2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期業績予想に対する修正は無し(予想の上振れ/下振れの明示はなし)。四半期単独の会社予想は開示されておらず、外部市場予想との対比も記載なし(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高82,639百万円、前年同期比+3.4%、営業利益1,220百万円、同+122.8%)。
  • 注目すべき変化:養殖事業が前年同期のセグメント損失273百万円→当期セグメント利益247百万円と大幅改善。
  • 今後の見通し:通期予想(売上345,000百円、営業利益4,400百円等)に変更はなし。第1四半期の進捗率は売上約24.0%、営業利益約27.7%、当期純利益約29.8%で、利益がやや前倒しで確保されている状況。
  • 投資家への示唆:販売単価上昇の寄与で粗利が改善し利益が回復。商品価格転嫁が奏功する一方、棚卸資産と借入金が増加しており流動性・資本構成の動向(在庫・短期借入増)に注意が必要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:OUGホールディングス株式会社
    • 主要事業分野:水産物流通(中央卸売市場を中心とする水産物荷受、市場外卸売、養殖、食品加工、物流等)
    • 代表者名:代表取締役社長 橋爪 康至
    • URL:https://www.oug.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月12日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、連結)
    • 決算補足説明資料:作成有
    • 決算説明会:開催なし
  • セグメント(報告セグメント)
    • 水産物荷受事業:中央卸売市場を核とした集荷販売
    • 市場外水産物卸売事業:全国の販売拠点を活かした卸売流通
    • 養殖事業:ハマチ・ブリ・マグロ等の養殖(九州・四国)
    • 食品加工事業:米飯加工、カット野菜、冷凍マグロ加工等
    • 物流事業:流通向けの仕分け・配送、物流センター運営
    • その他:リース事業等
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数(期末、自己株含む):5,562,292株
    • 期末自己株式数:164,010株
    • 期中平均株式数(四半期累計):5,398,385株
    • 時価総額:–(株価情報は未提供)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本短信(2025/08/12)を提出済
    • IRイベント:決算説明会は「無」。補足資料は作成有。

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 通期予想からの修正:無し(2025年5月13日公表予想から変更なし)
    • 四半期ベースで会社提示のQ1予想は開示なしのため達成率は算出不可(–)。
  • サプライズの要因(当四半期の上振れ要因):
    • 商品販売単価の上昇による売上総利益の拡大(売上総利益7,811百万円、前年同期比+13.4%)。
    • 養殖事業の収支改善(前年同期の損失を黒字化)。
    • 補助金収入の増加(当期120百万円、前年14百万円)などの営業外収益寄与。
  • 通期への影響:
    • 第1四半期の利益進捗は通期に対してやや前倒し(営業利益進捗約27.7%、純利益進捗約29.8%)。通期予想に変更はないが、商品価格転嫁が継続できるかどうか、原材料・物流費の動向が通期達成の鍵。

