2026年4月期第1四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: SBIによる筆頭株主(議決権比率33.28%)への拡大と連携強化、XRP25億円分の取得決議、IP大型タイトル(『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ』)をQ2(2025年9月下旬)にリリース予定 — 暗号資産とネオメディアを通じた成長を強調。
- 業績ハイライト: 2026年4月期Q1(7月末)実績:売上高1,354百万円(前年同期比▲52.5%:悪い目安)、営業利益72百万円(前年同期比+11.0%:良い目安、営業利益率5.4%)、経常利益1,234百万円(前年同期比+371.1%:良い目安)、親会社株主に帰属する当期純利益1,247百万円(前年同期は▲167百万円の赤字のため単純比較は非連続)。
- 戦略の方向性: 「安定(モバイルゲーム)」「成長(ブロックチェーン)」「革新(ネオメディア)」の三本柱。SBIと連携した暗号資産ファンド設立、XRP取得、IP取得・活用によるネオメディア展開が主要施策。
- 注目材料: SBIが追加取得で議決権33.28%に拡大、XRP25億円分取得決議、暗号資産保有(グループ保有9,886百万円、前年同期比+267%)の拡大、IPタイトル『オラドラ』事前登録70万人突破(当社グループ過去最高)。
- 一言評価: 暗号資産の評価益とSBI連携を軸に収益基盤を拡張する狙いは明確だが、既存ゲーム売上の大幅減や暗号資産の価格変動が業績に大きく影響するためボラティリティは高い印象。
基本情報
- 説明会情報: 開催日 2025年9月12日。説明会形式:資料提示(オンライン/オフラインの明示なし)→形式:–。参加対象:投資家・アナリスト向け資料。
- 説明者: 発表者の役職/氏名の記載なし。発言概要:上記「経営陣のメッセージ」に要約される方針(SBI連携、XRP取得、主要タイトルリリース、暗号資産拡大)。
- セグメント:
- モバイルオンラインゲーム事業:既存タイトル運営、新規IP開発、受託開発。
- ブロックチェーン等事業:エンタメ向けの暗号資産受領・トークン利用、金融/ノード運営・アセットマネジメント、投資その他(ファンド運営等)。
- ネオメディア事業:SBIと連携したIP取得・活用による新たな収益モデル(まだ成長期セグメント)。
業績サマリー
- 主要指標(Q1:単位=百万円、前年同期比は資料記載値)
- 営業収益(売上高):1,354 百万円、前年同期比 ▲52.5%(悪い目安)
- 営業利益:72 百万円、前年同期比 +11.0%(良い目安)、営業利益率 5.4%
- 経常利益:1,234 百万円、前年同期比 +371.1%(良い目安)
- 税引前当期純利益:1,270 百万円(注:資料数値)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,247 百万円(前年同期は▲167百万円、単純%表記は不適当)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に未記載)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率:資料で通期予想の開示なしのため達成率は–。中期計画(修正後)に対する進捗として「税引前利益目標25~40億円に対しQ1で12.7億円、進捗率約41%(中央値ベースの算出)」を提示(注:スライド表記)。
- サプライズの有無:暗号資産評価益等により経常・当期利益が大幅に黒字化している点は想定外のポジティブ要因となりうるが、会社側は暗号資産関連の増加を明示しているため「一部サプライズあり」。
- 進捗状況:
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率:修正中期計画(税引前利益目標25~40億円)に対しQ1税引前利益12.7億円→進捗率約41%(スライド注記。※中央値ベース)。
- 過去同時期との進捗率比較:売上は前年同期比▲52.5%と大幅減、営業利益は増加(+11.0%)。
- セグメント別状況(数値は資料に断片的なため主要点を記載):
