2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は本日(2025/8/12)通期および第3四半期累計の業績予想・配当予想を修正(修正有)。中間実績自体は開示された通期予想に対して進捗良好(上振れ寄りの進捗)。市場コンセンサスとの比較は資料に記載なし。
  • 業績の方向性:増収増益(中間:売上高33,120百万円、+26.6%/営業利益7,569百万円、+31.3%)。
  • 注目すべき変化:メモリ向け(特にHBM向け)プローブカードの需要継続でプローブカード事業が大幅増収(32,199百万円、+28.7%)・利益拡大。対照的にTE事業は減収減益(921百万円、△20.1%)。研究開発投資等で販管費が増加。
  • 今後の見通し:通期予想(修正後)に対する進捗は売上進捗約48.1%、営業利益進捗約54.9%、親会社株主に帰属する当期純利益進捗約51.9%で、上期偏重ではないが順調な進捗率。会社は本日業績予想を修正しており、達成可能性は概ね高いと想定される(ただし外部環境リスクは残る)。
  • 投資家への示唆:短期はメモリ向け需要(HBM/GPU関連)の動向が業績の鍵。設備投資(有形固定資産取得)と借入増加に伴うキャッシュ動向に注意。配当は年72円(従来70円→修正)へ増額見込み。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社 日本マイクロニクス
    • 主要事業分野:半導体検査用プローブカードの設計・製造販売、半導体テストソケット等(プローブカード事業、TE事業)
    • 代表者名:代表取締役社長 長谷川 正義
    • URL:https://www.mjc.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月12日
    • 対象会計期間:2025年12月期 第2四半期(中間期:2025/1/1~2025/6/30)
    • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
    • 決算補足資料:作成・開示予定(当日)
  • セグメント:
    • プローブカード事業:メモリ向け(HBM、汎用/モバイルDRAM等)を中心にプローブカード設計・製造(主力/増収)
    • TE事業:半導体テストソケット等(小幅・減収)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):40,025,316株(期中変動なし)
    • 中間期の期中平均株式数:38,683,325株
    • 期末自己株式数:1,261,088株(前期 1,434,952株、自己株売却あり)
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年8月13日
    • 株主総会、IRイベント等:–(資料記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社の通期予想(修正後)に対する中間累計の達成率)
    • 売上高:中間実績 33,120百万円 / 通期予想 68,900百万円 → 達成率 48.1%
    • 営業利益:中間実績 7,569百万円 / 通期予想 13,800百万円 → 達成率 54.9%
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:中間実績 4,774百万円 / 通期予想 9,200百万円 → 達成率 51.9%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:HBM向けを中心としたメモリ向けプローブカードの需要が予想より堅調で、製品ミックス改善により利益率上昇。
    • 下振れ要因:TE事業の減収、営業外費用(支払手数料等)の増加はあるが、全体影響は限定的。投資活動で大幅なキャッシュ支出(設備投資)が発生。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想と配当予想を本日修正(詳細は別途公表資料参照)。中間実績の進捗は良好で、通期予想達成の見込みは高いが、外部リスク(地政学、関税、顧客在庫調整等)に留意。

