2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期予想の修正を行っていない(修正無)。第3四半期累計実績は通期予想に対して売上は進捗良好、利益では進捗が低め(上振れ/下振れはセグメント差あり)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上高:27,719百万円、前年同期比+10.7%/営業利益:1,720百万円、同△20.1%)。
  • 注目すべき変化:情報サービス事業は売上増ながらセグメント利益は大幅減(セグメント利益△36.5%)で、不採算プロジェクトや調達費・販管費増が主因。セキュリティシステム事業は売上+16.9%、セグメント利益+28.6%と収益性改善。
  • 今後の見通し:通期予想(売上36,900百万円、営業利益2,660百万円等)は据え置き。第3四半期累計ベースでの進捗は売上75.1%、営業利益64.7%、親会社株主帰属当期純利益55.9%で、売上は通年計画の到達可能性が高い一方、利益面は通期達成に向けて慎重に見る必要あり。
  • 投資家への示唆:売上は堅調だが情報サービス側で利益率低下が顕在化。利益改善の鍵は不採算案件の抑制と販管費・調達コストのコントロール。セキュリティ事業のリカーリング収入拡大はポジティブ材料。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社アイ・エス・ビー
    • 上場コード/市場:9702/東証
    • 主要事業分野:情報サービス事業(組込み・業務システム・エンタープライズ・プロダクト等)、セキュリティシステム事業(機器販売、施工、月額リカーリングサービス等)
    • 代表者名:代表取締役社長 若尾 一史
    • URL:https://www.isb.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月10日
    • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(第3四半期累計/連結、日本基準)
    • 決算説明会:無し(補足資料は作成あり)
  • セグメント:
    • 情報サービス事業:モビリティ/組込み/業務システム/エンタープライズ/プロダクト等のITソリューション提供
    • セキュリティシステム事業:顔認証端末等機器販売、施工、及び月額リカーリング型サービス
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):11,463,141株(2025年12月期3Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):11,452,012株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本資料(第3四半期)は2025/11/10公表
    • 株主総会/IRイベント:次回開催予定等は資料に記載なし(–)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社通期予想に対する第3四半期累計の達成率)
    • 売上高:27,719百万円/通期36,900百万円 → 進捗率 75.1%(概ね順調。第3Q時点で約3/4)
    • 営業利益:1,720百万円/通期2,660百万円 → 進捗率 64.7%(やや遅れ。利益面で圧迫)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:946百万円/通期1,690百万円 → 進捗率 55.9%(進捗低め)
  • サプライズの要因:
    • 売上増の主因:情報サービスのDX需要継続、公共・金融向け受注、セキュリティ事業のリニューアル案件増及び前倒し計上案件。
    • 利益下振れの主因(情報サービス):不採算プロジェクト発生、調達コスト上昇、営業活動拡大・成長投資による販管費増加。これらが増収を吸収できず営業利益率低下。
    • 利益改善の事業(セキュリティ):リカーリング収入増や収益性の高い案件増でセグメント利益が大幅増。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き(修正無し)。売上については達成可能性は高いが、利益面は第4四半期での収益改善/コスト抑制が求められる。

財務指標

  • 損益(第3四半期累計:2025年1月1日~9月30日、単位=百万円)
    • 売上高:27,719(前年同四半期比+10.7%/約27.7億円)
    • 売上総利益:6,435(前年同四半期比+5.4%)
    • 販管費等:4,714(前年同四半期比+19.3%)
    • 営業利益:1,720(前年同四半期比△20.1%) 営業利益率=6.21%(1,720/27,719)
    • 経常利益:1,742(前年同四半期比△20.5%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:946(前年同四半期比△38.9%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):82.69円(前年135.69円)
  • 貸借対照表(2025/9/30)
    • 総資産:20,552百万円(前期末19,800百万円、増加+752百万円)
    • 純資産:13,930百万円(前期末13,504百万円、増加+426百万円)
    • 自己資本比率:67.8%(0.4ポイント減/67.8%=安定水準)
    • 現金及び預金:8,458百万円(前期末8,975百万円、減少△517百万円)
    • 固定資産の増加が目立つ(建物及び構築物が増加)
  • キャッシュフロー:第3四半期累計の連結キャッシュフロー計算書は作成していない(詳細は非開示)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計進捗)
    • 売上高進捗率:75.1%(例年どおりかやや高め)
    • 営業利益進捗率:64.7%(利益面での遅れ)
    • 純利益進捗率:55.9%(第4Qでの回復が必要)
    • 過去同期間との比較:前年同期間は売上25,038百万円・営業利益2,153百万円。今期は売上増だが営業利益は減少。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率 67.8%(安定水準)
    • 負債合計 6,621百万円(前期末6,296百万円、増加)
    • 流動比率:流動資産15,964 / 流動負債5,798 ≒ 275.3%(流動性は良好)
  • 効率性・その他
    • 売上高営業利益率は約6.2%(前年同期は約8.6%)で低下
    • 総資産回転率等は資料上の詳細数値不足のため算出不可(→ –)
  • セグメント別(第3四半期累計)
    • 情報サービス:売上23,384百万円(前年21,329百万円、+9.6%)、セグメント利益1,017百万円(前年1,602百万円、△36.5%)
    • セキュリティシステム:売上4,335百万円(前年3,708百万円、+16.9%)、セグメント利益674百万円(前年524百万円、+28.6%)

