2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想からの修正はなし。発表は「概ね会社予想どおり」。市場予想との比較は情報なし(–)。
- 業績の方向性:増収減益に近いが概ね横ばい(売上高 +0.8%、営業利益 +0.1%、経常利益 △3.0%、親会社帰属中間純利益 △1.7%)。
- 注目すべき変化:生体検査装置や生体情報モニターの売上が減少する一方、治療装置(在宅向けレンタル等)と消耗品が増収で補完。自己株式の取得拡大により純資産が減少(自己株式の増加:▲10,065百万円)。
- 今後の見通し:通期業績予想(2026年3月期)に修正なし。第4四半期が繁忙期のため半期進捗は通期に向けて通常パターン(売上進捗約47%、営業利益進捗約44%)。
- 投資家への示唆:営業面は概ね堅調でマージンも高水準(営業利益率約16.5%)。ただし事業ごとの明暗(検査系・モニターの弱含み、治療装置・消耗品の伸長)と自己株式取得による資本構成変化がポイント。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:フクダ電子株式会社(Fukuda Denshi Co., Ltd.)
- 主要事業分野:医療機器の製造・販売(生体検査装置、モニター、治療装置、消耗品・保守等)
- 代表者名:代表取締役社長 白井 大治郎
- 報告概要:
- 決算発表日:2025年10月31日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日〜2025年9月30日)
- 決算説明会:無
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
- セグメント(報告セグメントの名称と概要):
- 生体検査装置:心電計、自動血球計数装置、血圧脈波検査装置等
- 生体情報モニター:患者モニタ等
- 治療装置:在宅医療向けレンタル等を含む治療機器
- 消耗品等:器械用消耗品、修理・保守等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式を含む):37,747,300株
- 期末自己株式数:10,481,575株
- 期中平均株式数(中間期):27,712,091株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 配当支払開始予定日(中間配当):2025年12月8日
- その他IRイベント:決算説明会は無し(補足資料作成も無し)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想の修正は無し)
- 売上高:64,807百万円(前年同期比 +0.8%)。会社は通期予想据え置きで中間は概ね予想通り。
- 営業利益:10,663百万円(前年同期比 +0.1%)。会社予想との齟齬は無し(達成率:中間/通期予想=10,663/24,000=約44.4%)。
- 純利益(親会社株主帰属):7,578百万円(前年同期比 △1.7%)。中間/通期予想達成率=7,578/17,000=約44.6%。
- サプライズ要因:営業利益はほぼ横ばいだが、営業外収益(投資事業組合運用益など)が減少したこと、為替差損等があり経常利益はやや減少。
- 通期への影響:通期見通しに修正なし。会社説明でも「業績は概ね予想通り」と明記。第4四半期偏重の季節性を考慮すると現時点で通期達成可能性は妥当との見方。
財務指標
- 貸借対照表(要点、百万円)
- 総資産:212,934(前期末221,321、△8,387)
- 流動資産合計:114,196(主な減少要因:受取手形及び売掛金△6,905、現金及び預金△6,613)
- 負債合計:34,870(前期末39,669、△4,799)
- 純資産合計:178,063(前期末181,652、△3,589)
- 損益計算書(中間、百万円)
- 売上高:64,807(+0.8%、前年64,314)
- 売上総利益:35,476(前年33,780)
- 営業利益:10,663(+0.1%、前年10,654)
- 経常利益:10,926(△3.0%、前年11,262)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:7,578(△1.7%、前年7,706)
- 1株当たり中間純利益(EPS):273.47円(前年267.34円、+2.3%)
- 収益性
- 営業利益率:10,663 / 64,807 = 約16.45%(高水準)
- 経常利益/売上高:約16.86%
- 進捗率分析(中間→通期予想)
- 売上高進捗率:64,807 / 137,000 = 約47.3%(第4Q偏重のため概ね通常)
- 営業利益進捗率:10,663 / 24,000 = 約44.4%
- 純利益進捗率:7,578 / 17,000 = 約44.6%
- 備考:同社は販売最盛期が第4四半期の傾向。中間がやや50%未満なのは通常ペース。
- 財務安全性
- 自己資本比率:83.6%(安定水準。目安40%以上を大きく上回る)
- 流動比率:流動資産114,196 / 流動負債30,098 = 約379%(高い流動性、良好)
