2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期)との差異については通期見通しの修正なし(実績はほぼ会社想定の進捗)。中間実績は会社予想に対し売上高は進捗良好(後述の進捗率参照)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+6.6%、営業利益+18.5%、親会社株主に帰属する中間純利益+17.7%、前年同期比)。
  • 注目すべき変化:売上構成では「各種専門店」「飲食店」「複合商業施設・総合スーパー」が伸長。一方「食品スーパー・コンビニ」は案件の一部繰延で減少。会計方針変更(短期工事の収益認識を原則適用へ)を遡及適用。グループに新たにSPACE JAPAN(VN)を連結。
  • 今後の見通し:通期予想は修正無し(2025年12月期:売上65,500百万円、営業利益4,100百万円、当期純利益2,800百万円)。中間時点の進捗は売上で約51.7%、営業利益で約65.2%、純利益で約63.8%と概ね順調で、営業利益・純利益は通期目標達成に向け良好な進捗。
  • 投資家への示唆(意見・助言ではなく評価ポイント):受注は堅調で収益性も改善(外注費率改善等)。キャッシュポジション、自己資本比率が高く財務の安全性は高い。一方、資材・人件費の上昇や案件の期ずれ(繰越)には注意。会計方針変更の影響は遡及適用で前期比較に影響あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社スペース
    • 主要事業分野:ディスプレイ事業(商業施設、専門店、飲食店、サービス施設向けの内装・展示・ディスプレイ等の設計施工等)
    • 代表者名:代表取締役社長 佐々木 靖浩
    • 上場市場:東証
    • コード:9622
    • URL:https://www.space-tokyo.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月7日
    • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(第2四半期・中間期:連結)
    • 決算説明資料作成:有(機関投資家・証券アナリスト向け説明会あり)
    • 配当支払開始予定日:2025年9月10日
  • セグメント:
    • 単一セグメント(ディスプレイ事業)。社内開示は市場分野別(複合商業施設・総合スーパー、食品スーパー・コンビニ、各種専門店、飲食店、サービス等)。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):26,600,319株
    • 期末自己株式数:2,065,436株
    • 中間期の期中平均株式数(中間期):24,510,777株
    • 時価総額:–(株価情報は資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 中間報告書提出予定日:2025年8月7日(実施済)
    • 決算説明会:有(機関投資家・証券アナリスト向け)
    • 株主総会:–(本資料に日程記載なし)
    • その他IRイベント:決算補足説明資料はTDnetおよび同社HPに掲載予定(2025年8月7日)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社の中間時点予想は明示されていないため、通期予想に対する進捗で評価)
    • 売上高:33,870百万円(通期見通し65,500百万円に対する進捗率 51.7%)→ 中間としてやや前倒し(通期の半分を上回る進捗)。
    • 営業利益:2,672百万円(通期見通し4,100百万円に対する進捗率 65.2%)→ 利益面は進捗良好(上振れ傾向)。
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:1,787百万円(通期見通し2,800百万円に対する進捗率 63.8%)→ こちらも進捗良好。
  • サプライズの要因:
    • 売上増加:新装・改装需要の堅調さ、各種専門店・飲食店案件の増加。
    • 利益改善:売上増に加え外注費率の改善等で営業利益率が向上。
    • マイナス要因:食品スーパー・コンビニ分野で案件の一部が下期に繰り越された点、また原材料・人件費上昇はリスク。
  • 通期への影響:直近(7/31)に業績予想の修正を行っており、その後は修正無しと発表。中間実績の進捗率からみて通期見通しは現時点で達成可能性が高いと推測されるが、原材料・人件費や案件の期ずれがリスク。

財務指標(中間累計・連結)

