2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に修正はなし(予想通り)。第1四半期実績は通期予想比で進捗率が低め(下振れ懸念の示唆)。
  • 業績の方向性:売上高は増収(+1.1%)だが、営業利益・経常利益・当期純利益は減益(営業利益△8.9%、経常利益△15.0%、親会社株主に帰属する四半期純利益△49.6%)。
  • 注目すべき変化:親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比で大幅減少(13,528百万円 → 6,822百万円、△49.6%)。営業利益率も低下(約5.3% → 約4.8%)。セメント部門の販売数量減(国内販売数量280万トン、前年同期比△8.5%)が主因の一つ。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上950,000百万円、営業利益85,000百万円、当期純利益60,000百万円)は据え置き。第1四半期の進捗(営業利益進捗率約11.8%)は均等分配の25%を下回るため、通期達成には下期の回復が必要。
  • 投資家への示唆(助言ではなく着目点):(1)セメント国内需要の回復状況と販売数量動向、(2)為替差(為替換算調整勘定の変動)や特別損益の有無、(3)有利子負債の動向と金利負担増の影響、を継続して確認すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:太平洋セメント株式会社
    • 主要事業分野:セメントの製造・販売、骨材・鉱産など資源事業、環境事業、建材・建築土木事業、その他関連事業
    • 代表者名:代表取締役社長 田浦 良文
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月7日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
    • 決算説明会:無し(補足資料は作成)
  • セグメント:
    • セメント:国内外のセメント製造・販売(国内販売・輸出・海外事業含む)
    • 資源:骨材、鉱産品、土壌ソリューション等
    • 環境事業:石膏、発生土中継、タンカル等
    • 建材・建築土木:ALC等建材の販売・施工
    • その他:不動産、エンジニアリング、物流、電力等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株含む):118,191,578株(第1Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):111,443,821株(当第1Q)
    • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表等:通期の予定は記載なし(四半期での決算発表は所定スケジュール)
    • 株主総会・IRイベント:–(記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較・達成率)
    • 売上高:第1Q実績211,191百万円。通期予想950,000百万円に対する進捗率22.2%(第2四半期累計予想455,000百万円に対する進捗率46.4%)。
    • 営業利益:第1Q実績10,061百万円。通期予想85,000百万円に対する進捗率11.8%(第2四半期累計予想29,000百万円に対する進捗率34.7%)。
    • 純利益:第1Q実績6,822百万円。通期予想60,000百万円に対する進捗率11.4%(第2四半期累計予想21,500百万円に対する進捗率31.8%)。
    • コメント:通期想定の季節配分と比較すると、第1Qは利益面で進捗が遅い。会社は業績予想を据え置いているため、下期での回復を前提としている。
  • サプライズの要因:
    • セメント部門の国内販売数量減(国内市場全体の需要減や週休二日制拡大等の影響で出荷減)でセメントのセグメント利益が減少(セメントセグメント利益4,446百万円、前年6,849百万円)。
    • 営業外・特別利益の差(前年度は債務消滅益等の特別利益が大きかったが当四半期は小幅)が当期純利益を押し下げ。加えて支払利息増(支払利息 1,425百万円 ← 前年 992百万円)で経常利益も悪化。
  • 通期への影響:
    • 現時点で業績予想の修正はないが、第1Qの営業利益進捗が低いため、下期での販売数量回復や価格転嫁、コスト管理が求められる。為替や原燃料、建設需要の動向次第で予想修正リスクあり。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 資産合計:1,413,967百万円(前連結年度末 1,423,695百万円、△97,278百万円)
    • 負債合計:754,732百万円(前連結年度末 747,571百万円、+71,161百万円)
    • 純資産合計:659,235百万円(前連結年度末 676,124百万円、△16,889百万円)
    • 自己資本(参考):625,693百万円。自己資本比率44.3%(前期45.1%)(安定水準)
    • 有利子負債:約406,265百万円(短期借入金159,888、コマーシャル・ペーパー17,000、長期借入金159,376、社債55,000の合計)※前期末比165,776百万円増
  • 収益性(第1Q:金額=百万円、前年同期増減)
    • 売上高:211,191百万円(+1.1%、+2,339百万円)
    • 営業利益:10,061百万円(△8.9%、△987百万円) 営業利益率:約4.8%(前年第1Q約5.3%→低下)
    • 経常利益:9,994百万円(△15.0%、△1,767百万円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:6,822百万円(△49.6%、△6,706百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):61.21円(前年117.05円、△47.7%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1Q進捗)
    • 売上高進捗率:22.2%(通期950,000百万円比)— 通常の均等配分(25%)よりやや低め
    • 営業利益進捗率:11.8%(通期85,000百万円比)— 低い
    • 純利益進捗率:11.4%(通期60,000百万円比)— 低い
    • 過去同期間との比較:前年第1Qは営業利益11,048百万円(今期10,061百万円)と比べ減少
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:44.3%(安定水準、目安40%以上クリア)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):約406,833 / 395,975 ≒ 1.03(約103%、短期支払能力は概ね確保)
    • 負債比率(負債/純資産):754,732 / 659,235 ≒ 1.15(負債が純資産を上回るが極端ではない)
    • 有利子負債/自己資本比:約406,265 / 625,693 ≒ 0.65(約65%、参考値としての負債依存度)
  • 効率性
    • 減価償却費:第1Qで16,657百万円(前年14,382百万円、増加)
    • 総資産回転率やROEの詳細数値は四半期ベースのため季節変動の影響あり(–)
  • セグメント別(第1Q、外部顧客売上高・セグメント利益)
    • セメント:外部売上154,845百万円、セグメント利益4,446百万円(前年利益6,849百万円→大幅減)
    • 資源:外部売上16,317百万円、利益2,531百万円(前年2,419百万円→増)
    • 環境事業:外部売上18,378百万円、利益1,988百万円(前年1,515百万円→増)
    • 建材・建築土木:外部売上10,019百万円、利益366百万円(前年319百万円→増)
    • その他:外部売上11,632百万円、利益743百万円(前年561百万円→増)
  • 財務の解説(要約)
    • 売上は微増だが、セメントを中心に販売数量減とコスト増加の影響で営業利益率が低下。前年に計上された債務消滅益等の一時要因が消えたことも当期純利益の大幅減に影響。債務構成では短期資金(短期借入・CP)の増加で有利子負債が増加しており、金利上昇局面では利息負担増のリスクがある。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:年間配当80.00円(第2四半期末40.00円、期末40.00円)
    • 2026年3月期(予想):年間配当100.00円(第2四半期末50.00円、期末50.00円)— 変更なし
  • 配当利回り:–(株価情報の記載なし)
  • 配当性向:–(通期予想純利益に対する配当性向は明記なし)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:当期は配当予想据え置き、自社株買い等の記載は無し

