令和8年3月期第1四半期決算短信[日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想・市場予想との差異は開示資料に市場予想の記載がなく比較不可。会社は第1四半期実績を踏まえ通期予想を修正(後述)しているため、通期ベースでは見直しを行った点が注目される。
  • 業績の方向性:売上高は横ばい(前年同期比 -0.6%)だが、営業利益・経常利益・四半期純利益はいずれも大幅減(増収減益傾向ではなく減益)。 → 結果:増収(セグメント別では主力は微増)だが全体は減益。
  • 注目すべき変化:営業利益は前年同期比 -38.9%(252百万円)と大幅減。為替差損の発生(営業外費用増)やUEX東京配送センター建替えに伴う特別損失等が主因。
  • 今後の見通し:第1四半期の低い進捗を踏まえつつ、会社は通期業績予想を修正(売上・利益とも上方修正の旨が資料に記載)。しかし第1四半期の営業利益・純利益進捗は低く、通期達成には下期での回復が必要。
  • 投資家への示唆:短期では為替や金利(支払利息増)および特別損失の影響が業績を圧迫。通期見直しで回復期待を示しているが、今後の為替・販売価格・販売数量・金利動向を確認する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社UEX
    • 証券コード:9888
    • URL:https://www.uex-ltd.co.jp/
    • 主要事業分野:ステンレス鋼その他金属材料の販売、ステンレス加工製品の製造・販売、機械装置の製造・販売及びエンジニアリング
    • 代表者名:代表取締役社長 秀高 雅紀
    • 問合せ先:執行役員 経営企画部長 原島 浩樹 TEL 03-5460-6500
  • 報告概要:
    • 提出日:令和7年8月7日
    • 対象会計期間:令和8年3月期 第1四半期(連結)/期間:令和7年4月1日~令和7年6月30日
  • セグメント:
    • ステンレス鋼その他金属材料の販売事業:主力事業。UEX単体の販売+連結子会社販売を含む。
    • ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業:ステンレス加工品の販売(主に国内建築分野)。
    • 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業:受注生産等。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:12,000,000株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数:980,573株
    • 期中平均株式数(四半期累計):11,019,427株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:第1四半期決算短信(本資料)提出済
    • IRイベント:決算補足説明資料の有無は未記載(「決算補足説明資料作成の有無」欄空欄)
    • その他:通期業績予想の修正公表あり(本文参照)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績:
    • 会社予想との比較:第1四半期単独の会社予想は開示されていないため直接比較不可。ただし会社は第1四半期実績を踏まえ通期業績予想を修正(詳細は別途「業績予想の修正に関するお知らせ」)。
    • 売上高:12,364百万円(前年同期 12,440百万円、△0.6%)
    • 営業利益:252百万円(前年同期 412百万円、△38.9%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:85百万円(前年同期 325百万円、△73.8%)
  • サプライズの要因:
    • 売上総利益率の低下により営業利益が減少
    • 為替差損の計上で営業外損益が悪化(前年同期は為替差益)
    • UEX東京配送センター建て替えに伴う固定資産撤去費用等の特別損失計上(特別損失合計 50,661千円)
    • 支払利息の増加(支払利息 47,920千円 ← 前期 26,638千円)
  • 通期への影響:
    • 会社は第1四半期を踏まえ業績予想を修正(売上・利益の通期予想を更新)。第1四半期の進捗率は低いため、通期達成のためには下期での回復が不可欠。

財務指標(要点)

