2026年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し(修正の有無:無)。第1四半期単体の開示で「会社予想を大幅に上振れ/下振れ」と言える公表前提は無く、現時点では「予想通り(通期予想に変更なし)」と表明。
- 業績の方向性:増収増益。売上高72,168百万円(前年同期比+4.4%)、営業利益158百万円(同+3.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益108百万円(同+47.1%)。
- 注目すべき変化:四半期純利益が前年同期比で大幅増(+47.1%)と成長。これに対し包括利益は30百万円(前年128百万円)で△76.6%と大幅悪化(その他有価証券評価差額金のマイナス影響)。
- 今後の見通し:通期業績予想は305,000百万円(売上高)等で変更なし。第1四半期の進捗率は売上高23.7%、営業利益9.1%、当期純利益8.3%で、営業利益・純利益の進捗は低め(通期達成に向けて上期での取り組みが重要)。会社は通期予想の修正を行っていない。
- 投資家への示唆:売上は堅調だが営業利益率は非常に低い(第1四半期営業利益率約0.22%)ため、収益性改善の持続性・全社コスト管理と借入増加の動向(短期借入金の増加が顕著)が今後の焦点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:メディアスホールディングス株式会社
- 主要事業分野:医療機器販売事業(医療機器の販売・修理・保守等)、介護・福祉事業(介護福祉機器の販売・レンタル等)
- 代表者名:代表取締役社長 池谷 保彦
- 問合せ先:取締役 コーポレート統括本部長 芥川 浩之(TEL 03-6811-2958)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月11日
- 対象会計期間:2026年6月期 第1四半期(2025年7月1日~2025年9月30日、連結)
- 決算説明資料の有無:無し、決算説明会の有無:無し
- セグメント:
- 医療機器販売事業:医療機器(備品・消耗品)の仕入・販売、修理・メンテナンス、保守契約
- 介護・福祉事業:介護機器の販売・レンタル(個人、施設、販売業者向け)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:22,238,217株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(四半期累計):22,237,259株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表(次回):通期・中間などのスケジュールは資料に記載なし(–)
- IRイベント:決算説明会は未開催(今回も無)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ提示のため、Q1実績を通期予想に対する進捗で表示)
- 売上高:72,168百万円、通期予想305,000百万円に対する進捗率23.7%(達成率)
- 営業利益:158百万円、通期予想1,750百万円に対する進捗率9.1%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:108百万円、通期予想1,300百万円に対する進捗率8.3%
- サプライズの要因:
- 売上上振れ要因:手術室関連製品等の消耗品で症例増加・新規顧客獲得が進展し販売拡大。
- 利益面:増収効果で営業利益・経常利益は増加。ただし人件費(採用・ベースアップ)、物流費、取引先倒産に伴う貸倒引当金の増加が費用増を押し上げている。
- 包括利益の大幅減少は有価証券評価損(その他有価証券評価差額金の減少)によるもの。
- 通期への影響:
- 現時点で通期予想は未修正。第1四半期の営業利益進捗が低いため、通期達成には上期以降の利益改善(収益率改善またはコスト抑制)が必要。
財務指標
- 財務諸表(要点、単位:百万円)
- 総資産:117,473(前期末113,024、+4,448)
- 純資産:20,072(前期末20,478、△405)
- 流動資産:93,606、流動負債:86,517
- 負債合計:97,401(前期末92,547、+4,854)
- 収益性(第1四半期累計、前年同期比)
- 売上高:72,168百万円(+4.4%/+3,011百万円)
- 売上総利益:8,492百万円(+3.8%)
- 営業利益:158百万円(+3.2%)、営業利益率:約0.22%(低い)
- 経常利益:269百万円(+11.1%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:108百万円(+47.1%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):4.88円(前年3.33円、+46.5%)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期の進捗)
- 売上高進捗率:23.7%(通年305,000百万円に対して、やや順調)
- 営業利益進捗率:9.1%(通年1,750百万円に対して低め)
- 純利益進捗率:8.3%(通年1,300百万円に対して低め)
- 過去同期間との進捗比較:過去通期予想や過去年通期実績との比較データは資料に記載なし(–)
- 財務安全性
- 自己資本比率:17.1%(低い。目安40%以上が安定水準)
