2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕 (連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:第1四半期(Q1)に対する会社の個別目標は開示されておらず、通期・第2四半期予想の修正は「無」。市場予想との比較情報は提示されていないため「予想通り/上振れ/下振れ」の判定は不可。通期見通しは据え置き。
- 業績の方向性:増収ではなく「減収減益」(売上高390億37百万円、前年同期比△6.6%、営業利益5億36百万円、同△7.4%)。
- 注目すべき変化:売上高は前年同期比で6.6%減少。一方、売上総利益は増加(売上原価の減少等で粗利率が改善)したが、販売費及び一般管理費の増加や支払利息の増加で営業利益・経常利益が減少。
- 今後の見通し:会社は通期業績予想(売上168,766百万円、営業利益2,665百万円)を据え置き。Q1の進捗は売上で約23.1%(通常均等進捗25%を下回る)、営業利益で約20.1%とやや遅れ。現時点で予想修正は無し。
- 投資家への示唆:サプライチェーンやコスト上昇(原材料・人件費・物流)の影響を受けながらも粗利率改善で一定の耐性を示している。短期的には自動車向け需要の海外政策リスクや資材高に注意。株式需給緩衝信託による自己株式処理がEPS・発行済株式数に影響している点に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社カノークス
- 主要事業分野:鉄鋼販売事業(単一セグメント)
- 代表者名:代表取締役社長 小河正直
- URL:https://www.canox.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年7月29日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算補足説明資料:無、決算説明会:無
- セグメント:
- 鉄鋼販売事業(単一セグメントのため詳細省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):11,103,500 株
- 期末自己株式数:1,641,617 株
- 期中平均株式数(Q1累計):9,416,633 株
- 時価総額:–(資料に記載無し)
- 今後の予定:
- 決算発表・株主総会・IRイベント:現資料に該当情報の記載無し(次回予定は –)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- Q1で会社が期初に四半期別目標を開示していないため、Q1の達成率は会社予想との比較不可。
- 通期(会社予想)に対する進捗(Q1実績 / 通期予想):
- 売上高進捗率:39,037 / 168,766 = 23.1%(やや低め、均等進捗25%より下回る)
- 営業利益進捗率:536 / 2,665 = 20.1%(やや遅れ)
- 親会社株主に帰属する当期純利益進捗率:515 / 2,015 = 25.6%(ほぼ均等進捗)
- サプライズの要因:
- 売上高の減少(前年同期比△6.6%)が主因。業界環境では自動車向けの先行き不透明感や建材・住宅分野の資材高・工期遅延などが影響。
- 販管費(販売費及び一般管理費)が増加(1,404百万円→1,514百万円、約+7.8%)し、営業面を圧迫。
- 支払利息が増加(36百万円→65百万円)し、営業外費用の悪化が経常利益を押下げ。
- 一方で受取配当金や保有有価証券の変動は営業外収益・その他包括利益に影響。
- 通期への影響:
- 会社は現時点で業績予想を修正していないが、Q1の進捗はやや慎重。外部環境(原材料高、関税リスク等)次第では上振れ/下振れ余地あり。
財務指標
- 財務諸表(要点、単位:百万円)
- 売上高(Q1):39,037(前年同期41,780、△6.6%)
- 売上原価(Q1):36,986(前年同期39,797、▽)
- 売上総利益(Q1):2,051(前年同期1,983、+3.4%)
- 販管費(Q1):1,515(前年同期1,404、+7.8%)
- 営業利益(Q1):536(前年同期579、△7.4%)、営業利益率 1.37%(前年 1.39%)
- 経常利益(Q1):731(前年同期754、△3.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益(Q1):515(前年同期536、△3.9%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):54.77円(前年同期60.03円、△)
- 主要貸借対照表(Q1末、単位:百万円)
- 総資産:84,280(前期末87,729、△34,48)
