決算短信：コスモ・バイオ（3386）

2025年12月期 第２四半期（中間期）決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社側の通期業績予想に対する修正はなし。中間実績は「ほぼ予想通り」（四半期ベースの会社予想修正は無しのため）。市場予想との比較は資料に記載なしのため不明（–）。
• 業績の方向性：増収減益（売上高は前年同期比＋5.3％、営業利益は△14.4％）。
• 注目すべき変化：売上総利益率が33.4％→34.5％に改善（粗利改善）が見られる一方、販売費及び一般管理費が増加し営業利益が減少した点が最も重要。
• 今後の見通し：通期予想（売上高10,700百万円、営業利益490百万円、親会社株主に帰属する当期純利益430百万円）に対する上半期進捗は売上高約50.5％、営業利益約56.3％、純利益約58.1％で順調（通期達成可能性の懸念なし、会社は通期予想を据え置き）。
• 投資家への示唆：粗利率改善と営業キャッシュフローの大幅な増加（営業CF694百万円、前年同期比+123.8％）は評価できるが、販管費増加が利益を圧迫している点に注目。配当は中間25円（前期14円→増額）、通期50円据え置き。自己資本比率が高く財務は良好（77.1％）。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：コスモ・バイオ株式会社
  • 主要事業分野：ライフサイエンス領域向けの研究用試薬・機器等の販売および関連サービス（基礎研究向け製品の提供）
  • 代表者名：代表取締役社長 柴山 法彦
  • その他：3カ年計画の最終年度に位置づけ、在庫適正化と迅速出荷に注力
• 報告概要:
  • 提出日：2025年8月5日
  • 対象会計期間：2025年1月1日〜2025年6月30日（2025年12月期 第2四半期・中間）
  • 決算補足説明資料作成：有（説明会は2025年8月7日に開催予定）
• セグメント:
  • 単一セグメント（グループは単一セグメントのためセグメント別開示なし）
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（自己株式含む）：6,048,000株（2025年中間期）
  • 期末自己株式数：360,052株（2025年中間期）
  • 期中平均株式数（中間）：5,699,857株
  • 時価総額：–（資料に記載なし）
• 今後の予定:
  • 決算説明会：機関投資家・アナリスト向け説明会有（2025年8月7日）
  • 半期報告書提出予定日：2025年8月8日
  • 配当支払開始予定日：2025年9月10日

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（会社公表の通期予想に対する上半期進捗）
  • 売上高：5,402百万円／通期予想10,700百万円 → 進捗率 約50.5％（概ね半期での通常ペース）
  • 営業利益：276百万円／通期予想490百万円 → 進捗率 約56.3％（通期見通しに対して順調）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：250百万円／通期予想430百万円 → 進捗率 約58.1％
• サプライズの要因：
  • ポジティブ要因：売上総利益率改善（34.5％ ← 前年33.4％）、営業キャッシュフローの大幅改善（310→694百万円）
  • ネガティブ要因：販売費及び一般管理費の増加により営業利益が前年同期から減少（322→276百万円）
  • 営業外収益の増加（受取配当金増等）で経常利益は横ばい〜微増
• 通期への影響：
  • 会社は通期予想を修正しておらず、上半期の進捗は通期見通しの達成可能性を示唆（売上・利益ともに進捗は50％超で大きな乖離はなし）

