2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の四半期別予想は開示されておらず、通期予想の修正は無し(四半期単独の会社予想との差異は–)。市場想定との比較は開示情報に基づかないため記載無し。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+7.2%、営業利益+11.2%)だが、親会社株主に帰属する四半期純利益は△17.9%と減少。要するに「営業ベースは改善するも税負担等で当期純利益は低下」。
  • 注目すべき変化:セグメントの見直し(ITインフラ関連事業とデジタルマーケティング系(Cloud CIRCUS等)を統合して「DXソリューション関連事業」へ変更)。DX事業の売上・利益伸長が顕著(売上+13.5%、セグメント利益+82.2%)。一方でITインフラは売上は増加したが人員増等でセグメント利益は減少(計画内の投資)。
  • 今後の見通し:通期(2026年3月期)業績予想の修正は無し。Q1進捗は売上で通期予想の約23.4%、上期(第2四半期累計)比で約48.2%。営業利益は通期の約19.8%に相当し、上期目標に対して約43.0%の進捗。現時点で大幅なブレは示されていない。
  • 投資家への示唆:DX事業の収益性改善とM&A重視の中期方針が確認できる一方、法人税等や非営業収益の変動で当期純利益が大きく変動する点に留意する必要あり(税負担の増加や持分法収益の変動が純利益に影響)。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:スターティアホールディングス株式会社
    • 主要事業分野:ITインフラの販売・設置・保守、ネットワーク・クラウド構築、セキュリティ、SaaS(Cloud CIRCUS)を中心としたDXソリューション、RPA/iPaaS等の業務自動化ツール提供、CVC関連等
    • 代表者名:代表取締役社長 本郷 秀之
    • IR担当:執行役員CFO 兼 コーポレート本部長 植松 崇夫(TEL 03-5339-2109)
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月8日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
    • 決算説明資料:作成有(決算説明会は無)
  • セグメント:
    • ITインフラ関連事業:OA機器、ネットワーク、クラウド、セキュリティ、回線代行、新電力、法人向けサポート等
    • DXソリューション関連事業(新名称):Cloud CIRCUS、RoboTANGO、JENKA等のSaaS/RPA/iPaaS等(当期より統合区分)
    • CVC関連事業:投資事業(収益はほぼ無し、営業損失小額)
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数(期末、自己株含む):10,240,400株
    • 期末自己株式数:889,919株
    • 期中平均株式数(四半期累計):9,398,826株
  • 今後の予定:
    • 株主総会:通期に関する日程は未記載(–)
    • IRイベント:決算補足資料あり、説明会は無(個別IR・説明会の予定は未提示)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社予想との比較(四半期単独の会社見通しは開示無し):
    • 通期予想(会社)についてはQ1時点で修正無し(通期:売上24,100百万円、営業利益3,000百万円、当期純利益2,000百万円)
  • サプライズの要因:
    • 非営業収益の減少(前年Q1は持分法による投資利益43,005千円や為替差益12,780千円等が大きかったが、当期はこれらが減少)により営業外収益が前年の65,163千円→当期9,563千円と大幅減少。
    • 法人税等の負担増(法人税等合計が100,267千円→187,937千円)で親会社株主に帰属する四半期純利益が減少。
    • セグメント面ではDX側が想定以上に伸長した一方、ITインフラ側は人員増(新卒87名)などで販管費が嵩みセグメント利益が計画通り減少。
  • 通期への影響:
    • 現時点で通期予想の修正は無し。Q1の進捗(売上約23.4%、営業利益約19.8%)は通期達成の可否を直ちに否定する水準ではないが、税負担や非営業収益の変動が通期利益に与える影響は注視が必要。

