2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想・市場予想との比較資料は開示無しのため、予想差異は–(市場予想との対比情報なし)。
- 業績の方向性:減収増益(売上高:528.87億円、前年同期比△3.2%、営業利益:9.05億円→前年は営業損失2.00億円)。
- 注目すべき変化:営業利益が赤字から黒字化、親会社株主に帰属する当期純利益は5.41億円(前年157百万円→+244.2%)と大幅増(固定資産売却益の計上等が寄与)。
- 今後の見通し:2025年3月期予想は売上500億円、営業利益4億円、当期純利益3億円と減収減益見込み。通期予想は保守的(来期は利益水準を大幅に下方見込み)。
- 投資家への示唆:原材料価格の安定化で収益性は改善したが、畜産事業の採算悪化や為替・国際情勢リスクが残る。来期は売上・利益とも保守的見通しであり、短期的には原料価格動向・畜産市況・為替が焦点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:日和産業株式会社
- 主要事業分野:配合飼料の製造・販売(飼料事業)、畜産物の生産・販売(畜産事業)及び関連事業
- 代表者名:取締役社長 中澤 敬史
- URL:https://www.nichiwasangyo.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2024年5月13日
- 対象会計期間:2024年3月期(連結、2023年4月1日〜2024年3月31日)
- セグメント:
- 飼料事業:配合飼料の製造販売、得意先の生産畜産物の売買
- 畜産事業:畜産物の生産および販売(子豚生産、肉鶏・肉豚の肥育等)
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、自己株式含む):20,830,825株
- 期末自己株式数:2,718,972株
- 期中平均株式数:18,111,854株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2024年6月27日
- 配当支払開始予定日:2024年6月28日
- 有価証券報告書提出予定日:2024年6月27日
- 決算説明会資料の有無:決算補足説明資料の有無は記載なし
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は資料に過去の同期予想開示無しのため到達率は記載不可 → ―)
- 売上高:52,887百万円(達成率:–、前年同期比△3.2%)
- 営業利益:905百万円(達成率:–、前年は営業損失200百万円 → 大幅改善)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:541百万円(達成率:–、前年157百万円、+244.2%)
- サプライズの要因:
- プラス要因:主原料価格の落ち着きと在庫調整、固定資産売却益(特別利益395百万円)の計上、販管費の抑制等で営業黒字化。
- マイナス要因:子会社での減損損失等(特別損失168百万円)や畜産事業の採算悪化(セグメント損失拡大)。
- 通期への影響:
- 来期(2025年3月期)は売上500億円、営業利益400百万円、純利益300百万円へ保守的に見込んでいる。今期の改善は一過性要素(売却益等)も含むため、来期は利益水準が下がる想定で妥当性は中程度。為替や飼料原料価格、畜産市況が変動要因。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 売上高:52,887百万円(前年54,659百万円、△3.2%)
- 営業利益:905百万円(前年△200百万円 → 黒字転換)
- 経常利益:915百万円(前年△99百万円 → 黒字化)
- 当期純利益:541百万円(前年157百万円、+244.2%)
- 総資産:32,633百万円(前年29,708百万円、+9.8%)
- 純資産:18,164百万円(前年17,435百万円、+4.2%)
- 現金及び現金同等物期末:7,041百万円(前年5,182百万円、+18,58百万円)
- 営業CF:2,052百万円(前年は使用:△1,533百万円)→ 回復(良)
- 投資CF:215百万円(前年△793百万円)→ 主に固定資産売却収入
- 財務CF:△408百万円(前年△108百万円)
- 収益性(全て連結、前年同期比は必ず%表記)
- 売上高:52,887百万円(△3.2%)
- 営業利益:905百万円(前年△200百万円→増加、営業利益率 1.7%(良しどころは業種依存だが低め))
- 経常利益:915百万円(前年△99百万円→増加、総資産経常利益率 約2.9%(資料表記))
- 当期純利益:541百万円(+244.2%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):29.91円(前年8.68円、+244.2%)
