(訂正・数値データ訂正)「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正に関するお知らせ
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 売上高は会社公表の通期予想に対して達成率102.9%で「やや上振れ」。市場コンセンサスは不明(―)。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高+19.0%、営業利益+34.8%、親会社株主に帰属する当期純利益+176.8%)。
- 注目すべき変化: 受託開発・既存契約による「ソフトウェアサービス事業」の売上・利益が大幅増(売上+51.6%、セグメント利益+182.8%)。一方で「製品」「ディストリ」セグメントは共通コスト増等によりセグメント損失に転化。特別利益(役員退職慰労引当金戻入等)も純利益押上げに寄与。
- 今後の見通し: 2026年3月期会社予想は売上高微増(+5.1%)だが、積極投資による費用増を見込み営業利益は大幅減(96M→6M、△93.8%)、当期純損失23Mを見込む(利益変動が大きい)。通期達成可能性は投資(人員・管理強化)とロイヤルティ継続に依存。
- 投資家への示唆(中立・確認事項): キャッシュ・自己資本は良好で財務は安定(自己資本比率69.4%)。ただし利益の変動要因(特別項目・税効果・投資先行コスト)とセグメント間の明暗が大きく、今後は中期経営計画(2026–2028、2028年売上50億目標)の進捗・費用対効果を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社ユビキタスAI(コード 3858、東証スタンダード)
- 主要事業分野: 組込み向けソフトウェア製品開発・販売、海外ソフトウェアの輸入販売・サポート、受託ソフト開発、統計・数値解析ソフト販売(4セグメント)
- 代表者名: 代表取締役社長 長谷川 聡
- その他: 中期経営計画(2026〜2028)を策定中、2028年売上高50億円目標
- 報告概要:
- 提出日: 決算短信公表 2025年5月20日(後に一部訂正の公表あり:2025年6月26日付で訂正の告知)
- 対象会計期間: 2024年4月1日〜2025年3月31日(通期、連結)
- 決算説明会: 無(補足資料作成有)
- セグメント(報告セグメント4つ):
- ソフトウェアプロダクト事業: 組込みネットワーク、セキュリティ・RTOS、高速起動、DB等の自社開発ソフト販売・ロイヤルティ
- ソフトウェアディストリビューション事業: 海外ソフトの輸入販売・テクニカルサポート・カスタマイズ
- ソフトウェアサービス事業: 受託設計・開発、データコンテンツのライセンス(例: 車載向け等)
- データアナリティクス事業: 統計・数値解析、画像解析ソフト販売(ライトストーン)
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末): 10,459,000株(自己株式117株)
- 時価総額: –(株価情報は資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会: 2025年6月27日(予定)
- 有価証券報告書提出予定日: 2025年6月30日
- IRイベント: 決算説明会「無」、補足資料は作成有
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表値・達成率)
- 売上高: 実績 4,138,789千円、会社通期予想に対する達成率 102.9%(上振れ)
- 営業利益: 実績 96,498千円、会社予想との比較(当期は会社予想比達成率明記なし)→会社の次期予想は大幅減益見込みのため今期は通期で上振れ
- 純利益: 実績 親会社株主に帰属する当期純利益 91,084千円(会社予想達成率の記載なし)
- サプライズの要因:
- 売上は複数セグメントで増加(とくにサービス事業の大幅増)により上振れ。
- 当期純利益は特別利益(役員退職慰労引当金戻入 45,465千円等)や法人税等調整の影響を受け増加。
- 一方でセグメント共通コスト増等により一部セグメントは損失化。
- 通期への影響:
- 2026年3月期は「管理機能強化」「人材採用」など投資を通期で行うため会社は大幅な利益減(営業利益6,000千円、当期純損失23,000千円)を予想。達成可否は新規案件・既存ロイヤルティ継続・採用費用の執行状況に依存。
財務指標(主要点)
- 財務諸表要旨(連結、千円)
- 売上高: 4,138,789(前期 3,478,999、増減率 +19.0%)
- 営業利益: 96,498(前期 71,568、増減率 +34.8%)
- 経常利益: 92,889(前期 87,649、増減率 +6.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 91,084(前期 32,900、増減率 +176.8%)
- 1株当たり当期純利益(EPS): 8.71円(前期 3.15円)
- 総資産: 3,450,476千円(前期 3,732,456千円、減少)
- 純資産: 2,396,048千円(前期 2,333,422千円、増加)
- 自己資本比率: 69.4%(前期 62.5%)← 69.4%(安定水準:≥40%)
- 現金及び現金同等物(期末): 1,341,054千円(前期 1,401,217千円)
- 営業活動によるCF: +137,876千円(前期 +188,198千円)
- 収益性(指標)
- 売上高増減: +19.0%(+659,790千円)
- 営業利益率: 96,498 / 4,138,789 = 約2.3%(前期 約2.1% → やや改善)
- 経常利益増減: +6.0%(+5,240千円)
