2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:実績は会社予想に対する「修正なし」(会社は通期予想を維持)。四半期実績は概ね想定内だが、営業損失は依然として残る(上振れ/下振れの明確な修正は無し)。
  • 業績の方向性:増収(売上高+3.5%)/減損縮小(営業損失縮小、経常・当期損失も縮小)→ 増収・減損改善の局面。
  • 注目すべき変化:前年同期の四半期純損失△205百万円→当第1四半期△25百万円へと大幅改善(黒字転換には至らず)。営業損失も△98→△42百万円に改善。
  • 今後の見通し:通期(2026年3月期)予想は据え置き(売上32,000百万円、営業利益2,900百万円、親会社株主帰属当期純利益1,900百万円)。第1四半期の進捗は売上で約40.9%と順調だが、通期黒字を達成するには下期での利益確保が必要。
  • 投資家への示唆:主要収益源のクリクラ/レンタル事業が利益を支えている一方、住宅・建築コンサルなど一部セグメントが足を引っ張る。通期予想は維持されているが、Q1の赤字を取り戻すには季節性や下期の回復が重要(決算では予想修正の指示なし)。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社ナック
    • 主な事業分野:クリクラ(宅配水/ウォーターサーバー)事業、レンタル事業、建築コンサルティング事業、住宅事業、美容・健康事業、その他(洋酒輸入・中古品販売等)
    • 代表者:代表取締役社長 吉村 寛
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月7日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期累計(2025年4月1日〜2025年6月30日、連結)
  • セグメント:
    • クリクラ事業:宅配水・ウォーターサーバー(直販・加盟店等)
    • レンタル事業:家電等のレンタル関連
    • 建築コンサルティング事業:施工・リフォーム等
    • 住宅事業:分譲・注文住宅の販売等
    • 美容・健康事業:サロン・化粧品等
    • その他:洋酒輸入・中古品販売、フランチャイズ関連等(第1四半期より区分変更あり)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):46,613,500株
    • 期末自己株式数:4,860,063株
    • 四半期平均株式数(当第1四半期):41,753,437株(前年同期:43,029,417株)
    • 時価総額:–(開示資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表:通期のスケジュールに準じる(資料記載なし)
    • 株主総会/IRイベント:–(今回資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較:通期予想に対する第1四半期進捗)
    • 売上高:13,075百万円(前年同期 12,634百万円、+3.5%)→ 通期予想32,000百万円に対する進捗率 40.9%(順調)
    • 営業利益:△42百万円(前年同期 △98百万円)→ 通期予想2,900百万円に対する進捗率 ≒ -1.4%(赤字のため進捗率は参考値)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:△25百万円(前年同期 △205百万円)→ 通期予想1,900百万円に対する進捗率 ≒ -1.3%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:売上増加(クリクラ・一部レンタルの回復、オンライン販売拡大など)、前年に比べ費用削減や販管費抑制により損失縮小。
    • 下振れ要因:住宅・建築コンサルティング分野での受注低下や採算悪化が続く点が利益の抑制要因。
  • 通期への影響:会社は通期予想を据え置き(修正なし)。Q1は売上の進捗は良いが、通期で黒字化するためには下期の利益回復(住宅・建築セグメント改善等)が必要。