配当

  • 過去実績と予想:
    • 2024年12月期:年間配当 54.00円(中間0.00、期末54.00)
    • 2025年12月期(予想):年間配当 55.00円(中間0.00、期末55.00)→ 直近の配当予想修正無し
  • 配当利回り:–(株価情報が資料に無いため算出不可)
  • 配当性向(会社予想ベース、通期):配当55.00円 / 予想EPS147.73円 ≒ 37.2%(目安:中程度の還元)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自己株式取得等の記載無し(特段の還元施策は資料に記載無し)

セグメント別情報(要点)

  • 情報サービス事業
    • 売上:23,384百万円(前年同四半期比+9.6%)
    • セグメント利益:1,017百万円(同△36.5%)
    • 背景:DX需要や車載メーター系等で売上増。だが不採算プロジェクト、調達コスト上昇、販管費増が利益を圧迫。
    • 戦略・見通し:中期計画に沿った人事・事業戦略実行中だが、採算管理の強化が課題。
  • セキュリティシステム事業
    • 売上:4,335百万円(同+16.9%)
    • セグメント利益:674百万円(同+28.6%)
    • 背景:リカーリング(月額課金)収入拡大、新デバイス(顔認証端末等)販売好調、前倒し計上の案件あり。
    • 戦略・見通し:リカーリング収入の拡大が利益の安定化に寄与する見込み。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「永続する企業へ ~Drive change to thrive~」を掲げ、3つの重点戦略(人事戦略、情報サービス事業戦略、セキュリティシステム事業戦略)を推進中。
  • 進捗状況:売上面では増収で一定の進捗。ただし情報サービスの採算悪化が計画達成の足かせとなる可能性あり。KPIの具体数値は資料に記載なし(→ –)。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との定量比較データは資料に無い(→ –)。ただしDX・セキュリティ分野は市場需要が継続している点は共通。
  • 市場動向:国内は個人消費横ばい・設備投資は底堅い。米国関税等の不確実性はリスクとして言及あり。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(修正無し):売上36,900百万円(+8.7%)、営業利益2,660百万円(△5.0%)、経常利益2,750百万円(△4.9%)、親会社株主帰属当期純利益1,690百万円(△16.9%)、EPS147.73円
    • 次期予想:資料に記載無し(→ –)
    • 会社の前提条件:為替等の前提は添付資料参照とあり具体数値は本短信概略には明示無し(→ 詳細は添付資料3頁参照)
  • 予想の信頼性:会社は通期予想を維持。第3Qの実績からは売上は順調だが利益面は下振れリスクがあるため、第4Qでの採算改善実現が重要。
  • リスク要因:不採算プロジェクト、調達コスト上昇、施工外注費増、為替・国際関税等のマクロリスク、受注の季節性や前倒し/遅延の影響。

重要な注記

  • 会計方針変更:無し
  • 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理:無し(簡便法による減価償却按分あり)
  • 監査/レビュー:第3四半期短信に対する監査法人のレビューは無し
  • その他特記事項:第3四半期連結累計期間における固定資産増(建物等)や賞与引当金の増加、受注損失引当金計上などが見られる。

(注)資料は株式会社アイ・エス・ビーの「2025年12月期 第3四半期決算短信(連結)」に基づく要約。数値は百万円未満切捨て。本文は投資助言ではなく事実整理を目的としています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9702
企業名 アイ・エス・ビー
URL http://www.isb.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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