2025年12月期 第3四半期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 第3四半期として過去最高の売上高・各段階利益を計上。7月31日に通期予想を上方修正しており、修正後の通期達成確度は高いと見込む(売上の進捗率は約78%と報告)。
  • 業績ハイライト: 売上高51,062百万円(前年同期比+9.4%)、営業利益3,511百万円(+31.9%)、経常利益3,537百万円(+31.4%)、親会社株主に帰属する中間純利益2,467百万円(+34.7%)。営業利益率は5.8%→6.9%へ上昇(+1.1ポイント)。
  • 戦略の方向性: 中期経営計画「進化発展」(2023–2025)に基づき、営業利益率5%・売上高成長率5%を目標とする。PM事業への人的投資、DX推進、海外拠点開拓、公民連携強化、地方営業強化、資格・人材育成などを推進。
  • 注目材料: 受注高・受注残高が高水準(受注高前年同期比+19.9%、受注残高+21.3%)、通期上方修正(売上65,500百万円→通期上方修正)、配当予想を増額(期末33円、年間60円に見込み)。サステナビリティレポート発行や地域ギャラリー開設等のCSR・地域施策。
  • 一言評価: 受注・売上・収益性ともに改善し通期達成に向けて順調。ただし流動負債の増加など財務面の動向は引き続き確認が必要。

基本情報

  • セグメント: 事業セグメント(報告上の市場分野)
    • 複合商業施設・総合スーパー:商業施設・大型店舗の企画・設計・施工等
    • 食品スーパー・コンビニエンスストア:食品系店舗の設計・施工等
    • 各種専門店:ブランド店舗・専門店の企画・設計・施工等
    • 飲食店:飲食店の新装・改装案件など
    • サービス等:ホテル改装等のサービス系案件、イベント等の施工・運営

業績サマリー

  • 主要指標(単位:百万円/前年同期比は%表記)
    • 営業収益(売上高): 51,062 百万円(前年同期比 +9.4%)
    • 営業利益: 3,511 百万円(前年同期比 +31.9%)、営業利益率 6.9%(前年同期 5.7% → +1.1pt)
    • 経常利益: 3,537 百万円(前年同期比 +31.4%)
    • 純利益(親会社株主に帰属する中間純利益): 2,467 百万円(前年同期比 +34.7%)
    • 1株当たり利益(EPS): 27.73 円(2025年3Q四半期)/前年同期(2024年3Q四半期)12.78 円、前年同期比 約 +117.1%(四半期ベース)
    • 注:EPSは資料の四半期ベース数値を記載。通期ベースの予想EPSは下欄参照。
  • 予想との比較:
    • 会社予想に対する達成率: 売上高の通期予想(修正後65,500百万円)に対する第3四半期時点の進捗率は約78%と報告(好調)。営業利益・純利益も進捗良好と経営陣説明。
    • サプライズ: 通期上方修正(7月31日実施)および期末配当上積み(期末33円→年間60円見込み)が注目点。
  • 進捗状況:
    • 通期予想に対する進捗率(売上): 約78%(上方修正後に対し高進捗)
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率: 主要KPIは中期(2023–2025)目標に沿っており、営業利益率目標5%は既に3Qで超過(6.9%)。その他KPIは進捗項目による。
    • 過去同時期との進捗率比較: 売上・利益ともに2019年以降の推移で高水準(売上は2019比増、営業利益率は近年上昇)。
  • セグメント別状況(2025年3Q 実績、単位:百万円/前年同期比)
    • 各種専門店: 15,239(構成比29.8%、前年同期比 +6.5%)
    • サービス等: 12,453(構成比24.4%、前年同期比 +3.6%)
    • 複合商業施設・総合スーパー: 11,111(構成比21.8%、前年同期比 +16.4%)
    • 飲食店: 7,083(構成比13.9%、前年同期比 +29.6%)
    • 食品スーパー・コンビニエンスストア: 5,174(構成比10.1%、前年同期比 △3.1%)
    • 備考: 大型新装・改装の増加で複合商業施設・飲食店分野が特に伸長。

業績の背景分析

  • 業績概要: 顧客の投資意欲が旺盛で、物件の大型化・改装案件が増加。受注高・受注残高が増加し、それに伴う売上増加と売上総利益率の改善で利益が拡大。
  • 増減要因:
    • 増収要因: 大型案件受注、改装案件増、飲食店分野やサービス等分野(ホテル改装等)の受注拡大により売上が前年同期比で増加(+9.4%)。受注高は前年同期比 +19.9%、受注残高 +21.3%。
    • 増益要因: 売上総利益率上昇(11.4%→11.7%)と販管費の圧縮(販管費は2,667→2,440 百万円、△8.5%)により営業利益が大幅増(+31.9%)。外注費は増加したが外注費率は前年同期比で1.2ポイント好転。
    • 投資費用: 従業員還元やDX推進等の戦略的投資は計上したが、増収がそれを上回った。
  • リスク要因: 為替等のマクロ要因の記載は限定的。短期では流動負債が前年末比で大幅増(流動負債 7,593→10,790 百万円、+42.1%)しており運転資本・キャッシュフロー管理、受注先の前倒し等の動向に留意が必要。景気減速や建設資材・外注費の上昇、公共事業採算性等も影響要因。