財務指標

  • 概要(単位:百万円)
    • 総資産:36,776(前連結会計年度末 38,191 → △1,415)
    • 純資産:21,649(前連結会計年度末 22,394 → △744)
    • 自己資本比率:58.9%(安定水準)
    • 総負債:15,126(前連結会計年度末 15,796 → △670)
    • 現金及び現金同等物:6,622百万円(前期末 8,589 → △967)
  • 損益(当第1四半期累計:2025/4/1〜2025/6/30)
    • 売上高:13,075百万円(前年同期比 +3.5% / +441百万円)
    • 売上総利益:6,556百万円(前年同期 6,130 百万円 → +426百万円)
    • 販売費及び一般管理費:6,598百万円(前年同期 6,228 百万円 → +370百万円)
    • 営業利益:△42百万円(前年同期 △98百万円 → 改善)
    • 経常利益:△26百万円(前年同期 △97百万円 → 改善)
    • 四半期純損失:△25百万円(前年同期 △205百万円 → 大幅改善)
    • 1株当たり当期純損失(EPS):△0.62円(前年同期 △4.78円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期)
    • 売上高進捗率:40.9%(通常は四半期×4で25%が基準。季節性を考慮すると順調)
    • 営業利益進捗率:-1.4%(赤字のため参考値。利益確保は下期依存)
    • 純利益進捗率:-1.3%(同上)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:58.9%(安定水準)
    • 負債比率(負債/自己資本):約69.9%(負債が自己資本の約0.7倍)
    • 流動比率(流動資産22,586 / 流動負債11,268):約200%(良好)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率:通期目標で約9.1%(2,900/32,000)だが、Q1は赤字で実現できていない。
  • セグメント別(当第1四半期:単位 百万円)
    • クリクラ事業:売上 3,776、セグメント利益 320
    • レンタル事業:売上 4,469、セグメント利益 271
    • 建築コンサルティング:売上 1,078、セグメント損失 △58
    • 住宅事業:売上 1,835、セグメント損失 △197
    • 美容・健康事業:売上 1,513、セグメント利益 75
    • 小計(報告セグメント合計)利益:410(調整後 349)、全社調整等で営業損失△42に
  • 財務の解説:
    • 総資産・純資産は若干減少。現金が約967百万円減少している点は注視(主に配当支払いや投資等による)。流動比率・自己資本比率は良好で財務の安全性は確保されている水準。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(実績・予想):5.00円
    • 期末配当(実績・予想):17.00円
    • 年間配当予想:22.00円(通期予想に変更なし)
  • 配当利回り:–(株価に依存するため資料に記載なし)
  • 配当性向:–(通期の配当性向は会社資料で直接明示なし。予想純利益1,900百万円に対する配当の比率は計算可能だが、会社データに基づく正確な総配当額未記載のため省略)
  • 株主還元方針:特別配当・自社株買いの記載なし(今回の資料では実施なし)

セグメント別情報

  • 概況(当第1四半期)
    • クリクラ事業:顧客基盤や直販・オンライン強化により売上増、利益貢献。
    • レンタル事業:販売網拡大などで売上堅調。ゲストコントロール部門等で一部伸長。
    • 建築コンサルティング/住宅事業:住宅着工・受注環境や人手不足、資材高等の影響で売上・利益ともに減速し、セグメントで損失計上。
    • 美容・健康事業:ブランド店舗の回復により売上増(但し店舗・ブランドにより差異あり)。
  • 前年同期比較:クリクラ・レンタルは増収、建築・住宅は減収で利益圧迫。
  • セグメント戦略:クリクラのLTV最大化や直販強化、M&A・フランチャイズ展開等で中長期の拡大を目指す。住宅・建築は採算改善策が課題。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料で言及あり(「長期ビジョン2035」や「中期経営計画2028」等)— 投資・M&Aで事業拡大を継続する方針。
  • KPI達成状況:個別KPIは未詳(売上増と損益改善は進んでいるが、住宅等の回復が必要)。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:詳細な他社比較データは資料に無し。ウォーターサーバー等は市場拡大傾向、住宅・建築は市況の影響を受けやすい。
  • 市場動向:国内景気の回復傾向や個人消費の持ち直しがある一方で、住宅市場や建築関連は地域・工種により差がある。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正:なし(2025年5月公表の通期予想を維持)
    • 通期会社予想(参考):売上 32,000百万円、営業利益 2,900百万円、経常利益 2,900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 1,900百万円、EPS(通期)44.27円
    • 第2四半期(上期)予想等の詳細は資料内に記載あり(第2四半期累計 売上目標 30,000百万円等の注記)
  • 予想の信頼性:第1四半期は売上進捗良好だが赤字。過去の進捗や季節性を考慮すると、下期での利益確保が前提。
  • リスク要因:住宅・建築受注の変動、資材価格・人件費の上昇、マクロ景気動向、為替・原料価格(該当事業に応じた影響)、連結子会社の再編・統合リスク。

重要な注記

  • 会計方針:特段の会計方針変更は無しとの記載。
  • 連結範囲の変更:当第1四半期連結会計期間において新設1社の連結追加、1社の除外(株式会社アップセールの関係等)といった連結範囲の重要な変更あり。株式会社IMOSの吸収合併等、グループ再編の動きがある点に留意。
  • キャッシュ・フロー関連:現金・現金同等物は前期末比で約967百万円減少。
  • その他:四半期決算ではセグメント区分の変更が行われている(従来の区分から5区分へ変更)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9788
企業名 ナック
URL http://www.nacoo.com/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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