2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想の修正あり(2025/8/7 公表)。中間実績は会社予想との比較は別途公表資料参照だが、通期に対する進捗は概ね50%台で着地(下振れ・上振れの明確表示は原資料に記載の別資料参照)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高18,439百万円:前年同期比+10.6%、営業利益1,402百万円:前年同期比△8.8%、親会社株主に帰属する中間純利益781百万円:同△30.2%)。
- 注目すべき変化:売上は増加した一方で、調達コスト上昇や販売費・一般管理費(成長投資)増加により情報サービス事業のセグメント利益が大幅に減少し、当期純利益は大幅減(△30.2%)。法人税等の負担増(税金等合計:449→638百万円)も利益押下げ要因。
- 今後の見通し:通期業績予想(修正後)は売上36,900百万円(+8.7%)だが営業利益は2,660百万円(△5.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,690百万円(△16.9%)と減益予想。中間の進捗率は売上約50.0%、営業利益約52.7%、純利益約46.3%で、営業利益は通期達成の見込みは概ね中間進捗上は可、純利益はやや遅れ気味。
- 投資家への示唆:売上成長は継続しているが、原価上昇・成長投資で利益率が圧迫されている点が中期の注目点。リカーリング(SaaS/サービス)収益の拡大は収益の安定化に寄与しており、コスト管理と成長投資のバランスが鍵。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社アイ・エス・ビー
- 主要事業分野:情報サービス事業(モビリティ、業務システム、エンタープライズ、プロダクトソリューション等)、セキュリティシステム事業(顔認証端末等の販売・リカーリングサービス)
- 代表者名:代表取締役社長 若尾 一史
- URL:https://www.isb.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月7日
- 対象会計期間:2025年1月1日〜2025年6月30日(2025年12月期 第2四半期・中間期、連結)
- 決算説明会資料作成:有(機関投資家向け説明会開催予定:2025/8/8)
- セグメント:
- 情報サービス:モビリティソリューション、ビジネスインダストリーソリューション、エンタープライズソリューション、プロダクトソリューション等(システム開発、組込み、MDM/IoT等)
- セキュリティシステム:端末機器販売・施工、リカーリング(保守・月額課金)等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):11,463,141株(2025中間期)
- 期中平均株式数(中間期):11,446,431株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年8月14日
- 決算説明会:2025年8月8日(機関投資家・アナリスト向け)
- 株主総会等:–(年次予定は別資料参照)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との達成率は、通期予想に対する中間進捗率として算出)
- 売上高:中間実績18,439百万円/通期予想36,900百万円=進捗率50.0%
- 営業利益:中間実績1,402百万円/通期予想2,660百万円=進捗率52.7%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:中間実績781百万円/通期予想1,690百万円=進捗率46.3%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:売上高は事業横断で増収(情報サービス・セキュリティともに約+10%)。セキュリティ事業のリカーリング収入増が収益底上げ。
- 下振れ要因:調達コスト上昇、販売費及び一般管理費の増加(営業活動拡大・成長投資)、プロダクトソリューションで前期の大型販売の反動。結果として営業利益と純利益は減少。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正(2025/8/7公表)。中間の進捗は売上・営業利益は概ね通期見通しに向け順調だが、純利益の進捗が低め。税負担の増加も見込みに影響。通期達成は可能性ありだが、下期のコスト管理と受注状況が重要。
財務指標
- 財務諸表の要点(単位:百万円、当中間期は2025/6/30)
- 総資産:20,474(前期末19,800、+674)
- 純資産:13,704(前期末13,504、+200)
- 自己資本比率:66.9%(前期68.2% → 1.3ポイント低下)(安定水準)
- 流動資産:16,018、流動負債:5,969、流動比率=16,018/5,969=268%(流動性良好)
- 負債合計:6,769、負債/純資産=6,769/13,704=0.49(約49.4%)(過度な負債ではない)
- 収益性(中間:2025/1-6)
- 売上高:18,439百万円(前年同期16,673百万円、+10.6%/+1,766百万円)
- 営業利益:1,402百万円(前年同期1,537百万円、△8.8%/△135百万円)
- 営業利益率:1,402/18,439=7.6%(前年:1,537/16,673=9.2%)→ 利益率低下(やや懸念)
- 経常利益:1,420百万円(前年同期1,569百万円、△9.5%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:781百万円(前年同期1,120百万円、△30.2%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):68.29円(前年同期98.04円、△)
