2025年11月期 第3四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 3Q累計は売上減・経常赤字となったが、新規受託件数66件と受注パイプラインは回復。4Qに売上が集中する季節性は継続するが、通期予想達成に必要なパイプラインは確保しており、現時点で業績予想の修正は行わない。子会社(オンデックコンサルティング)設立やプラットフォーム開発等で中長期の成長を目指す。
- 業績ハイライト: 3Q累計売上高570百万円(前年同期比▲31.6%:悪化)、経常利益▲217百万円(前年同期26百万円→赤字転落:悪化)、成約件数15件(前年同期比▲5件:悪化)、新規受託件数66件(前年同期比+17件:改善)。
- 戦略の方向性: 「コンサルティング・クオリティ」を軸に紹介ネットワーク強化、東京オフィスの拡大、AI/ビッグデータを活用したM&Aマッチングプラットフォーム構築、事業領域の拡大(コンサル事業・投資事業)。
- 注目材料: 2025年8月にコンサルティング子会社(株式会社オンデックコンサルティング)を設立(持株70%)。AI・ビッグデータを用いたマッチングシステムの試験運用・有効性検証を継続。
- 一言評価: 受注基盤は回復傾向だが、成約件数と報酬単価の低下で短期業績は苦戦。中長期の成長投資(人材・プラットフォーム・子会社設立)は継続。
基本情報
- 企業概要: 株式会社オンデック(ONDECK Co., Ltd.)/主要事業:中小企業向けM&Aアドバイザリー(仲介・FA)を主軸に、コンサルティング事業・投資事業へ拡大中/代表者:代表取締役社長 久保 良介
- 説明会情報: 開催日 2025年10月10日/形式:資料提示(オンライン・オフラインの明記なし)/参加対象:投資家・関係者等(資料に詳細記載なし)
- 説明者: 経営陣(代表取締役社長 久保 良介、代表取締役副社長 舩戸 雅夫、取締役(M&A部MD)山中 大輔 等)— 発言概要:3Q結果の説明、受託回復、通期予想維持、中長期戦略の説明
- セグメント:
- M&Aアドバイザリー事業:仲介・FAを主とする主力事業(収益源)
- コンサルティング事業:2025年8月設立子会社でIPO・成長支援・DD/PMI等を提供(拡大戦略)
- 投資事業:自社投資による成長支援(ハンズオン)
業績サマリー
- 主要指標(3Q累計・連結)
- 売上高:570百万円(前年同期 833百万円、増減▲263百万円、▲31.6%:悪化)
- 営業利益:▲219百万円(前年同期 26百万円、差▲245百万円:悪化) 営業利益率:▲38.4%(570百万円ベース、悪化の目安)
- 経常利益:▲217百万円(前年同期 26百万円、差▲243百万円:悪化)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:▲149百万円(前年同期 18百万円、差▲167百万円:悪化)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料未記載)
- 予想との比較
- 会社予想に対する達成率:売上 37.4%(通期予想1,527百万円に対し570百万円、進捗は低い:悪化の目安)/営業利益は通期予想220百万円に対し赤字(現時点で予想据え置き)
- サプライズの有無:特段の予想修正は発表せず(サプライズなし)。しかし業績は会社予想に対し進捗遅延。
- 進捗状況
- 通期予想に対する進捗率:売上 37.4%(通期1,527百万円に対して、低め:達成に対する懸念材料)
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率:資料上の中期数値は定量未提示のため達成率は–。経営は通期計画達成を目指すと表明。
- 過去同時期との進捗比較:前年同期より売上・利益とも悪化(売上▲31.6%、経常利益は黒字→赤字転落)
- セグメント別状況
- セグメント売上高の明細数値は未提示。注記:M&Aアドバイザリーが主力収益源、コンサルティング・投資は成長投資段階(数値:–)
- 成約件数(全社):3Q累計 15件(前年同期 20件、▲5件:悪化)
- 新規受託件数:66件(前年同期比 +17件:改善)
- 平均報酬単価:38百万円(前年同期 41百万円→▲3百万円、低下:悪化)
業績の背景分析
- 業績概要: 成約件数と平均報酬単価の低下が主因で減収・減益。受託(案件獲得)自体は増加しており、相談リードは高水準。4Qに売上集中する傾向が継続。
- 増減要因:
- 増収要因:新規受託件数の回復(66件、前年同期より増)および豊富な受託案件パイプライン(将来の成約期待)
- 減収要因:成約件数の減少(15件→20件)、平均報酬単価の低下(41→38百万円)により売上減(▲31.6%)
- 増益/減益要因:営業費用(販管費)は前年同期比 +6.8%(¥422百万円)で固定費負担が残る中、成約減と報酬低下で赤字転落。一時項目の記載なし。
- 競争環境: 中小M&A支援市場は拡大中だが参入企業増で採用競争・競争激化。オンデックは「クオリティ」と紹介ネットワーク(約30,000組織)を競争優位と主張。競合(大手M&A仲介・プラットフォーマー等)との顧客・地域争奪の可能性。