- モバイルオンラインゲーム事業:既存タイトルは堅調だが、主要タイトルのサービス終了等により売上減。新規タイトルへの先行投資でセグメントは営業赤字(ただし『オラドラ』リリースでQ2以降に利益貢献見込み)。
- ブロックチェーン等事業:エンタメ領域で継続受領する暗号資産の価格上昇による評価益が発生し、営業黒字/経常黒字を牽引。金融領域は足元で営業赤字だがノード運営・アセットマネは評価益で経常黒字。投資その他(VR FUND等)で一部評価損あり。
業績の背景分析
- 業績概要: 売上はQonQ・YoYで減収(サービス終了等が主因)だが、収益構造改善と暗号資産受領・評価益により営業黒字・経常黒字を継続。中期計画に対して順調に進捗していると説明。
- 増減要因:
- 増収要因:暗号資産の価格上昇に伴う評価益(ブロックチェーン関連)、ステーキング等の運用益拡大(中長期期待)。
- 減収要因:『WAR OF THE VISIONS(海外言語版)』のサービス終了等による既存売上の減少、新規タイトル投入前の売上ギャップ。
- 増益要因:暗号資産評価益の計上、収益構造の改善(コスト管理)。
- 減益要因:新規タイトル先行投資(開発費・外注費等)によるモバイル事業の営業損失(ただし一部QonQで開発費は減少)。
- 競争環境: モバイルゲーム市場はIP競争が激化。gumiは強IP(例:ジョジョ)を獲得・運用することで差別化を図る。ブロックチェーン分野ではノード運営やファンド運営で先行ポジションを構築しているが、競合(金融機関・他Web3企業)との連携・資本調達競争は存在。
- リスク要因: 暗号資産価格変動(評価益に大きく依存する構造)、規制(暗号資産関連法規)、主要IPタイトルのユーザー獲得失敗、ゲームリリースの運用失敗、為替変動、ファンド投資先の評価損など。
戦略と施策
- 現在の戦略: 三本柱(安定:モバイル、成長:ブロックチェーン、革新:ネオメディア)。SBIとの資本業務提携を活用して金融領域・ネオメディアでの拡大を目指す。
- 進行中の施策:
- SBIとの共同で上場暗号資産に投資するファンド設立(数十億円規模を想定、1stクロージング目標あり)。
- XRP25億円分の取得(2025年9月〜2026年2月に順次購入予定)。
- Hinode Technologies(gumi×TIS)でノード運営を強化。
- 主要IPのゲーム化・大型リリース(『オラドラ』9月下旬リリース予定、事前登録70万人)。
- ファンド運用(gumi Cryptos等、累計約200億円規模運用)を継続。
- セグメント別施策:
- モバイル:『オラドラ』と他IPによる収益拡大、運用中タイトルで黒字維持、運用赤字になる前に人員移管で黒字化を狙う。
- ブロックチェーン:OSHI3トークンエコシステムの構築、Sui Network等の活用、ステーキングによるインカムゲイン+キャピタルゲインの獲得。
- ネオメディア:SBIの1,000億円ファンド等を活用したIP取得・活用で新収益モデルを構築。
- 新たな取り組み: SBIと共同の上場暗号資産ファンド、XRP戦略取得、ネオメディア領域でのIP流通・マルチメディア展開。
将来予測と見通し
- 業績予想:
- 予想の前提条件:暗号資産価格の推移、主要IPタイトルの収益化(リリース成功)等が前提(資料中に具体為替前提なし)。
- 経営陣の自信度:中期計画進捗を強調(Q1で中期目標に対し進捗約41%を提示)しており、SBI連携を成長のドライバーとして期待。
- 予想修正:
- 中長期計画:
- 修正中期経営計画(2023年6月策定、2025年6月修正)で税引前利益目標25~40億円、Q1が12.7億円で進捗約41%と報告。中期目標達成に向け暗号資産とネオメディアの成長を重視。
- 予想の信頼性: 暗号資産評価益等に依存する部分が大きく、価格変動により見通しのブレが生じやすい。過去の予想達成傾向については資料に明確言及なし→信頼性評価はケースバイケース。
- マクロ経済の影響: 暗号資産市場全体の時価総額動向、規制動向、為替・金利動向が業績に影響。資料は暗号資産市場の上昇トレンドを引用(CoinGeckoデータ)している。
配当と株主還元