- 当期純利益増減: +176.8%(+58,184千円)
- EPS: 8.71円(前期 3.15円)
- 進捗率分析(四半期決算向け項目):
- 該当なし(本資料は通期決算。四半期進捗率分析は―)
- 財務安全性
- 自己資本比率: 69.4%(安定水準)
- 負債合計 / 総資産: 1,054,428 / 3,450,476 = 約30.6%(負債は相対的に低水準)
- 流動比率(流動資産/流動負債): 2,513,353 / 730,717 = 約344%(流動性良好)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産): 4,138,789 / 3,450,476 = 約1.20回
- 売上高営業利益率の改善はあるが絶対水準は低め(約2.3%)
- セグメント別(売上高・営業利益)
- ソフトウェアプロダクト: 売上 899,457千円(+30.5%)、セグメント損失 △28,115千円(前期は+17,414千円の利益)
- ソフトウェアディストリビューション: 売上 1,318,589千円(+6.1%)、セグメント損失 △45,730千円(前期 △14,826千円)
- ソフトウェアサービス: 売上 1,005,769千円(+51.6%)、セグメント利益 118,600千円(+182.8%)
- データアナリティクス: 売上 914,973千円(+3.6%)、セグメント利益 51,743千円(+91.3%)
- 財務の解説:
- 全体として売上拡大と受託/ライセンスの好調で利益増。だが製品系・流通系で共通コスト増や自社製品減少があり、セグメント別に業績差が大きい。現金残高・自己資本は健全で、投資余力あり。
配当
- 実績・予想:
- 中間配当: 0.00円、期末配当: 0.00円、年間通期: 0.00円(2025・2024期ともに無配継続)
- 会社方針: 収益基盤強化と事業展開に備えるため内部留保を重視し無配を継続
- 配当利回り: –(配当0のため0%)
- 配当性向: –(配当性向は0%)
- 自社株買い: 記載なし
セグメント別情報(補足)
- ソフトウェアプロダクト事業
- 売上増(ロイヤルティ増)がある一方で自社製品売上減と共通コスト増で赤字化。主要顧客(例: GS社等)依存の度合い有り。
- ソフトウェアディストリビューション事業
- 既存顧客ロイヤルティや受託前倒しで売上増だが、共通コスト増で損失拡大。
- ソフトウェアサービス事業
- 受託開発・データコンテンツが大幅に拡大。収益貢献が大きく増加。
- データアナリティクス事業
- パッケージ・画像解析ソフトの販売増で堅調推移。
- 戦略: 会社はグループ管理強化・人材採用を行い、中期での成長(オーガニック+M&A)を目指す。短期では投資先行で利益率低下見込み。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 2026〜2028を新計画として策定中。2028年売上目標 5,000百万円(50億円、オーガニック+M&A想定)。後日正式公表予定。
- KPI達成状況: まだ公表段階のため進捗は不明だが、2026期は投資先行で利益を圧迫する見込み(計画に向けた先行投資)。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較: 本資料に競合比較は無し。組込みソフト/解析ソフト市場は顧客・用途別で競争激しく、ロイヤルティ収入の維持が重要。
- 市場動向: 自動車・IoT向けセキュリティ/コネクティビティ需要を見込み、同分野の拡販を狙う。受託開発とパッケージの需要は堅調。
今後の見通し
- 2026年3月期予想(会社)
- 売上高: 4,349,000千円(前期比 +5.1%)
- 営業利益: 6,000千円(前期比 △93.8%)
- 経常利益: 5,000千円(前期比 △94.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純損失: △23,000千円(前期は利益91,084千円)
- 予想の前提: グループ管理強化および事業部門での積極採用に伴う費用増を織り込む。既存顧客のロイヤルティ・受託案件の継続を前提。
- 予想の信頼性: 過去の業績は特別利益等で変動が大きく、予想も投資先行のため変動リスクあり(保守的/投資先行の性格を帯びる)。
- リスク要因: 特別利益/損失の発生、主要顧客依存、採用・管理強化の費用増、M&Aの実行リスク、為替・ソフト供給側の環境変化等。
重要な注記
- 会計方針: 期首から「法人税等に関する会計基準等」を適用(連結財務諸表への影響は無しと記載)。
- 訂正のお知らせ: 2025年6月26日付で、2025年5月20日公表の「2025年3月期 決算短信(連結)」に関し、ソフトウエアの会計処理(ソフトウエア仮勘定から費用として処理)に誤りが判明し訂正を実施。訂正後の数値データを送信(本まとめは訂正後の数値に基づく)。
- その他重要事項: 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査対象外と明記。
(注)不明または資料に記載のない項目は「–」で表示しています。数字は原資料(千円単位)を要約。財務比率の目安:自己資本比率69.4%(安定水準)、流動比率約344%(流動性良好)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3858 |
| 企業名 | ユビキタスAI |
| URL | https://www.ubiquitous-ai.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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