決算短信：メディアスホールディングス（3154）

2025年６月期 決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 業績の方向性：増収増益（売上高288,689百万円：前期比＋11.1％、営業利益1,875百万円：前期比＋41.3％、親会社株主帰属当期純利益1,375百万円：前期比＋22.3％）。
• 注目すべき変化：医療機器販売事業の寄与拡大（売上282,688百万円、同＋11.3％）、子会社化したマコト医科精機の通期計上や㈱アルセントの販売拡大が売上増の主因。補助金収入（3,315百万円）がキャッシュフローを押し上げ。
• 今後の見通し：2026年6月期予想は売上305,000百万円（＋5.6％）で増収見込みだが、営業利益は1,750百万円（△6.7％）と減益予想。通期達成可能性は増収基調だが、IT・人件費・物流コスト増を見込むため利益は圧迫される想定。通期予想の修正は現時点で無し。
• 投資家への示唆：売上拡大は継続しているものの営業利益率は低水準（営業利益率0.6％）で、コスト増・物流再編・為替や資源価格の影響を受けやすい。安定配当方針（連結配当性向30％目途）を維持し期末配当20円を計画。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：メディアスホールディングス株式会社
  • 主要事業分野：医療機器販売事業（医療機器・消耗品・備品の販売、修理・保守）、介護・福祉事業（介護機器の販売・レンタル）
  • 代表者名：代表取締役社長 池谷 保彦
  • URL：https://www.medius.co.jp/
• 報告概要:
  • 提出日：2025年8月7日（決算短信）
  • 対象会計期間：2025年6月期（連結、期間 2024年7月1日–2025年6月30日、通期）
  • 決算説明会：有（機関投資家・アナリスト向け）、決算補足資料作成あり
• セグメント:
  • 医療機器販売事業：医療機器（備品・消耗品）の販売、修理・保守（グループの主力）
  • 介護・福祉事業：介護福祉機器の販売・個人向けレンタル
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（普通株式）：22,238,217株（2025年6月期）
  • 期中平均株式数：22,214,640株
  • 時価総額：–（記載なし）
• 今後の予定:
  • 定時株主総会：2025年9月26日（予定）
  • 有価証券報告書提出予定日：2025年9月25日
  • 配当支払開始予定日：2025年9月29日
  • IRイベント：決算説明会あり（実施済/予定の詳細はIR参照）

決算サプライズ分析

• 予想vs実績：
  • 会社予想との比較：–（当該決算短信に会社予想との対比数値の記載なし）
  • 市場コンセンサスとの比較：–（記載なし）
• サプライズの要因（上振れ/下振れ要因）：
  • 売上増加要因：症例増、新規顧客獲得による手術室関連・循環器関連製品の販売好調、マコト医科精機の通期連結化、㈱アルセントの販売拡大。
  • コスト・費用増：子会社の事業拡大に伴う人員採用・物流コスト増、業務用PC入替等のライセンス費用、倉庫管理システムのランニングコスト増。
  • キャッシュフロー改善：補助金受取（約3,315百万円）による営業CF増。
• 通期への影響：
  • 次期（2026年6月期）見通しは増収（+5.6％）だが営業利益・純利益は減益見込み。コスト増が継続すると想定され、利益目標達成はコスト管理次第。

財務指標

• 損益の要点（連結、単位：百万円）
  • 売上高：288,689（前期259,789、前年同期比＋11.1％）
  • 売上総利益：34,441（同＋10.8％）※売上総利益は表記あり
  • 営業利益：1,875（前期1,327、前年同期比＋41.3％）、営業利益率0.6％（低め）
  • 経常利益：2,422（前期1,750、前年同期比＋38.4％）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：1,375（前期1,124、前年同期比＋22.3％）
  • 1株当たり当期純利益（EPS）：61.91円（前期51.21円、+20.9％）
• 財政状態（連結）
  • 総資産：113,024百万円（前期114,827、△1,801）
  • 純資産：20,478百万円（前期19,737、＋740）
  • 自己資本比率：18.1％（前期17.2％）→ 低め（目安40％以上が安定）
  • 1株当たり純資産：920.89円（前期891.21円）
• キャッシュ・フロー（連結、単位：百万円）
  • 営業CF：7,011（前期1,921）— 補助金の受取等で大幅改善（良い）
  • 投資CF：△2,505（前期△2,674）
  • 財務CF：△3,468（前期＋4,006）— 短期借入金純減等による支出
  • 現金及び現金同等物期末：14,320（前期13,544）
• 進捗率分析（四半期決算該当外）
  • 通期進捗率：–（本決算は通期決算のため四半期進捗率該当外）
• 財務安全性・効率性
  • 自己資本比率：18.1％（安定水準40％未満、相対的に低め）
  • 有利子負債（概算）：短期借入金16,756＋長期借入金4,472＝約21,228百万円
  • 現金との差（概算ネット有利子負債）：約21,228−14,320＝約6,908百万円（ネット負債あり）
  • インタレスト・カバレッジ・レシオ：40.2倍（利払い余裕有り）
  • 総資産回転率等：個別計算は–、営業利益率は低位で推移（0.6％）
• セグメント別（連結）
  • 医療機器販売事業：売上282,688百万円（+11.3％）、売上総利益32,117百万円（+11.3％）、セグメント利益10,447百万円（+13.7％）
  • 介護・福祉事業：売上6,001百万円（+3.6％）、売上総利益2,344百万円（+4.2％）、セグメント利益516百万円（+18.2％）
• 財務の解説：
  • 売上増は主に医療機器分野の症例回復や子会社の取り込み。販管費は人件費・IT・倉庫管理コスト増で増大するも、増収により営業利益は拡大。営業CFは補助金受取や税金還付等で改善し、現金は増加。自己資本比率は改善したが依然低水準。