セグメント別情報

  • セグメント別状況(対前年同期)
    • セメント:売上高1,562億3,700万円(+7.9千万円)、販売数量は国内で減少(280万トン、△8.5%)、輸出は増加(89万トン、+14.4%)。利益大幅減(セグメント利益4,446百万円、前年6,849百万円)。建設コスト高、人手不足、週休二日拡大の影響を受ける。
    • 資源:売上225億円(+4.98億円)、利益25.31億円(+1.12億円)。販売価格への転嫁が進む。
    • 環境事業:売上190.59億円(+6.57億円)、利益19.88億円(+4.73億円)。リニア関連業務やタンカルが堅調。
    • 建材・建築土木:売上104.31億円(+0.9億円)、利益3.66億円(+0.48億円)。ALC販売堅調。
    • その他:売上175.63億円(+9.69億円)、利益7.43億円(+1.81億円)。
  • セグメント戦略:価格転嫁や非セメント事業の拡大でポートフォリオの安定化を図っている旨の記載。セメント部門の数量減を海外や輸出で補完する動き。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:添付資料に詳細は記載なし(–)
  • KPI達成状況:明示的なKPIの記載なし(–)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内はインフラや大型再開発はあるものの、建設コスト高・人手不足・週休二日制拡大による出荷減で総体的には減速。海外(米国・東南アジア)で一部回復または価格改善。中国不動産の停滞は下押し要因。
  • 競合比較:同業他社との具体的比較データは本資料に記載なし(–)。セメント業界全体での需要動向と価格転嫁力が競争優位性の鍵。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし):売上950,000百万円(+6.0%)、営業利益85,000百万円(+9.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益60,000百万円(+4.5%)。
    • 第2四半期累計予想(通期内注):売上455,000百万円、営業利益29,000百万円、当期純利益21,500百万円。
    • 会社予想の前提:建設需要・販売数量・価格転嫁の進捗、為替・原燃料価格等(詳細は添付資料参照)
  • 予想の信頼性:第1Qの利益進捗が低いため下期回復が前提。過去の予想達成傾向(保守的/楽観的)は資料に明記なし(–)。
  • リスク要因:
    • 国内建設需要の弱含み/販売数量の落ち込み
    • 原燃料価格上昇や輸送コスト増
    • 為替変動(為替換算調整勘定の大幅変動がある)
    • 金利上昇による利息負担増(有利子負債増加)
    • 一時項目(特別利益等)の発生有無による当期純利益の変動

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(税金費用の計算方法等、注記参照)
  • 監査(レビュー):独立監査法人による期中レビューが実施され、重要な点で不備は認められなかった旨の結論あり
  • その他:第1四半期における報告セグメントの一部変更(子会社の区分変更)があり、前年同期比較数値は変更後の区分に合わせて表示。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5233
企業名 太平洋セメント
URL http://www.taiheiyo-cement.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – ガラス・土石製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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