2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:売上高は会社の当初想定をやや下回る(下振れ)。一方で営業利益以下の利益項目は過去最高を更新し、利益面は良好。市場コンセンサスとの比較は–(不明)。
  • 業績の方向性:増収(売上高+6.9%)・増益(営業利益+6.6%、経常利益+6.4%)だが、親会社株主に帰属する中間純利益は△7.6%(減少)。
  • 注目すべき変化:DXソリューション関連事業が売上+11.9%、セグメント利益+60.5%と高成長。ITインフラ関連は売上は増(+5.6%)も、MFPの仕入価格上昇や人材投資によりセグメント利益は減少(△6.8%)。
  • 今後の見通し:通期予想(売上24,100百万円、営業利益3,000百万円、当期純利益2,000百万円)に対する中間進捗は売上47.8%、営業利益47.0%、当期純利益46.8%と概ね順調(通期見通しに対して概ね予定どおり)。通期予想の修正は無し。
  • 投資家への示唆:DX領域の成長が利益改善を牽引しており、中期経営計画で掲げるM&A強化と組み合わせればLTV向上や収益拡大が期待される。一方、OA機器(MFP)等の価格変動と人件費先行投資が短期的な売上/利益変動要因となる点に留意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:スターティアホールディングス株式会社
    • 主要事業分野:ITインフラ関連事業(OA機器販売・設置・保守、ネットワーク/クラウド構築、セキュリティ、電力小売等)、DXソリューション関連事業(Cloud CIRCUS等のSaaS、RPA、iPaaS等)、CVC関連事業
    • 代表者名:代表取締役社長 本郷 秀之
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月7日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結(2025年4月1日〜2025年9月30日)
    • 決算説明会:あり(2025年11月10日予定、資料はHPに掲載)
  • セグメント:
    • ITインフラ関連事業:OA機器、ネットワーク、ISP代行、電力小売等(オフィスITインフラ支援)
    • DXソリューション関連事業:Cloud CIRCUS(SaaS)、RoboTANGO(RPA)、JENKA(iPaaS)等
    • CVC関連事業:投資事業組合向け投資等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):10,240,400株
    • 期中平均株式数(中間期):2026中間 9,374,521株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月7日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月8日
    • 決算説明会(オンライン):2025年11月10日(予定)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較・達成率は通期予想に対する中間までの進捗)
    • 売上高:11,512百万円、通期予想24,100百万円に対する進捗47.8%(やや下振れ:会社は中間で売上が当初想定を下回ったと説明)
    • 営業利益:1,409百万円、通期予想3,000百万円に対する進捗47.0%(概ね計画的)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:936百万円、通期予想2,000百万円に対する進捗46.8%
    • 市場予想:–(資料に記載なし)
  • サプライズの要因:
    • 売上下振れの主因はITインフラ事業におけるMFPの仕入価格上昇による販売価格への転嫁と、その影響での代理店向け受注鈍化。
    • 利益面は、DX事業の高成長と構成比向上、販管費構成管理やAI等による生産性向上施策により営業利益が堅調。だが人材投資(新卒採用・昇給)によりITインフラ部門の利益は圧迫。
  • 通期への影響:
    • 通期予想は修正無し。中間の進捗率(45〜48%台)は通期見通しに対して標準的な進捗のため、現時点では達成可能性は中立〜高と判断される。ただしMFP等の価格変動とM&Aの執行状況が鍵。

財務指標(要点)

