2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社側の通期予想に対する修正は無し。中間実績は「概ね会社予想どおり」の進捗(市場コンセンサスは–)。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高+4.5%、営業利益+12.7%、親会社株主帰属中間純利益+21.2%)。
- 注目すべき変化: 微粒子計測器事業は売上増だが利益は減少(設備投資・開発費の増加が要因)。医療機器事業は売上・利益ともに大幅増。包括利益は+28.7%で拡大。
- 今後の見通し: 通期業績予想(売上 28,900 百万円、営業利益 4,400 百万円、親会社帰属当期利益 3,150 百万円)は据え置き。中間の進捗は売上47%、営業45%、純利益46%で、おおむね計画的進捗。
- 投資家への示唆: 財務の安全性(自己資本比率82.1%)と手元流動性は高く、配当(年間70円)も維持予想。半期で業績は拡大しており、事業ごとの投資や新製品投入の状況が今後の利益率に影響する点に注目。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: リオン株式会社(RION Co., Ltd.)
- 主要事業分野: 微粒子計測器事業、医療機器事業(補聴器、医用検査機器等)、環境機器事業(騒音・振動計測機器等)
- 代表者名: 代表取締役社長 加藤公規
- 報告概要:
- 提出日: 2025年10月30日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間期) 2025年4月1日〜2025年9月30日(連結)
- セグメント:
- 微粒子計測器事業: 半導体関連等向けの微粒子計測装置等
- 医療機器事業: 補聴器、医用検査機器等
- 環境機器事業: 騒音・振動計測機器等
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末): 12,347,700株(2026年3月期中間期末)
- 期末自己株式数: 17,382株
- 期中平均株式数: 12,322,984株
- 時価総額: –(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算報告書提出予定日: 2025年11月13日
- 配当支払開始予定日: 2025年12月1日
- その他IRイベント: 決算説明会(アナリスト向け)あり
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(当中間期間: 単位 百万円)
- 売上高: 13,621(前年同期 13,040、増減 +580、+4.5%)→ 通期予想 28,900 に対する進捗 47.1%
- 営業利益: 1,984(前年同期 1,761、増減 +223、+12.7%)→ 通期予想 4,400 に対する進捗 45.1%
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 1,451(前年同期 1,197、増減 +253、+21.2%)→ 通期予想 3,150 に対する進捗 46.1%
- サプライズの要因:
- 増収の主因は微粒子計測器事業の設備需要継続と医療機器事業(新製品寄与)の好調。
- 微粒子計測器事業は売上は増加したが、設備増強や先端機種関連の開発投資増加で営業益は前年同期割れ(セグメント別では微細化対応設備投資等が利益抑制)。一方で医療機器事業は新製品投入等で利益が大きく改善。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。中間進捗は概ね均等配分に近く、現時点で通期予想達成の可能性は妥当と判断している(ただし半導体関連需要や設備投資の変動が短期で影響し得る)。
財務指標
- 貸借対照表(主要項目、単位: 千円)
- 総資産: 39,665,023 千円(=39,665 百万円)
- 純資産: 32,564,926 千円
- 自己資本比率: 82.1%(安定水準)
- 損益計算書(当中間期間 vs 前中間期間、単位: 千円→百万円換算は資料参照)
- 売上高: 13,621,448 千円(前年同期 13,040,586 千円、+4.5% / +580 百万円)
- 営業利益: 1,984,967 千円(前年同期 1,761,630 千円、+12.7%)
- 経常利益: 2,031,931 千円(前年同期 1,802,631 千円、+12.7%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 1,451,288 千円(前年同期 1,197,736 千円、+21.2%)
- 1株当たり中間純利益(EPS): 117.77 円(前年同期 97.27 円)