- リスク要因: 四半期偏重(4Q集中)による業績変動、成約率・報酬単価の変動、採用難での人員確保遅延、プラットフォーム開発の技術・投資リスク、マクロ(景況感・金利・為替等)。
戦略と施策
- 現在の戦略: コンサルティング・クオリティを軸とした「好循環成長モデル」を追求し、紹介件数増→利益増→人材増のループを強化。東京オフィス強化・対応エリア拡大、事業領域拡大(コンサル/投資)、M&Aプラットフォーム構築。
- 進行中の施策:
- 提携関係の強化(金融機関、士業、証券会社等)によるソーシング力向上
- AI・ビッグデータを活用したマッチングシステムの試験運用・有効性検証(まず社内用途優先、外部企業と連携)
- 分業体制の定着による四半期業績の平準化推進
- セグメント別施策:
- M&Aアドバイザリー:案件獲得とエグゼキューションの品質強化、提携ネットワーク深耕
- コンサルティング(子会社):IPO・成長支援・PMI等の提供で付加価値向上(子会社設立で専門体制構築)
- 投資事業:自社投資によるハンズオン支援(成長企業創出)
- 新たな取り組み: 2025年8月子会社設立(オンデックコンサルティング)、AIマッチング・プラットフォームの検証継続。
将来予測と見通し
- 業績予想:
- 次期/通期予想(2025年11月期 通期):売上高 1,527百万円、営業利益 220百万円、経常利益 221百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 150百万円(資料より)
- 予想の前提条件:為替等の具体前提は資料に明示なし(前提:市場需要、案件成約率、平均報酬単価等に依存)
- 経営陣の自信度:現時点で通期予想を据え置き(達成に向けて受託済案件の着実な進行に注力)
- 予想修正:
- 通期予想の修正有無:なし(現時点で変更なし)
- 中長期計画:
- 中期経営計画の進捗と目標:質・量を兼ね備えた存在を目指すと表明。具体的なKPI数値は非開示(進捗指標は受託件数増・東京展開・プラットフォーム構築等)
- 予想の信頼性: 過去の実績推移は四半期変動が大きく、成約件数・報酬単価の変動で業績ブレ幅あり。短期的には達成不確実性が高い点に留意。
- マクロ経済の影響: 業績は国内M&A市場動向、景況感、金融機関の動向、金利や資金調達環境に影響(資料でも注記)。
配当と株主還元
- 配当実績:
- 特別配当: 無(資料に記載なし)
- その他株主還元: 自社株買い・株式分割等の記載なし
製品やサービス
- 製品: 該当なし(サービスビジネス)
- サービス: M&A仲介・FA、企業概要書作成、DD支援、PMI支援、IPO支援、資金調達支援等。提供エリアは近畿中心(大阪本社)だが東京オフィス強化で首都圏拡大を推進。
- 協業・提携: 約30,000の組織・団体(金融機関、士業、証券会社、投資会社、行政等)との連携を強調。M&A支援機関協会(旧M&A仲介協会)へ関与。
- 成長ドライバー: 提携ネットワーク拡大、紹介件数増(約90%が紹介)、AIマッチングプラットフォーム、東京オフィスの拡大、子会社によるコンサル強化。
Q&Aハイライト
- 経営陣の姿勢:保守的に通期予想据え置き、受託済案件の着実な進行に注力する姿勢を示す(公開情報より)
- 未回答事項: EPS、配当方針の詳細、セグメント別売上詳細、具体的なプラットフォーム投入スケジュール等は資料に未記載→ 未回答/情報不足
- ポジティブ要因:
- 新規受託66件と相談リードは高水準(短〜中期の成約期待)(良:成長余地)
- 紹介ネットワーク約30,000組織、紹介流入比率約90%(良:安定的なソーシング)
- コンサル子会社設立・プラットフォーム検証等で中長期の事業拡大余地(良:成長投資)
- 自己資本比率が84.9%に改善(2024末 65.7% → 2025/3Q 84.9%)(良:財務安定性向上)
- ネガティブ要因:
- 3Q累計は売上▲31.6%、経常利益は黒字→赤字転落(短期業績悪化:悪)
- 成約件数減および平均報酬単価低下(収益性悪化):(悪)
- 四半期偏重(4Q集中)による業績変動リスク(悪)
- 採用競争激化で人材確保が遅れている(従業員増は計画未達):(悪)
- 不確実性: プラットフォーム開発の実効性、案件の成約率や報酬単価の回復、マクロ(需要・資金環境)次第で業績が大きく変動。
- 注目すべきカタリスト:
- 4Qの成約集中の着地(通期達成可否の鍵)
- AIマッチングシステムのPoC/導入効果の公表
- 子会社(オンデックコンサルティング)による新規案件獲得や収益化の進捗
- 採用・人員体制強化の進捗(特に東京オフィスのコンサル増員)
重要な注記
- リスク要因: 資料末尾に将来見通しに関する注意事項あり(見通しは不確実性を伴う旨)
- その他: 子会社設立、M&A支援機関協会等の業界活動への関与、及び市場(中小M&A)拡大期待に関する外部データ引用あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7360 |
| 企業名 | オンデック |
| URL | https://www.ondeck.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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