- 負債比率(負債/純資産):97,401 / 20,072 ≒ 4.85(485%)と高水準
- 流動比率:流動資産93,606 / 流動負債86,517 ≒ 1.08(約108%)でギリギリの余裕
- 有利子負債:短期借入金21,682百万円、長期借入金4,256百万円、合計約25,938百万円。現金及び預金14,923百万円のためネット有利子負債は約11,015百万円。
- 効率性
- 総資産回転率(Q1売上÷総資産)= 72,168 / 117,473 ≒ 0.615(四半期単位のため年換算注意)
- 営業利益率の低下(約0.22%)が課題
- セグメント別(第1四半期)
- 医療機器販売事業:売上70,753百万円(+4.5%)、売上総利益7,911百万円(+3.7%)、セグメント利益2,383百万円(+6.0%)
- 介護・福祉事業:売上1,415百万円(△3.5%)、売上総利益584百万円(+3.9%)、セグメント利益116百万円(+11.7%)
- 固定資産の減損損失:医療機器事業 3,645千円、介護・福祉事業 156千円(当四半期計計上)
- 財務の解説:
- 売上は堅調に拡大する一方、人件費・物流費の上昇や貸倒引当金増加で販管費が増加し、営業段階ではマージンが圧迫された。短期借入金の増加により財務リスクの増大が懸念される。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年6月期:期末配当20.00円(年間合計20.00円)
- 2026年6月期(予想):期末配当20.00円、年間合計20.00円(中間配当0.00円)
- 直近の配当予想修正:無し
- 配当利回り:株価不明のため算出不可(→利回り:–)
- 配当性向(予想):通期EPS予想58.46円に対し年間配当20.00円 → 配当性向約34.2%(中程度)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買い等についての記載なし(–)
セグメント別情報
- 医療機器販売事業(基幹事業)
- 売上拡大の主因:整形外科・循環器領域の症例増、新規顧客獲得、手術室関連製品の販売好調
- 利益性:セグメント利益は増加(+6.0%)、だが全社でののれん償却・本社費用配賦後に営業利益は限定的
- 課題:一部大型備品の販売が不安定で、前年の特需案件差分が影響
- 介護・福祉事業
- 売上は減少(開業案件の反動減)があったが、レンタル等高利益の事業が好調に推移し粗利は増加、セグメント利益は増加(+11.7%)
- 課題:開業案件の変動性と事業拡大に伴う人員コスト増
- セグメント戦略:資料では事業規模拡大、製品の安定供給と顧客課題解決を継続方針
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料中に具体的な数値目標や進捗率の記載無し(–)
- KPI達成状況:特段のKPI開示なし(–)
- 連結範囲の変更:第1四半期より株式会社レップスを新たに連結化(㈱栗原医療器械店が2025年7月1日に設立)
競合状況や市場動向
- 市場動向:高齢化・医療従事者の賃上げ・医師の働き方改革等で医療体制が逼迫する中、オンライン診療や医療DXの推進で効率化需要が増加。一方で物価・人件費高騰、円安、金利上昇がコスト面での逆風。
- 競合比較:同業他社との定量比較データは資料に記載無し(–)。基幹の医療機器販売業界では、規模拡大と流通効率化が競争優位に寄与する傾向。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無):売上305,000百万円(+5.6%)、営業利益1,750百万円(△6.7%)、経常利益2,300百万円(△5.1%)、当期純利益1,300百万円(△5.5%)、EPS予想58.46円
- 次期予想:資料に記載なし(–)
- 会社予想の前提条件:詳細は添付資料参照(為替・原油等の前提は資料に明示の箇所なし → –)
- 予想の信頼性:ここ数年の利益計画に対する会社の修正履歴は資料に記載なし(過去の保守性は不明 → –)。第1四半期の営業利益進捗が低いため、上期での改善がなければ通期での下振れリスクは残る。
- リスク要因:
- コスト増(人件費・物流費)
- 取引先倒産に伴う貸倒(今回も貸倒引当金増加)
- 為替・金利・市場価格変動(有価証券評価損が発生)
- 財務面:短期借入金の増加による流動性・金利負担の上昇
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結の範囲の変更:㈱レップスを新規連結(2025年7月1日設立)
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書:当第1四半期累計期間の作成は無し(注記あり)
- 監査・レビュー:四半期連結財務諸表に対する監査法人のレビューは無し
(注)
- 不明な項目は「–」としています。数字は百万円単位で表示。自己資本比率17.1%は「低い水準」、流動比率約108%は「余裕は限られる」との目安を併記しました。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3154 |
| 企業名 | メディアスホールディングス |
| URL | http://www.medius.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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