2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期予想は据え置きだが、第2四半期累計(上期)予想を上方修正(上振れ)。第1四半期実績自体は会社公表の通期予想との比較では概ね想定内だが、上期見通しは良化。
  • 業績の方向性:増収(微減)・減益(営業利益は減少)。売上高6,186百万円(△3.6%)、営業利益245百万円(△7.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益205百万円(+433.0%)。
  • 注目すべき変化:四半期純利益が前年同期の38百万円→205百万円と大幅改善(+433%)。ただしこれは前期の災害関連等の特別損失が無かったことや特別利益計上等の影響が大きい点に留意。
  • 今後の見通し:第2四半期累計は上方修正(中国子会社の受注が好調、国内での価格是正とコスト改善が寄与)。ただし通期は需給・原材料など先行き不透明のため修正せず据え置き。
  • 投資家への示唆:営業面は一部セグメントで下振れだが、価格転嫁やコスト改善で利益確保の取り組みが進んでいる。通期が据え置かれているため、今後の素材価格・自動車市場の動向(特に中国拠点)を注視。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:虹技株式会社
    • 主要事業分野:鋳物(鋳造品)を中心としたCasting Field、環境エンジニアリング、機能材料などの製造・販売
    • 代表者名:代表取締役社長 山本 幹雄
    • URL:https://www.kogi.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年7月31日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日・連結)
    • 決算説明資料作成:無、決算説明会:無
  • セグメント:
    • Casting Field:鋳物、ロール、自動車用プレス金型鋳物等(主力)
    • Environment Field・環境エンジニアリング:環境装置、送風機、トランスベクター等
    • Environment Field・機能材料:KCメタルファイバー等
    • その他
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):3,362,163株
    • 期末自己株式数:92,311株
    • 期中平均株式数(四半期累計):3,269,852株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:当該第1四半期は発表済み
    • 株主総会・IRイベント:–(資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社公表の通期予想との比較・達成率)
    • 売上高:6,186百万円、通期見込25,640百万円に対する進捗率 24.1%(通常ペース)
    • 営業利益:245百万円、通期見込660百万円に対する進捗率 37.1%(好調:通期比での進捗は良)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:205百万円、通期見込340百万円に対する進捗率 60.3%(非常に高い)
  • サプライズの要因:
    • 四半期純利益の大幅増は、前年同期に計上された災害関連の特別損失(前期237百万円等)がなくなったこと、および当期に投資有価証券売却益24百万円が計上されたこと等が寄与。
    • 売上高は一部製品(特殊鋼向け鋳型、自動車用プレス金型鋳物等)が低調で減収。一方で中国子会社の一部は受注好調。
    • コスト改善・製品価格是正が利益確保に寄与。
  • 通期への影響:
    • 第2四半期累計の業績予想は上方修正(上期の見通し良化)。ただし通期見通しは需要動向や原材料価格の不確実性を理由に修正せず据え置き。現時点では通期予想達成可能性はやや不透明だが、上期は順調に推移する見込み。

