2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:市場予想や会社想定との対比(上振れ/下振れ)は明示されていないが、上期は会社予想(通期)に対して進捗が遅く、営業・経常・親会社株主帰属中間純利益はいずれも赤字(下振れ相当の進捗)。会社は通期業績予想を修正済(注記あり)。
- 業績の方向性:減収減益(売上高2,935百万円:前年同期比△9.6%、営業利益△211百万円の赤字←前年は営業利益225百万円の黒字)。
- 注目すべき変化:主力サービス「マッハバイト」が応募減・大手顧客の採用方針変更および祝金規制(マッハボーナス提供終了)により売上減(同サービス売上1,786.7百万円、前年同期比△12.4%)。一方で「転職会議」は増収(567.5百万円、+6.3%)。
- 今後の見通し:会社は2025年2月公表の通期業績予想を修正(8/14公表)。会社想定ではお祝い金規制の影響で通期で売上約650百万円の減少、営業利益約100百万円の悪化を見込む。通期目標達成には下期での「マッハバイト」改善やコスト抑制が必要。
- 投資家への示唆:高い自己資本比率・潤沢な現預金を背景に短期的な財務不安は小さいが、主力事業の構造変化(規制・顧客動向)への対応が業績回復の鍵。通期見通しは保守的に見られる可能性もあり、下期の広告運用改善・新規/大手顧客開拓状況を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社リブセンス
- 主要事業分野:求人・転職等のインターネットサービス(主にアルバイト求人サイト「マッハバイト」、転職情報サービス「転職会議」、「転職ドラフト」等)
- 代表者名:代表取締役社長兼執行役員 村上 太一
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月14日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(2025年12月期 第2四半期(中間期)連結)
- 決算説明会:有(アナリスト・機関投資家向け、2025/8/19予定)
- セグメント:
- 単一セグメント(グループ全体で求人・転職関連サービス等)。主要サービス別売上を開示(参考)。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):28,160,000株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:617,420株
- 中間期平均株式数(当中間):27,523,039株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 決算説明会:2025年8月19日(アナリスト・機関投資家向け)
- 株主総会/IRイベント:–(資料未記載)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期ベース。中間期に関する会社内部目標は明示なし)
- 売上高:2,935百万円(前年同期比△9.6%)
- 通期予想(修正後)6,500百万円に対する進捗率:約45.2%(中間で通期の約45%を達成)
- 営業利益:△211百万円(前年同期は+225百万円)
- 通期予想(修正後)△180百万円に対し中間での損失は既に上回る(進捗上は悪化)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:△212百万円(前年同期+278百万円)
- 通期予想△200百万円に対し中間で既に目標を超える損失
- サプライズの要因:
- 主因は「マッハバイト」の売上減(応募数減少、主要顧客の採用方針変更、祝金(マッハボーナス)提供終了の影響)。
- 人件費の増加(採用強化による)で販管費が上振れ。
- 営業外では過去の譲渡に伴うライセンス収入(76.6百万円)が継続計上されている点は下支え要素。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を修正済。中間時点での営業損失が通期予想の損失を上回っているため、下期での売上回復・コスト改善が不可欠。会社想定ではマッハボーナス終了による通期影響を売上▲650百万円、営業利益▲100百万円と見込む。
財務指標
- 損益(中間累計、単位:百万円)
- 売上高:2,935(前年同期3,247、△311、△9.6%)
- 売上総利益:2,190(前年同期2,453、△262、△10.7%)
- 販売費及び一般管理費:2,402(前年同期2,228、+174、+7.8%)※人件費の集計基準変更あり
- 営業利益:△211(前年同期225)
- 経常利益:△136(前年同期299)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:△212(前年同期278)
- EBITDA:△209.9百万円(前年同期227.3百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS):△7.70円(前年同期+10.12円)
- 主要項目の前年比(%記載)
- マッハバイト売上:1,786.7百万円(△252.9百万円、△12.4%)
- 転職会議売上:567.5百万円(+33.9百万円、+6.3%)
- 転職ドラフト売上:256.6百万円(△20.1百万円、△7.3%)
- 広告宣伝費:939.7百万円(+6.9百万円、+0.7%)