- 株主構成注記: SBIホールディングス(議決権比率33.28%)、SUPER STATE HOLDINGS 6.85%、スクウェア・エニックス 2.39%、その他57.48%(2025年4月末基準の議決権算出による表示)。
製品やサービス
- 製品(主要タイトル等):
- 新作:『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ』 — 事前登録70万人突破、2025年9月下旬リリース予定(シミュレーションRPG)。Q2以降の中核タイトル見込み。
- ブロックチェーン系:『ブレフロバーサス』(トレーディングカードゲーム) — 開発最終フェーズ、~10月下旬リリース想定。
- 運営中タイトル(既存):クリスタル オブ リユニオン、WAR OF THE VISIONS(サービス終了影響あり)、ラグナドール、ファントム オブ キル(等)。
- サービス提供エリア・顧客層: グローバル展開を志向(ブロックチェーンタイトルはグローバル同時リリース想定)、既存IPの国内外ファン層を対象。
- 協業・提携: SBIホールディングス(資本業務提携強化)、SUPER STATE HOLDINGS、スクウェア・エニックス、TIS、TOPPAN 等との協業。
- 成長ドライバー: 暗号資産保有・運用(ステーキング等)、IP大型タイトルの収益化、SBI連携によるネオメディア展開・ファンド投資による規模拡大。
Q&Aハイライト
- 経営陣のスタンス(資料から読み取れる点): 暗号資産・SBI連携・IP推進を成長の主要施策として前面に出す姿勢。
- ポジティブ要因:
- 暗号資産評価益やステーキングによる収益化で短期的に利益を押し上げている点。
- SBIを筆頭株主とする資本連携により資金・ビジネス面でのシナジー(ファンド設立、金融領域での協業、ネオメディア)。
- 大型IPの投入(『オラドラ』事前登録70万人)でQ2以降の売上拡大期待。
- ファンド運用・投資実績(累計約200億円規模のファンド運営)により投資リターン創出余地。
- ネガティブ要因:
- 売上高の前年同期比大幅減(▲52.5%)と既存タイトルの収益減少。
- 暗号資産関連収益への依存度上昇に伴う価格変動リスク・規制リスク。
- 現預金が前年同期比で減少(現金及び預金 4,863百万円、YoY▲33.6%)している点。
- 新規タイトルの成功不確実性(リリース後の継続課金/運用の成否が重要)。
- 不確実性:
- 暗号資産市場の価格変動、規制動向、IPタイトルの市場受容性、ファンド投資先の回収・公正価値変動。
- 注目すべきカタリスト:
- 『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ』の正式リリース時の初動(DAU/課金/継続率)。
- Breffroバーサスのリリース・グローバル展開状況。
- XRP25億円の取得完了タイミングおよび暗号資産ファンドの公表・1stクロージング。
- SBIとのネオメディア関連のIP取得進捗(SBI側ファンド活用の具現化)。
重要な注記
- 会計方針/注記:
- 暗号資産関連の残高・評価益は資料に記載。Q1時点のファンド数字は6月末時点の情報で会計監査を受けていない旨の注記あり。トークン取得目的のSAFE等による出資残高はトークン取得を前提に計上しているが、株式出資残高は含まれていない点に注意。取得決議済みのXRPはQ2以降に順次購入予定(Q1未反映)。
- リスク要因: 暗号資産の評価変動、投資先の評価損(VR FUND等で一部発生)、新規タイトル中止の可能性(市場環境に応じた投資抑制方針を示唆)。
- その他: 本資料は全情報が予告なしに変更され得る旨の注記、及び投資勧誘を目的としたものではない旨の免責記載あり。
(注)資料にない項目、説明会での個別発言者・EPS・配当等の数値は“–”で記載しました。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3903 |
| 企業名 | gumi |
| URL | http://gu3.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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