2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 会社の通期予想に対する進捗は好調で、通期見通しに修正はなし(市場予想との比較は資料内に記載なしのため–)。第3四半期累計は通期見通しに対して上振れ気味の進捗率(下表参照)。
  • 業績の方向性: 増収増益(売上高+29.3%、営業利益+30.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益+23.3%、前年同期比)。
  • 注目すべき変化: HBMを中心としたDRAM向けプローブカード需要が継続し、プローブカード事業が売上・利益とも大幅増(売上 +31.3%)。一方、TE事業(テストソケット)は減収・損失拡大(売上 -18.5%、セグメント損失拡大)。
  • 今後の見通し: 会社は通期予想(売上68,900百万円、営業利益13,800百万円、当期純利益9,200百万円)を据え置き。第3四半期累計時点の進捗は売上・利益とも高めで、通期達成の可能性は高いが、売上の前倒し(需給タイミング)に留意。
  • 投資家への示唆: AI需要(HBM/GPU向け)を背景に主力のプローブカードが牽引。短期では売上時期の前後やTE事業の回復力がポイント。財務は高い自己資本比率で安定性は高いが、現金は減少しており設備投資や借入の動向も注視。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社 日本マイクロニクス
    • 主要事業分野: 半導体検査用プローブカードの開発・製造・販売、半導体テスト(TE)関連製品(テストソケット等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 長谷川 正義
    • URL: https://www.mjc.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年11月11日
    • 対象会計期間: 2025年1月1日〜2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、連結、日本基準)
    • 決算説明会: 決算補足説明資料あり、決算説明会は無
  • セグメント:
    • プローブカード事業: 半導体(特にメモリ/HBM向け)用プローブカードの製造・販売(主力)。
    • TE事業: 半導体テストソケット等の製造・販売。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 40,025,316株
    • 期末自己株式数: 1,261,088株
    • 期中平均株式数(第3四半期累計): 38,710,589株
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表(通期): 2025年12月期(通期)発表予定(資料内に具体日付なし)
    • 株主総会 / IRイベント: –(資料内記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(第3四半期累計、単位:百万円)
    • 売上高: 実績50,412(通期会社予想68,900に対する進捗率73.2%)→ 通期見通しに対し進捗良好(上振れ気味)。
    • 営業利益: 実績11,300(通期会社予想13,800に対する進捗率81.9%)→ 高い進捗(上振れ)。
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 実績7,084(通期会社予想9,200に対する進捗率77.0%)→ 高い進捗。
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因: HBMを中心としたDRAM向けプローブカードの需要継続、特定製品の売上が第4四半期から前倒しで計上された点。
    • 下振れ要因: TE事業の減収・損失拡大はマイナス要因(ただし全体への影響は小さい)。
  • 通期への影響: 会社は通期予想を修正しておらず、現時点で通期達成可能性は高いと判断。ただし売上の前倒しや半導体市況の変動があるため、タイミング要因には注意。