  • 財務諸表要点(百万円単位は原表記をM→百万円/千円→千円に基づく説明)
    • 売上高:33,870百万円(+6.6%)
    • 売上総利益:4,303百万円
    • 営業利益:2,672百万円(+18.5%)
    • 経常利益:2,686百万円(+17.8%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:1,787百万円(+17.7%)
    • 総資産:43,533百万円(前期末比 +2,564百万円)
    • 純資産:33,538百万円(前期末比 +832百万円)
    • 現金及び現金同等物:15,742百万円(期中増加 +2,282百万円)
  • 収益性(主要比率)
    • 売上高増減:+6.6%(前中間期 31,786 → 33,870 百万円、増加額 2,083 百万円)
    • 営業利益:2,672百万円(前年同期比 +18.5%)
    • 営業利益率:2,672 / 33,870 = 約7.89%(改善傾向。目安:業種により異なるが、7~8%は堅調)
    • 経常利益:2,686百万円(前年同期比 +17.8%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:1,787百万円(前年同期比 +17.7%)
    • 中間1株当たり純利益(EPS):72.90円(前年同期 62.00円 → +17.7%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:51.7%(通常の均等進捗比率50%をやや上回る)→ 通常ペースかやや前倒し
    • 営業利益進捗率:65.2%(通期想定比で良好、収益性改善の表れ)
    • 純利益進捗率:63.8%(こちらも良好)
    • 過去同期間との比較:いずれも前年同期比で増収増益
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率:76.9%(安定水準、目安40%で安定、76.9%は非常に高い安全性)
    • 流動比率(目安):流動資産 30,132百万円 / 流動負債 9,356百万円 = 約322%(非常に良好)
    • 有利子負債:短長合計で約55百万円(貸借対照表上は1年内返済予定の長期借入金5,040千円、長期借入金50,400千円。金額は小さい)→ 実質的にネットキャッシュ(約15,700百万円)と判断可能
  • 効率性
    • 売上高総資産回転率(簡易):売上33,870 / 総資産43,533 = 0.78回(年率換算で資産効率は中程度)
    • 売上高営業利益率の改善(前年同期比で上昇)は効率改善を示唆
  • セグメント別(市場分野別売上)
    • 複合商業施設・総合スーパー:7,336百万円(構成比21.7%、前年同期比 +10.0%)
    • 食品スーパー・コンビニ:3,712百万円(構成比11.0%、前年同期比 △10.0%)
    • 各種専門店:9,921百万円(構成比29.3%、前年同期比 +14.3%)
    • 飲食店:4,384百万円(構成比12.9%、前年同期比 +22.8%)
    • サービス等:8,515百万円(構成比25.1%、前年同期比 △2.6%)
    • コメント:専門店・飲食店が牽引、食品スーパー・コンビニは案件繰越で減少

配当

  • 中間配当:27.00円(支払予定日:2025/9/10)
  • 期末配当(予想):33.00円(通期予想合計:60.00円、前期合計54.00円)
  • 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
  • 配当性向(会社予想・目安):通期EPS予想114.23円に対する年間配当60円 → 配当性向 約52.5%(高めの還元水準)
  • 特別配当:当期は無し(前期は期末に特別配当4.00円を含む)
  • 株主還元方針:自社株買いに関する記載は本資料に無し。配当は堅持(直近期の配当予想に修正なし)。

セグメント別情報

  • 単一セグメント(ディスプレイ事業)を市場分野別に開示
    • 各種専門店、飲食店、複合商業施設が売上成長を牽引。食品スーパー・コンビニは一部案件繰越が影響し減少。
    • 収益性寄与:表中の売上増加と営業利益率改善から、特に専門店・飲食店分野のマージン寄与が想定される(詳細なセグメント利益は単一セグメントのため省略)。
    • セグメント戦略:顧客ニーズ対応の営業・専門組織強化、技術力向上、DX・生産性向上、採用・教育投資を継続。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「進化発展」(最終年度)
    • 開示ではVISION実現に向け戦略の着実な実行を継続中と表明。受注堅調で中期計画の前提(需要回復・投資継続)は概ね満たされている旨。
  • KPI達成状況:特段の定量KPIは本資料に記載なし。売上・利益は中期最終年度として順調な進捗と述べている。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:資材価格高騰・人件費上昇・労務需給の逼迫、時間外労働上限規制対応等はリスクとして継続。ただし設備投資・新装改装需要は堅調(インバウンド、個人消費改善等が追い風)。
  • 競合比較:本資料は単独開示で同業他社比較はなし。ディスプレイ・内装設計施工業界では受注・納期管理、コスト管理、労務対策が競争優位の鍵。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2025年12月期)業績予想(修正無し):売上高65,500百万円(+2.0%)、営業利益4,100百万円(+18.3%)、当期純利益2,800百万円(+10.0%)、1株当たり当期純利益114.23円
    • 次期予想:–(本短信に次期の詳細予想は記載なし)
    • 会社想定の前提条件:詳細は添付資料(P.4の将来予測情報参照)に記載。為替・原油等の具体前提は本短信では明示なし。
  • 予想の信頼性:過去の会計方針変更(収益認識)の遡及適用を行っており、会計処理整備後の数値で示している。中間進捗は利益面で余裕があるため達成可能性は高いと見られるが、資材・人件費の上昇や案件期ずれは不確実要因。
  • リスク要因:資材価格、人件費上昇、労務需給の逼迫、案件の期ズレ(上期→下期繰越)、為替変動(海外展開あり)、法令・規制対応(労働時間規制等)。

重要な注記

  • 会計方針の変更:期間が短い工事案件について代替的取り扱いを廃止し、原則として進捗度に基づく収益認識へ変更(遡及適用)。これにより前中間期数値は増分補正(前中間の売上高 +665百万円等)。投資家は前年比較時に遡及適用の影響を考慮する必要あり。
  • 連結範囲の変更:当中間期よりSPACE JAPAN(VN) CO.,LTD.を新規連結。
  • 監査:第2四半期決算短信は公認会計士または監査法人のレビュー対象外。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9622
企業名 スペース
URL http://www.space-tokyo.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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