2025年11月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:中間期実績は会社の通期予想に対して進捗が悪く(下振れの状況)、通期予想自体は修正なし。四半期発表における「サプライズ」は主に前年同期比での大幅悪化(売上・利益とも下振れ)。
- 業績の方向性:減収減益(売上高 -40.7%、営業利益は赤字転落)。
- 注目すべき変化:売掛金の大幅回収により流動資産・現金は減少したが、負債が大幅に縮小。自己資本比率は65.7%→84.2%(安定水準)。
- 今後の見通し:通期業績予想に変更はなし。ただし中間時点の進捗は不十分(売上進捗23.4%など)で、通期達成には下期での回復が必要。
- 投資家への示唆:M&A成約件数減・小規模案件比率上昇による平均報酬単価低下が主因。市場環境は拡大基調だが、案件の質(単価)確保が鍵。財務面は流動性・自己資本は良好で余力あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社オンデック
- 主要事業分野:M&Aアドバイザリー事業(中小企業向けM&A支援)
- 代表者名:代表取締役社長 久保良介
- URL:https://www.ondeck.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年7月15日
- 対象会計期間:2025年11月期 第2四半期(中間期:2024年12月1日~2025年5月31日)
- 決算説明資料の有無:有(決算説明動画あり。2025/7/30 公開予定)
- 第2四半期決算は監査(レビュー)対象外
- セグメント:
- 単一セグメント:M&Aアドバイザリー事業(記載省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):2,863,500株
- 期末自己株式数:249,965株
- 期中平均株式数(中間期):2,613,535株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年7月15日(実施)
- 決算説明動画配信予定:2025年7月30日 15:30
- 株主総会/その他IRイベント:–(未記載)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社の通期予想との比較・達成率)
- 売上高:実績 357,681千円 → 通期予想1,527,000千円に対する進捗率 23.4%(中間時点で通期の50%を下回り遅れ)
- 営業利益:実績 △124,618千円 → 通期予想220,000千円に対する達成率 -56.6%(損失計上のため進捗はマイナス)
- 純利益:実績 △85,229千円 → 通期予想150,000千円に対する達成率 -56.8%
- サプライズの要因:
- 成約件数の減少(10件→12件)と小規模案件比率の上昇により平均報酬単価が低下、売上大幅減少。
- 販管費はほぼ横ばい(264,312千円)で、売上減により営業赤字が拡大。
- 売掛金の大幅減少(回収)により貸借対照表は改善しているが、損益面が悪化。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き(修正なし)。ただし中間進捗は低く、通期予想達成には下期での受注回復や単価改善が必要。現時点で楽観視できる状況ではない。
財務指標
- 財務諸表の要点(中間期末:2025/5/31、単位:千円)
- 売上高(中間):357,681(前年同中間 603,677、前年同期比 -40.7%)
- 営業利益(中間):△124,618(前年 62,594、前年同期比 △299.0%)
- 経常利益(中間):△124,316(前年 63,023、前年同期比 △297.4%)
- 当期中間純利益:△85,229(前年 42,936、前年同期比 △298.6%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):△32.61円(前年 16.43円、前年同期比 △298.6%)
- 損益率
- 営業利益率:△34.8%(357,681に対する△124,618) ← 非常に悪化(前年 10.4%)
- 貸借対照表(主要)
- 総資産:1,209,713千円(前期末 1,680,168千円、前期末比 -28.0%)
- 純資産:1,018,953千円(前期末 1,104,182千円、前期末比 -7.7%)
- 自己資本比率:84.2%(前期 65.7%)(84.2%(安定水準))
- 流動資産:894,697千円、流動負債:136,565千円 → 流動比率 ≒ 655%(非常に高く流動性良好)
- 現金及び預金:806,296千円(前期末 888,558千円、△82,262千円)
- 売掛金:25,245千円(前期末 476,871千円、△451,626千円=大幅減:主に回収)
- キャッシュ・フロー(中間)
- 営業CF:△78,095千円(前期は +210,065千円)→ 営業で資金使用
- 投資CF:+831千円(前期 +9,708千円)
- 財務CF:△4,998千円(長期借入金返済)
- 期末現金:806,296千円(前年同期末 740,524千円)
- 効率性
- 総資産回転率(中間=売上/総資産):357,681 / 1,209,713 ≒ 0.296(年率換算で低下)
- 売上高営業利益率は大幅悪化(10.4%→△34.8%)
- セグメント別
- 単一セグメント(M&Aアドバイザリー)のためセグメント別詳細は省略
配当
- 中間配当:0.00円(2025年11月期 中間実績)
- 期末予想:0.00円(通期予想も0.00円、変更なし)
- 年間配当予想:0.00円、配当利回り:0.00%(株価依存のため現在値は–)
- 配当性向:–(配当なし)
- 自社株買い等:該当記載なし(直近での自己株式保有はあり)
セグメント別情報
- セグメント:M&Aアドバイザリー(単一)
- 売上構成・貢献度:全社売上はM&A支援による。中間での成約件数は10件(前期12件)で平均報酬単価が低下。
- 戦略・見通し:公的機関や金融機関、専門家との提携強化、セミナー等で案件獲得を図る。事業投資部や子会社設立(オンデックコンサルティング)によりサービス拡充を目指す。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:特記の数値目標は開示資料に明記なし(特記事項は–)
- 進捗状況:中間の業績は通期予想達成に対して遅れ。案件数・単価改善がKPIとなる想定で、現状は課題あり。
競合状況や市場動向
- 市場動向:中小M&A市場は高齢化や後継問題で拡大傾向。行政の推進策や自主規制整備により市場の健全化が進む見込み。
- 競合優位性:ネットワーク(公的機関・金融機関・専門家)拡大を強調。だが成約件数・単価の確保が短期的には重要。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし):売上高 1,527,000千円(前期比 △8.3%)、営業利益 220,000千円(△40.0%)、当期純利益 150,000千円(△37.1%)、1株当たり当期純利益 57.50円
- 中間実績からの進捗:売上 23.4%、営業利益進捗 -56.6%、純利益進捗 -56.8%(中間時点で遅れ)
- 予想の信頼性:会社は据え置き。過去の達成傾向はここから判断不可。下期での大型案件獲得や単価回復が不可欠。
- リスク要因:案件獲得の季節性/景気変動、報酬単価低下、規制・登録制度の変化、為替等(該当する外部要因は限定的だがM&A件数依存度が高い点はリスク)。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 中間財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:あり(注記あり。税金費用は見積実効税率を使用)
- その他重要事項(後発事象):
- 子会社設立決議(2025/7/15):株式会社オンデックコンサルティング(資本金1,000万円、当社持分70%)を2025/8/1設立予定。コンサルティング事業で中小企業支援を強化。
(注)数値は決算短信記載の千円単位を基に記載。情報源:株式会社オンデック 2025年11月期 第2四半期決算短信。中間決算は公認会計士・監査法人のレビュー対象外である点に留意のこと。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7360 |
| 企業名 | オンデック |
| URL | https://www.ondeck.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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