2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想の修正は無し(発表済の通期予想から変更なし)。第1四半期の通期進捗は売上は比較的良好だが、利益は想定より低い進捗(下振れ寄り)といえる。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比+11.8%、営業利益は前期比△57.2%)。
  • 注目すべき変化:美容領域での子会社化(zenplus、2025年3月子会社化)により売上増加した一方、zenplusの上半期偏重ではない費用構造により当四半期はセグメントで営業赤字化し、全社の営業利益が大幅減少。
  • 今後の見通し:通期予想(売上8,700百万円、営業利益1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益800百万円)は変更なし。第1四半期の利益進捗は低いが、同社はzenplus等の下半期偏重を前提としており通期達成の前提は維持。
  • 投資家への示唆:売上拡大は確認できるが利益率低下(営業利益率が約13.0%→約5.0%へ低下)が顕著。zenplus統合による季節性・SG&A増を注視する必要あり。投資有価証券の組替や社債投資(Cブリッジ社債1,000百万円、年利6.0%)など資金運用判断も業績・資産構成に影響。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:トレンダーズ株式会社
    • 主要事業分野:SNSを軸としたマーケティングソリューション(美容マーケティング、メディカルマーケティング)およびインベストメント事業(成長企業等への投資)
    • 代表者名:代表取締役社長 黒川 涼子
    • 問合せ先:取締役CFO 田中 隼人 TEL 03-5774-8876
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月14日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(連結) 2025年4月1日~2025年6月30日
    • 決算補足説明資料:作成有(TDnetで開示)、決算説明会は無
  • セグメント:
    • マーケティング事業:美容マーケティング領域、メディカルマーケティング領域(SNS中心のマーケ支援、運営DX等)
    • インベストメント事業:非上場等への投資、保有資産の運用
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):8,101,000株(2026年3月期1Q)
    • 期末自己株式数:229,300株
    • 期中平均株式数(四半期累計):7,871,403株
    • 時価総額:–(開示無し)
  • 今後の予定:
    • 決算発表(次回):通期予想の更新等は直近公表分から無し
    • 株主総会 / IRイベント:–(本資料に記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(対会社の通期予想に対する進捗=達成率)
    • 売上高:1,695.7百万円。通期予想8,700百万円に対する進捗率 約19.5%(目安の25%よりやや低めだが、季節性考慮)。
    • 営業利益:84.4百万円。通期予想1,300百万円に対する進捗率 約6.5%(低い)。
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:61.4百万円。通期予想800百万円に対する進捗率 約7.7%(低い)。
  • サプライズの要因:
    • 売上はzenplusの連結化等により増加(マーケティング事業の増収)が主因。
    • 営業利益大幅減の主因は(1)zenplusが上半期は売上・売上総利益が下半期偏重である一方で販売費及び一般管理費は四半期ごとの変動が小さく、第1Qで営業赤字となった、(2)全社的な販管費増加(人件費やプロモ費等想定)により営業利益率が急低下した点。
    • インベストメント事業では営業投資有価証券の売却が前年同期にはあったが今期は発生せず売上が大幅減。ただし利息等での収益は計上。
    • 営業外収益で保険解約返戻金33.8百万円・雑収入11.6百万円等が計上され、経常利益は営業減益ほどの落ち込みを回避。
  • 通期への影響:会社は通期予想を維持。第1Qの利益低進捗は季節性(zenplusの下半期偏重)を会社も説明しており、上半期費用先行の構造が通期で相殺される前提。ただし利益回復の確度は下半期の売上・投資売却等に依存するため注視が必要。現時点で予想修正は無し。

財務指標(主要項目)

(単位:百万円。対前年同期増減は%で表記)