- キャッシュフロー(単位: 千円)
- 営業活動によるCF: +1,993,695 千円(プラス)
- 投資活動によるCF: △380,430 千円(流出)
- 財務活動によるCF: △520,202 千円(流出)
- 現金及び現金同等物の期末残高: 7,214,055 千円(7,214 百万円)
- 進捗率分析(通期予想に対する当中間進捗)
- 売上高進捗率: 47.1%(過去同期間の典型的な進捗に近い)
- 営業利益進捗率: 45.1%
- 純利益進捗率: 46.1%
- 財務安全性:
- 自己資本比率 82.1%(安定)
- 負債合計: 7,100,097 千円(自己資本に比べ低水準)
- 流動比率: 流動資産 23,514,169 千円 / 流動負債 4,849,721 千円 ≒ 485%(非常に高い流動性)
- 効率性:
- 売上高営業利益率(当中間): 1,984,967 / 13,621,448 ≒ 14.6%(前年同期 13.5%)
- セグメント別(当中間、単位: 千円)
- 微粒子計測器事業: 売上 4,977,778、セグメント利益 1,305,799(前年売上増だが利益減)
- 医療機器事業: 売上 6,061,138、セグメント利益 592,531(売上・利益ともに増加)
- 環境機器事業: 売上 2,582,531、セグメント利益 86,636(増収増益)
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当(予想): 35 円(2026年予想)
- 期末配当(予想): 35 円(2026年予想)
- 年間配当予想: 70 円(2026年予想、2025年実績も70円)
- 配当利回り: –(株価によるため資料に記載なし)
- 配当性向(会社予想ベース): 通期予想 EPS 255.54 円 に対し配当70円 → 配当性向 約27.4%(目安)
- 特別配当: 無し
- 株主還元方針: 自社株買い等の記載なし(現状は配当維持)
セグメント別情報
- 微粒子計測器事業:
- 売上: 4,977,778 千円(前年同期比増)
- 利益: 1,305,799 千円(前年同期比減:▲12.9%程度)
- コメント: 半導体向けの設備投資需要継続で売上拡大。ただし高度機種対応や設備増強・開発投資が利益を圧迫。
- 医療機器事業:
- 売上: 6,061,138 千円(前年同期比増)
- 利益: 592,531 千円(前年同期比大幅増)
- コメント: 新製品投入(補聴器等)や医療検査機器の販促・更新案件獲得が寄与。
- 環境機器事業:
- 売上: 2,582,531 千円(前年同期比増)
- 利益: 86,636 千円(増益)
- コメント: 海外(欧州・中国)や国内のインフラ関連投資回復で売上増、業務効率改善で利益回復。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 当該中間期における変更は無し。新規事業追加・除外も無し。
- KPI達成状況: 通期業績目標に対する中間進捗はおおむね順調。微粒子事業の利益率改善は中期課題。
競合状況や市場動向
- 競合比較: 資料内に同業他社比較は無し。半導体関連や医療機器市場の需要回復が追い風。
- 市場動向: 半導体製造ラインの高性能化・微細化に伴う微粒子計測需要、医療機器の機器更新・新製品需要が主要ドライバー。景況感や設備投資サイクルに依存。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(会社予想): 売上 28,900 百万円(+3.7%)、営業利益 4,400 百万円(+9.1%)、親会社株主に帰属する当期利益 3,150 百万円(+10.1%)→ 予想値は据え置き(修正無し)
- 会社予想の前提: 市場説明文では半導体関連需要や新規案件獲得、製品投入を前提に増収を見込む旨記載(為替等の具体前提は明示無し)。
- 予想の信頼性: 中間進捗は概ね均等配分に近く妥当とされるが、半導体投資や設備更新の変動が短期的に影響し得るため注意。
- リスク要因: 半導体設備投資のブレ、為替変動、原材料・部品価格、各国の規制・認証遅延等。
重要な注記
- 会計方針の変更: 無し
- 連結範囲の変更: 無し
- その他: 第2四半期決算短信は公認会計士のレビュー対象外との注記あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6823 |
| 企業名 | リオン |
| URL | http://www.rion.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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