戦略と施策

  • 現在の戦略(中期経営計画「進化発展」2023–2025):
    • 目標: 営業利益率 5%、売上高成長率 5%、全社員活躍の実現、顧客提供価値の向上
    • 重要経営指標: ROA 7%、配当性向 50%以上 等
  • 進行中の施策:
    • PM事業(プロジェクトマネジメント)への人的投資、DX実装、海外新拠点の開拓、公民連携事業強化、地方営業強化、クリエイター人材育成、パートナー拡充。
    • 資格取得や教育投資(目標:採用300名、教育投資100百万円等)による人的基盤強化。
  • セグメント別施策:
    • 複合商業施設/総合スーパー:大型新装・改装案件の獲得強化。
    • 飲食店:出店強化に伴う新装&既存店改装需要の取り込み。
    • サービス等:ホテル改装等大型案件の積極受注。
  • 新たな取り組み: ギャラリー「アート解放区 人形町」開設(地域連携・文化貢献)、サステナビリティレポート2025発行、社外取締役を招いた働き方改革研修実施。

将来予測と見通し

  • 業績予想(通期:2025年度)
    • 期初計画 → 修正後(百万円): 売上高 61,800 → 65,500(増減 +3,700、+6.0%)/営業利益 3,580 → 4,100(+520、+14.5%)/経常利益 3,600 → 4,120(+520、+14.4%)/親会社株主に帰属する当期純利益 2,560 → 2,800(+240、+9.4%)
    • 1株当たり当期純利益(通期予想): 104.48 円 → 114.23 円(修正後)
  • 予想の前提条件: 資料上の詳細前提(為替想定等)は明示なし。受注・進捗が現状で継続する前提で高い達成確度を示唆。
  • 予想修正: 7月31日に通期予想を上方修正(上記)。理由は受注状況好調と売上の進捗。
  • 中長期計画:
    • 中期経営計画「進化発展」(2023–2025) のKPIに基づき成長を目指す。現時点で主要KPIの一部(営業利益率)を超過。
  • マクロ経済の影響: 消費環境・商業施設投資動向、資材・外注コスト、労務コスト、公共投資動向が業績に影響する可能性あり。

配当と株主還元

  • 配当方針: 配当性向 50%以上を目標(中期経営指標)。株主還元方針は安定配当+目標配当性向。
  • 配当実績(予定):
    • 中間配当:27円(予定)
    • 期末配当:33円(修正後予想)
    • 年間配当:60円(見込み)
    • 前年との比較:通期上方修正に伴い期末を増額、年間配当は前年(特殊配当等を含む年あり)と比較して維持〜増額の方針。
    • 配当性向(見込み):資料上の通期配当性向目標は50%以上。
  • 特別配当: 2023年度は記念配当4円、2024年度は特別配当4円を実施。2025年度は特別配当の表記なし(–)。
  • その他株主還元: 自社株買い等の記載なし(–)。

製品やサービス

  • 製品・サービス: 商空間プロデュースを中核に、プロデュース・企画・ディレクション・デザイン・設計・制作・施工・ブランディング・プロモーション等をワンストップで提供。事例として大型商業施設(ららぽーと安城屋上広場)、高級ブランド店(Samsonite BLACK LABEL 銀座店)、藤丸パーク、三井ガーデンホテル仙台等を掲載。
  • 協業・提携: 事例で三井不動産、ブランド企業等との協業実績あり。地域のアート関連企業(タグボート)とギャラリー運営で協業。
  • 成長ドライバー: 大型案件(新装・改装)、出店強化に伴う飲食店案件、ホテル・サービス系大型改装、PM事業拡大、DX導入、地方・海外展開。

Q&Aハイライト

  • Q&Aセッションの詳細は資料に記載なし(–)。
  • 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点): 受注・売上進捗に自信を示し、中期計画に沿った投資(人材・DX)と配当・ESG活動を両立させる姿勢を示す。透明性・働き方改革等のコーポレートガバナンス強化を重視。
  • ポジティブ要因:
    • 受注高・受注残高が高水準で売上増・利益率改善につながっている(受注高 +19.9%、受注残高 +21.3%)。
    • 通期業績を上方修正、進捗率約78%で達成可能性を示唆。
    • 配当性向目標50%以上の公表と通期配当引上げを織り込む姿勢。
  • ネガティブ要因:
    • 流動負債が大幅に増加(前年末比 +42.1%)しており、運転資本負担や短期資金管理の確認が必要。
    • 一部市場(食品スーパー・コンビニ)は前年割れ(△3.1%)で業績の足かせになる可能性あり。
  • 不確実性:
    • 大型案件の進捗遅延や景気悪化による投資抑制、資材・外注費の上振れ。公共投資や百貨店・SCの投資動向次第で受注動向が変動。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 通期決算(期末)発表、受注残高の四半期推移、流動負債・運転資金の推移、DX・PM事業の収益寄与、公民連携案件や万博関連等大型プロジェクトの進捗、配当実施・修正。

重要な注記

  • 会計方針: 2024年3Q(および2024年度)の数値は会計方針変更に伴い遡及適用後の数値を記載(資料注記あり)。比較時は留意が必要。
  • リスク要因: 資料末尾に将来見通しに関する免責(社会・経済・業界状況変動等により実績が予測と異なる可能性)が記載。
  • その他: 詳細な説明者情報、説明会開催日時・形式、報告書提出日などは資料に明記なし(–)。IR問合せ先:経営管理本部 広報部 ir_info@space-tokyo.co.jp(資料記載)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9622
企業名 スペース
URL http://www.space-tokyo.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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