  • 損益の要点(当第1四半期)
    • 売上高:1,695.7 百万円(前年同期比 +11.8% / +179.1百万円)
    • 売上総利益:851.3 百万円(前年同期比 +11.3%)
    • 販売費及び一般管理費:766.9 百万円(前年同期比 +35.1%) ← 大幅増(悪化要因)
    • 営業利益:84.4 百万円(前年同期比 △57.2%)
    • 経常利益:124.4 百万円(前年同期比 △36.7%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:61.4 百万円(前年同期比 △50.2%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):7.80円(前年同期 15.43円 → △49.4%)
    • 営業利益率:約5.0%(前年同期約13.0%、悪化)
  • 財政(貸借対照表抜粋)
    • 総資産:7,974.2 百万円(前連結年度末比 △535.2百万円)
    • 現金及び預金:2,930.9 百万円(増加:良い)
    • 営業投資有価証券:1,353.3 百万円(前期末2,556.0百万円 → 減少)
    • 負債合計:3,747.4 百万円(前期末比 △398.4百万円)
    • 純資産合計:4,226.7 百万円(前期末比 △136.7百万円、配当支払が主因)
  • 財務安全性(目安コメント併記)
    • 自己資本比率:53.0%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 負債比率(負債÷純資産×100):約88.7%(普通レベル)
    • 流動比率(流動資産6,944.6 / 流動負債3,103.4):約224%(流動性は良好)
  • キャッシュフロー:四半期キャッシュ・フロー計算書は未作成(注記)。現金残高は増加。
  • セグメント別(当第1Q)
    • マーケティング事業:売上 1,667.3 百万円(前年同期比 +16.1%)、セグメント利益 82.2 百万円(前年同期比 △60.1%)
    • インベストメント事業:売上 28.4 百万円(前年同期比 △65.0%)、セグメント利益 27.9 百万円(前年同期比 +11.6%)
  • 財務の解説:
    • 売上はマーケティング事業の拡大で増加。
    • 販管費の先行増加(zenplusの一時的費用吸収や人員投下等)が営業利益の大幅圧迫要因。
    • 営業投資有価証券の減少は売却や評価変動等の影響(詳細は注記参照)。現金は増加しており短期流動性は良好。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:年間27.00円(期末27円)
    • 2026年3月期(予想):年間35.00円(中間0.00円、期末35.00円)
  • 配当利回り:–(株価情報が未提示のため算出不可)
  • 配当性向(会社予想ベース):予想EPS通期101.67円に対し年間配当35円 → 配当性向 約34.4%(中立~やや高めの株主還元)
  • 特別配当の有無:無
  • 自社株買い:記載なし

セグメント別情報

  • マーケティング事業
    • 売上:1,667.3百万円(+16.1%)
    • セグメント利益:82.2百万円(△60.1%)
    • 背景:zenplusの連結化で売上は増加する一方、zenplusは上半期売上偏重ではないため当第1Qは販管費負担が先行し営業赤字化。下半期での回復を見込む構造。
  • インベストメント事業
    • 売上:28.4百万円(△65.0%)、セグメント利益:27.9百万円(+11.6%)
    • 背景:前年同期にあった有価証券売却が今期は発生せず売上減。利息収入等で利益は確保。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:開示資料内に詳細記載なし(進捗はセグメント別の事業投資・買収による拡大を継続している旨の記載はあるが、具体KPIは–)
  • KPI達成状況:–(明示されたKPIの数値進捗は資料に記載なし)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:インターネット広告市場は拡大(2024年 3.65兆円、前年比+9.6%)。インターネット広告が総広告費の47.6%を占め、SNS活用の重要性が増加している点は追い風。
  • 競合比較:同業他社との定量比較データは本資料に記載無し(–)。ただしトレンダーズはSNSマーケティングに特化しリアルイベント(zenplus)を組み合わせる点が差別化要素。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変動無し):売上 8,700 百万円(+40.5%)、営業利益 1,300 百万円(+31.5%)、経常利益 1,300 百万円(+31.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益 800 百万円(+33.2%)、1株当たり当期純利益 101.67円
    • 次期予想:–(本資料に記載無し)
    • 前提条件:市場動向や季節性、投資有価証券の売却等が通期達成に影響(詳細は添付資料参照)
  • 予想の信頼性:会社は通期見通しを維持。過去の達成傾向は資料に記載なし(–)。第1Qは利益進捗が低く下半期回復が前提となるため、下半期の実績に注意。
  • リスク要因:
    • zenplus統合に伴う費用の先行(季節性リスク)
    • 投資有価証券の売却収益の有無(収益変動要因)
    • 投資目的の社債(Cブリッジ)など資金運用の信用・流動性リスク
    • 金利負担(支払利息増加)、広告市場の景況変化

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期連結財務諸表に関するレビュー:監査法人によるレビューは無し(注記)
  • 重要な後発事象:
    • 第48回無担保普通社債の引受(Cブリッジ合同会社発行):発行総額1,400,000千円のうち当社払込1,000,000千円、利率年6.0%、償還2026年1月9日(目的:純投資)。(投資・信用リスクに注意)
  • プラス材料:売上は堅調に増加(+11.8%)、SNSマーケ市場の拡大トレンド、現金は増加し流動性は良好、自己資本比率53.0%(安定水準)。
  • 留意点:販管費の先行増加で営業利益が大幅減、利益進捗が低い。zenplus統合の下半期回復を前提とした通期予想維持のため、下半期の実績(売上回復・費用吸収・投資有価証券売却等)を確認することが重要。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6069
企業名 トレンダーズ
URL http://www.trenders.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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