財務指標

  • 要旨(単位:百万円、%は前年同期比)
    • 売上高: 50,412(+29.3%、前年同期比 +11,429百万円)
    • 営業利益: 11,300(+30.7%、前年同期比 +2,657百万円)
    • 経常利益: 11,273(+25.2%、前年同期比 +2,270百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 7,084(+23.3%、前年同期比 +1,338百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): 183.02円(前年同期148.92円、+22.9%)
  • 財政状態(2025/9/30)
    • 総資産: 86,663(前期末79,990、+6,673百万円)
    • 純資産: 57,170(前期末49,646、+7,524百万円)
    • 自己資本比率: 66.0%(安定水準、前期62.1%)
  • 主なBSの動き(対前期末)
    • 現金及び預金: 15,584(△8,365百万円、減少)← 注意点(資金動向)
    • 受取手形・売掛金等: 11,431(+2,760百万円、増加)
    • 棚卸資産合計: 製品・仕掛品・原材料等合計で増加(合計約+2,415百万円)
    • 有形固定資産(機械装置等): 10,912(+5,241百万円、増加)→ 設備投資の反映
    • 投資有価証券: 6,469(+4,582百万円、増加)
    • 借入金(短期+長期): 6,604(前期合計約1,175→増加 約+5,429百万円)
    • 負債合計: 29,493(△850百万円、減少)
  • キャッシュ・フロー: 第3四半期累計のキャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。ただし現金が減少している点は留意。
  • 収益性指標
    • 売上総利益: 24,085(売上高に対する売上総利益率 ≒ 47.8%)
    • 販管費: 12,784(前年同期10,216、増加)→ 研究開発等で販管費増加が営業費用を押し上げ
    • 営業利益率: 11,300 / 50,412 ≒ 22.4%(高水準)
  • 進捗率分析(第3四半期累計/通期会社予想)
    • 売上高進捗率: 73.2%(過去同期間と比較して通常より高め)
    • 営業利益進捗率: 81.9%(非常に高い)
    • 純利益進捗率: 77.0%(高め)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率66.0%(安定水準)
    • 負債比率: 負債合計29,493に対し純資産57,170、負債/純資産 ≒ 51.6%(中程度)
    • 流動比率: 流動資産40,416 / 流動負債20,224 ≒ 199.9%(良好)
  • 効率性: 総資産回転率は年度ベースでの算出が必要のため–(資料内明示なし)。営業利益率は改善傾向(約22.4%)。
  • セグメント別利益貢献度: プローブカード事業が主体(売上49,117百万円、セグメント利益14,158百万円で業績を牽引)。TE事業は小規模で損失計上。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年12月期: 年間70円(期末70円)
    • 2025年12月期(予想): 年間72円(期末72円、期中配0)
    • 直近公表の配当予想からの修正: 無
  • 配当性向: 通期予想EPS 237.66円に対し年間配当72円 → 配当性向 ≒ 30.3%(適度)
  • 配当利回り(株価基準): –(株価情報なしのため算出不可)
  • 特別配当: 無(今回も特別配当の記載なし)
  • 株主還元方針: 自社株買い等の記載なし(–)。

セグメント別情報

  • プローブカード事業(主力)
    • 売上高: 49,117百万円(+31.3%、前年同期比 +11,722百万円)
    • セグメント利益: 14,158百万円(+28.1%、前年同期比 +3,102百万円)
    • コメント: HBM(高性能メモリ)向け需要が継続し高い伸び。事業の収益性が良好。
  • TE事業
    • 売上高: 1,295百万円(△18.5%、前年同期比 △293百万円)
    • セグメント損失: △488百万円(前年同期 △360百万円、損失拡大)
    • コメント: テストソケット等は堅調な面もあるが前年同期比での受注減等により減収・損失拡大。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 添付資料に中期計画の詳細は記載されていないため進捗は–。ただし設備投資(有形固定資産増加)やR&D費の増加は中長期の需要取り込みを見据えた投資と推定される。
  • KPI達成状況: 明示KPIは資料内に記載なし(–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 生成AI需要を背景にHBMなど高性能メモリ向けの設備投資・増産が継続しており、半導体市場ではAI関連需要が牽引。汎用DRAMや自動車向けは回復が鈍いが、NANDはデータセンター需要で改善。
  • 競合他社との比較: 資料内に同業他社との直接比較はなし(–)。ただしプローブカード領域での高需要を取り込めている点は相対的に強みと考えられる。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし): 売上高68,900百万円(+23.8%)、営業利益13,800百万円(+9.8%)、経常利益13,300百万円(+8.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益9,200百万円(+4.4%)、1株当たり当期純利益237.66円。
    • 次期予想: –(資料内記載なし)
  • 予想の信頼性: 第3四半期までの進捗は売上・利益ともに高く、通期予想の達成可能性は高いと見られる。過去の予想達成傾向は資料内に記載なし(–)。
  • リスク要因: 半導体市況の変動、販売時期の前後(売上の前倒し/遅れ)、為替変動、主要顧客の設備投資計画変化、原材料や部品供給の影響等。

重要な注記

  • 会計方針: 変更なし(会計基準等の改正に伴う変更、その他の会計方針変更、見積り変更、修正再表示いずれも無)。
  • 監査: 四半期連結財務諸表について有限責任監査法人トーマツによる期中レビューを実施し、重要な点で不適正と認められる事項はないとの結論。
  • その他重要事項: 第3四半期累計において一部製品の売上が第4四半期から前倒し計上されたが、通期見通しは修正していない旨を会社が明示。

(注)資料は会社提出の決算短信に基づき作成。数値は原資料の単位(百万円)を使用。記載のない項目は“–”で示しています。金融商品取引法上の投資助言は行っておらず、数値と事実整理に留めています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6871
企業名 日本マイクロニクス
URL http://www.mjc.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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