30日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算説明会:無(補足資料作成は有)
- セグメント:
- DDS事業(Digital Data Service):クラウドストレージ、クラウド映像、通信・ネット等を統合した「サイトアシストパッケージ」を展開
- SMS事業(Surveying Measurement System):測量・計測機器のレンタル・販売、保守等
- その他:ユニットハウス等建設現場向けレンタル・販売、道路標示等
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株含む):42,000,000株
- 期中平均株式数(四半期累計):41,313,145株(2026年3月期1Q)
- 時価総額:–(株価情報の記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本短信が該当(Q1)。通期・中間は既公表(修正なし)。
- 株主総会/IRイベント:–(記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較:達成率は通期予想ベースで計算)
- 売上高:Q1 2,929百万円。通期予想12,800百万円に対する進捗率22.9%(第2四半期累計目標6,100百万円に対する進捗48.0%)
- 営業利益:Q1 676百万円。通期予想3,300百万円に対する進捗率20.5%(第2四半期累計1,470百万円に対する進捗46.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:Q1 588百万円。通期予想2,400百万円に対する進捗率24.5%(第2四半期累計1,100百万円に対する進捗53.5%)
- サプライズの要因:経常利益・純利益の上振れは、受取配当金の増加および持分法投資利益(ファイルフォース社の黒字化)の計上が寄与。営業面はDDS・SMSのレンタル・サブスク伸長で売上総利益が拡大。
- 通期への影響:会社は第1四半期実績を受けて通期見通しの修正なしと表明。現時点では計画通り到達可能との見解。
財務指標
- 財務諸表(要点、単位:百万円)
- 売上高(Q1):2,929(前年同期2,751、前年同期比+6.5%)
- 売上総利益:1,467(前年同期1,373、+6.9%)
- 販管費:791(前年同期736、+7.5%)
- 営業利益:676(前年同期636、+6.2) 営業利益率:23.1%(前年同期23.1%)
- 経常利益:832(前年同期641、+29.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:588(前年同期427、+37.8%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):14.25円(前年同期10.11円、+41.0%)
- 四半期財政状態(主要項目、期末:2025/6/30)
- 総資産:16,694(前期末17,080、△385)
- 純資産:12,993(前期末12,872、+121)
- 自己資本比率:77.8%(前期末75.4%)(安定水準)
- 現金及び預金:4,021(前期末4,529、△508)
- 投資有価証券:6,587(前期末6,206、+380)
- 負債合計:3,701(前期末4,208、△506)
- 進捗率分析(Q1→通期・第2四半期累計)
- 通期に対する進捗:売上22.9%、営業利益20.5%、純利益24.5%(Q1単体)
- 第2四半期(上期)目標に対する進捗:売上48.0%、営業利益46.0%、純利益53.5%(第1Qが上期目標の半分弱〜半分超を達成)
- 過去同期間との比較:前年同期比で増収増益。進捗は通常ペース〜やや堅調。
- 財務安全性
- 自己資本比率:77.8%(安定水準)
- 負債比率(負債/純資産):約28.5%(低水準で安全)
- 流動比率(流動資産/流動負債):6,375 / 1,961 = 約3.25(良好)
- 効率性
- 売上高営業利益率:23.1%(前年同期同率、利益率は高水準)
- 減価償却費(Q1):245百万円
- セグメント別(Q1:金額は百万円、前年同期比)
- DDS事業:売上1,690(+9.8%)、セグメント利益476(+14.1)、利益率28.2%(+1.1pt)
- SMS事業:売上909(+9.0%)、セグメント利益143(+5.9)、利益率15.8%(△0.4pt)
- その他:売上328(△12.3%)、セグメント利益55(△32.7)、利益率17.0%(△5.1pt)
- 財務の解説:DDSのサブスク/レンタル比率上昇が売上総利益を押し上げる一方、6月実施の給与体系変更等で販管費増。営業外収益(配当・持分法利益)が経常増に寄与。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:中間12.50円、期末12.50円、合計25.00円
- 2026年3月期(予想):中間14.00円、期末14.00円、合計28.00円(直近公表予想から修正なし)
- 配当性向(予想):年間配当28.00円に対し通期EPS 58.09円 → 配当性向 約48.2%(やや高め)
- 配当利回り:–(株価情報の記載なし)
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(自己株式保有あり:686,876株)
セグメント別情報
- DDS事業:サイトアシストパッケージ普及に注力。クラウドストレージ・クラウド映像等のサブスク・レンタル伸長が売上増・利益率改善に寄与。展示会・全国拠点でのセミナー等でBtoB拡販強化中。認知度向上に時間を要する面あり。
- SMS事業:レンタル堅調、販売増加により売上増。人件費増で利益率は小幅低下。
- その他:売上・利益とも減少。ユニットハウス等の一部事業が要因。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2024年3月期〜2026年3月期)目標:
- 売上高:1,280億円ではなく12,800百万円(=128億円、2023年比+18%)※通期目標は既掲の12,800百万円
- 営業利益:3,300百万円(2023年比+22%)
- 営業利益率:25%超(中期目標)
- ROE:20%超
- リピート率:90%超(現状Q1 57.8%で上昇中)
- 進捗:Q1はDDS軸での収益改善が確認され、中期方針との整合性は概ね良好だが、利益率目標25%超達成には引き続きサービス比率拡大が必要。
競合状況や市場動向
- 市場環境:建設業界は資材高、人手不足の影響もあるが公共投資は底堅い。i-Construction2.0等の浸透がDDS需要を後押しする見込み。ただし採用には時間を要する。
- 競合他社比較:同業他社との比較データは記載なし(–)。社内情報からはレンタル中心から情報サービスへの転換で差別化を図る戦略。
今後の見通し
- 業績予想:第2四半期(累計)・通期予想に変更なし(売上通期12,800百万円、営業利益3,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,400百万円)。
- 会社予想の前提条件:資料P.5に記載の前提参照(本短信では詳細記載なし)→(為替等の明示的前提項目は記載なし)。
- 予想の信頼性:第1四半期実績は計画通りで修正なし。過去の達成傾向については言及なし。
- リスク要因:人手不足、資材価格高騰、現場へのICT浸透の速度、リース調達条件の変化(レンタル資産保全のリスク)、市場認知度の拡大に時間を要する点。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 四半期連結財務諸表に対する監査・レビュー:第1四半期に関する監査法人レビューは無
- その他:投資有価証券保有は「レンタル資産の保全」を目的とする(積極的売買は行わない旨明記)。
- 不明な項目は — と表記しました。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4345 |
| 企業名 | シーティーエス |
| URL | http://www.cts-h.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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