- 負債比率(総負債/総資産):34,870 / 212,934 = 約16.4%(低レバレッジ、安定)
- 効率性
- 総資産回転やROE等の詳細は記載無し(–)。営業利益率は高水準を維持。
- セグメント別利益貢献度(当中間、百万円)
- 生体検査装置:売上 11,070(△6.9%)、セグメント利益 1,542(△12.5%)
- 生体情報モニター:売上 3,497(△15.4%)、利益 574(△12.7%)
- 治療装置:売上 31,338(+2.8%)、利益 5,829(+3.9%)
- 消耗品等:売上 18,899(+6.2%)、利益 2,716(+3.6%)
- 財務の解説:受取手形・売掛金と現金が大きく減少し総資産が縮小。一方で自己株式取得により純資産は減少しているが、利益剰余金は増加。
配当
- 配当実績と予想(円)
- 第2四半期末(中間配当):90.00円(普通65.00 + 特別25.00)
- 期末予想:90.00円(普通65.00 + 特別25.00)
- 年間配当予想(通期):180.00円(前期は195.00円、前期には特別配当含む)
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向:通期予想での単純計算は約29%(17,000百万円の当期純利益想定に対する配当総額の比率の目安。詳細は注記参照)
- 特別配当の有無:中間で特別配当25円を実施。期末予想にも特別配当を含む想定(25円)。
- 株主還元方針:自己株式取得を実施(当中間期に自己株式1,565,300株取得、自己株式の処分119,800株=株式給付信託関連)。自社株買いによる株主還元を実施中。
セグメント別情報
- セグメント別状況(当中間)
- 生体検査装置:売上 11,070百万円(前年11,888→△6.9%)。診断機器の需要低下が影響。
- 生体情報モニター:売上 3,497百万円(前年4,136→△15.4%)。モニタの販売減。
- 治療装置:売上 31,338百万円(前年30,500→+2.8%)。在宅医療向けレンタルの伸長が寄与。
- 消耗品等:売上 18,899百万円(前年17,789→+6.2%)。器械装置関連の消耗品・保守が拡大。
- セグメント戦略と見通し:治療装置・消耗品のストック型収益(レンタル・消耗品)で安定成長。検査系・モニタの販売回復が通期パフォーマンスに影響。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:添付資料により中期計画は提示されているが、本短信には進捗の具体KPIの記載は限定的(–)。治療装置・消耗品での収益基盤強化は中期方針と整合。
- KPI達成状況:セグメント別の売上成長率を見ると、重点分野(治療装置・消耗品)は計画どおり伸長しているが、検査系・モニタの回復が鍵。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との相対的地位は本資料に記載なし(–)。ただし医療機器市場では医療DXや在宅医療の拡大が追い風。
- 市場動向:医療DX推進・地域医療構想による療養形態の変化が業界のキードライバー。為替・資源価格の変動や政策動向が影響。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想:売上高 137,000百万円(△1.4%)、営業利益 24,000百万円(△7.2%)、経常利益 24,000百万円(△9.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益 17,000百万円(△8.6%)。通期予想の修正なし。
- 会社側前提:第4四半期偏重の販売期が継続する旨を注記。その他(為替・原材料等)の前提は詳細資料P.02参照。
- 予想の信頼性:過去の見通し修正は今回無し。会社は第2四半期での見積り困難を理由に第2四半期単独予想は原則非開示としているため、通期見通しは保守的とも受け取れる。
- リスク要因:販売の季節変動、第4四半期の需要依存、為替変動、医療機関の設備投資動向、規制・認証関連リスク。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:有(フクダライフテック株式会社が2025年4月1日付で当社を存続会社とする吸収合併により当中間期より連結範囲から除外)
- 自己株式の取得:当中間期に自己株式1,565,300株を取得(自己株式の増加により純資産が減少)。
- 監査・レビュー:本第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
(注記)
- 不明な項目は “–” と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6960 |
| 企業名 | フクダ電子 |
| URL | http://www.fukuda.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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