- 進捗率分析(中間→通期予想に対する)
- 売上高進捗率:約50.0%(通常の上期比率としては標準〜やや高め)
- 営業利益進捗率:約52.7%(好調)
- 純利益進捗率:約46.3%(やや遅れ)
- 過去同期間との比較:売上は増収だが利益率は低下しており、収益性に注意が必要
- 財務安全性:
- 自己資本比率:66.9%(安定水準)
- 負債比率(負債/純資産):約49.4%(中庸)
- 流動比率:約268%(良好)
- 効率性:
- 総資産回転率(中間換算簡易):売上18,439/総資産20,474=0.90(年換算でやや高めの回転)
- 売上高営業利益率は7.6%に低下(前年9.2%)
- セグメント別(中間、単位:百万円)
- 情報サービス:売上15,528(+10.6%)、セグメント利益869(△17.3%)→ 売上大きく寄与するが利益圧迫
- セキュリティシステム:売上2,910(+10.7%)、セグメント利益514(+9.8%)→ 高収益の拡大寄与
- 売上構成比:情報サービス約84.2%、セキュリティ約15.8%
- 財務の解説:
- 売上増加は主に情報サービスとセキュリティ双方の増収。だが情報サービス側で調達コスト上昇と成長投資(販管費)増が利益を圧迫。セキュリティ部門はリカーリング事業の伸びで高収益を維持。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(実績):0.00円(2025年中間)
- 期末配当(予想):55.00円(2025年通期予想、修正あり)
- 年間配当予想:55.00円(前期は年間54.00円)
- 配当利回り:株価情報なしのため算出不可(–)
- 配当性向(通期予想ベース):配当55.00円/当期純利益予想147.73円(1株当たり)=約37.2%(やや高めの株主還元)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:配当予想の修正あり。自社株買い等の記載:–(資料に記載なし)
セグメント別情報
- 情報サービス事業(中間)
- 売上高:15,528百万円(前年同期比+10.6%)
- セグメント利益:869百万円(同△17.3%)
- 内訳・動向:モビリティは既存受注増、DX需要や大口案件で業務システムは好調、エンタープライズで金融・公共が堅調。プロダクトソリューション(MDM・IoT)は前期の大口販売反動で減収。調達コスト上昇と販管費増が利益を圧迫。
- セキュリティシステム事業(中間)
- 売上高:2,910百万円(前年同期比+10.7%)
- セグメント利益:514百万円(同+9.8%)
- 内訳・動向:リカーリング(月額課金)収入の増加、顔認証端末等の新デバイス需要、リニューアル案件拡大で収益性改善。施工外注費・部材高騰はあるが増収で吸収。
- セグメント戦略の評価:
- 情報サービスは売上は拡大しているが、収益性改善が課題。セキュリティはリカーリング比率上昇で安定的成長。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「永続する企業へ ~Drive change to thrive~」(3年計画)を掲げ、人事戦略、情報サービス事業戦略、セキュリティシステム戦略を重点化。
- 進捗状況:売上成長は計画と整合(増収)が確認される一方で、利益面は投資とコスト高で一時的な圧迫。KPI(リカーリング比率等)の向上は確認されるが、計画達成には利益率改善が必要。
- KPI達成状況:具体KPI数値の記載なし(詳細は別資料)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:DX需要、業務システム需要、IoT/MDM、セキュリティ端末(顔認証等)で需要の伸長。外部リスクとして米関税政策など国際的な不確定要素あり(会社コメント)。
- 競合他社比較:同業他社との定量比較データは資料に記載なし(–)。ただし、リカーリング収益拡大は競争優位の強化要因。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(修正後):売上36,900百万円(+8.7%)、営業利益2,660百万円(△5.0%)、経常利益2,750百万円(△4.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,690百万円(△16.9%)、1株当たり当期純利益147.73円。
- 次期予想:–(資料に記載なし)
- 会社予想の前提条件:詳細は中間決算短信添付資料3ページ参照(為替等の前提は別添)。
- 予想の信頼性:中間の進捗率は売上・営業利益でほぼ順調だが、純利益は下振れ気味。過去の予想達成傾向についての記載はなし(–)。
- リスク要因:為替・関税政策等の外部要因、原材料・部材価格上昇、施工外注費増、税負担の増加、大口受注の反動等。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理:なし
- 監査レビュー:本第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外
- その他:通期業績予想および配当予想の修正あり(別途「第2四半期(中間期)連結業績予想数値と実績数値の差異及び通期連結業績予想の修正並びに配当予想の修正に関するお知らせ」参照)
(注)資料に記載のない項目は「–」としています。本まとめは提供資料に基づく事実整理であり、投資助言や売買推奨ではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9702 |
| 企業名 | アイ・エス・ビー |
| URL | http://www.isb.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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