  • 損益(中間累計、対前年中間)
    • 売上高:11,512百万円(+6.9%)
    • 売上総利益:5,210百万円(粗利率45.3%)(前中間は4,862百万円、粗利率約45.1%)
    • 販管費:3,800百万円
    • 営業利益:1,409百万円(+6.6%) 営業利益率12.2%(ほぼ横ばい、良好)
    • 経常利益:1,424百万円(+6.4%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:936百万円(△7.6%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):99.91円(前中間106.63円)
  • 主要財政状態(中間末)
    • 総資産:13,492百万円(前期末14,204百万円)
    • 純資産:7,603百万円(前期末7,650百万円)
    • 自己資本比率:55.8%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):10,949 / 5,068 ≒ 216%(良好)
    • 負債比率(負債/純資産):5,889 / 7,603 ≒ 77.5%(中程度)
  • キャッシュ・フロー
    • 営業CF:+1,208百万円(前年中間+395百万円、改善)
    • 投資CF:△127百万円
    • 財務CF:△1,746百万円(長期借入金返済、自己株取得、配当支払)
    • 現金同等物残高:5,901百万円(期首6,566百万円 ⇒ △665百万円)
    • フリーCF(中間概算):約 +1,081百万円(営業CF − 投資CF、良好)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率:12.2%(安定)
    • 総資産回転率(中間ベース、概算):売上/総資産 = 11,512 / 13,492 ≒ 0.85回
  • セグメント別主要数値(当中間期、百万円)
    • ITインフラ関連:売上 9,133(+5.6%)、セグメント利益 931(△6.8%)
    • 売上構成比 ≒ 79.3%
    • DXソリューション関連:売上 2,371(+11.9%)、セグメント利益 418(+60.5%)
    • 売上構成比 ≒ 20.6%
    • CVC関連:売上なし、損失1(小幅)
  • 財務の解説:
    • 総資産減(711百万円減)は現金減少が主因。長期借入金の返済で負債は減少。自己株取得により自己株式が増加し純資産はわずかに減少。営業CFは大幅改善しており、財務体質は堅実に改善中。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当:54.00円(2026年3月期)→ 前期中間は46.00円(増配)
    • 期末配当(予想):71.00円(うち普通配当63円、記念配当8円)
    • 年間配当予想:125.00円(前年114円、増配)
  • 配当性向(会社予想ベース、通期)
    • 通期EPS見込211.43円に対して年間配当125円 → 配当性向 ≒ 59.1%(高水準)
  • 特別配当:期末に記念配当8円を含む(今回の期末見込みに含む)
  • 株主還元方針:自己株買い(当中間期に150,000株、取得額360,750千円)など実施。配当・自己株を通じた還元継続。

セグメント別詳細

  • ITインフラ関連事業:
    • 要点:Windows10の買替需要やネットワーク機器販売、ストック商材(電力小売・光コラボ・サポート)が堅調。だがMFP仕入価格上昇で代理店受注鈍化。人材投資増でセグメント利益は減少(△6.8%)。
    • 今後:ロールアップ型M&Aで顧客基盤・販売エリア拡大を進める計画。
  • DXソリューション関連事業:
    • 要点:CS人員増員・アクティブユーザー向上でCloud CIRCUSのアップセル・クロスセルが奏功。売上・利益とも高成長(売上+11.9%、利益+60.5%)。
    • 今後:BPaaSなど提供形態を拡大し中小企業向けの価値提供を強化。
  • CVC関連事業:
    • 投資活動(K&Pパートナーズ等)を実施、当中間期は売上なし・小幅損失。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(2026〜2028の3年計画)に沿って、オーガニック成長+M&A強化を掲げる。
  • 2028目標:既存事業売上290億円+M&A等80億円、営業利益50億円(内訳42+8)、ROE 20%以上。
  • 現状の進捗:DXの伸長とM&A推進方針は整合的。ITインフラの収益改善が課題で、M&Aによるシナジー創出が鍵。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との相対評価は資料内に無し(–)。ただしDXサービス(SaaS/RPA/iPaaS)での高成長は市場トレンドと整合。
  • 市場動向リスク:OA機器の調達価格変動、IT投資の景況感、労働コスト上昇が短期業績に影響。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期据え置き:売上24,100百万円(+8.5%)、営業利益3,000百万円(+9.6%)、当期純利益2,000百万円(+2.0%)
    • 前提条件の詳細は決算添付資料(説明資料4ページ参照)を確認のこと。
  • 予想の信頼性:中間進捗は通期の約47%で概ね通常ペース。会社は保守的・現実的な計画を示しているが、MFP等の市場変動・M&Aの実行リスクに注意。
  • リスク要因:為替変動(軽微)、MFP仕入価格、原材料・人件費の上昇、M&A統合リスク、法人税負担の変動など。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の変更:無し
  • セグメント変更:当中間期より「デジタルマーケティング関連事業」と「業務効率化ソリューション(RPA/iPaaS等)」を統合し「DXソリューション関連事業」に区分変更(過年度比較は組替済み)。
  • 自己株式:当中間期に自己株式150,000株を取得(取得額360,750千円)。自己株式が増加。

(注)

  • 不明な項目・市場コンセンサス等は “–” と記載しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3393
企業名 スターティアホールディングス
URL https://www.startiaholdings.com/
市場区分 プライム市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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