2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は中間期の個別予想を開示しておらず、通期予想は未変更(今回の中間実績と会社の通期予想に乖離・修正なし)。市場予想との比較は不明(–)。
- 業績の方向性:売上高は減収(77,818百万円、前年同期比△8.7%)だが、営業利益・経常利益・当期純利益は増益(営業利益1,301百万円、同+2.1%)で「減収増益」。
- 注目すべき変化:売上は大幅減だが、売上総利益は増加(売上総利益4,349百万円、同+5.7%相当)し、営業利益率は改善(約1.67%→前年約1.50%)。一方で中間期の期中平均株式数が増えたため1株当たり利益(EPS)は110.39円に低下(前年112.45円、△1.8%)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上168,766百万円、営業利益2,665百万円等)は変更なし。中間進捗は売上46.1%、営業利益48.8%、純利益51.8%と概ね均等に進捗しており、現時点で通期達成の可否に確定的な修正は無し。
- 投資家への示唆:自動車・建材分野の顧客構成と米国の関税政策、原材料・人件費動向が業績に影響しやすい点に注意。株式需給緩衝信託による自己株式処理が期中の自己株式額・EPS算定に影響しているため希薄化動向を確認することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社カノークス
- 主要事業分野:自動車関連、建材・住宅関連を中心とした商社・流通(サプライチェーン機能の提供、部材販売等) ※詳細セグメント明細は資料に未記載
- 代表者名:代表取締役社長 小河正直
- 報告概要:
- 提出日:2025年10月31日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算補足説明資料:無、決算説明会:無
- セグメント:セグメント別明細は資料に記載無し(–)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):11,103,500株
- 期中平均株式数(中間期):9,467,726株(前年中間期 8,991,797株)
- 自己株式数(期末):1,532,717株
- 時価総額:–(株価情報は資料に無し)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
- 配当支払開始予定日:2025年12月10日
- その他IRイベント:無し(決算説明会無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高達成率(通期ベースに対する進捗):77,818/168,766 = 46.1%
- 営業利益達成率(通期ベースに対する進捗):1,301/2,665 = 48.8%
- 純利益達成率(通期ベースに対する進捗):1,045/2,015 = 51.8%
- サプライズの要因:売上高は主に取引先の需要変動や建材分野での資材高騰・工期遅れ等の影響で減少。一方、粗利改善とコスト管理により営業利益は増加。営業外収益の増加(受取配当金等)と営業外費用(支払利息増)も影響。期中の平均株式数増加によりEPSはやや希薄化。
- 通期への影響:現時点で通期予想の修正は無し。中間進捗は概ね均等配分で来ており、現状では通期見通し達成の可能性は維持されているが、外部要因(為替・原材料・関税・人手不足等)に留意。
財務指標
- 財務諸表(要点、百万円表記)
- 売上高:77,818(中間:百万円、前年同期85,232、前年比△8.7%)
- 売上原価:73,468(前年81,115)
- 売上総利益:4,350(前年4,117、増加)
- 販管費:3,048(前年2,842、増加)
- 営業利益:1,301(前年1,275、+2.1%)
- 経常利益:1,507(前年1,454、+3.7%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:1,045(前年1,011、+3.4%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):110.39円(前年112.45円、△1.8%)
- 貸借対照表(主要項目、百万円)
- 総資産:83,096(前期末87,729、△46,332)
- 負債合計:50,664(前期末56,034、△53,369)
- 純資産合計:32,432(前期末31,695、+7,337)
- 自己資本比率:39.0%(前期末36.1%)→ 40%目安に近く「安定水準に接近」(注:40%以上が目安)
- 進捗率分析(中間→通期予想比較)
- 売上高進捗率:46.1%(通常ペース:通期の約半分でほぼ順調)
- 営業利益進捗率:48.8%(やや順調)
- 純利益進捗率:51.8%(順調)
- 過去同期間との比較:売上は前期より減収だが利益は改善しており、利益率向上で通期見通しに整合的
- 財務安全性
- 流動比率:流動資産64,155 / 流動負債40,101 = 約160%(流動性は良好、100%以上が目安)
- 負債比率(負債/資産):50,664 / 83,096 = 約61.0%(適度)
- 負債純資産比(負債/純資産):50,664 / 32,432 = 約156%(一部負債依存が見られるが現状は管理可能)
- 効率性
- 営業利益率:1,301 / 77,818 = 約1.67%(前年:約1.50%、改善)
- 総資産回転率:売上高 / 総資産 = 77,818 / 83,096 = 約0.94回(前年約0.97回、やや低下)
- セグメント別:資料に詳細なし(–)
- 財務の解説:売上減少にもかかわらず粗利改善とコスト管理により営業利益は増加。資産・負債ともに期末で減少し、純資産は利益計上で増加、自己資本比率は改善。
配当
- 配当実績・予想:
- 2026年3月期 中間配当:52.00円(前中間 48.00円 → 増配)
- 2026年3月期 期末予想:52.00円(通期合計予想104.00円、前期102.00円)
- 直近期の配当予想修正:無
- 配当性向(会社通期予想ベース):年間配当104.00円 ÷ 1株当たり当期純利益予想210.15円 = 約49.5%(高めの還元水準)
- 特別配当の有無:無
- 自社株買い等:株式需給緩衝信託による自己株式取得・売却を実施(詳細は下記の注記参照)
セグメント別情報
- セグメント別状況:資料に詳細なセグメント売上・利益の内訳無し(–)
- 前年同期比較:–(セグメント詳細不明)
- セグメント戦略:資料本文では自動車・建材分野でのサプライチェーン機能強化と付加価値サービス提供に注力と記載
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中に特定の中期数値目標の進捗表記無し(–)
- KPI達成状況:開示なし(–)
競合状況や市場動向
- 市場動向:自動車産業は米国の関税政策影響等で不透明感、建材・住宅は需要は底堅いが資材高騰・人手不足で工期遅延や受注見直しが発生。原材料・人件費の高止まりがリスク要因。
- 競合他社との比較:同業他社との定量比較は資料に無し(–)。当社は流通・商社機能を通じた顧客密着とサプライチェーン提供が強みと記載。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(未変更):売上 168,766百万円(前期比△2.5%)、営業利益 2,665百万円(+6.1%)、経常利益 2,910百万円(+1.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益 2,015百万円(+1.4%)、EPS予想210.15円
- 次期予想:未開示(–)
- 会社予想の前提条件:業績予想の前提詳細は添付資料P2参照(為替等の具体前提は資料に要確認)
- 予想の信頼性:通期予想は現時点で維持。過去の達成傾向については当中間期資料に詳述無し(–)。
- リスク要因:米国関税政策、原材料価格・資源価格の高止まり、人件費上昇、主要顧客(自動車メーカー等)の生産動向、国際情勢の不確実性等。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:無し
- 株式需給緩衝信託(注目点)
- 大株主の保有株式一部の市場放出時の需給悪化緩和と流通株式比率向上を目的とする自益信託を設定。
- 本信託により当社株式1,000,000株を2,318,000千円で取得後、当中間期末までに784,200株を市場で売却。期間中208,700株を売却し、自己株式が会計上減少。
- 本信託は「自己株式」として会計処理され、EPS算定上の期中平均株式数計算に影響(期中平均株式数の控除対象に含める)しているため、希薄化動向の把握が必要。
- その他:当中間期の決算短信は監査法人のレビュー対象外(留意点)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8076 |
| 企業名 | カノークス |
| URL | http://www.canox.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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