財務指標

  • 財務諸表の要点(百万円、四捨五入前表記は短信参照)
    • 売上高:82,639(前期同四半期 79,896)
    • 売上総利益:7,811(前年同四半期 6,888)
    • 営業利益:1,220(前年同 548)
    • 経常利益:1,438(前年同 681)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:984(前年同 495)
    • 総資産:96,566(前連結年度末 90,270)
    • 純資産:35,903(前連結年度末 35,555)
  • 収益性
    • 売上高:82,639百円(前年同期比+3.4%、+2,743百万円)
    • 営業利益:1,220百円(前年同期比+122.8%、+672百万円)、営業利益率 1.48%(前年同期 0.69%) — 利益率改善(良化の目安)
    • 経常利益:1,438百円(前年同期比+111.1%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:984百円(前年同期比+98.7%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):182.35円(前年同期 92.02円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する累計進捗率)
    • 通期売上高進捗率:82,639 / 345,000 = 23.96%(概ね季節進捗に近い)
    • 通期営業利益進捗率:1,220 / 4,400 = 27.73%(利益側はやや進捗良好)
    • 通期純利益進捗率:984 / 3,300 = 29.82%(純利益は前倒し傾向)
    • 過去同期間との比較:前年同期より利益率・利益額共に大幅改善
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:37.2%(自己資本35,903百万円、目安40%以上で安定→37.2%はやや低め)
    • 負債合計:60,662百万円、負債/自己資本比(負債比率):約169%(60,662/35,903、やや高め)
    • 流動比率:流動資産73,906 / 流動負債52,648 = 約140.4%(100%超で短期支払能力は確保)
  • 効率性
    • 総資産回転率(売上/総資産):82,639 / 96,566 = 約0.86(回転は穏やか)
    • 売上高営業利益率の改善(0.69%→1.48%)が顕著
  • セグメント別(当第1四半期 vs 前年同期、百万円)
    • 水産物荷受事業:売上51,191(+4.8%)、セグメント利益782(+17.3%)
    • 市場外卸売事業:売上31,662(+0.6%)、利益210(+2.9%)
    • 養殖事業:売上2,355(+14.3%)、利益247(前年は△273 → 大幅改善)
    • 食品加工事業:売上1,038(+10.0%)、セグメント損失△30(改善)
    • 物流事業:売上460(+6.8%)、利益2(改善)
    • その他:売上889(△18.4%)、セグメント損失△18(悪化)
  • 財務の解説
    • 粗利改善が営業利益押し上げの主因。販売単価上昇を価格転嫁できたこと、養殖事業の黒字化が寄与。
    • 一方、棚卸資産が増加(31,233→38,509、+7,276百万円)しており、調達コスト上昇や在庫増が資金需要を押し上げた模様。
    • 短期借入金が増加(15,455→20,350、+4,895百万円)し、負債が増加。流動比率は確保しているが負債比率はやや高め。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:中間 0.00円、期末 97.00円、年間 97.00円
    • 2026年3月期(予想):中間 0.00円、期末 102.00円、年間 102.00円(直近公表の配当予想から修正無し)
  • 配当利回り:–(株価未提示のため算出不可)
  • 配当性向:通期予想ベースの配当性向は表示無し→個別算出は不可(純利益予想3,300百万円、発行株式数等から算出可能だが株主構成等を考慮する注記あり)
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の開示なし(–)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(概略、前年同期比は上記参照)
    • 水産物荷受:販売単価上昇で増収増益。販売数量減少をカバー。
    • 市場外卸売:外食・宿泊・インバウンド需要好調で売上横ばい〜微増。物流費増加を価格転嫁。
    • 養殖:販売単価大幅上昇で黒字化(注目ポイント)。
    • 食品加工:原材料高によりコスト上昇だが売上増、損失縮小。
    • 物流:売上増で黒字転換に近づく。
  • セグメント戦略:中期計画に沿い「鮮魚事業強化」「商品力強化」「関東市場深耕」「海外事業拡大」「サステナビリティ」に取り組み。Q1では養殖改善等で一部成果が確認。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:『OUGグループ中期経営計画2024』(2024–2026)を継続実行中。
  • KPI達成状況:公開KPIの具体数値は添付資料参照/本短信では限定的(–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:水産物流通では原料価格上昇・人件費・物流費上昇が継続。外食・宿泊・インバウンド需要は好調、内食需要は伸び悩み。
  • 競合比較:同業他社との定量比較データは本短信に記載無し(–)。ただし価格転嫁による粗利改善が実現できている点は業界内での競争力の一指標となる可能性。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更無し):売上345,000百円(△1.5%)、営業利益4,400百円(△13.7%)、経常利益4,500百円(△23.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,300百円(△27.1%)、1株当たり当期純利益611.25円
    • 次期予想:–(開示なし)
    • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料参照(為替等の具体前提は短信記載に準ずる)
  • 予想の信頼性:第1四半期は利益面での進捗が良好。ただし原材料・物流費の変動や在庫水準・資金調達状況が通期実績に影響しうる。
  • リスク要因:為替(海外事業関連)、原材料価格・漁獲量変動、人件費・物流費上昇、内食需要の弱さ、在庫価格変動等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第1四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
  • 監査:四半期連結財務諸表について期中レビュー実施(監査法人による期中レビュー報告書あり)。重要な疑義は指摘されていない。

(注)不明な項目は「–」で記載しています。上記は開示資料に基づく要約であり、投資助言を目的とするものではありません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8041
企業名 OUGホールディングス
URL http://www.oug.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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