- 進捗率分析(四半期進捗は四半期情報がないため通期比進捗は記載不可):
- 通期予想(来期)に対する進捗率:–(異期の比較・前提不整合のため省略)
- 財務の安全性
- 自己資本比率:55.7%(安定水準。目安40%以上で安定 → 良好)
- 負債合計:14,468百万円、負債比率(負債/資産)約44.4%(過度なレバレッジではない)
- 流動比率(流動資産25,600 / 流動負債14,000) ≒ 183%(流動性は良好)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産) ≒ 1.62回(増減は業種平均に依存)
- 売上高営業利益率:1.7%(低めだが今期は黒字回復)
- セグメント別(貢献度)
- 飼料事業:売上51,157百万円(前年比△3.4%)、セグメント利益968百万円(前年比+274.5%)→ 主力で回復
- 畜産事業:売上1,729百万円(前年比+1.3%)、セグメント損失△249百万円(前年△123百万円)→ 採算悪化
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年3月期(実績):年間配当 1株当たり8円(そのうち創業100周年記念配当2円含む)、配当金総額144百万円、連結配当性向26.7%(中程度の還元)
- 2025年3月期(予想):期末配当 1株当たり6円(中間は0の想定)、年間予想は6円
- 特別配当の有無:2024年は創業100周年記念配当として2円を含む(特別配当扱い)。将来の特別配当は未定。
- 株主還元方針:継続的に安定した配当を基本方針。自社株買いの記載はなし。
セグメント別情報
- 飼料事業(主力)
- 売上高:51,157百万円(前年比△3.4%)
- セグメント利益:968百万円(前年は258百万円 → 大幅改善)
- 理由:原材料価格の落ち着き、販売価格調整(値下げ→年初に値上げ)等
- 見通し:原料市況と販売価格の動向次第で変動
- 畜産事業
- 売上高:1,729百万円(前年比+1.3%)
- セグメント損失:△249百万円(前年△123百万円、赤字拡大)
- 要因:輸入穀物価格の高止まり、豚肉市況の悪化等により採算圧迫
- 見通し:畜産市況(需給・疾病リスク)次第で不透明
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内に詳細な中期計画の数値目標は記載なし。グループ方針として「生産コスト削減、多様な人材確保・育成、家畜疾病の予防」を掲示。
- KPI達成状況:具体的KPIの数値は開示なし → 進捗評価は不可(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 飼料原料:とうもろこしは下落傾向、大豆粕は年末に価格が落ち着きつつあるが不確実性あり
- 畜産市況:鶏卵・鶏肉は高値から下落、豚肉は下半期に弱含み、牛肉は横ばい
- 為替:円安が継続(原料調達コストに影響)
今後の見通し
- 業績予想(2025年3月期・連結予想)
- 売上高:50,000百万円(前期比△5.4%)
- 営業利益:400百万円(前期比△55.8%)
- 経常利益:400百万円(前期比△56.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:300百万円(前期比△44.6%)
- 1株当たり当期純利益:16.56円
- 予想の信頼性:今期は固定資産売却益等一過性項目が寄与しており、来期はこれらを除いたベースダウンを織り込んだ保守的予想。過去の予想達成傾向は資料に限定的記載のため総合判断は困難(–)。
- リスク要因:
- 為替(円安による原料調達コスト上昇)
- 飼料原料(とうもろこし・大豆粕)価格の急変動
- 畜産市況の変動(需給、消費動向)
- 家畜疾病(鳥インフル等)や輸送・供給面の制約
- 海外需要(中国経済動向)・地政学的リスク
重要な注記
- 会計方針の変更:会計方針変更等の特記事項は無し(該当事項なし)。
- 連結範囲の変更:重要な子会社の異動等の注記なし。
- 監査:決算短信は公認会計士又は監査法人の監査対象外と明記。
- その他:今回の当期純利益には固定資産売却益(395百万円)や子会社での減損損失(168百万円)等の特別項目が含まれている点に留意。
(注)不明な項目・資料未記載の情報は「–」で省略しています。上記は提供資料に基づく事実整理であり、投資助言・売買推奨を行うものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2055 |
| 企業名 | 日和産業 |
| URL | http://www.nichiwasangyo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。