財務指標

  • 財務諸表の要点(百万円)
    • 総資産:33,613(前期末33,714、△1,000)
    • 純資産:17,666(前期末18,048、△382)
    • 負債合計:15,947(前期末15,665、+282)
    • 流動資産:19,953(前期末20,297、△343)
    • 流動負債:12,414(前期末12,026、+387)
    • 現金及び預金:2,985(前期末3,168、△183)
    • 機械装置及び運搬具(純額):3,823(前期末3,591、+231)→設備投資増
  • 収益性(第1四半期、対前年同期)
    • 売上高:6,186百万円(△3.6%/△232百万円)
    • 営業利益:245百万円(△7.0%/△18百万円)、営業利益率 = 245/6,186 = 4.0%(前年は4.1%程度)—やや低下
    • 経常利益:289百万円(△7.4%/△23百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:205百万円(+433.0%/+167百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):62.88円(前年同期11.80円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:24.1%(第1四半期としては標準的)
    • 営業利益進捗率:37.1%(通期比では良好)
    • 純利益進捗率:60.3%(特別要因で高い)
    • 過去同期間との比較:売上は微減、利益は営業面でやや減益だが特別要因で純利益大幅増
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:42.0%(安定水準。目安40%以上は安定)
    • 負債合計:15,947百万円、純資産17,666百万円 → 負債/純資産比 ≒ 90.3%(過度なレバレッジではない)
    • 流動比率:流動資産19,953 / 流動負債12,414 = 160.6%(良好)
  • 効率性
    • 減価償却費(第1Q累計):375百万円(前年354百万円)
    • 総資産回転率等:–(詳細数値は資料に無し)
  • セグメント別(第1四半期:百万円)
    • Casting Field:売上 5,686(△3.5%)、セグメント利益 332(±0%)
    • Environment Field・環境エンジニアリング:売上 306(△8.1%)、セグメント損失 △42(前年△58改善)
    • Environment Field・機能材料:売上 190(+3.0%)、セグメント利益 5(+10.1%)
    • その他:売上 4(△36.3%)、損失 △1
  • 財務の解説:
    • 総資産はほぼ横ばい。流動資産減少は売掛金等の回収進捗、固定資産増加は機械装置の取得が主因。短期借入金の増加で流動負債増、長期借入金は減少。為替換算調整勘定の悪化により包括利益はマイナスとなっている。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:期末 60.00円(年間合計 60.00円)
    • 2026年3月期予想:中間 0.00円、期末 35.00円、年間合計 35.00円(前回予想からの修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報が無いため算出不可)
  • 配当性向:通期予想ベースでの目安 = 予想配当総額 / 予想当期純利益 → 35円/EPS103.98円 ≒ 配当性向33.7%(目安)
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:現時点で特記無(自社株買い等の開示なし)

セグメント別情報

  • 概要と業績(第1Q)
    • Casting Field:売上の主力。特殊鋼向け・ロール・自動車用プレス金型が低調で減収。大型工作機械向け等は堅調。セグメント利益は前年並み。
    • Environment Field(環境エンジニアリング):環境装置が不振、送風機は好調、トランスベクター(鉄鋼向け)は低調。セグメント損失は縮小。
    • Environment Field(機能材料):自動車向け摩擦材の需要好調で増収増益。
  • 前年同期比較:Casting Fieldと環境事業で売上減、機能材料は増加。
  • セグメント戦略:資料では、製品価格是正とコスト改善を継続。また中国拠点の受注状況が業績に影響。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:第8次3カ年計画を開始(重点課題:省人化、脱炭素、人材育成)。短期的にはコスト改善と価格是正で利益基盤を強化する方針。
  • KPI達成状況:個別KPIの数値は資料に記載なし → 進捗は「コスト改善・価格是正により利益確保を図っている」との説明にとどまる。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:具体的な比較データは資料に無し。だが中国の競争激化や自動車部品需要の地域差が同社業績に直結している点は留意。
  • 市場動向:原材料・原油価格、海外需給(中国景気)、自動車業界の設備投資動向が主要な影響要因。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 第2四半期累計(H1)予想:売上 12,940百万円(+0.1%)、営業利益 400百万円(△32.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益 250百万円(+17.0%) → 上方修正(本日発表)
    • 通期(既存公表値):売上 25,640百万円(△2.6%)、営業利益 660百万円(△40.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益 340百万円(△57.4%) → 修正無し
    • 会社予想の前提:需給・原材料価格等不透明(詳細前提は添付資料参照)
  • 予想の信頼性:会社は第3四半期以降の不確実性を理由に通期を据え置き。過去の予想達成傾向の明確な記載は無し(保守的な面もある旨の注記)。
  • リスク要因:原材料価格変動、為替、国内外の需要動向(特に自動車向け金型の受注)、中国市場の競争激化、地政学リスク等。

重要な注記

  • 会計方針:当期における会計方針の変更、見積り変更、修正再表示は無し。前期末における企業結合に係る暫定的会計処理の確定を反映済み。
  • 監査・レビュー:四半期財務諸表に対する公認会計士等のレビュー無し。
  • その他:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。

(注)資料に記載のない項目は「–」で示しました。本まとめは提供資料に基づく整理であり、投資判断や個別銘柄の推奨を目的とするものではありません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5603
企業名 虹技
URL http://www.kogi.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 鉄鋼・非鉄 – 鉄鋼

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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