財務指標

• 財務諸表（主要数値）
  • 資産合計：11,790百万円（前連結会計年度末11,723百万円、+67百万円）
  • 負債合計：2,115百万円（前期2,167百万円、△52百万円）
  • 純資産合計：9,674百万円（前期9,555百万円、+119百万円）
  • 現金及び預金：2,893百万円（期首2,393百万円、+500百万円）
• 収益性（当中間期：2025年1-6月）
  • 売上高：5,402百万円（前年同期比＋5.3％、前期5,129百万円→+273百万円）
  • 売上総利益：1,866百万円（前年同期比＋9.0％）
  • 売上総利益率：34.5％（前年33.4％、改善＝良好）
  • 営業利益：276百万円（前年同期比△14.4％、前年322百万円）
  • 経常利益：343百万円（前年同期比＋1.8％、前年337百万円）
  • 親会社株主に帰属する中間純利益：250百万円（前年同期比△2.9％、前年258百万円）
  • 1株当たり中間純利益（EPS）：44.03円（前年44.21円、ほぼ横ばい）
• 進捗率分析（通期予想に対する上半期進捗）
  • 売上高進捗率：約50.5％（通常ペース：50%前後は妥当）
  • 営業利益進捗率：約56.3％（通期予想に対してやや良好）
  • 純利益進捗率：約58.1％（やや良好）
  • 過去同期間との比較：進捗は前年に対して特段の遅れは見られない
• 財務安全性
  • 自己資本比率：77.1％（安定水準、目安40%以上を大きく上回る＝良好）
  • 負債比率：負債合計2,115百万円に対し純資産9,674百万円 → 負債依存低め（良好）
  • 流動比率：約6978/1,019 ≒ 6.97（流動資産7,098／流動負債1,019。高い流動比率＝短期安全性良好）
• 効率性
  • 売上高営業利益率（当中間期）：276/5,402 ≒ 5.11％（前年は322/5,129 ≒ 6.28％ → 減少）
  • 総資産回転率等：詳細は開示なし（概況：売上増・資産横ばいのため回転率は大きく変化なし）
• セグメント別：単一セグメントのためセグメント別開示なし
• 財務の解説：粗利率改善が確認される一方、販管費増加が営業利益を圧迫。営業キャッシュフローは大幅改善しておりフリーキャッシュの余裕は拡大。

配当

• 配当実績と予想：
  • 2024年通期：中間14.00円、期末36.00円、合計50.00円
  • 2025年中間（実績）：25.00円（前中間14円→増額）
  • 2025年通期予想：中間25.00円、期末25.00円、合計50.00円（通期は据え置き）
• 配当利回り：株価情報が資料にないため算出不可（→ –）
• 配当性向（概算）
  • 予想EPS（通期）75.60円に対する配当50円 → 配当性向（EPS比）約66.1％（やや高め）
  • 連結純利益ベースで概算：年間配当総額 ≒ 50円 × 6,048,000株 = 約302百万円、通期純利益予想430百万円に対する配当性向 ≒ 70.3％（概算、やや高い）
• 特別配当：なし
• 株主還元方針：自己株式取得の実績あり（当中間期に自己株式取得支出71百万円）。株主還元は配当＋自社株取得の組合せ。

セグメント別情報

• セグメント別状況：単一セグメント（ライフサイエンス向け製品）につき細分化開示なし
• 品目別売上（開示あり）
  • 研究用試薬：4,337百万円（前年同期比＋6.0％）
  • 機器：1,065百万円（前年同期比＋2.9％）
• 前年同期比較：試薬・機器ともに増収だが、販管費増が利幅を圧迫
• セグメント戦略：在庫の適正化、迅速出荷、製品・サービスの多様化を推進（3カ年計画の最終年度の取り組み）

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：3カ年計画の最終年度。今回の売上・粗利改善は計画に整合するが、販管費の増加が課題。
• KPI達成状況：具体的KPI数値の開示なし。営業CF改善や粗利率改善はポジティブ要素。

競合状況や市場動向

• 市場動向：大学・公的研究機関の予算執行は堅調だが、ライフサイエンス基礎研究市場では価格競争が依然として厳しいと同社はコメント。
• 競合との比較：同業他社との詳細比較は資料に記載なし（–）。価格競争によりマージン圧迫のリスクが継続。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期予想の修正：無し（会社は2025年2月14日公表の据え置き）
  • 次期予想：–（資料に記載なし）
  • 会社予想の前提条件：当中間期の為替は平均149円／ドル（前年同期同値）。通期の前提等は決算資料の注記参照（詳細は添付資料P.3）
• 予想の信頼性：上半期進捗は目安である50%付近であり、現時点で通期達成の蓋然性は高いと見えるが、原材料・為替・地政学リスクなど外部変動要因が存在。
• リスク要因：為替変動、原材料・エネルギー価格、高まる価格競争、地政学リスク（ウクライナ・中東等）の影響、大学・研究機関の予算変動。

重要な注記

• 会計方針：2025年期首より「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等を適用（会計方針の変更あり）。当該変更による中間連結財務諸表への影響はないと開示。
• 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり（詳細は添付資料P.9参照）。
• その他：中間決算短信は監査／レビュー対象外。

（注）

• 不明な項目は「–」で記載しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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