2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期計画からの修正は無し、当第1四半期の業績は「概ね当初計画どおり」としており、サプライズはなし(ほぼ予想どおり)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高 +11.4%、営業利益は前年同期の営業損失から黒字化)。
- 注目すべき変化:前年同期は営業損失▲190百万円だったが、今期は営業利益17百万円へ大幅改善(営業面での構造改善と不具合対応の収束が要因)。各セグメントではSI事業が黒字転換(前年同期は損失)。
- 今後の見通し:通期予想(売上高22,500百万円、営業利益1,100百万円)に対する進捗は売上高で約22.8%、営業利益で約1.6%と低め(同社も第4四半期偏重の季節性を指摘)。現時点で予想修正は無し。
- 投資家への示唆:第1四半期での黒字化はポジティブな兆候だが、通期達成には第4四半期に利益計上が集中する既存の季節性と大型案件の進捗管理が鍵。受注残やセグメント別の利益動向を引き続き確認する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:キーウェアソリューションズ株式会社
- 主要事業分野:システム開発、SI(システムインテグレーション)、保守・サポート等の情報サービス
- 代表者名:代表取締役社長 三田 昌弘
- 上場市場・コード:東証(東) 3799
- URL:https://www.keyware.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
- セグメント:
- システム開発事業:受注開発型ソフトウエア開発(運輸系・医療系等)
- SI事業:インフラ構築、基幹システム導入など(ERP、クラウド移行等)
- その他事業:サポートサービス、パッケージ製品等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):9,110,000株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:760,673株
- 平均株式数(四半期累計):8,349,327株
- 時価総額:–(資料に未記載)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無
- 株主総会・IRイベント等:–(資料に明記無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ。四半期別予想は開示なし):
- 売上高:5,132百万円(前年同期比 +11.4%)。通期予想22,500百万円に対する進捗率 22.8%(通常ペースより第1四半期は低め、同社も第4四半期偏重と説明)。
- 営業利益:17百万円(前年同期は▲190百万円)。通期予想1,100百万円に対する進捗率 1.6%(低い)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:45百万円(前年同期は▲34百万円)。通期予想800百万円に対する進捗率 5.7%。
- サプライズの要因:
- 主因は売上高増加と、前期に発生していた不具合対応費用等の収束による損失縮小。
- セグメント別ではSI事業の改善(黒字化)・システム開発事業の売上進捗が寄与。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正無し。第4四半期に利益が集中する事業特性のため、Q1の低い営業進捗は想定内という立場。
財務指標
- 財務諸表(主要ポイント、単位:百万円/資料は千円単位を百万円換算可)
- 売上高:5,132(第1Q)
- 営業利益:17
- 経常利益:64
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:45
- 総資産:10,256(第1Q末)
- 純資産:7,341(第1Q末)
- 収益性(当第1四半期/前年同期比較)
- 売上高:5,132百万円(+11.4%/+526百万円)
- 営業利益:17百万円(前年同期は▲190百万円 → 増加。営業利益率 0.34%(算出: 17/5,132))
- 経常利益:64百万円(前年同期は▲56百万円 → 増加)
- 四半期純利益:45百万円(前年同期は▲34百万円 → 増加)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):5.44円(前年同期 △4.23円)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:22.8%(5,132/22,500)
- 営業利益進捗率:1.6%(17/1,100)
- 純利益進捗率:5.7%(45/800)
- 比較コメント:第1四半期は季節性で進捗が低い期であり、営業利益進捗は特に低い点は通年での第4四半期偏重を考慮する必要あり。
- 財務の安全性
- 自己資本比率:71.6%(安定水準。目安:40%以上で安定)※良好
- 流動資産:8,123百万円、流動負債:2,555百万円、流動比率(概算):318%(流動性は良好)
