2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想との乖離はなく「ほぼ当初予想どおり」。市場予想との比較は情報なし(–)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比 +0.4%、営業利益 −5.1%、経常利益 −30.8%、当期純利益 −29.7%)。
- 注目すべき変化:営業外の為替影響が大きく変動。前期にあった為替差益が消え、当期は為替差損計上(経常利益の大幅減の主因)。セグメントでは海外建設機械は増収だが、国内建設機械が減少。産業機械は増収増益。
- 今後の見通し:通期予想(通期売上 55,000 百万円、営業利益 6,920 百万円等)は修正なし。Q1の通期進捗は売上で約24.1%と概ね均等進捗(四半期4分割想定の25%付近)。
- 投資家への示唆:短期的には為替動向と原材料価格の推移、それらの価格転嫁の進捗が業績に直結。中期的には「中期ビジョン2027」で海外建設機械ルートと国内産業機械ルートを成長領域と位置づけ、人的資本投資・研究開発投資を継続している点を注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社AIRMAN
- 主要事業分野:建設機械事業(エンジンコンプレッサ、エンジン発電機、高所作業車等)/産業機械事業(モータコンプレッサ、非常用発電機、部品、サービス等)
- 代表者名:代表取締役 社長 佐藤 豪一
- URL:https://www.airman.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年7月30日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日〜2025年6月30日)
- 決算説明会:開催なし(決算補足説明資料は作成)
- セグメント:
- 建設機械事業:製品(エンジンコンプレッサ等)、部品、サービス。国内需要は弱含みだが、東南アジア・中近東等は堅調。
- 産業機械事業:モータコンプレッサ等、部品・サービスも含む。直販の非常用発電機や部品・サービスが寄与。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:30,165,418株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:2,659,294株
- 期中平均株式数(四半期累計):27,503,049株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 次回決算発表等:特記事項なし(通期予想は未修正)
- 株主総会・IRイベント:–(該当情報なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較:直近公表の業績予想(第2四半期累計・通期)に変更なし。Q1実績は会社見通しと整合的(会社コメント:「ほぼ当初の予想どおりに推移」)。
- 市場予想との比較:情報なし(–)。
- 実績(Q1):売上高 13,254 百万円(達成率:通期予想に対して約24.1%)、営業利益 1,614 百万円(通期に対して約23.3%)、親会社帰属四半期純利益 1,090 百万円(通期に対して約22.4%)。
- サプライズの要因:前年同期にあった為替差益(約464.7 百万円)が当期は発生せず、むしろ為替差損(126.3 百万円)が発生したことが経常利益・純利益の大幅減の主因。加えて人的資本・成長投資による販管費増や原材料高が影響。
- 通期への影響:会社は通期見通しを維持。為替や原材料動向が大きな不確実要因で、これらが安定すれば通期見通しは達成可能と会社は判断している(ただし外部リスク次第)。
財務指標(要点)
- 損益(当第1四半期累計:2025/4/1–6/30)
- 売上高:13,254 百万円(前年同期比 +0.4% / +58 百万円)
- 売上総利益:3,637 百万円(前年同期 3,554 百万円)
- 営業利益:1,615 百万円(前年同期比 −5.1% / △87 百万円)
- 営業利益率:12.2%(前年同期 12.9%、約0.7ポイント低下)
- 経常利益:1,543 百万円(前年同期比 −30.8%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,091 百万円(前年同期比 −29.7%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):39.67 円(前年同期 55.89 円、約−29%)
- 進捗率分析(通期予想に対するQ1進捗)
- 通期売上予想 55,000 百万円に対する進捗:13,254 / 55,000 = 24.1%(四半期均等想定の25%に近い)
