2025年12月期 第2四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 2025年上期はDX需要等で増収を確保しつつ、中期経営計画2026に基づく「人的投資」「IT投資」を先行実行して事業基盤を強化。通期業績は上方修正し、配当も1円増額(55円)とした。
- 業績ハイライト: 売上高は前年同期比+11%(18,439百万円、増収=良)、営業利益は前年同期比▲9%(1,402百万円、減益=懸念)※投資負担で減益。
- 戦略の方向性: 中期計画で2026年売上380億円、営業利益30億円を目標とし、3か年で成長投資累計37.8億円を実行。人材採用・育成・処遇改善、プロダクト強化(MDM・ALLIGATE等)、IoT/Wi‑SUN・AIソリューション推進が軸。
- 注目材料: 通期業績の上方修正(売上369億円、営業利益26.6億円等)と配当増(55円)、Wi‑SUNで業界表彰・認証取得、AmnimoとのAI映像解析協業。
- 一言評価: 増収かつ中期投資を着実に実行 → 成長への先行投資期で「売上は強く、利益は投資で抑制」の局面。
基本情報
- 企業概要: 株式会社アイ・エス・ビー(ISB CORPORATION、証券コード:9702)/主要事業:情報サービス事業(ソフトウェア開発)、セキュリティシステム事業(入退室管理等)/代表取締役社長:若尾 一史
- 説明会情報: 2025年12月期第2四半期 決算説明(資料時点は2025年6月末)/形式:–(資料のみ。発表は決算説明スライド)
- 説明者: –(資料に具体的な説明者名・役職は明記なし。代表メッセージはスライドで提示)
- セグメント: 報告セグメントは「情報サービス事業」「セキュリティシステム事業」。事業領域はモビリティ、ビジネスインダストリー、エンタープライズ、プロダクト等。
業績サマリー
- 主要指標(連結、単位:百万円/前年同期比)
- 売上高:18,439(+1,766、+11%)→ 増収(良)
- 営業利益:1,402(▲135、▲9%/営業利益率 7.6% → ▲1.6pt)→ 減益(懸念)
- 経常利益:1,420(▲149、▲9%)→ 減益
- 親会社株主に帰属する当期純利益:781(▲339、▲30%)→ 減益
- 1株当たり四半期純利益(EPS):68.29円(▲29.75円、▲30%)
- 予想との比較
- 2Q計画比:売上 計画比104%(計画18,700?表記は17,700計画→計画比104%)、営業利益 計画比148%(計画950に対し達成)→ 全体として会社計画を上回る進捗(売上・営業利益とも計画超過)
- サプライズ:営業利益は前年割れだが四半期計画は大きく上回る(利益面でポジティブサプライズ対計画)
- 進捗状況
- 通期予想に対する進捗率(計算ベース)
- 通期売上予想:369億円(36,900百万円)に対し2Q累計18,439百万円 → 約50.0%進捗(良い進捗)
- 通期営業利益予想:26.6億円(2,660百万円)に対し上期実績1,402百万円 → 約52.7%進捗
- 通期当期純利益予想:16.9億円(1,690百万円)に対し上期実績781百万円 → 約46.2%進捗
- 中期経営計画(2026)に対する達成率:定量比較は中期目標との直接対比が困難(目標は売上380億・営業利益30億)。現状は方向性一致であるが到達可能性は進捗次第。
- 過去同時期比較:売上は前年同期比+11%で改善、営業利益率低下は投資負担が主因。
- セグメント別状況(主な指標・成長率)
- ビジネスインダストリー(業務システム、組込み等):前年同期比 約+16%(DX需要を牽引、好調)
- エンタープライズ(金融・公共・ITインフラ):前年同期比 約+12%(公共・金融で堅調)
- モビリティ(車載、モバイルインフラ等):前年同期比 約+2%(車載は堅調、移動無線端末は縮小)
- プロダクト(MDM・IoT系、セキュリティ製品):情報サービス系MDM・IoTは前年同期比 55%(減少)だが、セキュリティシステム事業は前年同期比 111%(増収)/リカーリング製品(FiT SDM、ALLIGATE、EasyPass)は増収(各種製品で+10%台の伸長)。
業績の背景分析
- 業績概要: DX需要を背景に組込み・IoT関連や業務システム、金融・公共分野が牽引して増収。一方、成長投資(採用・処遇改善、オフィス移転、教育等)およびのれん償却やパートナー費用などで営業利益は期較で減少。
- 増減要因:
- 増収の主要因:DX需要(組込み、IoT)、金融(証券)・公共(標準化)案件、リニューアル・リカーリング製品の堅調化。
- 減益の主要因:2Qで約5億円の成長投資実行(資料)、上期通期では成長投資累計(3年で37.8億円)に基づく費用計上、オフィス移転費、人件費(処遇改善、採用教育)、のれん償却、パートナー費用増。
- 競争環境: 広い業界フィールド(通信、車載、金融、公共、医療等)で複数分野に強みを持つが、技術者確保と上流工程・高付加価値案件へのシフトが競争優位を維持する鍵。
- リスク要因: 技術者確保の不足、プロジェクト管理(PM)体制、5G市場縮小など需要変化、投資回収の遅延リスク。為替・規制等の記載は資料に明示なし(–)。
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営計画2026)
- 目標:2026年売上380億円、営業利益30億円、成長投資37.8億円(3か年累計)。
- 重点:人事戦略(採用・育成・処遇改善・エンゲージメント)、情報サービス戦略(IoT/Wi‑SUN、AIソリューション、プロダクト化・プライム化)、セキュリティ事業強化(ALLIGATE等リカーリング収益拡大)。
- 進行中の施策