配当

• 配当実績と予想：
  • 2025年6月期：中間 0円、期末 20円、年間合計 20円（前期21円→減配）
  • 配当総額：444百万円（連結）
  • 配当性向（連結）：32.3％（目標：連結で配当性向30％以上を目途）
  • 配当利回り：–（株価情報なしのため算出不可）
• 特別配当の有無：無
• 株主還元方針：連結配当性向30％以上を目途、内部留保は業界再編等への備え。自社株買いは記載なし。

セグメント別情報

• 医療機器販売事業（基幹）
  • 売上高：282,688百万円（前期比＋11.3％）
  • セグメント利益：10,446.7百万円（前期比＋13.7％）
  • 動向：手術室関連・循環器関連製品の販売好調、マコト医科精機の備品・大型備品販売寄与
  • 戦略：ASOURCE® DATABASE等を軸にSPDや手術室運営支援「SURGELANE®」等ソリューション提供を強化
• 介護・福祉事業
  • 売上高：6,001百万円（前期比＋3.6％）
  • セグメント利益：515.9百万円（前期比＋18.2％）
  • 動向：備品・ストーマ製品が堅調、レンタル事業含め増収
• セグメント戦略総評：医療機関向けの包括的ソリューション（IT・物流・価格最適化）で経営改善提案を推進。規模拡大と専門子会社の活用によるシェア拡大を狙う。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：資料中では「地域医療への貢献」を掲げ、ASOURCE®等のソリューションを基盤とした事業拡大を目標。定量的中期KPIは決算短信に記載なし（→進捗評価は定性的）。

競合状況や市場動向

• 競合他社との比較：同業他社との定量比較データは決算短信に記載なし（→相対評価は–）。
• 市場動向：診療報酬改定、医師の働き方改革、医療DX推進等により医療機関が効率化を求める環境。メーカーの取引先集約や業界再編の動きで競争が激化する見込み。高コスト環境（資源高・円安・金利上昇）がマイナス要因。

今後の見通し

• 業績予想（2026年6月期：連結、単位：百万円）
  • 売上高：305,000（前期比＋5.6％）
  • 営業利益：1,750（前期比△6.7％）
  • 経常利益：2,300（前期比△5.1％）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：1,300（前期比△5.5％）
  • 1株当たり当期純利益：58.46円
• 予想の前提条件（短信記載の要点）
  • 検査・手術症例の回復は緩やかに継続すると想定
  • 人件費（ベースアップ）、ITセキュリティ・基幹システム投資、物流コスト上昇を見込む
  • 為替・原材料価格・金利動向が影響要因
• 予想の信頼性：過去の予想達成傾向の詳細は短信に記載なし（→信頼性評価は–）。予想は増収だが利益面はコスト増を織り込んだ保守的な面あり。
• リスク要因：
  • 為替変動、原材料・資源価格上昇、金利上昇
  • 医療機器メーカーの取引先集約・競争激化
  • 医療機関の設備投資抑制や診療報酬動向
  • 連結子会社の統合・事業再編に伴う一時費用

重要な注記

• 会計方針：変更なし（会計基準等の改正に伴う変更も無）。
• 連結範囲の変更：期中に3社を新規連結（㈱つむぐメディカル、メディアスグループ物流準備㈱、ミウル・ヘルスケア㈱）。連結子会社の決算期変更等あり。
• 重要な後発事象：2025/7/1付で物流部門を子会社に承継（吸収分割）→メディリスロジ株式会社として物流機能を集約、同日付で栗原医療のコントラクト事業を分社化（㈱レップス）。いずれも共通支配取引として処理予定。
• その他：役員異動予定（2025年9月26日付予定で数名の取締役交代・新任）。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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