- 流動資産:65,440(△30,60)
- 現金及び預金:4,820(△405)
- 受取手形及び売掛金:23,961(△1,542)
- 商品(棚卸資産):19,859(△1,319)
- 負債合計:52,651(前期末56,034、△33,83)
- 流動負債:41,967(△32,55)
- 固定負債:10,684(△1,27)
- 純資産合計:31,630(前期末31,695、△0,65)
- 自己資本比率:37.5%(前期末36.1%)→ 目安40%以上にはやや不足(37.5%は「やや低め」)
- 負債比率(負債/純資産):約166.5%(高めの水準を示唆)
- 流動比率(流動資産/流動負債):65,440 / 41,967 ≒ 156%(短期返済力は十分、100%以上が望ましい)
- キャッシュ・フロー:
- 四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(注記)。現金預金は前期比で減少。
- 減価償却費(Q1累計):79,163千円
- 効率性:
- 売上総利益率(Q1):約5.25%(前年:約4.75%)→ 粗利率は改善
- 売上高営業利益率(Q1):約1.37%(前年1.39%)→ 横ばい
- セグメント別:
- 単一セグメント(鉄鋼販売事業)のため、セグメント内訳は省略
配当
- 配当実績・予想:
- 2025年3月期(実績):年間102.00円(中間48.00円、期末54.00円)
- 2026年3月期(予想):年間104.00円(中間52.00円、期末52.00円)※修正なし
- 配当性向(予想ベース):配当104円 / 1株当たり当期純利益210.15円 ≒ 49.5%(やや高めの還元)
- 配当利回り:株価情報が資料になく算出不可(–)
- 自社株買い・特別配当:特別配当は無し。株式需給緩衝信託による自己株式取得・売却あり(自己株式として会計処理)。
セグメント別情報
- セグメント:鉄鋼販売事業(単一)
- 売上高・利益は上記グループ連結値にほぼ一致
- 前年同期比較:売上減少、粗利率は改善、販管費増で営業利益減
- 戦略・見通し:資料上の明確な個別戦略記載は無し。業界動向に応じた供給対応とコスト圧縮を継続。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中に具体的数値目標やKPIの記載無し(–)
- KPI達成状況:該当情報無し(–)
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 自動車産業向けは米国の関税政策等により先行き不透明。ただし足元では国内自動車生産は安定。
- 建材・住宅分野では資材高や人手不足、物流コストの上昇で工期遅れ等の影響あり。
- 競合比較:同業他社との比較データは資料に無し(–)。鉄鋼販売の競争環境は価格・供給力・物流網・顧客基盤が主要ポイント。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正:無し(2025年4月25日公表の予想を据え置き)
- 次期予想:該当情報無し(–)
- 会社予想の前提:予想算定に際し「株式需給緩衝信託が保有する当社株式は2026年3月末に全て処分されている前提」でEPS算出等を実施
- 予想の信頼性:現時点で会社は予想を据え置き。Q1の進捗は売上・営業利益でやや遅れが見られるため、外部環境次第で修正リスクあり。
- リスク要因:
- 為替・原材料(鉄鋼素材)価格の変動
- 米国の関税政策等の貿易リスク
- 人件費・物流コストの上昇
- 建設プロジェクトの工期遅延や受注変動
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期連結財務諸表に対する監査・レビュー:当該Q1は公認会計士・監査法人によるレビュー無し
- 株式需給緩衝信託:大株主の保有株式の一部を当社が信託で取得・市場売却する仕組みにより、当該保有株式は「自己株式」として会計処理。これにより自己株式残高・EPS計算・1株当たり純資産の算定に影響あり。Q1までに当該信託から市中売却が行われている点に注意。
- その他:四半期連結キャッシュフロー計算書は作成されていない(注記あり)。
(注)
- 数値単位は特に注記のない限り「百万円」で表記。前年同期比はパーセントで明記済み。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8076 |
| 企業名 | カノークス |
| URL | http://www.canox.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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