財務指標

  • 財務諸表 要点(中間期=2025/6/30)
    • 資産合計:81,634百万円(前期末 79,990百万円、+1,643百万円、+2.05%)
    • 負債合計:29,631百万円(前期末 30,344百万円、△712百万円、△2.35%)
    • 純資産合計:52,002百万円(前期末 49,646百万円、+2,356百万円、+4.75%)
    • 現金及び預金:16,458百万円(前期末 23,949百万円、△7,491百万円、△31.3%)
    • 総資産に占める自己資本比率:63.7%(安定水準)
  • 収益性(中間)
    • 売上高:33,120百万円(前年同期 26,171百万円、+26.6%、+6,949百万円)
    • 売上総利益:16,401百万円(売上総利率 約49.5%)
    • 営業利益:7,569百万円(前年同期 5,764百万円、+31.3%、営業利益率 約22.9% → 良好)
    • 経常利益:7,394百万円(前年同期 5,806百万円、+27.4%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:4,774百万円(前年同期 3,685百万円、+29.6%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):123.44円(前年同期 95.53円、+29.3%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高進捗率:48.1%(通常は50%前後が目安 → やや順調)
    • 営業利益進捗率:54.9%(良好)
    • 純利益進捗率:51.9%(良好)
    • 過去同期間との比較:前年同期比で増収増益と高い伸び
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:63.7%(安定水準)
    • 負債比率(負債/資産):29,631/81,634 ≒ 36.3%(良好)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):40,485 / 21,094 ≒ 1.92(約192%、良好)
    • 借入金の変化:短期借入金・長期借入金合計が前期末比で5,430百万円増加(長期借入金が6,272百万円に増加)。自己株式売却等で財務活動CFはプラス。
  • 効率性
    • 総資産回転率(粗):売上高/総資産 = 33,120 / 81,634 ≒ 0.41回/年(参考)
    • 売上高営業利益率:約22.9%(高水準)
  • セグメント別(中間)
    • プローブカード事業:売上高 32,199百万円(+28.7%)、セグメント利益 9,423百万円(+29.9%)→ 主力、好調
    • TE事業:売上高 921百万円(△20.1%)、セグメント損失 △268百万円(前年同期損失 △147)→ 低調
  • 財務の解説:
    • 売上・利益はメモリ向けの強い需要で拡大。販管費(研究開発等)増加でコストは上昇したが、製品ミックス改善で利益率は高まる。設備投資による投資CF支出が大幅増(14,027百万円)し、現金は前年末比で減少。借入により一部を賄っている。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年12月期(実績):期末 70円、年間 70円
    • 2025年12月期(予想・修正後):期末 72円、年間 72円(中間 0円)
  • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
  • 配当性向(予想):通期EPS予想 237.83円に対して配当72円 → 配当性向 ≒ 30.3%(目安:中程度の配当性向)
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:自己株式の売却収入あり(自己株式数減少)。自社株買いの記載は無し。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(中間)
    • プローブカード事業:売上 32,199百万円(+28.7%)、セグメント利益 9,423百万円(+29.9%)。HBM向けを中心に高需要で牽引。製品ミックス改善で収益性向上。
    • TE事業:売上 921百万円(△20.1%)、セグメント損失 △268百万円(損失拡大)。テストソケットは底堅いが全体の寄与は縮小。
  • 前年同期比較:プローブカードが大幅増、TEが減少。
  • セグメント戦略:プローブカードは新製品拡販と新規顧客獲得、ノンメモリ分野の拡大を図る。TE事業は市場回復待ちとコスト管理。

中長期計画との整合性

  • KPI達成状況:–(開示なし)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 世界的にAI投資の加速でAIサーバー向け半導体(GPU/HBM等)需要が旺盛。メモリ向けプローブカード需要が堅調で同社業績を押し上げている。PC/スマホ向けは回復途上、車載・産業向けは米国関税政策の影響で軟調。
  • 競合状況:同業他社との比較データは資料に記載なし。相対的にはメモリ向け需要取り込みで優位性を示しているが、競合動向・価格競争リスクは存在。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(修正後)予想(2025/1/1~12/31):売上高 68,900百万円(+23.8%)、営業利益 13,800百万円(+9.8%)、経常利益 13,300百万円(+8.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益 9,200百万円(+4.4%)、EPS予想 237.83円。
    • 第3四半期累計(目標):売上高 50,000百万円、営業利益 11,100百万円(資料に記載の目標値あり)。
    • 会社は本日、業績予想および配当予想を修正(詳細は別資料参照)。
  • 予想の信頼性:上期の進捗は良好だが、下期は顧客在庫調整や地政学的リスクが業績に影響する可能性あり。過去の予想達成傾向は資料に不明瞭のため総括は控える。
  • リスク要因:
    • 地政学リスク/関税政策の影響、顧客の在庫調整、為替変動、原材料・部品調達の逼迫、主要顧客の投資動向変化、設備投資の回収リスク。

重要な注記

  • 会計方針:会計方針の変更・見積り変更・修正再表示は無し(当中間期に特有の会計処理も無し)。
  • 連結範囲の変更:無し。
  • 監査/レビュー:本第2四半期(中間期)決算短信は公認会計士又は監査法人のレビューの対象外。
  • その他:業績予想・配当予想の修正を当日公表(詳細は「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」参照)。決算補足説明資料は同日HP掲載予定。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6871
企業名 日本マイクロニクス
URL http://www.mjc.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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