  • 財務諸表(主要数値:百万円、対前年同期間比)
    • 売上高:12,364百万円(△0.6%:前年同期 12,440百万円)
    • 売上原価:10,149百万円(売上総利益:2,215百万円、前年同 2,268百万円)
    • 販管費合計:1,963百万円(前年同 1,856百万円)
    • 営業利益:252百万円(△38.9%:前年同期 412百万円)→ 営業利益率 2.04%(前年同期 3.31%)※目安:営業利益率低下は収益性悪化
    • 経常利益:214百万円(△57.8%:前年同期 507百万円)
    • 四半期純利益(親会社株主):85百万円(△73.8%:前年同期 325百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):7.74円(前年同期 29.54円)
  • 四半期連結財政状態(第1四半期末)
    • 総資産:50,926百万円(前期末 51,933百万円、△1,006百万円)
    • 純資産:17,385百万円(前期末 17,511百万円、△126百万円)
    • 自己資本比率:34.1%(前期末 33.7%)← 目安:40%以上で安定。34.1%はやや低め
    • 流動資産:38,598百万円 / 流動負債:29,147百万円 → 流動比率 ≒ 132%(流動比率100%以上は短期支払余力あり)
    • 有利子負債(概算):短期借入金 11,025百万円 + 長期借入金 2,059百万円 = 13,084百万円(増加)
    • 負債合計:33,541百万円 → 負債/純資産比 ≒ 193%(負債依存の度合いはやや高い)
  • キャッシュフロー:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。
  • 効率性:
    • 総資産に対する売上高の回転や営業利益率は前年と比較して悪化(売上高はほぼ横ばい、利益率低下で効率低下)。
  • セグメント別(第1四半期):
    • ステンレス鋼等販売:売上 12,044百万円(+1.6%)、セグメント営業利益 280百万円(△32.5%)
    • ステンレス加工製品:売上 260百万円(△15.3%)、営業損失 3百万円(前年は13百万円の損失)
    • 機械装置・エンジニアリング:売上 59百万円(△78.2%)、営業損失 24百万円(前年は7百万円の利益)
  • 財務の解説:
    • 売上は主力事業で数量増が寄与しほぼ堅調だが、売上総利益率低下・販管費増・為替損・金利負担増・特別損失などが重なり最終利益を大きく押し下げた。短期借入金の増加と金利負担増は注意点。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 7年3月期(前期)年間配当:40.00円(第1四半期末 15.00円/期末 25.00円)
    • 8年3月期(当期)現時点:第1四半期時点での修正配当はなし。第2四半期(中間)予想は15.00円、期末配当は未定
    • 年間配当予想:未確定(期末未定のため 年間は不確定)
  • 配当利回り:–(株価不明のため算出不可)
  • 配当性向:–(通期予想が不確定のため算出不可)
  • 特別配当の有無:なし記載
  • 株主還元方針:目立った自社株買いの記載なし

セグメント別情報(詳細)

  • ステンレス鋼その他金属材料の販売事業
    • 売上高:12,044百万円(前年同期比 +1.6%)
    • 営業利益:280百万円(前年同期比 △32.5%)
    • 解説:UEX単体の販売数量は微増だが販売価格は0.8%低下、売上総利益率低下が響く。
  • ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業
    • 売上高:260百万円(△15.3%)
    • 営業損失:3百万円(前年同期は13百万円の損失)
    • 解説:国内建築分野が軟調。
  • 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業
    • 売上高:59百万円(△78.2%)
    • 営業損失:24百万円(前年同期は7百万円の利益)
    • 解説:主要受注案件の売上計上が無く大幅減収・赤字転落。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内に明示的な中期計画数値の記載なし → 進捗は現時点で判断不可(四半期ベースは下期回復が前提)。
  • KPI達成状況:–(開示なし)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:ステンレス鋼等の販売価格はやや低下しており為替影響も業績に影響。国内建築分野の需要低迷が加工品事業に影響。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 会社は第1四半期実績を踏まえ通期の業績予想を修正(別途「業績予想の修正に関するお知らせ」を公表)。(資料中の数値は前回・修正後の双方が記載されているが、本文では修正を行った旨のみ明示)
    • 通期(修正後)予想(資料抜粋より):売上高 55,000百万円、営業利益 1,400百万円、経常利益 1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 700百万円、1株当たり当期純利益 63.52円(※資料に前回と修正値が並列で記載されているため再確認推奨)
  • 予想の信頼性:第1四半期は利益進捗が低く、通期予想は下期での回復(販売数量・価格改善、為替変動の鎮静、特別損失一過性の影響)が前提。過去の達成傾向は資料に詳細なし → 保守的/楽観的かは判断保留。
  • リスク要因:
    • 為替変動(為替差損が経常を圧迫)
    • 原材料・仕入価格動向(売上総利益率に直結)
    • 金利上昇(支払利息増)
    • 主要受注の有無(機械装置事業の受注依存リスク)
    • 建築分野需要の低迷(加工製品部門への影響)

重要な注記

  • 会計方針の変更等:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更等の記載あり(注記事項参照)。詳細は注記を確認のこと。
  • 監査/レビュー:四半期連結財務諸表に対する期中レビューは実施され、監査法人は重要な点で不適正と認められる事項はなかった旨の結論。
  • その他重要事項:第1四半期における固定資産撤去費用等の特別損失計上(配送センター建替え関連)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9888
企業名 UEX
URL http://www.uex-ltd.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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