- 負債合計:2,915百万円、純資産7,341百万円 → 負債比率(負債/純資産)約39.7%(過度なレバレッジではない)
- 効率性
- 売上高営業利益率の改善(前年同期はマイナス圏から小幅黒字へ改善)だが、利益率は依然低め(営業利益率 0.3%)。
- セグメント別(第1四半期、金額は百万円、前年同期比%)
- システム開発事業:売上高 3,035(+14.2%)、受注高 3,034(▲1.6%)、セグメント損失 ▲9(前年▲145 → 大幅改善)
- SI事業:売上高 1,504(+10.5%)、受注高 994(+0.9%)、セグメント利益 55(前年▲19 → 黒字転換)
- その他事業:売上高 593(+0.8%)、受注高 712(+20.7%)、セグメント損失 ▲21(前年▲21 → 若干改善)
- 財務の解説:
- 現金・預金は増加(1,863→2,497百万円)、売掛金が減少(6,112→4,832百万円)しており、運転資本改善の兆し。
- 固定資産は若干減少、純資産は利益剰余金の減少で期末比減少(7,569→7,341百万円)。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:年間配当 32.00円(期末 32.00円)
- 2026年3月期(予想):中間 17.00円、期末 17.00円、年間合計 34.00円(直近予想から変更なし)
- 配当性向(通期予想ベース):配当34.00円 ÷ 1株当たり当期純利益予想95.72円 = 約35.5%(目安:30~40%は中間的)
- 配当利回り:–(株価情報未提供のため算出不可)
- 特別配当:無
- 株主還元方針:自社株買い等の記載は無し
セグメント別情報
- セグメント別状況(第1四半期)
- システム開発事業:売上高 3,035百万円(+14.2%)。受注は公共系の反動減を受け受注高微減だが、売上進捗は順調。損失幅大幅縮小。
- SI事業:売上高 1,504百万円(+10.5%)。官公庁向け既存案件拡大などで受注・売上増、黒字転換。
- その他事業:売上高 593百万円(+0.8%)。サポート系が堅調。損失はわずかに縮小。
- 前年同期比較:全セグメントで売上は改善、特にシステム開発・SIでの改善が寄与。
- セグメント戦略:ERPやクラウド移行、パッケージ(Medlasシリーズ等)強化、グループ内再編で技術・ノウハウ集約を進める。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:Vision2026(2023年3月期〜5年計画)を継続。基本方針は「基盤事業の質的転換」「プライムビジネスの拡大」「新領域へのチャレンジ」。
- 進捗状況:第1四半期は「基盤事業の質的転換」に向けた取り組み(パッケージ・クラウド・ERPテンプレート開発、グループ再編)を継続しており、収益改善の兆し(営業黒字化)が見られる。
- KPI達成状況:明示的KPIの数値比較は資料に無し(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:情報サービス業界は底堅い需要が続いており、受注開発ソフトウェアは増勢(総務省データ引用)。
- 競合との比較:同業他社との詳細比較データは開示無し(–)。ERP・クラウド・医療IT分野での差別化(テンプレート、パッケージ強化)が競争力向上のポイント。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想に修正は無し(売上高22,500百万円、営業利益1,100百万円、経常利益1,150百万円、当期純利益800百万円、1株当たり当期純利益 95.72円)。
- 会社の前提:第4四半期偏重の事業特性を前提としており、当第1四半期の低い進捗は想定範囲内。
- 予想の信頼性:会社は現時点で予想修正不要と判断。過去の予想達成傾向の記載は無し(–)。
- リスク要因:
- 大型案件の受注・進捗遅延や公共案件の反動減
- マクロ要因(為替・原材料は直接影響小さいが、顧客投資抑制や国際情勢は影響)
- グループ再編・子会社吸収後の統合リスク
- 第4四半期への収益集中による年度末リスク
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の重要な変更:有(除外1社:キーウェアサービス株式会社。グループ内事業譲渡・吸収合併により報告セグメントの組替あり)
- 四半期キャッシュ・フロー計算書:当第1四半期累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
- 減価償却等:減価償却費 54,428千円、のれん償却額 5,327千円(当第1四半期)
(注記)
- 不明な項目は「–」で記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3799 |
| 企業名 | キーウェアソリューションズ |
| URL | http://www.keyware.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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