- 人件費:1,107.7百万円(+164.6百万円、+17.4%)←増加(採用強化)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:約45.2%(中間で通期のほぼ半分弱)→ 通常は50%前後が目安のためやや遅い
- 営業利益進捗率:通期予想△180百万円に対して中間で△211百万円(既に通期想定の損失を超過)→ 下期での改善が必要
- 純利益進捗率:通期予想△200百万円に対して中間で△212百万円(同様に下期改善必須)
- 過去同期間との比較:前年同期は黒字構成であったため、今期は明確に悪化
- 財政状態(単位:千円 → 百万円換算は概数)
- 総資産:4,680,363千円(4,680百万円、前期末4,941,740千円、↓261,377千円)
- 現金及び預金:3,294,046千円(3,294百万円、前期末3,925,678千円、↓631,631千円)
- 売掛金:634,659千円(↑71,420千円)
- 販売用不動産:514,443千円(↑319,244千円)
- 負債合計:673,592千円(↓60,940千円)
- 純資産:4,006,770千円(↓200,436千円)
- 自己資本比率:85.0%(非常に高い・安定水準)
- 流動比率(概算):流動資産4,563百万円 / 流動負債660百万円 ≒ 692%(約6.9倍、流動性は非常に高い)
- 有利子負債:長期借入金9,800千円と低水準(財務レバレッジ小)
- 効率性:
- 売上高営業利益率:中間は赤字(前年同期は6.9%)。営業利益率の大幅悪化。
- 総資産回転率等:詳細数値は未計算だが、現預金が厚く資産効率低下の側面あり。
- セグメント別(単一セグメントだがサービス別)
- マッハバイト:1,786.7百万円(構成比約60.9%)、前年同期比△12.4%
- 転職会議:567.5百万円(約19.3%)、+6.3%
- 転職ドラフト:256.6百万円(約8.7%)、△7.3%
- 残りはその他
配当
- 中間配当:0.00円(2025/12 中間期も0.00)
- 期末配当(予想):0.00円(通期合計0.00円、配当予想に修正なし)
- 配当利回り:–(株価未記載)
- 配当性向:–(赤字のため未計算または意味が薄い)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:特に変更記載なし(自社株買い等の記載なし)
セグメント別情報
- 各サービスの状況:
- マッハバイト(アルバイト求人) :売上主力だが規制・顧客動向で減収。会社は広告運用の最適化、大手顧客拡大・新規開拓強化のためセールス増員。
- 転職会議:増収基調で安定的に成長。
- 転職ドラフト:リブランディングを実施、人材紹介の強化で登録者増。
- 前年同期比較:上記の通り、マッハバイトが主因で全体は減収。
- セグメント戦略:マッハバイトは事業運営の最適化、営業体制強化。転職ドラフトはリブランディングとキャリア支援領域の拡大。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2025-2027(本日8/14公表)。詳細は別資料参照。
- 進捗状況:当中間では短期的に主力の構造変化が生じているため、計画の前提(マッハバイトの成長等)に対して見直しや対策が必要と判断される可能性あり。KPI等の具体数値は別資料参照。
競合状況や市場動向
- 競合環境:資料では競合他社の広告強化がマッハバイト減収の一因と明記。求人市場ではプロモーション・報酬設計の競争が激化している。
- 市場動向:お祝い金(採用決定者への支給)規制の導入が業界全体へ影響。規制対応の速さ・広告運用最適化が競争優位性に直結。
今後の見通し
- 業績予想(通期・2025年1月1日~12月31日、修正後)
- 売上高:6,500百万円(前年同期比+2.8%)
- 営業利益:△180百万円(営業損失)
- 経常利益:△100百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益:△200百万円(EPS予想△7.27円)
- 注:直近発表の業績予想から修正あり(8/14公表の「業績予想の修正に関するお知らせ」参照)
- 予想の信頼性:中間で既に通期想定の損失を超過している点は注意。会社は下期に向けた施策(営業増員・広告運用の最適化等)で回復を目指すが実行と効果の両方を確認する必要あり。
- リスク要因:
- 規制(お祝い金禁止等)による応募数・売上への影響
- 大手顧客の採用方針変化や競合の広告強化
- 人件費増加の継続
- マクロ経済・雇用市場の動向
重要な注記
- 会計方針の変更:2022年改正会計基準(法人税等に関する基準)の適用を期首から実施。中間連結財務諸表への影響は無し。
- その他:当中間は連結範囲の変更なし。中間決算短信は監査法人のレビュー対象外。2025年中に計上されるライセンス収入(過去譲渡案件に伴う)あり(中間で76.6百万円計上)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6054 |
| 企業名 | リブセンス |
| URL | http://www.livesense.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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