- 通期営業利益予想 6,920 百万円に対する進捗:23.3%
- 通期純利益予想 4,870 百万円に対する進捗:22.4%(やや低め)
- 過去同期間進捗との比較:概ね通常ペース(ほぼ四半期均等)だが、利益は為替影響でやや遅れ。
- 財政状態(当第1四半期末 2025/6/30)
- 総資産:64,055 百万円(前期末 64,205 百万円)
- 純資産:41,368 百万円(前期末 41,040 百万円)
- 自己資本比率:64.3%(安定水準。前期末 63.7%)
- 流動資産:46,577 百万円 / 流動負債:12,287 百万円 → 流動比率 ≒379%(良好)
- 有利子負債(注目項目):長期借入金 7,374 百万円、短期借入金 222 百万円、社債等(合計の把握は資料参照)
- 負債比率(負債合計 22,687 百万円 / 純資産 41,368 百万円):約54.8%(適度)
- 効率性:
- 総資産回転率(簡易):売上高 13,254 / 総資産 64,055 ≒ 0.21(四半期ベース)
- セグメント別(Q1)
- 建設機械事業:売上 10,732 百万円(−1.7%)、セグメント利益 1,698 百万円(+2.9%)
- 国内建設機械:4,707 百万円(−7.1%)
- 海外建設機械:6,024 百万円(+3.0%)
- 産業機械事業:売上 2,522 百万円(+10.6%)、セグメント利益 451 百万円(+6.2%)
- 財務の背景解説:
- 為替差益→差損の反転が経常利益に直結。原材料高への販売価格転嫁を進めているが、販管費(人件費・研究開発等)の先行投資で営業費用は増加。
配当
- 配当実績/予想:
- 2025年3月期実績:第2四半期 20.00 円/期末 37.00 円/年間合計 57.00 円
- 2026年3月期(予想):第2四半期 20.00 円/期末 40.00 円/年間合計 60.00 円(前回発表から修正なし)
- 配当性向(予想ベース):通期EPS 177.09 円に対し年間配当 60 円 → 配当性向 約33.9%(中程度)
- 株主還元方針:特別配当及び自社株買いの記載なし(現時点では無し)。
セグメント別詳細
- 建設機械事業(主力):売上は国内の工事停滞で低下したが、海外(東南アジア・中近東等)は堅調。利益は原材料高の転嫁や棚卸資産調整等で増益。
- 産業機械事業:モータコンプレッサの国内需要は弱いが、非常用発電機や部品・サービスが寄与し増収増益。
- 戦略:中期ビジョン2027で「海外建設機械ルート」と「国内産業機械ルート」をコア成長領域に据え、組織改革と成長投資を進行中。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「中期ビジョン2027」(2026–2028年度)を新たに策定。海外拡大を主軸に組織・販売ルート整備、投資を実施。
- KPI達成状況:個別KPIは未開示のため –。投資増(人件費、R&D)は中期成長に向けた先行投資と位置づけ。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との相対比較データは資料に記載なし(–)。
- 市場動向:国内は建築・土木分野の需要は継続するが人手不足・資材高により停滞感。海外は地域別に差(北米は在庫調整で苦戦、東南アジア等は堅調)。外部リスクとして米国の関税政策や中東情勢を挙げている。
今後の見通し
- 業績予想の修正:直近の業績予想(第2四半期累計・通期)は修正無し。
- 会社予想の前提:為替や原材料価格等の前提は決算補足資料に記載(詳細は添付資料参照)。為替変動が見通し達成の鍵。
- 予想の信頼性:Q1は会社見通しと整合。過去の予想達成傾向の記載はなし(–)。
- リスク要因:為替変動、原材料価格高騰、米国関税政策、中東情勢、北米のレンタル市場の在庫調整、国内工事の遅延等。
重要な注記
- 会計方針の変更:在外子会社等の収益及び費用の換算方法を「決算日の直物為替相場」から「期中平均相場」に変更(遡及適用)。比較数値に影響(前第1四半期で売上高・営業利益が若干減少する影響)。
- 為替影響の実務:前期は為替差益(約464.7 百万円)があったが、当期は為替差損(約126.3 百万円)を計上。四半期ベースで業績が大きく変動する要因である点に留意。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6364 |
| 企業名 | AIRMAN |
| URL | https://www.airman.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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