財務指標

  • 財務諸表の要点(千円)
    • 総資産:13,075,614(前期末14,204,080) △1,128,466
    • 純資産:7,061,796(前期末7,649,785) △587,989
    • 負債合計:6,013,817(前期末6,554,295) △540,478
  • 収益性(当第1四半期累計:2025/4/1–2025/6/30)
    • 売上高:5,636,948千円(前年同期比+7.2%、増加額 +378,147千円)
    • 営業利益:593,149千円(前年同期比+11.2%、増加額 +59,890千円)
    • 営業利益率:約10.5%(593,149/5,636,948)(目安:10%台は良好)
    • 経常利益:589,700千円(前年同期比+0.1%、増加額 +539千円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:402,146千円(前年同期比△17.9%、減少額 △87,770千円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):42.79円(前年同期52.10円、△17.9%)
  • 進捗率分析(通期予想に対するQ1進捗)
    • 売上高進捗率:5,636,948 / 24,100,000 = 23.4%(上期目標11,700に対して48.2%)
    • 営業利益進捗率:593,149 / 3,000,000 = 19.8%(上期目標1,380に対して約43.0%)
    • 純利益進捗率:402,146 / 2,000,000 = 20.1%(上期目標920に対して約43.7%)
    • コメント:上期目標との比較では売上・利益ともに上期の半分弱まで到達しており、上期集中の収益構造であることが窺える。
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:53.5%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 流動比率:流動資産10,561,672 / 流動負債4,950,453 = 約213%(良好)
    • 負債比率(負債/純資産):6,013,817 / 7,061,796 = 約85.2%(過度ではない水準)
  • 効率性・その他
    • 総資産・売上の回転率等の詳細数値は四半期単位のみのため推移観察が必要(当四半期は総資産減少、棚卸資産増加等の動きあり)
    • 減価償却費:107,369千円(前年同期102,494千円)、のれん償却:24,039千円(前年同期18,039千円)
  • セグメント別(当第1四半期)
    • ITインフラ関連事業:売上 4,458,404千円(+5.6%)、セグメント利益 374,407千円(△6.1%)
    • DXソリューション関連事業:売上 1,174,390千円(+13.5%)、セグメント利益 176,960千円(+82.2%)
    • CVC関連事業:売上無し、セグメント損失 △249千円(前年同期と同額)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期(実績):年間114円(中間0、期末68、その他46?(表は期別記載の見え方注意))
    • 2026年3月期(予想):年間125円(第2四半期末 54円、期末 71円(うち普通配当63円、記念配当8円))
    • 直近発表からの配当予想修正:無し
  • 配当性向:通期予想EPS 211.43円に対し配当125円 → 配当性向 約59.1%(125/211.43)(目安:高めの還元)
  • 特別配当:期末に記念配当8円を含む(今回の通期見通しに反映済み)
  • 自社株買い:当第1四半期に自己株式取得実績あり(150,000株 360,750千円取得)。株主還元は積極的。

セグメント別情報

  • 概要と成長率:
    • ITインフラ:売上増(+5.6%)だが人件費(新卒87名等)増でセグメント利益は減少(△6.1%)。パソコン販売強化、サイバーセキュリティ対応、電力小売り等でストック・フロー両面の取り組みあり。減益は計画内。
    • DXソリューション:Cloud CIRCUSの商談増、RoboTANGOアカウント数500超で増収。セグメント利益は大幅増(+82.2%)と収益改善が顕著。
    • CVC:投資活動中心で売上は無く小幅損失。
  • 戦略:中期計画に沿い、既存事業のオーガニック成長+ロールアップ型M&Aで顧客基盤拡張とシナジー創出を目指す。DX側はBPaaS等サービス拡大を掲げる。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(2026年3月期を初年度とする3ヵ年計画):
    • 2028年3月期目標:売上 290億(既存事業)+80億(M&A・シナジー)=370億円、営業利益 42億+8億=50億円、ROE 20%以上
  • 進捗状況:
    • Q1ではDXの伸長とロールアップM&A強化方針を再確認。現段階は初年度であり、目標達成に向けてM&A実行と顧客LTV向上が鍵。
  • KPI達成状況:主要KPI(売上・営業利益の中期目標)に対する数値は四半期単位では初動段階。継続的観察が必要。

競合状況や市場動向

  • 市場環境:国内は緩やかな回復基調だが世界経済の不確実性や物価上昇、個人消費の弱さ等リスクあり(会社コメント)。
  • 競合優位性:中小企業向けの幅広い顧客基盤、営業力、開発力を強みとする。ロールアップ型M&Aにより販売エリアと顧客基盤を拡大する戦略を掲げる。
  • 同業比較:個別他社との詳細比較データは提供情報に無し(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期)未修正:売上 24,100百万円(前期比+8.5%)、営業利益 3,000百万円(+9.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益 2,000百万円(+2.0%)
    • 上期(第2四半期累計)目標:売上 11,700百万円、営業利益 1,380百万円、当期純利益 920百万円
    • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料(為替・原材料等の前提は資料参照)
  • 予想の信頼性:当期は非営業収益や税負担の変動で純利益が上下しやすい。通期見通しは現時点で修正無しだが、税負担やM&A/投資の進捗が結果に影響。
  • リスク要因:法人税等の変動、持分法投資収益・為替の変動、M&Aの実行と統合リスク、景気・個人消費の低迷、競争激化など。

重要な注記

  • 会計方針:当四半期における会計方針の変更、見積り変更、修正再表示は無し。
  • セグメント区分の変更:当第1四半期よりセグメント見直し(DXソリューション関連事業へ統合)。前期比較は変更後区分で再表示済み。
  • 監査・レビュー:四半期連結財務諸表に対する監査法人によるレビューは無し。
  • その他:自己株式取得(150,000株・360,750千円)実施、株式給付信託による株式給付あり。四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(注記あり)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3393
企業名 スターティアホールディングス
URL https://www.startiaholdings.com/
市場区分 プライム市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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