- 人的投資:採用増、福利厚生拡充(住宅手当など)、ベースアップ・賞与規定改定、研修アカウント付与、AWSパートナー認定取得、人材開発課新設。
- IT/製品投資:新本社移転(5月実施)、基幹システム構築、MDM/サイネージ展開、Wi‑SUN関連認証取得。
- 事業連携:AmnimoとのAI映像解析でスマートシティ・インフラ向けソリューション展開、BookLive向けアプリ開発継続。
- セグメント別施策
- モビリティ:車載・メーター系中心に受注拡大、人員確保と育成に注力。
- ビジネスインダストリー:DX大口案件の受注拡大、高生産性PJ構築による高収益化。
- エンタープライズ:金融・公共の体制強化、OA環境移行案件などで受注拡大。
- プロダクト/セキュリティ:FiT SDM/サイネージの新規開拓、顔認証等新デバイスでリニューアル案件獲得。
- 新たな取り組み: Wi‑SUN規格への貢献と認証取得、AI映像解析(Amnimo)導入、リカーリング製品のブランディング推進。
将来予測と見通し
- 業績予想(2025年12月期・連結、上方修正)
- 売上高:369億円(前回比 +8.0億円)
- 営業利益:26.6億円(+4.6億円)
- 経常利益:27.5億円(+4.5億円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:16.9億円(+1.2億円)
- 予想の前提条件:資料上の為替や詳細前提は明示なし(–)
- 経営陣の自信度:上方修正と配当増額による一定の手応え示唆
- 予想修正
- 通期予想は上方修正(売上・利益ともに増額)。修正理由は上期の受注・売上好調および想定を上回る収益性の見込み。
- 中長期計画
- 中期経営計画2026の進捗:人的投資・IT投資を先行実行中。売上380億・営業30億の達成に向け、成長投資を継続。
- 将来目標として500億→1,000億の長期ビジョン提示。
- 予想の信頼性: 上方修正は上期実績を受けたものであり、過去の計画と実績の推移は概ね一貫(ただし投資先行で利益変動あり)。過去の予想達成傾向の詳細は資料に限定的(–)。
- マクロ経済の影響: 明示的な前提は記載なし。外部リスクとして需給変動(5G縮小等)と人材市場の影響を想定すべき。
配当と株主還元
- 配当方針: 継続的な株主還元を維持(資料では配当性向推移提示)。中期計画下でも配当政策は維持する姿勢。
- 配当実績:
- 2023年:42円
- 2024年:54円(増配)
- 2025年予想:55円(+1円、上方)
- 配当性向:2024年 30.4%(2023年 32.5%)、2025年は未提示(-)
- 特別配当: なし
- その他株主還元: 自社株買い等の記載はなし(–)
製品やサービス
- 主要製品: FiT SDM(MDM)、ALLIGATE(入退室管理)、EasyPass(建設現場用カードリーダー)等。これらのリカーリング製品は増収傾向(2025年6月は前年同期比で増加)。
- 主要サービス・顧客層: 業務システム開発、車載・組込み、スマートメーター・IoT機器、金融(証券)・公共(自治体)向け標準化案件、モバイルアプリ開発(BookLive等)。
- 協業・提携: Amnimo(AI映像解析)とのパートナーシップ、Wi‑SUNアライアンスでの協業・認証、BookLiveとの長期開発協業。
- 成長ドライバー: DX需要(組込み・IoT)、リカーリングプロダクト、金融・公共案件、AI/Wi‑SUNの技術優位。
Q&Aハイライト
- 説明会資料にQ&A詳細は記載なし → 重要なやり取りは資料に未記載(–)。
- 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点):中期投資を先行して行う積極策、人的投資重視、製品のリカーリング化・ブランディングを重視する方針。
- 未回答事項: 個別の受注規模・顧客別の詳細、将来のM&A計画の有無、為替前提等は資料に明示なし(–)。
- ポジティブ要因:
- 売上は前年同期比で増収(+11%)
- リカーリング製品・プロダクトが増収基調
- 公共・金融・DX案件で需要が継続
- Wi‑SUN認証やAIパートナー等、技術的信用の向上
- 通期上方修正と配当増額(株主還元姿勢)
- ネガティブ要因:
- 営業利益率低下(投資先行で減益)
- 人材確保・プロジェクト管理の課題が継続リスク
- 一部プロダクト(MDM/IoT)は前期反動で減収
- 不確実性:
- 成長投資の効果が想定どおりに収益に繋がるか
- 人材市場・外部環境(通信需要等)の変化
- 注目すべきカタリスト:
- 中期計画2026における四半期ごとの業績改善(投資効果の可視化)
- Wi‑SUNやAIソリューションの実運用案件獲得
- リカーリング収益の拡大ペースと新規契約動向
- 次回決算の通期見通し進捗・受注残の開示
重要な注記
- 会計方針: 成長投資金額は「費用計上基準」での表示(資料注記)。
- リスク要因: 資料末尾に将来予測に関する注意事項(予測は変更されうる旨)。技術者確保・プロジェクト管理が主要な経営課題として明記。
- その他: 本資料は2025年6月末時点の状況に基づく情報であり、投資勧誘を目的とするものではない旨の免責が記載。
(注)不明な項目や資料に明確な記載がない点は「–」で記載しました。数字は資料の表記(百万円単位、または億円表示)に基づき要点を抽出しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9702 |
| 企業名 | アイ・エス・ビー |
| URL | http://www.isb.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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